2018年10月28日 (日)

春暁オフ番外 バラは美しくエヴァーラスティング 

   この夏は親せきが何度も集まりましたから。

   「まいこさんは首都圏にお住まいだから使ったらよろしいわ」とばかりにもらっちゃいました。首都圏の各私鉄の株主優待券。沿線の商業施設が割引で使えたり、早い話が系列スーパーや百貨店でお買い物が割引になります。
   「わーいありがとうございま-す!」ともらったはいいけど、路線が違うとスーパーもないし。使えねーわとぱらぱらめくっていたら見つけた!

   「京成バラ園入場券」!?

   日本中のバラ園芸の総本山。あのロマンの源あこがれの園の半額入場券ですよ!

   「行きませんか」
   すぐさまライン発信してました。

   だっていつも行先はおんぶにだっこで自分から素敵な行先を提示できたことなかったんだもん。今回は割引チケットも提供できるし!
   ネットで調べたら見てよし食べてよしお買い物してよしのバラのテーマパークみたいになっていて、経路案内でもノイエ・リリエンベルクからは地下鉄から東西線で乗り入れ直通で最寄り駅まで一時間半ぐらいだったし。
   なんと近年はベルばらとコラボしていて、その名の通り「ベルサイユのばら」とか、作中人物のイメージのバラもフランスのメイアン社というこれまたバラ作りの一流ブランドに作ってもらって植えられているという!!!
   「オスカル・フランソワ」というバラがあるって! 当然白薔薇!
   作中、生涯一回だけ女性の服でドレスアップしたオスカルが舞踏会に出かけて、名を隠したまま恋するフェルゼンに踊ってもらう。そのあとで、フェルゼンがあのひとの印象は、とひとに尋ねられて、マリーアントワネットはここベルサイユの赤いばらだが、あの方は白ばらだったとかいうシーン、あれにちなんでいるんですよ! く~~~っ解ってる!
   おまけのそのオスカルをイメージして作った香水や香りのアイテムが商品展開して売店で買えちゃうって!!!

   行かなきゃ。

   おりしも秋バラのシーズン開幕、日程が決まってからは毎日お菓子断ちして晴天祈願してました。

   晴れました(号泣)
   
   もう死んでもいい。

   大好きなお友達と、
   「『Z』の第1話は新米エージェントのZくんがスパイのあぶり出しのために怪しいバラ園芸家に付けられて、最後、敵とわかった監視対象を撃つところで、そのバラ園芸家が青バラを育てていて、やっと咲き初めたバラごと撃っちゃう、
   『撃ったな、私のバラを』
   『そうだ、バラを撃ったんだ』というクライマックスシーンがもう最高!」とか、
   「(生徒会役員がみなバラの名前にちなんで呼ばれている)『マリア様がみてる』はわたしあんまりみてなかったんですがどうですか」
   「わたしもそんなにはまったほうじゃないですが、あれは男が妄想する百合ものとは一線を画してよかったです」
   「ジョジョ作中のスタンド名、『パープルヘイズ』と同じ名前のバラがあるんですが、スタンドのイメィジとはかけ離れた感じで、頭にきてわたし自分でジョジョのスタンド名にちなんだバラを勝手にイメィジしたんですがどうでしょうね、『ゴールド・エクスペリエンス』なんてバラありそうじゃありませんか」
   「女の幸福として、自分の名のバラをささげられるってのは最上級じゃありませんか? あとは、自分の人生をミュージカルにしてもらうとか」
   「それは悲劇の最期を遂げないといけないのでは?」
   などなど言い散らしながらそれなりにお返事もらったりして盛り上がってバラ見てきゃーきゃーいうことができてとっても楽しかったです。
   竜胆に朝顔秋薔薇過ちて
    青てふ色に咲き出づるべし     舞音

   残念ながら青薔薇って今現在は紫のバラだけど。
   そうそう、紫のバラといえば「ガラスの仮面」。まだ話は進んでいない、続きが読みたいとそこも意見は一致……?
   かぐわしき誘いを受けて訪れし
    憧れの園に憩う一日        舞音

   最寄駅からのプロムナード、「バラの香りが漂ってきます」と口コミ情報を読んでいたのに、
   (桜の葉っぱの匂いだ~そろそろ桜も枯れ葉の季節かな)と思っていたとんまはわたしです。

   「お土産! 絶対これ買って帰るの~~~」とオスカル・フランソワの香りのハンドクリームをお土産にしました。これで明日は会社の熟女たちを魅了するのよ!

   そして、帰りに時間がよかったので、神保町は米沢嘉博図書館で魔夜峰央45周年コミックス刊行100冊記念の原画展見てきました。代表作「パタリロ」の2話? サブタイトルが「墓に咲く薔薇」だったわね。VTRで漫画の描き方を語るみーちゃん永遠の28歳荒木神には負けますがまだまだイケてました。
 

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2018年4月 5日 (木)

おいしいランドマーク

   あんまり受けなかったエイプリルフールについてはサクっと忘れることにして。

   この冬のこのあたりの話題と言えば、あまりの豪雪に小田急バスのノイエ・リリエンベルク発ヴァイトフェルト方面線がなんと迂回
   「甘木高校の前の坂が登れないので迂回します。ナーギとの市境、ウンターラーオまでふつうに行ったところで左に折れて、緩やかな坂を通って2丁目まで上がって、そこからは最後、終点のヴァイトフェルトには行きます」って運転手さんが。
   じゃー終点の我が家には行くのねと乗り込んで。どこで曲がるのかと思ったら、角曲がってすぐの角でまた左へ折れて、いつも山から下りて徒歩で駅へ出てくるときの道を通るようでした。

   「虎ちゃんが教えてくれた道だったよ」

   さもありなん。引っ越してからしばらく虎美がウロウロして、一番アップダウンなくストレスフリーで駅まで出られる道を開拓して教えてくれたんでした。お兄ちゃんは多少アップダウンはあってもまっすぐ駅まで行ける道を行っている模様。時々駅で待ち合わせて一緒に帰ってくる(駅前で買ったものを自転車に乗せてくれる)時に使うルートはまた別だから。
   いやこの丘陵地帯、いつものバスルートは下ったと思ったらもいっぺん上ってバスは尾根道を行くからすっごく体力より精神がやられるので。歩きの時にはもっと位置エネルギー的にロスのないルートを通りたいでしょう。人情として。

   そして、普段なら、できるだけ人通りの多いところを通りたいのが商売なので、バスは多少起伏があっても尾根道を通っていくのですが、このとんでもない雪の時には無理! 解るわ! 

   ということで、1月のあの豪雪から暫くはうちへ帰る道は(朝の出勤時も!)バスも迂回していたのでした。

   「ゴルドベルクは通りますか?」
   「済みません、通りません。ウンターラーオから入ったすぐ、ハムやさんの角で折れてもう一本向こうを通るんです」

   暫くはターミナルで発車前にそういう会話を聞きました。
   このルート、通常は途中で坂の途中、ゴルドベルクの所から左へ折れて更に一山上がって、ゴルドベルク中と甘高のある最高点あたりまで上ったところで下りに転じ、一山下りたところで虎ちゃんのルートに合流して、そこから2丁目、1丁目とゆるゆるまた上って終点ヴァイトフェルトなのよね。
   ゴルドベルクで折れないでまっすぐ上ると、今度は虎ちゃんの行ってた「神奈川の小学校で海抜最高」(教頭先生談)のイーヴィヒベルク小学校前に出ます。そこからはもう上らないで、前のおうちのあったイーヴィヒベルクで一番賑やかなあたりを通って、また山を下り、ヴェスティクターア小学校の前を通ってしばらく行ってまた山を登ってジャイアンツランドを目指すジャイアンツランド線になるんですが……これは雪が残ってる間どうしてたんだろ。完全欠航とは聞かなかったから、根性で上ってたんでしょうか。すごいな小田急バス。でも、ジャイアンツランド付近の住宅街の方もゴルドベルク辺りの方もこのバスなかったら駅まで出られないから止まったら暴動ものだと思う……。

   さて、しばらくして迂回が終わったときにはもうホッとして夕食の話題に出したんですが。
   「あの角は確かにハムやさんがあるが、意外とハムやさんの角で通じるみたいだ。いつ聞いてもハムの角で説明していた」
   「まさか」
   ウンターノルドの角にちょうどドイツで修行してきたとおぼしきメルヒェンな建物の手作りハムの店があって。いっぺん買いに行ってみたいけど、お高かったらどうしようと思ってまだ行けてない憧れの店。やっぱ一枚うん百円とかなのかしらとか、ヒモ巻いた塊でしか売ってないのかしらとかいろいろ考えて。でも、PTAとかで聞いてもあそこをひいきしてるとかいう方いらっしゃらなくて、もしかして強気の値段すぎて流行ってないんだったらどうしようとか勝手に気を揉んでいたら、お向かいに別館が出来て、うっそ商売繁盛してるんだ、すごいなって(失敬!)思っていたんですけど、ブレーメンの音楽隊みたいな豚の置物置いてなかったかしら。

   

地味にランドマークだったらしい。まあ、ほんとメルヒェンな建物だし(別館の方も)! ノイエ・リリエンベルクでケーキの有名店というと必ず出てくるあそこと(行ったことないけど)タメを張れる目立つ建物なんじゃないでしょうか。

   「母ったらまた話を盛って、と思って甘高の友達に聞いてみたらやっぱりあの角はハムの角で通じた」と娘言ってました。

   甘高生も知っている。あの角はハムの角

   では今年の目標はあのハムやさんで高級手作りハムを買う事にしましょう!

   そんでもって、仙台における、早乙女家一同がお店の名前で表現できる角は……一番町の佐々重の角! ってのは古き良き仙台観光のランドマークだけども(今もありますよね!?)。

   「J寺に昇る前の角、柿の葉寿司の角!」

   猫科の人たちが通っていた幼稚園の門前にお寿司の店があったんですよ。観光客相手なのかな、でも、幼稚園で行事の時も出てた気がする……J寺じたい観光名所ですけど。いやうちの人間が食べ物の店しか覚えてないって事じゃない……ですよたぶん。

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2017年10月25日 (水)

お前はまだカナガーを知らない

   選挙行ってきました。

   毎度おなじみリリエンベルク・ダービーは今回はひろくんの勝ち。でも、敗れたのりくんの方も2000票差で、比例区で復活してたので、ほんとリリエンベルクは大激戦区みたいです。安倍ちゃんが来るわけだ(未遂。土壇場でユーエンに変更になって暴動寸前になったらしい)。その翌週にはシンジロー、翌日には麻生閣下といやほんと自民党、大物を突っ込んできてました。なんでこんなにと思ったらのりくんがやばかったからか。
   そんでもって結果の出た翌朝にはまだ雨降ってたのにひろくんがお礼のモーニング・スタンディング演説。スゲーなと思ったら火曜にはのりくんの方が報復のスタンディング返し。

   ノイエ・リリエンベルクはマジ激戦区みたいです。

   ひろくんも文教族で、このへんの入学式・卒業式には必ず電報を打って挨拶してるから、中高生にも知名度はあります。ポスターも通年そこら中に貼ってあるから12~18ぐらいのよい子はみんな知ってるみたいよ。その後地元を離れると忘れちゃうみたいだから、選挙権が18才からになったのは意外と政治離れ防止に効いてるかも。

   前置き長いって。

   そんでもって、中学校の前を通ったら、例によってゴルドベルク中学吹奏楽部は「東関東大会出場!」と栄誉の横断幕がフェンスに貼ってありました。ちょ、待て。

   

神奈川県が東関東ってどういうこと!?

   お集まりの紳士淑女の皆さん、神奈川より西の県が関東にありますか!?

   うちに帰って豹太に聞いてみますと、
   「……や、山梨」
   「いやあそこは甲信越で関東ちゃう」
   「グンマーは純粋に緯度からいえば西では?」
   「グンマーは北関東だろう!」
   「……静岡?」
   挙げ句の果てには、
   「……ほら、川崎は神奈川でも東の方だから」
   「相模川を越えた厚木や小田原が西関東なのだな」
   都下でもあきる野市や八王子とかもよっぽど西……ってそんなわけがあるか!

   困ったおかあさん目の前の箱に聞いてみることに。

   東関東吹奏楽連盟のHPに行ってみた!
   ……普通にちょっと見東と見える茨城や千葉、栃木に加えて、我らが神奈川も「東関東吹奏楽連盟」に入っているようでした。
   イヤおかしいだろ。

   一般的には東関東っていわゆるチバラギ、茨城と千葉の事らしいですけどね。あとは全部西関東なんだって。イロイロなのね、とくに、首都圏は周りの県をいろいろ混ぜちゃって、ジャンルごとに定義がブレブレみたいです。新潟とか、山梨とか、ジャンルにより入ったり外れたりいろいろみたいよ。

   と、おかあさんも選挙に行けばネタに当たる話でした。


   

   

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2017年5月 4日 (木)

第5回春暁オフ開催しました

   時間かかっちゃった。

   同好の士いやレディがあつまって1年を思い返しつつ花を見る春暁オフ、本年はとむ影さん慰労のために福島開催となりました!
   いやちょっと往復新幹線は負担大きいかな、と言葉少なに成り行きを見守っていたおかあさんも、会津を中心に5桜を見る! と方針が決まるともう腹をくくって500円玉貯金を始めました。なんとか行ってこられました。……うん、いまちょっと緊縮財政。

   すぐさま「今切符が安いですから、新幹線取りました。5880円」って、ほんと波多利郎さんはフットワークがかるい。
   「あとで郵送します」
   「よーろーしーくー」
   いやー東京駅朝7時44分って、うち出るの6時ぐらい? ちょっときついわと思いつつ、いつもとむ影さんにはそれを強いていたことを思いだしてしばし反省OTL。それなのに毎度遅刻してほんとスイマセンでした。

   さらに、2,3日前には、
   「よければノイエ・リリエンベルクで待ち合わせしませんか」と波多利郎さんからの絶対遅刻は許さないとばかりのお申し出。いやーおかあさん自分で乗り換えナビで調べて、東京駅7時半ぐらいで設定して、6時50分くらいの急行を設定してたんですが。やはりそれぐらいじゃダメ? いつも見込みが甘くて遅刻しちゃうんだけど。できる人は一時間前着を目指すそうですけど。いやー基本的なところから間違ってたのねわたし。

   というわけで、4時15分起き、5時40分出で、バスもなくゴキゲンで駅へ徒歩で向かうおかあさんでした。

   時は戻って前日。お兄ちゃんにはご飯は自力といってあるけど旦那様のために食料を調達して、おやつのお菓子も調達して、あとは寒さ対策カイロと車酔い対策の薬と……

   「充電器買ってないわ!

   いきなり思い立って、小田急のオサレスーパーで買い込んだ生鮮食料品のおおきなレジ袋持ったままDoCoMoショップにのしのし入って番号札取りましたよ!

   「本日の御用は……?」
   「お買い物! 明日旅行行くから充電器と落としても割れないアレ頂戴!」
   カルテ書いて30分ほど待ってたら呼ばれました。
   液晶を保護するシールを選んで貰って。貼るのは自力なんだって。
   「あとはチャージャーです……か?」
   いやー、DoCoMoの人にもいぶかられて。あとで会社の人にも家族にも波多利郎さんにも、なんでそんなところで買ったんだっていわれたけど。
   だってiPhoneじゃないもん! はるばる電器屋さん行ってこんなマイナー機種に対応するものありませんっていわれたら泣く! DoCoMoショップなら契約から機種名調べてくれて、待ってたら、
   「お待たせいたしました! お客様にお使いいただけるのはこちらからこちらでございます」って並べて見せてくれると思ったんだもん! まさか1種類しかないとは。
   まあ、そういうわけで定価で買ってきました。「チャージャー」。思わず、
   「お前は笑点の林屋こん平か!?」と言いたかったけど、こん平がなにかというと「ちゃあざあ村出身」って言ってたのはもしかして前世紀までだったかなーって。まあ、DoCoMoショップの店員さんにするツッコミではないと思って控えました。

   当日は無事に合流できて。東京駅まで出て、ちゃんと乗れました、やまびこ。それで前ポケットに常備の「トランヴェール」を読んだり萌えを語ったりして。

   郡山って近いよね。

   とむ影さんがお車で隣駅までお迎え。赤べこのペイントの可愛い郡山駅から在来線でお隣駅へ移動して無事合流。
   「乗って」と車を示されて、波多利郎さんはさっと助手席に座ったのに、わたしはナニも考えず近い方、運転手の後ろ席の方のドアを開けて中に入り込んじゃった!

   イマドキ就活生でもそんな間違いしないのに! そこは 超! 上座!!

   うちへ帰ってお兄ちゃんに確認したら、口ごもりながら、
   「うちは車で移動しないからあんまり認識しないよね」とフォローしてくれました。

   ううん、知ってた。でも、実践できない知識は知識とは言わないんだよ。ああ、おかあさん最低。ごめんなさい!

   そんでその後何度か降りたのに、移動しようとは思わなかったししなかったんだよね。いやもう面倒。荷物は結局明いてる方の席にみんな載せてたし。いいかーって。ほんと神経がザイル! 恥ずかしい。どうせナヴィ見ても判らないし、方向音痴だから余計なこと言って混乱させるのもよくないし(といっていつもあなた任せであとからついて行っていた)。どうなのよそういう態度はと今回反省しつつ、黙って車窓を見てました。

   福島は平野部はもう散ったところでした。

   「ここは標高も高いです!」

   ソースカツ丼を食べに連れてってくれたサーヴィスエリアは真っ黒になった雪が多少残ってるくらいで!
   「風つめたーい!」
   「だからここはまだ寒いんだって!」
   「滝桜は最後に時間が余ったら寄ろう、まずはこっち!」
   いろいろ作戦会議をしてドライブ。
   それが、とむ影さんもナヴィを見ながらの運転で、
   「どっちかな?」
   【今ノ道ヲ左後方~】
   「ちょっと!」
   「この道でいいんだと思うんですけど」
   波多利郎さんはちゃんとガイドブックも持ってこられて研究の上ご参加です。
   【コノ先ヲ右】
   ……ちょっとナビ子さん不調でした。
   「ちょっとナヴィ見せて」
   「こっちでいいと思うけど」
   と運転しながら前座席でヒソヒソが始まります。
   「お願い車止めてから見て!」
   おかあさん遠慮しつつ声を掛けます。
   【コノ先ヲ左、……右】
   「どっちなの!?」
   ……非常に悩ましい道中でした。実は後部座席で気を揉んでました。

   結局距離と時間と込み加減を考慮に入れて、最初は石部桜、次に日中線の桜並木、次に薄墨桜、最後に滝桜……だったかな?
   石部桜から駐車場への道でピカチュウが出現、横断歩道を渡るのを1回待って3者がスマフォを取り出して黙って画面を必死にスワイプしまくる段も。
   「最近ポケスポットに行っても持ち物がいっぱいだとかで回せないの」と疑問点をぶつけますと、
   「捨てなさい」と、答え一発。
   「卵も時々出るんだけどどうしたらいいの?」
   「孵化器が初期装備であるでしょう?」などなど、どんどん先へと進むのでした。やっぱ、ポケGOはコミュニケーション・ツールになってるなあ。

   石部桜は田んぼの真ん中ににょきっと巨木があり、この里を見守ってきたという感じが出てました。丁度満開。とむ影さんたちのご一家で見に来たときにお子さんが転んで泥まみれになって、それ以来この桜は○○ちゃんが転んだところという枕詞込みで語られることになったとか言う話が披露され、子供の頃のお出かけはそうよね~ともうお互いおおきなお兄ちゃんお姉ちゃんになったお子さん達の昔話に。最年少のうちの子たちでさえもう大学生。お互い自分の楽しみのために生きていい年になりました。


   薄墨桜
はまだ咲いてなかったです。信じられない! でも、会津5桜はふつう全部同時に咲いている事はなく、薄墨桜は中でも例年遅い方だとか。ほんの枝先が5輪ほど咲いていて、今年の東京の開花報告の時に行っていた、「標準木が5輪咲いたら開花宣言」というのを目の辺りにしたカンジ。まだ開花宣言まで行かない段階なのねーと。学業成就、就職祈願に御利益のある会津一の宮と聞いて、

   「お兄ちゃんの就職お願いします」とお灯明を上げてきました。
   売店にチャッカマンで火を点けて貰って、消えないように背中で風から守って後ずさりしながら牛の献灯台? まで戻って、なんとか蝋燭を立ててきました。火が消えてもいいように、売店の神職さんはチャッカマンを持ったまま追っかけてきてくれて、やっぱり会津はひとが優しいと思いました。ほんと。
   数日後、某社から封書が届いていて、
   「(不採用の)お祈り手紙(定型文で最後に貴君の活躍をお祈りしますと書いてあるらしい) か?」と質したところ、
   「内定通知」と言っていたので、御利益はあるみたいです。

   滝桜はライトアップ寸前にたどり着きました。ここだけ観桜券が300円。よく考えると安上がりな花見でした。ハーフカツ丼が400円、ロードサイドのラーメン店にはいってミソラーメンが650円。そんだけ。石部桜の駐車場でお土産800円くらいだったかなー。あとは波多利郎さんが最後にガソリン代で野口を2枚とむ影さんに押しつけてました。わたしもあとで波多利郎さんにお支払いしました。

   コーヒー一杯も飲まずに。とむ影さんさぞ気苦労なさったでしょうにゴメンナサイ。む影さん慰労の地元開催だったのに、幹事&運転手でよっぽど疲れさせちゃった!

   ごめんなさい今度はゆっくりして貰うから!

   でも今回も楽しかった。この道か、あの道か、とキョロキョロしながら街を流す間も、あちらの校庭、こちらの工場の駐車場、そこの小川の堤防と桜が植わっていて、それぞれ満開で、ああなんて豊かな景色だろうとうっとりしていました。

   滝桜の足元はびっしり菜の花が植わっていて。これは背景としてのコントラストなのか、それとも栄養としてあとで地面に鋤き込むのかちょっと考え込みました。そういう感じで、この季節にはお花のお礼肥? とかあげて、この季節は剪定とかして……とかいろいろ花の季節以外にも大変なんだろうなと思って。

   名所なる桜の側に住まふひと
    十と余月をいかで暮らさむ     舞音

   でもあんな桜が側にあったら、花以外の季節も他のひととは感覚が違ってるでしょうね。いいなあ。

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2016年11月29日 (火)

OTKオフ開催しました

   許可はあとで貰う。
   <この項は事実を元に構成しております。平安の昔からレディの日記はフィクションまみれ♪

   小金井の江戸たてもの園が先週末ライトアップというのでどうですかと着信。
   波「紅葉とレトロな町並み」
   ま「レトロ好きです~!」
   と「いってらっしゃ~い」と、とむ影さんは抜きで波多利郎さんと行ってきました!

   ま「路線検索にお願いしたらまず新宿行きに乗ってくださいって言われたんですけど(>_<) 逆方向では?」
   ま「ウンターノルドで乗り換えろという事みたいです。首都圏の乗り換えは奇々怪々
   ま「ジョージなう。なんかドライファルケン止まりしかこない」
   ま「ホーム間違えてました! 乗るはずだった急行が行っちゃったよう!」
   毎度実況しすぎて落ち合う前に電池が尽きるイキオイ。

   波「まだ時間はありますから」
   ……波多利郎さんはともかくとむ影さんも見てて胃が痛くなったんじゃあないかしら。

   例によって疲れ切って落ち合った武蔵小金井、駅前の時計が丁度3時を打つところでした。ギ、ギリセーフだもんッ!

   3時集合というのでイロイロ考えてうちを出るのが12時過ぎ。ところがあの日は首都圏空は晴れ渡り珍しく小春日で気温はぐんぐん上昇……。おかあさんでがけにドラちゃんにもラインして相談。
   ま「なに着ていったらいいの!?」
   虎「あたしおかあさんのワードローブなんかしらん」
   ま「ドラちゃんのコート着てってもいい? あのふわもふの」
   虎「なんでも着てったいいじゃない。茶色のとか」
   ま「ふわもふしか入りませんでしたOTL」

   ところが念のため温かくしてくれる機能性下着やらなにやら着ていったせいか、たてもの園のビジターセンターにはいって荷物を預けるときには、
   波「大丈夫ですか? ……まあ、涼しくなってきたら取りに来ればいいか」
   ま「大丈夫!」というぐらいすっかり汗をかいていたのでした。よっぽどやばいよ! ふわもふコートはリュックと一緒にロッカーに放り込み、おばあちゃんお手製の「ザ・袋物」というかんじのびろうどの手提げ袋にお財布とペットボトルとハンカチだけ入れて身軽になってさあ、観覧、うん、美術館馴れしてきました! って、ここ建物を野外展示してるんだよね……?
   波「本当に寒くないですか?」
   波多利郎さんはダウンのコートを羽織っておられました。
   ま「大丈夫……と思う」
   お手洗いを済ませるとすぐにビジターセンターを出て、まだ明るい中広い園内を散策するのでした。

   ま「わーい! 桜の葉っぱって桜餅の匂いがして好きですー」 
   波「でもこれは八重桜で。ソメイヨシノとは花期がずれていて」
   健脚の波多利郎さんに付いていくのが精一杯で、あー春にもいらしたことがあるのね、ナルホド先導に迷いがない、と思いながらなにも気の利いたことが返せませんでした。勝手に借りたドラちゃんのブーツをぽくぽく言わせながら(やや大きくて足が動いちゃう)いろいろおすすめの建物を案内して貰ってました。
   農家やモダンな大正~昭和期の和洋折衷な邸宅、有名人の邸宅やら茶室やら。

   ま「ねこあつめって毎日公開されるパスワードを入れて、貯まると猫の餌が貰えるんですけど、それが季語とかのことが多くて。今日は『口切り』だったんですけど、たしか、八十八夜に摘んだお茶を壺に入れて封印熟成しといて、この頃に封を切ってお茶にするって日があって。その日に茶室もたしか衣更えで、火もやっと囲炉裏的な床に埋めた方を使うようになって。『口切りの茶事』っていうんじゃなかったかな。先生からはお赤飯だったかおしるこだったかのお振る舞いがあって……」
   波「八十八夜のお茶が今頃新茶なんですか」
   それよりおかあさん大チョンボ。夏の間の掘りごたつみたいに蓋をしてある炉の蓋を取り除いて火を入れる炉開きと口切りは同じ日じゃないです(今調べた)。炉開きは11月の亥の日、口切りは11月中旬だそうで、おしるこしか見てなかったことがわかっちゃいました! いやちがうって。とにかく、口切りと炉開きは別です! 波多利郎さん許してえ!

   嘘を全世界に公開する前でよかった。

   などとあやしげな知識を垂れ流しながらあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
   波多利郎さんはさっと一眼レフカメラを取り出してぱしゃぱしゃ。
   「それはフィルムで撮る方の?」
   「デジタルです」
   それにしてはレンズも大きくてかなり本格的なんじゃ……。
   ところどころで今撮った画像はこんなカンジと見せてくれました。
   ま「あれおもしろーい! なんかお屋根のカーヴがムーミン谷みたいで。なんだろ」
   それはよく見るとちゃんと半鐘も付いてるモダン火の見櫓だったのでした。上の方の部分だけ設置してあるからオシャレな四阿に見えただけで。その昔のものとしてブロンズのお屋根がもうレトロたまんない。
   近くには萬世橋からレッカー(?)移動したという交番! 赤い鋳物の郵便ポストと黒ラシャの制服にサーベルを吊ったおじさまの警察官つき
   波「一緒にお写真も撮ってくれるらしいです」
   ま「おひげがなといや~ん♪」
   これこれよしなさい。おかあさんもう、
   ま「少しも寒くないわ♪

   波「商店街はもっと楽しいですよ」
   ま「行く~!」
   あれですよ、看板建築? 商店街に面した方は耐火とかモダンとかを考えて銅板でかっこよくキメてるけど裏手の住居部分はまだまだ和風~な町屋のつくり。
   ま「お酒屋さんかな~やだ~裕次郎のポスター!」
   ま「氷で冷やす冷蔵庫ありました! 芸コマ!」
   全然寒さ感じてる間がありませんでした。こういう博物館? あるんですねー。昭和のものも充分歴史的価値あるんだ。

   ま「ハマーツェントルムの三越ってなくなるらしいですね。解るわ、あんなに閑散としたデパ地下みたことない。夕方5時半に行っても隣の人と余裕ですれ違えるの! 
     でも、あれも一応三越だから、赤い御影石びかびかーッともうええっとコリドー? になってて。あれも壊しちゃうのかしら、もったいないわー」
   波「大阪の方のピー(波多利郎さんは正しき百貨店名を仰ったのですがわたしがボケなので忘れました、ゴメン)百貨店もみごとだったのに壊されてしまったとか」
   ま「いつかどこかでまた人を呼べるかも知れなかったのに」
   波「買ってくれる人もいなかったのでしょう」

   今だから「きゃー懐(かし)い!」と言われるけど、それがまた10年20年前だったら、うわーどうして新しくしないの、よくこんな不便なところに住んでるねって平気で言ってると思う。でも、たとえばフランスとかイタリアとか歴史的な建物が一杯残ってる街のひとだと、そこはうまく付き合って、歴史を受け継いでいく一員としての自覚もあるから、ちゃんと不自由も堪えて守っていって、あの町並みをキープしてるんですよね。う~ん、なんでも見た目最新式が好きすぎかな、とりあえずわたし。

   ま「仙台の地下鉄も、作ったのバブルの頃で、もう、地下鉄の入り口から大理石でぴかぴかで。あー高いわけだわこれ、って思ってたけど。バブルの記念碑としてアレはアレでいいかも」
    今開通したバブル崩壊してからやっと作り始めた方の地下鉄はどんななんでしょうね?
   いろいろ考えたライトアップツアーでした。

   贅を尽くせしうたかたの日の殿堂を
     かたみと仰ぐ世も巡り来む     舞音

   それで、春暁オフの神奈川地区会は……

   O おれたちの
   T たたかい(老後)は
   K これからだ オフでどうでしょう?

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2016年11月 2日 (水)

雉も鳴かずば ― ご町内ゴミ当番編 ―

   毎日お仕事に行くようになって、お寝坊してゴミ出しを忘れることがなくなったおかあさんです。毎週火曜は資源ゴミの日ッ。川崎市では専用の青いプラスティックのカゴをご町内の当番が保管して、資源ゴミの日の前夜~早朝に出しといて、ご町内の方が空き瓶を出すときバラバラになったりしないよう便宜を図るというしくみです。収集車が来て、材質ごとに回収して、カゴは元の場所に伏せて行かれます。

   「早乙女さんは10月の当番です。毎週火曜の資源ゴミの日の前の晩にこのカゴをゴミ集積所に出して、収集のあとでご自分の家に持って帰って保管してください。次の月になったら次の家庭へ回してください」云々と書いた紙が貼ってあるカゴが届いたのは9月最終週のあと。喜んで勤めさせて貰いますよ!

   って、……次って誰?

   うちのお隣、3月に引っ越しちゃったのよね。
   その先は、もう町内会長も務めたし、年なので町内会活動は引退しますと仰ってた老紳士で。回覧板はそこを飛ばして新しいおうちに持ってくように今年から変わって。でも、ここらへんはそこんちで坂が上り坂から下り坂に変わってるから、もしかして集積所は向こう側を使ってるかもだし。うちで行き止まりでこの坂くだったところから再スタートだったりして。

   悩みながら、とうとう来ちゃいました10月最終週! これがまたヘタに月曜終わりで。11月は火曜始まりだけど、カゴは前の日に出すから。ここはいつもご迷惑掛けてるお詫びに2ヶ月やっちゃってその間にお隣(残ってる方)に聞いてから回すか、こないだ班長さんにせっかくおうちの電話番号聞いちゃったからお電話で聞いて素直な新入りを装うか……。

   とぐるぐるしながら31日の夜にカゴを出して、1日に帰ってきたら!

   カゴが消えていましたマンマミーヤ

   これは、上のもと町内会長さんが、早乙女さんちまで回ってきたら次はうちだな、なにも言ってこないけど、ここんち奥さんが働いてるからいつも夜遅いんだ、解ったよ、次はうちだって知ってるから貰っていくよ、と取っていってくれたのでしょうか!?

   いろいろ考えたけど怖かったから清水ジャンプで町内会長さんちに電話しましたよ。

   「あら、そうじゃない? 御手洗さん(仮名)はもうこちらに長いから、次がご自分だって気付いてらっしゃるわよ。町内会のお付き合いはご遠慮なさってますけど、ゴミのお当番は平等に回してくださいって仰ってくださってるし。よろしいじゃないの。あなた心配なら御手洗さんのおうちのお玄関を透き見してらしたらよろしいでしょう」って、すいませんわたしもうパジャマなんで勘弁して。

   「去年は夏だったんですけど。その時は何も考えずにお隣の方へ回して。済みませんどんなローテーションかも知らなくて」
   ああっおかあさんその一言が余計なんだって!

   「でもヘンねえ、あなた、うちの裏の並びの早乙女さんでしょ? あの列はあの列で回しているのに、5軒かそこらで。1年に1回しかお当番が回らないことなんかあるかしら?
   「すすすすみませんッ、こんどからちゃんとしますッ」
   やぶへびだったでしょうか。もう1回ぐらいしてたかなあ?

   というわけで、明日起きたらこっそり御手洗さんちのお玄関を覗いてきます。

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2016年8月 2日 (火)

地方にお住まいの方の方がちゃんとしている話

   おかあさん今日は土砂崩れ警戒の緊急速報で朝っぱらから叩き起こされたので、警報解除されたけどお仕事をサボりました。ごめん。寝てないんだよ

   例によってえねっちけーつけっぱで、東北の某街で70メートル級の立ちねぷたが名物とかやってて、
   「どうやって町中引き回すというのだ、田舎のひとは祭に命を賭けていてすごい」とか、
   「ねぷたを一年中作って生活って、夏以降はどうやって生活するというのだ恐ろしい」とか、すっかり見くだした雰囲気で見ていたのですが。
   「この街は米所で、明治以降も街の衆が富貴を競っていたためどんどんおおきなねぷたが作られたのですが」でもう、これだから田舎者は、と見くだしMAXだったのが、
   「でも、大正時代以降電気が普及すると電線にひっかかるのでおおきなねぷたは作られなくなったのですが」のあと、
   「でも! ××年以降この街は電線を全部地中に埋めてしまいましたので! 晴れておおきなねぷたを作ることができるようになったのです!」ってところに大笑い。

   「仙台のアーケードが10メートル級なのと同じ理由かよ! 田舎の人間んだけ祭に命掛けてるの!

   失礼をお詫びします、ひとしきり笑ったところではたと思い至った!

   首都圏でどんなに進歩的なひとが東京は外国に比べて電線が露出していて美しくない、景観に配慮していないなどと吠えてもいっこうに改まらないというのに、それをあっさりこの地方の都市は成し遂げている、それを皆が許している。

   よっぽどそれは豊かで開明的ということではないですかね。

   わたくしが間違っておりました。ホント失礼をば致しました。と、反省したのでかいとく。

   でもやっぱほら、日本は災害が多いから、なんかあったときすぐメンテするには出てる方が便利よね。

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2015年11月29日 (日)

花の都の油売り

   めっきり寒くなりました。職場でも、炬燵は出したか、エアコンは入れたかもう毎朝お互い冬支度を確認し合ってたりして。うちは風邪をひく方が損! とばかりに寒いと思ったらスイッチ入れてますけどね。そんなだからお金が貯まらないのよ。

   でも、ドコのおうちもそろそろなようで、とうとうこの週末、灯油売りのトラックが音楽をならしながら通ってるのを聞きました! 呼び止めて、ポリタンクに入れてもらって、お会計をするんでしょう? ……実はわたし自分で石油ストーヴを給油したことないんです。小学校4年まで住んでた前のうちで石油ストーヴ使ってましたけど、新築したとき、新しもの好きな父がセントラルヒーティングとやらにして、以来石油ストーヴとは縁が切れて。金沢の早乙女のおうちでも据え置き型タンクから直接管で引っ張ってくる石油ファンヒータだし。あの灯油ちゅるちゅるを使ったことがないのです、実は!

   ……仙台にいたころはそんなこと言ったらとんでもない箱入り扱いされるから口が裂けても言いませんでしたけどね。

   というわけで、流しの灯油売りには実は切実感がないのですが、それなりに季節の風物詩として耳を留めておりますのよ。

   「……仙台は月の砂漠だった」
   サウジアラビアから持ってきていることを思えば正しい選曲と言えましょう。
   「♪たららーららーらららーらーってのはなに?」
   豹太に話を振ったらすぐ飲み込んで、聞き覚えのある曲を出して来ました。たしか前の山の灯油売りはこの曲。
   「あれはアニーローリー。連合王国のどこかの民謡だから北海油田には相応しい」
   「……へー」
   「こっちの山ではペチカなんだよな。これはロシアから持ってきてんのかね。でも、旧ソ連なんとかスタンだったりしたらペチカってのもなあ」
   「……母はもしかして産地ごとに曲が違うと思ってるの?」
   「いや、だったら楽しいなーと思っただけ。
   『まいどー今ちょっと早じまいしたいから安くしとくよ』なんて碧い眼のおっちゃんがマトリョーシカなんかつけてくれちゃって、
   『きなくさいもんねおたくんとこ。大将どんどん顔怖くなってきてるよ』
   『へへ、わかりますか? とりあえず手持ちを売り切って米ドルにしときたいんで。
   奥さんよかったらお友だちご紹介してくださいよ』
   『サトーさんちがそろそろ切れるっていってたかしらね、待って、電話してみる』……なんてイヤだわあ、平和な日本の住宅地でそんなの。
   実際は石油メジャーのところにブレンダーがいてちゃんといろんなリスクを加味しながらまんべんなくいろんなところから買って一定の品質にして流しているのであろうとも」
   でも、産地によっていろいろばらつきがあってお値段も色々だったら面白いなあ。
   「奥さーん! こっちは近場から持ってきてるからその分安いよ!」
   「マダ~ム! 品質はうちが一番ネ! 10L買ってくれたらミニ絨毯付けるヨ!」 
   「うちのはゲリラの資金源には絶対なってない! 戦場から遠く離れた新大陸のフェア・トレード油だよ! 意識高い奥さんには解るでしょ!」
   うちの前にトラックが2,3台も集まって値引き合戦になっても楽しい……いやめんどい。

   ……というようにおかあさんの妄想はなにからでも広がってゆくのでした。

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2015年10月12日 (月)

金沢だってやさしいよ

   新幹線効果でとても賑わっているらしい金沢でございます。
   ぐずぐずしてて上げてないけど、実は9月のアタマに帰省してきました。ホント2時間半で着くのよ! ビックリ。……まああとでまとめます。

   昨日姫ちゃんのバレエを見に行った帰りに虎美とラインしてたら、
   「金沢は今日寒かったよ! 雨降ってもう友達と二人して濡れ鼠になって、友達はしょうがないからってカーデ(ィガン)買ったら、お店の人がとっても優しくしてくれた」
   「ほほう」
   「これ着ていきますって言ったら風邪引かないでくださいねってその時着てたほうのぐしょ濡れカーデをヴィニル袋に入れてくれた」
   「金沢人雨降られ上手
   まあイマドキの商業施設では金沢に限らないでしょうけど。
   「元気出してって飴ちゃんもくれた」
   「なぜそこでオーサカ人になる」
   「あたしはもともと靴買うつもりだったけど、すぐ履いてきますって言ったら濡れたままだと風邪ひいちゃいますよねってすぐ値札取って履いてたほうの靴を袋に入れてくれた」
   「川崎は暑いぞ。母汗まみれになった。小田急は冷房効いとる」
   「嘘!」
   おかあさん女性の卒業間際のあれで火照る季節なのかと思いましたけど違いましたね。まあ、宮前区の区民会館坂の上で、おまけに駅から結構歩くからそのせいだと思いますが(そして目眩で今日仕事休んでネットしてる。やっぱコーネンキじゃん!)。

   「能登は優しや土までも」と申しますが。金沢人だって優しいよ。「弁当忘れても傘忘れるな」という土地柄、にわか雨に濡れた人にはうんと優しい……と思うから、どうぞいってみまっし(ご来訪ください)。傘を忘れずに。特にこれから先の季節は。

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2015年9月10日 (木)

明日は我身

   うう~ん。

   当地区もこの先のゴルドベルク小学校に避難所が開設されたそうな。
   昨日の帰宅時に広報車が回ってきていて、ここは土砂崩れの警戒地域なので逃げてって言ってたけど。
   来て半年だからどのレヴェルなら逃げなくちゃならないかわかんない。
   お隣さんはまだ大丈夫って笑ってて。
   お腹空いてたから先にご飯にして。
   NHKつけっぱにしようとしたら天気悪すぎでほとんど映らなくて(要対応)。

   川崎市のHP見に行ったら鯖㌧㌦(今は見られるので開設が判った)。
   なんとかお兄ちゃんがどっかから引っ張ってきた情報では避難所はノイエ・リリエンベルク駅前(バス乗って15分)から徒歩数分のセウワ音楽大学って、ないわー。

   おかあさん明日は8時集合で新しい業務に入るからよそに泊まりたくないわ~とかいって、いつもの癖でお腹いっぱいになったら眠くなって寝ちゃった。
   今お風呂から上がったとこ(これも平常運行)。

   お外は静かだから大丈夫かなー。

   さっきもTV確認しようとしたら砂の嵐に近い状態。でもディジタルだから粒子が粗く四角いというある意味面白い画面でした。
   明日無事に仕事から帰れたら更新します。
   これで終わりだったらごめんなさい、皆さんこれまでご利用ありがとうございました。

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