2016年9月20日 (火)

虎美さん出世(?)する

   もう常識(?)になっているので説明もなんですが。

   ここのブログ主であるわたくし:おかあさんは自称の通り子供が2人おりまして。上は男子で大学3年、下は娘で大学2年です、平成28年現在。で、総称して「猫科の人たち」といっておったのですが(うちの仔猫ちゃん達♪ をカッコつけてみたかっただけ)、それぞれ個体差が出てきたところでどんどん体長も伸び、「豹太」と「虎美」になったのでした。時々季節限定でアルティメットとか付いてたけど。虎美さんったらガッコでペンネーム付けるときもめんどくさくってそのまま虎になって、ペンネームの由来が親のブログという無頓着さでご友人をどん引きさせたらしいです、こないだ聞いた。

   その虎美さんからこないだ泣きの通信が入ったと思いねえ。

   「離れにアレ出た!」

   虎美さんは金沢のおじいちゃんちに下宿してます。その昔大おじいちゃんが住んでたという玄関脇の離れ(おかあさんが嫁に来て以来わたし達が泊まりに行ったときの滞在先。8畳+4畳の板の間、既にがらくたが山積みでお嫁入りの時持って来たピアノまでたどり着けなくなってる)を使ってますが、齧歯類の害獣がでたそうで。えーと、いわゆるドブネズミ

   昔は猫いたからそういうの出入りしなかったらしいんだけど。

   ほら、郊外地が住宅地にどんどん蚕食されてる辺りで、田んぼ自体はもうほとんど消えたけど、所々、まだ自分ち用の野菜を作ったりするための畑が多少残ってて、その周辺にイチジクとか柿とかの庭に植えとく果樹があって鬱蒼としてたりするから。

   早乙女家では昔から、ね ず み は気配があったらしいです。

   わたしがお嫁に来た時点で、

   「ね ず み が入るからお勝手のドアはちゃんとしめて、開けっ放しにしないでね」と度々言われてましたけど。それからしばらくしてさ、サンルームに野良ちゃんが来て赤ちゃんを産んで以来、猫の軍団駐屯地になって、存在が聞かれなくなってたんですが。

   ご近所や保健所の人に言われて、数年前猫の軍団を解散したから、最近アレがよく現れるようになったそうでございます。やーねー。ちょっと昔さあ、「新解さん」とかいって、新明解国語辞典の説明文が個性的だとかやってた頃、犬は人間の友だとか好意的な説明なのに、猫は「盗癖があるけどネズミをとるから辛うじて人間に飼われている」的な説明で、絶対「中の人」は猫が嫌いに違いないとか言われてたなあ。でも、猫はちゃんといるだけでお仕事してたんですよ! ホント! 平成になっても!

   そして虎美さんは「兄を超えたからおまえはドラえもんの妹、ドラミ!」という意味を込めて虎美と名付けた筈なのに、…………「動物のお医者さん」の名脇役、イケメンなのにヘタレで依存心が強くてネズミが大嫌いなあの二階堂に負けないくらいね ず み が大嫌い。ジョジョ4部のハンティングの回では転げ回ってましたよ。

   「お前の方がドラえもん

   一連の騒ぎを聞いてお兄ちゃんが嘆息してました(国民的ロボットのドラえもんはネズミが大嫌い)。

   「ねずみ取りのパッケージにでっかいアレの絵が書いてあるのが許せない!」とか、
   「猫導入も検討したんだけど、猫は取ってきたものを飼い主に提出するでしょ? 起きたら枕元にアレがあったらもう死んじゃう! どうしよう!」とか、果ては、どうしても見つからない正装用の草履&バッグのセットは押し入れに入ってるんじゃなかったかとようやく思いだしたというのに、
   「押し入れにアレが出入りしてたっていうから探したくない」って!

   虎美さん気持ちは解るけどそこは割り切ろうよ。

   「アマゾンでアレの嫌いな超音波を出す器械を注文し、(今日の所はまだ届かないので)スマフォからユーチューブでそれを流しながら離れに行ってフトン一式だけ持って出て母屋の仏壇の前にお蒲団敷いて寝たの!」って、さすが21世紀だなあ。
   そして本日の着信。

   「おじいちゃんに直訴して猫飼う許可取ったから!」

   えーと、よろしくガーディアン。うちのドラちゃんを守ってあげてね。今度は殖えないようにシングル加工(加工ちゃう)して貰ってください。

   虎美さん20歳にしてドラえもんになってしまいました。ってことで以後ドラちゃんと呼びますのでヨロシク。

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2016年4月11日 (月)

ヤギのおしごと 今年もよろしく篇

   6月まで契約延長が決まって胸を撫で下ろしているおかあさんです。のべ2箇所からお給料貰ってたてんで確定申告デビュウもいたしましてもうすっかり働く女性になっています。やっぱ女性の自立は経済的自立からよね。

   さてそんな年度末、虎美もおうちに帰ってきて今日は何喰わそう、お土産は何持たそうと気もそぞろな出勤時間、ハマーツェントルムの駅前大駐車場脇に一本だけある桜の木が道の脇の方から咲いてきて、おお今年の花見はここですまそうと思ってふと眼をやったら。

   白い三角なーに?

   それは去年もあったヤギ小屋では?
   まだ法面は枯れ草色が8割、雑草を刈る必要なんてなさそうですけど、去年ここにヤギを放していたときの掲示では4月~10月と書いてあったような。3月末と言えば4月はもうすぐ(とうぜん!) 、もしかしてまたヤギ投入の前準備としてヤギ小屋の資材だけ持ってきて配置してあるのでは?

   おかあさん色めき立って、もう通勤の行き帰りに首を伸ばして駐車場をチェックいたしましたよ! 

   柵に取り付けてあった掲示は去年ヤギが帰ったときの「11月17日をもってヤギは富山の牧場へ帰りました、ご協力ありがとうございました」のママでしたけどね。

   そして週明け4日、その話をしたランチ仲間の熟女達が、帰りのエスカレーターから身を乗り出して叫ぶではないですか。

   「さおとめさーん! ヤギ居たよ!
   ……おかあさんどんだけヤギ好きと思われとるねん。いや、おかあさんが嬉々としてランチの話題に乗せたからと言ってチェックする熟女の方もお付き合いがいい!

   (心は)ダッシュで駐車場に向かうと、もう日も延びてまだまだ明るい中、ヤギがのんびりひなたぼっこしていたのでした! もう携帯出して写真撮る取る!

   それから東京は(ハマーツェントルムは一応東京都下!)雨が降ったり曇ったりでヤギも濡れて可哀相だったのですが、あんまり気にしないで伸び始めの柔らかい葉っぱをむしゃむしゃやっているみたいです。どうぞ今年もよろしく。今の事業は来年3月まで牛のよだれのように続くそうなので、おかあさんもがんばる。

   とりあえず今週は応募締め切り前のラッシュだと思うから。
   政府系の公募のコールセンターやってると、地味にお役所というのは国民の皆さんにお得に仕事を営んでもらえるよう頑張っていると言うのが解ります。こないだのところなんて、どんどん運用かえてまでご申請者様に損がないようにベストを尽くしてたもんなあ。そこをせっかく取った予算が無駄になるからと思うとアレなんで、国民の皆さんにお金が行き渡るように頑張っているとわたしは思いたいです。

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2012年9月22日 (土)

猫屋敷便り 2012

   今年は諸事情で虎美と旦那様だけが帰省したのですが(それも日程ばらばら)、虎美は哀しそうに、
   「猫が減ってた」と。
   「なんとな?」
   サンルームの軒下で野良ちゃんが一匹出産したのを保護して以来のにゃんこ御殿ですが、近年は2桁の大台に乗って、近所のアパートからわざわざうちに餌をやりに来るひとまで出ていたのに! さすがに保健所に叱られてドナドナされていった!? それとも先手を打っておじいちゃんが(自粛)!? 
   「うちの子は見目がいいからどんどん飼い主を自分で見つけて出て行くのよ」って、だったら2桁になってませんでしょ、お義母様!
   とっても嫌な想像をぐるぐるさせているわたしに、
   「出て行ったと言ってるんだからそれ以上突っ込むのは野暮」と虎美はクールに対応してました。旦那様も、
   「もっと餌の良いところに乗り換えたのであろう」って。ああ、そういえば、
   「カリカリをやるとつまらなそうな顔するようになった」と虎美が言ってましたかね。ああ、金沢早乙女家ではお猫様たちにはあの近江町市場で魚屋さんから貰ってくる小さい魚(鰯とか?)を湯がいて与えています。それに、カリカリと称して小さくペレット状になったキャットフードを大きめの餌皿にひとすくいほど。あとはおやつ&娯楽として畑を荒らす小動物を適当に。あとご近所の回遊先でいろいろ貰ってたり。
   そんな食生活は半野良としてはまあ上等と思っていたのに。

   猫はどこへ行った?

   この2年で1回しか帰省してない嫁の言うコトじゃないですが。

   と思っていたら、福井の方に出張された旦那様がおうちに立ち寄られて、聞いてきたことによると、
   「もっといい餌をもっと早い時間に出すうちが出て、そっちへ行ったそうだ」
   「もっといい餌はともかく、お義父様より早い時間って、ほぼ丑三つ時?」
   「知らん……とにかく早いらしいよ」
   早乙女お父さんは3時起床の超高血圧健康的生活です。起きたらすぐ猫にご飯です。明け方に猫がぐるぐる言ってるから最初の頃は何かと思いましたよ。

   ということで、平和的に謎は解決したのでした。そして、もとからいる茶虎系の血筋の子たちだけが残った模様。

   「けだものよのう」

   まあ、お互い適正値ということで。

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2011年3月 1日 (火)

お犬様との暮らしはどうよ?

   最近虎美はつばさちゃんと仲良し。毎日学校の帰りに話し込んでたり、休みの日も一緒にお買い物に行ったり。つばさちゃんの愛犬パフちゃん(仮名)の話もよく出ます。
   そうそう、チワワかドーベルマンかと最初かなり悩ましかったパフちゃんですが、
   「トイマン・チェスター・テリアだって」
   「ううむ、母はそのような犬種聞いたことはないが、最近できたのかも知れぬ」
   「19万円血統書付だって」
   「勝った! おまえは23万円だ」
   おかあさんそれ出産費用ですから。赤ちゃんはお金で買えません!!
   それでウィキペディアでも探したんですが、当該犬種は見つからず、忘れた頃に、
   「なんかねー微妙に間違ってた。『トイ・マンチェスター・テリア』だって。名札が小さくて、そういうふうに改行されてただけだって」
   「なるほど」
    トイマン
    チェスター
    テリア
   ね。
   その「トイ」は「トイプードル」の「トイ」だ、きっと。ちいちゃくておもちゃみたいって意味(その考え方はやや危険?)の。マンチェスターならイギリスの地名っぽいから、これはあり得るな。
   と思っていると、それからよくそのパフちゃんが話題に上る上る。
   「パフちゃんの兄弟はみんなお菓子の名前で、パフちゃんの本名もクリーム・パフちゃんなんだって! 血統書に書いてあるんだって」
   ああ、なるほど、それはシュー・クリームですな。
   「パフちゃんはお利口で、綱を付けないとドアが開いててもお外へ出て行かないんだよ」
   さすが血統書付は違うと思っていたら。
   「今日つばさちゃんのうちに行ったらパフちゃんが悪戯してゴミ箱をひっくり返して大変なことになってた」
   「最近は暑くてパフちゃんの肉球が火傷しちゃうからお散歩は行かないんだって」って、この夏のお話。
   「パフちゃんは膝の上に乗ってきて顔を舐めてくれるんだよ」
   「今日パフちゃんがうちの中でオシッコしてて大騒ぎになっててお掃除手伝ってきた」
   ……だんだん笑い事じゃなくなってきてますが。やっぱりお利口なお犬様でもうちの中でお犬様を買うのは大変なのねえ。
   本日は、
   「今日パフちゃんがつばさちゃんのセーターの上でオシッコしちゃったからってつばさちゃんセーターなしで来てた」
   ……それはもう命に関わる悪戯じゃないかなあ? 今日いっとき雪降ってたよ? この辺。

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2011年1月 1日 (土)

畜生! 笑う門には福来る!

   史上初めて「畜生!」と呼ばれた人間はあの隋の煬帝だそうですが。
   金沢早乙女家の猫はもうご近所の猫好きのおばさまの協力のもと殖えたおして、カチカチカチカチ……
   「28匹!」(日本野獣の会調べ)
   いつものサンルームに猫だまりを作っていたのを見たときには驚きました。いや、これはちょっと多いでしょうよ。
   昨日、ちょうど餌の時間に玄関を出ようとしたら、風除け室(この辺なんかでは玄関の周りに強化ガラスなんかで屋根をかけてそこで傘を閉じてコートの雪を払ったり、除雪用の機器をちょっとおいといたりする)のガラスの前に猫が勢ぞろいしていて、もう積極的なコは後足で立ち上がってガラスに手をついて、
   「ホントにホントにホントにホントににゃんこさんだ♪」とサファリパーク状態でした。ちょっと怖かったかも。

   「餌をやってる間ならもふれるんだよー」と虎美が言うのでそっと近寄ってみましたが、餌に夢中な瞬間も、手が触れそうになるとがば! と身を起こして逃げてゆくのでした。
   「母では無理のようだ」と報告しますと、
   「そうよねー夏に脅かしたからねー」とまた虎美は小憎らしい顔で笑うのです。

   ところが、旦那様が今朝離れを出て先に母屋へ行かれた後、わたくしが表に出ますと、その前に並べてある餌入れの中に首を突っ込んで一匹だけが餌を食べていたのでした。母屋に入ると、旦那様がご下問。
   「猫はいましたか?」
   「一匹だけ」
   「おれが出たときはみんなご飯をもらったところで餌を食べていて」
   「はあ」
   「おれが出たので皆一斉に頭を上げて逃げていって」
   「そのようですね」
   「それが、一匹だけとろいやつがいて、両手をお鍋の中に突っ込んでいたのにあわてて後じさりしたものだから、

   鍋がかぽっと立ち上がって頭の上にかぶさってしまって!

   やつも驚いたのかその状態で固まっていた!」

   それがわたくしが外に出たときに残っていた一匹だったのですね! 一瞬の驚愕が去った後には食べ物のことしかまた考えず、餌を食べ始めてしまったと。

   「畜生ですねえ」
   それでも旦那様は身を折って元旦から大笑い、最近は景気が悪いのでいつも険しい顔をして、前日買い物に出た時になごんで貰おうと買い求めた「しろくまカフェ」という動物の和み系漫画をお出ししたときにもぷいと突き返されたのに、

   猫 あ り が と う !

   ちなみに、お昼の餌を与えに出たときも、逃げ遅れた白地に茶虎のマントをかぶっていた子だけはもふれたので、
   「こいつか?」
   「こいつが鍋ちゃんですね」
   「とろいんだな」
   「とろいんです」
   と、ほぼ同じ柄の猫でも個性があるようです。って、食い意地が張っているって個性……。やっぱり畜生。

   でもまあ、笑わせてもらったからじゅうぶん餌の元を取ったかしら。今年は福がきますように。お集まりの皆さんのところにも、福が来ますように。

   本年もよろしくお願いいたします。

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2010年10月 5日 (火)

やぎのおしごと ― 西武鉄道篇 ―

   その昔、大英帝国の海軍の船にはヤギが乗せられていて、その伝統を汲んで、今も海軍にはヤギ大尉がいるとかいないとか繰り返しネタにしておりますが。

   (もう)昨日の夕刊には、西武鉄道が、池袋線の線路わきの除草のためにヤギをひとつがい導入して、二酸化炭素の削減に挑戦しているという記事が載ってました。
   ヤギ夫妻が出勤すると乗客は和んでカメラ付携帯を向けるんだとか。
   いいなあ。

   うちの庭のも食べてくれないかしら(こら!)。

   そういえば、仙台のおうちにいたとき、近くのグラウンド脇を散歩してたら、豹太のクラスのお友達のおかあさんがそこんちのウサギを遊ばせていたなあ。
   「ちょっと生の草食べさせようと思って、ほほほ」
   ウサギフードというか干し草を買ってきてやるらしいんだよーって豹太が聞いてきてたんですが、たまには生ものもいいのかも知れません。ヨモギとか生えてたし。

   ……じゃあヤギまで行かなくてもウサギでいいわけか……ウサギなら鳴かないしなあブツブツ。

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2010年8月10日 (火)

猫屋敷2010

   7日に帰省いたしまして、虎美と合流。例年通りの怠惰な生活に入っております。
   (パスワードがやっと思い出せて、お姑さん機より更新。キーボードの設定が違うからちょっと入力速度遅いです)

   今年も猫は順調に増えて、仔猫は4匹(×2?)だそうで。もう一組母子がいそうだけれど、まだ姿を見せてくれないという括弧つきです。
   ……順調にご近所の猫培養、培養ちゃう、ええと孵化じゃないし、養殖でもないし……それ系の施設になっています。やばいって。
   車に轢かれたり、遠征先でそこのうちの子になったりで微妙に数は保たれてるみたいなんですけどね。

   春ごろ、北陸にご出張の旦那様が宿泊費を浮かすために実家に泊まったんですが、
   「明け方猫の声がすると思ったら、離れの玄関先の一段あがったところにカリカリ(乾燥させてスナック状にした猫の餌)を置いてあった」
   「そんなところに置くようにしたんですか、いくら普段留守だからって」
   「ご近所のひとが勝手に餌を撒いて行くらしい」
   ……それはやはりお互いさまなのかな?
   一応ひとんちの敷地内なんですから勝手に出入りしないで欲しいんだけど。

   たしかに、帰り着くと離れの入り口にはカリカリが一握り落ちてました。踏まないように注意して入りましたとも。

   そして、もう猫観察スペースと化したサンルームには、お昼ご飯の時間には猫が集まって集まって集まって……。
   「三毛ばっかり。あとは茶虎、多少黒虎今年生まれたのに黒猫がひとり」
   もうひとりふたりと数えるようになっています!
   この暑いのに、離れと母屋の間の石畳のところに団子になっていて、大きな目でこっちを見ています……あ、授乳中だから動けないのか。
   「チャ~~~ンス!」
   ゆ~っくり近づくと、上から手をクレーンのように下ろして掴み……
   「チッ」
   まあ普通は逃げらてますけどね。例年。
   ところが、5世代を経て猫も野生を失いつつあるのでしょうか、
   「どうもどんくさいのがいるようだ」
   「茶虎の子が最後まで逃げないんだよねー」
   虎美もわかっているようです。

   とうとう昨日、腰を抜かして逃げられないでいるその茶とろ子ちゃんをぐわし! と掴んで「ほーい、お帰りはこちら」とばかりに茂みのほうへ60センチばかり移動させちゃった! あんまり毛はほやほやしてませんでした。ちぇ。抱き上げてなで撫でしたかったんだけど、あんまり脅かしちゃだめかと思って。

   「あーあ、おかあさんやっちゃった! もう二度と近寄ってこないいよその猫!」って言われちゃったんだけど、そこはとろ子ちゃんなので、今朝もお洗濯物干してるときにママのおっぱいに食いついてたからそーっと近寄っていったら、ママはもう腰を上げて逃げる体勢に入ってて、お兄ちゃん(と勝手に決めた、黒虎ちゃん)もママの陰に隠れたのに、とろ子ちゃんだけ、(ままどうしたの?)って、その状態のママのおっぱいに正面から食いついていっていて、さらに近づくと、ママとおにいちゃんに逃げられて、(なに、うしろからなんか来てる?)と固まっちゃってました。

   いとしい。

   ま、そのうちずうずうしくなるんだろうけどね。

   二桁に突入して、もう誰が誰かわかんなくなってるなーと思ってたんですが、毛並み以外にも個性って出るんだなあ。

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2010年5月 1日 (土)

虎もあるけば

   

明日は雨が降るかもよ!
   なんとなれば、今日の夕方のお買い物に虎美がついてきたから。兄とちがって虎美は出不精で、お買い物についてきてくれたことがないんです。どうしたんだろう!?
   「荷物持ち」
   「ふーん」
   「あと、なんか買ってもらおうと思って」
   「外部記憶装置。ラップとエマール切れてる。覚えといて。あと牛乳かな?」
   とりあえずもれなくお買い物を済ませて、リーリエマートを出ると、柴のようなお犬様が掲示板の所に繋がれていました。うん、ここお犬様多い町で、皆さんお散歩のついでにお買い物をされるから、ここは毎日お犬様がよく繋がれてるんですよね。こ、怖くなんかないんだもん!(涙目)
   と、緊張しつつ通過すると、その先のベンチにまた若いお嬢さんが坐って、長いリードの先には今時珍しいドーベルマンのスピッツほどのスマートなお姿が! 短い体毛は黄昏の日に輝き、賢そうな眼差しでこちらを見上げてきます。無駄吼えもなく、うう~ん、賢そう! やっぱりお犬様もこういうよく躾けられたものはいいですなあ……。と思っていたら、

   「あ、つばさちゃん!」

   虎美のお友達だったようです。ちょっと立ち話をしているようだったので、すっぴんで家でごろごろしているスタイルで出たおかあさんはささっと離れて先に進みましたです。

   「あれが噂のアヌビス君かね? お母様がエジプトファンだという」と、ほどなくして追いついてきた虎美に尋ねると、
   「ううん、デビちゃん。アヌビス君は別の子」
   「そうか。やはりドーベルマンはいいのう」
   「え? あれはチワワでしょ!?

   待て!

   チワワとドーベルマンは大分違うぞ。たぶんゴリラとアイアイぐらい。まあ、デビちゃんはドーベルマンにしては小柄だったけど(ミニチュアという種類であろう)。
   今グーグルでドーベルマンの画像を呼び出して見せてみると、
   「うん、だからチワワでしょ!?」って……。嗚呼!

   たしかにお耳は切っていて立って大きかったけど……ち、違うよね!

   「ずっとチワワだと思って相手してたんだけど……今度聞いてみる」
   是非そうしてください。
   つばさちゃんにリードを付けて引いてもらわないと、例えドアが開いていてもお外に出ないくらいよく躾けられてるそうです。素晴らしい。犬はそうじゃないと。

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2010年1月12日 (火)

猫屋敷だより2010

   虎美が写真を撮りまくって帰って参りました金沢早乙女家。いよいよ増えて13匹だそうです。早乙女おかあさんがこぼすには、
    「馴れて背中に乗るようになったのからいなくなっちゃうのよね」だそうで、旦那様の解説によると、
    「そういうひとに馴れた個体はよそでちゃんと家の中に入れて貰ってそこのうちの猫になるのであろう」と。
    いよいよご近所の猫繁殖センターになっております。危険危険。

    ことしの猫の命名ポリシーはどうも「金剛番長」登場人物名のようです。「遥、優、刀也」だそうで(それぞれサソリ番長、卑怯番長、居合番長の本名)。
    「……萬尊はいいのか?」同、念仏番長の本名ですが(来音寺萬尊と、ライオンズ・マンションにひっかけてある)。やっぱり美形じゃないとね。
    その他、金沢から電話で相談してきて、
    「なにか5文字でヨコモジの名前ない?」
    「グロリアス!」おかあさんの目の前には「チーム・バチスタの栄光」上がありました(お友達に送る荷物の中に入れたはずが落ちてたんです! ごめんなさい次便で送ります!)
    「いいねそれ」
    いやてっきり却下されるかと……。
    「その他は?」
    「ゴンザレス」
    いやそれはまずいだろう。和猫なんだし。なんか歌舞伎の頭のわるい悪役みたいな語感よ?
    「うん、じゃ、それ使うね」
    虎美、相当ネタ切れしておったみたいですね。

    それが次の日になって、
    「おかあさん、お兄ちゃんが漢字にしなさいっていうから、おばあちゃんと頑張って漢字を当てたの」
    イヤ彼の言いたいのはそういう意味じゃないから。
    「それでね、グロリアスは具露璃亜須になったから」
    いやだそんな暴走族みたいなの。「金剛番長」は、そういえば必殺技の名前も「打舞流叛魔(ダブルハンマー)」というように無理矢理派手な漢字を当ててましたね。
    おばあちゃんもノリノリで漢字を考えてくれたそうです。……止めてくださいよ。

    それで、本日取った写真をデジカメからわたくしのマシンに落として見てみたら、またまた栄養状態のいいにゃんこたちが団子になって映っていたのでした。どうも一匹の親猫からどんどん増えていっているのが明らかな模様の分布で、茶虎、雉虎、時々三毛。とてもシャムとかペルシャとか間違ってもスコティッシュフォールドとか入ってなさそう。と次々画像を開いていくと……。

    「これはすごい! 卑怯番長だ、卑怯番長だ!」
    丁度雉虎系斑が鼻から額に掛けて出ていて、卑怯番長が作中自分の顔を隠すためにしているマスク(怪傑ゾロ系かな? アイマスクに穴が開いていて鼻筋の通ったやつ)
そっくりだったのでした。身体のその他はほとんど白い美猫です。ブルーアイ(ズ)がすっきり賢そう。ところが画像を見ると虎美は、
    「これは権佐礼須(ゴンザレス)」
    「いや、これはそんなマヌケな名前じゃ可哀相だって。卑怯番長でいい!」
    「解った、確かにこれは卑怯番長の顔だしね」あまりにも聞き分けが良すぎるのでちょっと心配になりました。作中では卑怯番長は、守るべき弟妹のために手段を選ばず孤軍奮闘しているけなげキャラなんですが、いきなり「ヒキョウ」って聞いちゃうとびっくりするしね。
    「……おばあちゃんの前では権ちゃんにしておきなさい」

   これ以上はちょっとまずいですよ。おばあちゃんお願いですから病院へつれてってあげてくださいね(但し、とうとう豹太が帰らなかったようにどんどん孫も寄りつかなるから、おじいちゃんおばあちゃんの猫への執着はもっと強くなることは想像されます)。
   一応ご意見申し上げたんだけど。困ったなあ。

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2009年11月18日 (水)

係り結ぶ話

   高校の古典ですぐさま習うのが、古典文法には「係り結びの法則」というのがあるというお話。
   「そのような嘘偽り、よく出たものよ」という意味の言葉を歴史的話法で言うと、
   「左様な嘘偽りよう出たらむ」ってカンジになりますか。
   それに、強めの助詞「こそ」がついて調子を強めると、係り結びの法則が働いて
   「……ようこそ出たらめ」ってなるんですよね。「た」は活用語尾で「らめ」は助動詞「らむ」の活用形なので、「出鱈目」というのは当て字ってことになりますね。

   ああ、そういうわけで、歓迎の言葉「ようこそ」も、「ようこそいらっしゃいませ」までで完結した文になるわけですね。ちゃんと係り結んどる。こんなところにも古典文法。

   で、この前
   「まあ、おかあさま、よくそんなこと思いつかれます!」と、笑い転げられてしまった話。

   ずいぶん前にもこちらで紹介したと思いますが、金沢早乙女家で保護している野良猫ファミリー、その年の夏も2,3新しいメンバーが出て、名前も張り切って付けたりしてたころ、早乙女おじいちゃんが1泊温泉に連れてってくれて。帰ってきたらなんだか随分猫が賑やかで。
   「エサやりましたっけ?」と、早乙女おかあさんに聞いてみますと、
   「近所の方に頼んでいったから大丈夫よ」 と余裕。
   「水は?」
   「裏の水道のところで適当に溜まり水を飲んでる筈」
   じゃあなんだろう? 
   「どうも物置の辺りに集まってるんですよ」
   「まあ! 用心のためにおじいちゃんが物置の戸を閉めて鍵掛けて行ったわ!」
   例によって金沢は猛暑、真夏日連続記録更新中。 
   「脱水症状でへたばってませんか!?」
   「大変!」と、物置の扉を開けてみると、なにやら黒いものがぴゅーっと飛び出して、いつもの猫のねぐらの旧宅の方へ去ってゆきました。

   「元気そうで良かった。お水掛けたりしなくていいですかねー」
   「猫はお水が嫌いだから。自分で涼しいところでなんとかするでしょう」
   「氷枕出しておきたいところですけどねー」
   「人間はなんにもしなくていいの」

   なんてことを言ってた翌日、わたくしが裏で干し物をしておりますと、猫が来てじっと背後でわたくしを見つめておるのです。ははあ、これが昨日の猫か、と
   「おお、元気そうやな。暑かったやろ。もうだいじょうぶなんか?」と声を掛けますと、
   (奥様、この度は命を救っていただき誠にありがとうございました。このご恩は一生忘れません)とは絶対言わないで(当然だ!)、
   (あなた、昨日はどうも。よく気がついておくれだこと)
   これですよ。
   (これからもよく仕えてくださいね)
   こんな感じですっと背筋を伸ばしてこちらを見据えておるのです。

   やっぱ、猫は恩に着たりしない動物ですねえー……という話をこの前カウンセリングの時間にひとくさりやったときのことです。

   シスターのごとき慈愛のまなざしでダメ母の話を聞いてくださるカウンセラーの先生が、もう、手を打って笑って、
   「ようこそでたらめ!」って(言わなかったけど)。

   「よくもまあ猫の気持ちになって自分のことのようにおっしゃること! きっと小説をお書きになるとよろしいわ!」はい、書いてますとは言えませんでした。え? こんなんふつうの世間話でしょ?

   「こんな楽しいおかあさまがいらして、毎日ご家庭を楽しくしてくださってたら、虎美さんもご心配いりませんよ!」
   ……って毎度持ち上げてくださるんですけど、全然好転してないです。
   頼む、中間試験には出席して! 行ける高校なくなっちゃうよ!

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