2019年5月19日 (日)

本日の手仕事ニッポン

   前の項に関連して。

   日ごろうちで穿いているリラックス用のパンツ(ウエストのゴムが緩くなったのを力技で入れなおしたと数年前ここに書いた)が、古びてボロボロになったので、そろそろ新しいのを買おうと思ったところが、この冬油断してとんでもなく太っていて、ウエストがちょっとすごい値になっていて、こんなサイズはユニクロにもないのでは、と大いに反省、意気消沈。でも、じゃあお裁縫大好きの実母に縫ってもらえばいいじゃん、いつもは趣味にお金をかけない主義で適当に古着をリサイクルしているからとんでもねえのができるのであって、自分が購入に立ち会い、材料費も出してついでに芯地やらゴム紐やら糸やらの小物も買ってあげれば、母の日の贈り物も悩んだ挙句に

「おかあさんこんなのいらないわ」

 と言われることもなくお互いストレスフリー! と、実家の老母をなだめすかしてお買い物に連れだしたら。

   「ここはいい服地がお安くてお気に入りなの」とばかりに金沢郊外の小さなお店に連れてゆかれ、なんかプレハブっぽい(失敬)大教室ほどの店内は所せましと服地を巻いたロールが立ってたり横に積んであったり。仙台だとマブチ、池袋だとキンカ堂、この辺だとユザワヤみたいに明るい店内に手芸材料から服地から初心者向けキットとか各種小物がきれいに展示されてるああいうお裁縫のテーマパークみたいの想像してただけに失望限りなし

   わたし、自分では何にもしないけど、ああいうお裁縫の品物見て歩くの好きなんですよねえ。チャコペンとか、ゴム紐通しとか今はこんなに便利になってる! とかちいさい感動があって。

   そういう自分の娯楽も込みのつもりだったから。

   いやそれは事前にすり合わせしておこうよ。(反省)

   とりあえず、端切れサーヴィス! ワゴンに載ってた茶色のちょっと厚手の布地をちょうど着分相当だったので買いました。

   「おかあさんは芯地を買うわね」

   薄手の布に張りを持たせたり透けないように(?)裏から貼る不織布を2メートルほど買ってました。こちらもお金出してあげようとすると断られました。趣味にはストイックな母です。うーんこまっちゃう。

   お買い物を済ませると、母問題発言。

   「じゃあこんど小枝さん(仮名)に持っていくね」

    ちょっとまってマザー!?

   「おかあさんが縫ってくれるんじゃないんですか?」

   「わたしも作れると思うけど、こういうのは小枝さんの方がちゃんとできると思う」

   「小枝さんってあの、おかあさんの妹の小枝フミコさん?」

   「おいね(そうよ)」

   「いままで小枝さんがお裁縫をなさるとはきいたことがないんですけど」

   「あのひとはちゃんと洋裁学校行ったよ」

    母が独学だったほうが初耳です。いやあの時代の人だから嗜みとして何でもできるんだと。母の実家は結構ちゃんとしたうちだったんで(4姉妹のうち3人私学の桜花:早乙女父が教鞭とってた女子高 に行かせるぐらい)お茶お花お習字地味にいろいろやってましたから。

   「小枝さんとは仲悪かったんじゃ?」

   「もうわたしたちも長くないからいがみ合ってもしょうがないと」

   「なにか向こうから詫びを入れてきたんですか?」

    小枝の叔母はなにかというと実母に張り合ってきて姉妹のうちでも暗躍して母をハブにしたりとかしてたと聞くのに。

   「わたしが自分で思ったの」

    ……いつもこんなひどいことを言われた云々グチをきかされるのはこちらなので、歩み寄ったつもりがまた泣かされたりしないだろうかとそっちを心配しました。

    母の一人遊びのネタを提供するのが6割ぐらいあるので、それで恩にきせられたり、菓子折り持ってったりとか負担になるんじゃ逆じゃないよう!

   「……おかあさんのよいようにしてください」

    やっぱりリサーチが足りなかったかしら。

    そしたら小枝さん張り切って寸法取りに来ちゃって‼ それがまた、往年も美人だったけど(ヨナイズミ町会の誇る美人姉妹マダムでした!)今もビシーッと化粧して、もとから母より目鼻立ちが派手でしたけど、ほんとまだまだ華でした。性格の悪さが顔に出て悲惨になってるんじゃなかったのマザー! あれは別の叔母のことだったかしら。

   「まいこさんもお久しぶりです。お元気そうで」

    いちばん親しかった叔母なんですが、かしこまっちゃって、まあ。リヴィング上がってもらってすぐのところでさっそくメジャー出して、ウェストからヒップ、着丈から股上、股下などいろいろお寸法とられました。

   「んまーあウェスト〇5センチ! ヒップ大台越え! これは既製服が入らないわけや!」

    おかあさん声が大きいです。  

   「バスト、バストも測って、それなりに大きくなったから!」

   「はいはい」

    ……などと姦しく巻き尺と戯れ、叔母さんはさっさと帰ってゆかれました。お茶も飲まないのか。わたしが出すべきだったのか。いや、勝手なことをして居座って母が不愉快な思いをしたら困るから出さない。

    そして連休が終わったころ、母より入電。

   「はーいまいこちゃんおかあさんやよー! 小枝さんがもう仮縫いできたから送るって。もうこちらには当分来れないと思うから、着た感じいろいろ測ってみて感想教えて」

   仕事が早い! さすが洋裁学校伊達に出てない!

   「仮縫いて、そんな本格的なことしなくてよかったのに」

   今まで母が作ってくれたリラックスパンツでそんな高尚なことをされたことなどなかったですよ。

   「まあまあ。とにかくありあわせの布で作ったから当ててみてね」

   少し前はまった仕立て屋さん漫画で、高級な布地の場合は先に仮縫い用に別の布で仕立ててみるってのあったかもだけど。そんないい品じゃありませんよ、サーヴィスの端切れ。

   ……送られてきたのはワインレッドに観葉植物の斑入りの葉が乱れ飛んでいるような柄でした。母がセレクトしなくても老女の好みってこうなるのか。サイズは実にぴったりで、ご機嫌でゴーサインを出したんですが。

   「それでこれは送り返せばいいの?」

   「ううん、これは仮縫い用だからプレゼント。このサイズでもらった布でこれから作るんよ」

   「いいの?」

   「要らんかったら返してもらってもいいけど」

   「もらうわ」

   ラッキーといって穿いてるんですが、2,3日も穿いていたら下がってきて、どうしたんだろう、やっぱりサイズ間違ってたかと思ったら、ウェストのゴムが結びが甘くてほどけていました。

   「おばちゃーん!」

    やっぱり母の手作りとは真剣さが違う、とここに書き記そうとしたら、そもそもこれは仮縫い用だったのでした。そんなもんその場しのぎでいいんだった。わたしがちゃんと入れなおせば済むこと。叔母さんごめんなさい。お中元は東京のオシャレなお菓子ご期待ください。 

 

 

 

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2019年4月13日 (土)

続・木綿のタオルハンカチ

   昔ね、「アリエスの乙女たち」って少女漫画がありましてね、里中満智子の。異母姉妹でくしくも同じ星座(牡羊座:アリエス)に生まれた2人のそれぞれの恋愛を描いた当時としては大河で、バブルのころドラマ化もされたんじゃないかな、昔の乙女をきゃーっと言わせる大掛かりなアップダウンのストーリーでしたよ。とりあえず最後まで読んだけどおかあさん自身は本気になってきゃあきゃあ言ったりはしなかったな。

   それで、たしか帰国子女でボーイッシュで自分の意見を持っている姉娘の方が、「女物のちゃらちゃらしたハンカチなんか持たないの」と、妹娘に男物のハンカチを貸してくれてきゅんとさせるシーンがあったんですわよ。そう、この姉妹は百合っ気があった。最初血のつながった姉と思ってなくて。そういう出生の秘密とかもあってね。昭和のベタなストーリーでした。

   てなわけで、美学ある乙女としてハンカチはどういうのを使うべきか、まいちゃんは昭和のころからいろいろ考えました。

   ハンカチはアイロンのかかった真っ白のを使うのが美学、ってのは解っても、何度もトイレに立ったらびしょびしょになりますがな。汗っかきなまいちゃんはガーゼハンカチを使うことに。これが高校~大学時代。

   就職したころには、さすがにエアコンの下でそんなに汗だらだらでもないから、ブランド物の花柄ハンカチを、毎週日曜の夜にしゅわーっとプレスして翌週に備えるようになって。

   ちょうどお嫁に行く頃に、ブランド物からハンカチサイズで薄手のタオル地ハンカチというのが出るようになって、ちょうどそのころはまっていた千趣会でも大人の女性が持つにふさわしいお花の柄で、でも子供っぽくないもの、というシリーズが出始めて、それを取り始めてしばらくはそれを使ってました。

   そのうちに、進物でも主流になって、気が付くとハンカチ売り場の一定割合もブランド物でないタオルハンカチが揃うようになったんですのよ。

   うちの子が学校に上がるころには、子供向けもタオルハンカチが普通みたいになって、アイロンかけなくていいからうちの子にはこればっかり持たせるようになったような。

   そして、雌伏うん十年を経ておかあさん再就職、今はコールセンターの人になっていますが。

   コールセンターは情報漏れを防ぐために(うちだけ?)、オフィスに持ち込めるものは制限されていて、記録媒体とか、こっそり持って入れないように荷物はヴィニルの透明バッグに入れて持ち歩くようになっています。百貨店の店員さんみたいね。

   それで、タオルハンカチじゃ足りない、もう少し大きいサイズのミニタオルを持ち込むようになったんですが。

   これが、乾かねえ。2時間おきの休憩にトイレに立って、手を拭いて、ヴィニルバッグに入れて一日持って出てたら、しっとりしたままで、あろうことかなんだか灰色で黴臭くなってきて!

   でも、パソコンが100台も立ち上がって多機能電話もあって帳票出力用のレーザープリンタも大量稼働中のうちのオフィス、むっちゃ乾燥していて、加湿器まで稼働してるのに、なんで乾かないの!? って話を周囲の熟女先輩に振ったら、

   「ヴィニル手提げにいれっぱだからじゃない? 出してデスクに置いてる人とか、モニターにかけてる人とかいるわよ」

   だって。このチーム資料おおくてただでさえ散らかってるのに、タオルおいとくスペースなんかないです。前のチームで特に資料なくPCからデータ呼び出して応対できてたところは、気管支弱いマーレさんとか、休憩の度にバンダナ濡らしてきてて電話の脇に置いてたけど。

   「モニタは電化製品じゃないですか、濡れタオルなんか掛けたら壊れそう」

   「そんなぐしょぬれなの?」イイエチガイマス

   物は試しでモニタの上、3センチぐらい? 画面を遮らない程度にこちらに端を出してかけてみたら、いいカンジ、あったかくてすっかり乾いてました! これで喉対策もばっちり! せっかく買ったタオルも長持ちしそう!

   ……そのくらい乾いてるのかうちのオフィス。

   「♪かっらからに~かっわいてる~」

   「二分の一の神話」なんかうなりながら懐かしき昭和に思いをいたすおかあさんでした。

   会社の隣の商業施設にタオル専門店入ってたな~と思って見に行ったら、パイルの打ち込み具合とかすっごく上等なんだけど、アップリケがきりんさんとかくじらさんとかで、可愛らしくって、ヴェルサイユ~なおかあさんの好みとは合わなくって泣いて帰ってきたんですよね。やっぱりタオルハンカチとかハンドタオルって大人の女性の使うもんじゃないのかなあ。 

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2018年5月 4日 (金)

エスパドリーユは洗っちゃダメ!?

   日本全国大型連休でございます。昨日はちょっと風凄かったですよね!

   連休中のおかあさんの野望は、エスパドリーユのお手入れ! です。
                                        秋のうちにやっとけよ。

   うちの会社、「オフィス・カジュアル」がドレスコードで、おととしの夏なんか銀行から出向でいらしてるクライアントのお兄さんが、
   「どーせバリバリのダークスーツで来るんだぜ」と思わせておいて
   「ご時世ですから♪」とばかりにのびの~びとポロシャツにスラックスだったのにはもうビックリ!
   銀行業務の請負だからとチームメイトのお兄さんの方が毎日ジャケットにタイを締めてきていたのが可哀相でした。まあ、かれはかれで締めるときは締めるスタイルだったらしいのでべつにクライアントさんがどうでも崩すつもりはなかったそうです。

   それで、靴の方は
   「ミュールなんてもってのほか、足はかかとがホールドされた靴ちゃんと履いててください。うちの避難場所はちょっと奥のハマー中央公園ですから、3.11のとき10階から階段下りてあそこまでたどり着けなかった人多かったんで!」なんです!

   お仕事柄、リーダーさん達はずっと立ちっぱで、手が上がったらすぐオペレーターさんのところに駆けつけなきゃなりませんから、最初のチームのときなんて、社内用クロックス準備してあるひと結構いましたけどね。今のところでも、机の下にオフィス履きの楽なサンダル用意してある方いらっしゃるし。

   でも、ウン年振りでお勤めを再開したおかあさんは『かかとをホールド』加減が解らなくて、最初の夏はずっとパンプスかウォーキングシューズで過ごしたんでした。
   ……暑かったです。
   タダでさえ、足が蒸れる質で、若い頃は会社に着いたらナースサンダルみたいな軽い爪先の開いた靴に換えてたんですから。

   でも、マネジャーにお尋ねしたら、サンダルも困るなあなんて言われちゃって、その年は我慢したんですよ。
   翌年はもう、絶対なんか足が楽な靴買ってやる! って、いろいろ見て回って、これなら夏っぽくて足が楽でドレスコードに抵触しないわ! って、買ったんです、エスパドリーユ。ベイジュの。

   昨日読んでた仕立屋さん漫画のヴァカンス篇でも「布サンダル」って取上げられてた、底が麻素材でキャンヴァス地でつっかけるカンジの靴。その昔のズック靴のオシャレ~なやつと認識してますが。

   楽でした。そこはまだ生足に抵抗があって、パンスト履いてエスパドリーユというなんか覚悟きまってないださいカンジでしたが。
   でも、残念なことににわか雨にあったりして甲の部分にシミが出来て、あーあ、やっぱりだめかあ、と初年度はそれで秋が来て。
   次の年、また近年は夏が来るのが早い! 5月ぐらいからもう夏物着ちゃうぞ! って、足元はどうしよう、シミほったらかしだったけど洗ったりしてる暇ないわって、そのまま履いて……一夏履き倒して。

   いやーノイエ・リリエンベルクのオサレビルに入ってた靴屋さんの閉店セールで買ったようなエスパドリーユ、しかも、合成ゴム底だからこれ正式にはエスパドリーユって言えないかも、なんちゃってエスパドリーユの布製スリッポン、2年も3年も履くものなの? と思いつつ、じゃあ今年の連休どうせ暇だし天気いいみたいだから洗ってみようって。

   いや、エスパドリーユは洗うなってどこ見ても書いてありますけどね。

   濡れタオルで叩けとか、汚れがひどかったら中性洗剤を付けたタオルで云々とか。

   一応読んだし、濡れタオル準備したけど。泡で出るハンドソープの器だけ残ってたやつに生協の液体石鹸入れて準備したけどね。ペットボトルに2本も水汲んで(今のうちお外に水道ないんで)。玄関先に出て。
   濡れタオルで湿らせて、そっと泡を塗ってそっと様子を見るつもりだったんだけど、天気は良いし、いい風吹いてるし、なんか全然濡れタオルの水分がエスパドリーユに移ってこないし。

   もういいや! って、ペットボトルの水バシャー! って掛けて、生協の液体石鹸の泡を擦りつけて古歯ブラシで擦って、もうおかあさんそれ子供の内履き洗ってるのと同じノリ!

   ペットボトルのべ5本ぐらいの水で泡を洗い流して、ちゃっちゃと水切りして今玄関先に干してきました。

   ……おかあさんそれ絶対やっちゃダメな奴!

   ……まあ、だめだったらご近所履きに降格するから。今度はふつうのサンダル買うことにして。

   うまくできたら今度のオフ会に履いていきます。
                               雨に濡れたら泡が出てきたりして。

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2016年9月 3日 (土)

本日の暴論 黒喪服をぶった切れ!

   というわけで嫁入り桐箪笥みんなあけちゃう♪ ツアーをやって来たわけですが。

   「この段は喪服だ。活田の女紋、ハート3つの片喰紋入りで夏冬両方作ってくれた。……まだ着たこと無いけどな」
   当分というかこのご時世永遠にないのでは。随分前に大おばあちゃまが亡くなられたときも、
   「大○(老舗百貨店)へ行ってブラック・フォーマル買っていらっしゃい」だったから。東京(神奈川です)に出てきてからも、お葬式帰りとおぼしき女性はイロイロ見かけるけど、みんなスーツというかアンサンブルで、お着物の方ってお見かけしないし。

   ちょっと前、ミセスのフォーマルは黒留め袖だったのを、着るのが大変だからとロングドレスにリフォームするのが流行っていて、たしか弟のお嫁さんのお母様も結婚式にそれを着ていらして「ふーん」と思った覚えが。

   黒留め袖って、模様は裾模様で、あんまり全面に絵画的に拡がってる感じじゃないから、別にロングドレスにしても残念感はないですな。ドレスって言っても、お年頃的にも、元々の布地の量から言っても、裾の拡がったお姫様ドレスにはならないからまあもとの絵も見られるというかまるきりなくなって残念ってほどじゃあないし。黒留め袖にするような反物なら物はいいはずだから、ドレスにしたってそりゃみすぼらしくはならないけど。

   やっぱなんか、「簡便にしました、それだけ」って感じがします。まあ、目立っちゃいけないんだけどさ、結婚式ではさ。

   どっかで見かけた画像では、友禅の絵付け師になった娘さんがプレゼントしてくれた彼女の作品を、お着物にしてもそうそう着ていくところはないから、とお母様がアンサンブルに仕立てたってのがありました。娘さんが精魂込めたであろう百合の花が、胸元に持ってきたはいいけど洋服の裁断をすることで無惨にぶった切られていて、それはないだろうととっても残念に心に焼き付けられております。もうちょっとなんとかならなかったのかと、ほんと、夢にも見るよ(見ません)。

   だってさ、友禅は、和の英知! いっぺん白い生地をお着物のかたちにある程度仕立てて、着るときのかたちにしておいて、その状態で一枚の絵になるように絵を描くんじゃないですか(山村美紗ミステリの知識でしゃべるやつ)。お振り袖とか、留め袖とか訪問着とか。それを、洋服にするからって無理矢理にあの細い反物に型紙置いたら模様もくそもなくなるのは道理。そりゃ無理だってば。

   だからさ、いまどきお葬式にお着物の喪服着るのもないんだったら、たんすのこやしの喪服こそをアンサンブルにリフォームすればいいんじゃないの? 黒一色→黒一色。模様的になんの障害もありません。夏のお葬式に絽のアンサンブル。涼しげでよいわ~。

   じゃあー隗よりはじめよ、手前の喪服をリフォームしろよって言われたら……ちょっと待って、もしかして旦那の親戚にそういうのにうるさいひといるとやばいから。

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2013年10月15日 (火)

やっぱりネコ系が好き!?

   沖縄の修学旅行のしいさあ絵付け体験で、虎美はしいさあを思いっきり虎柄にペイントしてきたそうです。周囲のおともだちはもう「早乙女=虎美」だと認識しているので(クラスで揃いで作ったTシャツ、運動会や球技大会などクラス別で盛り上がるときに着用するやつで、背番号が出席番号、その上の本人のニックネームが迷わず「とら」だったぐらい!)、なんにも言われなかったらしいんですが、お店のひとはそんなこと知るわけないので、
   「まあー阪神ファンなのー?」と聞いてきて、
   「いいえぜんっぜん違いますッ」と答えたらしいです本人談。
   嗚呼なぜそこで
   「ええ~違いますよあははははッ♪」と答えられないのであろう(詠嘆)自分も若い頃は突っ張っていてコワイひとと思われていたような気もする事はするんですけどね。なんでそう無駄に攻撃的なのかと、ハァ。親は冷や冷やしますですハイ。今時の子であるリアルの友達はそこんとこ媚びて無くてクールでカッコイイとかそこシビとか思ってるのであろうか。やっぱり冷や冷やしてたりして。

   そして、虚しく楽天のグッズ通販のページなど見ていたら、タオルマフラーの一覧がありました。これがまた品数が多い。お値段的に手を出しやすいからでしょうか。やっぱりクリムゾンのお品が多いわーと下へスクロールしていくと、なんとピンクのヒョウ柄のマフラーがあって、商品説明を見たら、「女性に人気のヒョウ柄をプリント」云々と書いてあって。ああ、それでピンクなのね。
   「柄ではやばいんだろうな」と呟いたら、
   「……そりゃやばいでしょう!」と虎美がややあって大笑いしてくれました。それこそ阪神ファンと思われちゃうじゃん!
   それにしてもピンクはないだろうピンクは。

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2012年11月25日 (日)

仙台帰りたい。

   しまった禁断の呟き。

   事の起こりは、ボタンを1つ無くしてしまったので、気の利いたボタンを買いたい→ノイエ・リリエンベルクのオサレスーパーでは手芸用品が充実していない→仙台だとマブチで手に入ったのに→仙台良かったなー→仙台帰りたい 今ここ。

   まあそんなのは今度お歳暮出しに行くついでに町田で探すことにして。

   実家の母が作ってくれた木綿のブルゾン、ピンク×ベイジュの2ミリ角のギンガム的チェックという微妙な色合いながら奇跡的にカントリーなカンジでうまく仕上がっていて、母の手作りということでローズピンクのプラスチックのシンプルなボタンが付いていたのを、マブチで木彫りのボタンを買い求めて自分で付け替えてゴキゲンで使ってもう7,8年? 気がついたら今年の夏一番下のボタンが取れていて。あ~あ、どうしようって言ってる間にもう秋も深まってシーズンオフに。
   今の間にボタン付け替えないと春になって必要なときに着られなくなってそしてうっかりどこかへ紛れて入ってボロ切れからゴミになってしまうので、早めに対応しとかないとなのに、気の利いたボタンを調達できなさそうで。

   あーあ。外したもとのボタンどこへ仕舞ったんだったかしら。

   どうせなら1つだけ思いっきり目立つやつをつけて、足りなくなったんじゃないのよお洒落なのよ~とやってみようかしら。

   どっちにしてもボタンとかワッペンとか可愛いモチーフとかたまにキャ~キャ~言ってよりどりした~い!
   もう老眼で細かい手芸できなくなってるにしても。

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2012年11月 3日 (土)

ファッションの分水嶺

   引きこもり主婦を脱して毎日お仕事に出るようになりまして、お客様の日常を日々目の辺りにするようになりますと、ああ、今ホントにこういうものが流行ってるのね! というのを実感できます。
   ちょっと前、ネットでは「面ファスナで封をするような合成の防水布製三つ折り財布(バリバリ財布!)なんてもう時代遅れ、恥ずかしい!」っていうネタが流行っていて、わたくしなどはこういう悪趣味な決めつけはいけないだろうと子ども達に申したところ、
   「おかあさん! ホントに今時バリバリ財布使ってる子なんていないって! お兄ちゃんもそれ変えた方が良いって!」と猛烈に虎美に反論されたのですが。
   リアルにレジに立っていたら、ホントに中高生以上の男性で防水布の三つ折り財布使ってるひとはいませんでしたね。いつからだろう?

   先だってネタにしたアームカヴァーも、車に乗るようなうちの田舎の母(窓に近い方の手が日に焼ける!)は平成入ってすぐぐらいから使ってましたが、お外をお歩きになる時には必ず! ってなったのはここ数年のことだと思うんですけど。デパートでも大型スーパーでもかなりの売り場面積を取って商うようになりましたね。いやほんと大奥様も若奥様もみんなしてましたよ今年は。

   そして、去年からこっち、流行ってるんだなあと思うのは、大判のショールを無造作に羽織るスタイルです。落ちないように、ちゃんとボタンやらストラップやらが付いているのがまたお洒落のアクセントで素敵です。寒暖の差が激しいですからね、調節が利くし、これは実用的でもありますが……。

   わたくしがファッションのことなど口にするのもおこがましいのですが、その、ショールは、ほんと、気合いを入れたファッショナブルなものの方がよろしいかと。あんまりその、お家でお膝に乗せてるブランケットによく似たものを、たとえばキャメルのダブルブレストのコートなんかに合わせて、そんでもってショルダーバッグ斜めがけとか、あまつさえ背嚢、じゃないリュックなんか背負ったりしたら、

   旧 ソ 連 軍 女 性 兵 士 になってしまいますよ。

   ……ヘタリアでもおなじみですが、ソ連軍正式軍装は上に羽織る毛布込みのスタイルだそうです。

   その昔のファーのヴェストも、ひとによっては女マタギになっていたそうじゃありませんか。
   その辺の「おっしゃれ~」と「どこの山出し?」との分水嶺はどこにあるのでしょう?

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2012年1月25日 (水)

萌えを翼にして

   わたくしはファッションには疎い方です。きれいなものを見るのは好きですが、バブルからこっちの若い人のカジュアル革命にはちょっと付いていききれないものがあって。まあ、デブスの逆恨みもありますが。うわーちょっと着てみたい!? でも入らない! そのお洋服はきっと正統派じゃないおかしな服なのよ……という理屈です。

   というわけで、ブランドショップなんかも足を踏み入れたことはなかったんですが、もうこの年になったら怖いことはない。わたしが着るんじゃないんだもん、小説のヒロインが着るんだもんッ! 取材よ取材、ユニクロ着てても心はクチュール、じっさい早乙女おかあさんが作ってくれたスカートはたとえウェスト85でも高級(?)注文服! と、最近胸を張って見に行くようになりました。

   トラサルディのコート! ポンチョが流行ってるのはオール・オーヴァー・ザ・ワールドなのか、ええと、「山」をふたつくっつけた形の、一枚布に切れ込みが入ってるだけの厚手の布を後ろから前へ身体にまといつかせて(お袖は一応筒に縫いあわせてあったような)、太いベルトで締めるカンジのコートが面白かったです。お色はネイヴィーとベイジュ、チョークストライプほどの太さで障子ぐらいの大きさの格子縞が入ってたような。一応リヴァーシブルでもいけて(ネイヴィーの裏はブルーグレイ、ベイジュは紺だったかな)、着物のように打ち合わせて前は3つほどのボタンでした。とってもカッコイイシルエットなのですが、構造がポンチョなので、袖口が縫ってあると言ってももう30センチほども空いた形で、
   ……風が吹き抜けるんじゃないかなあ、ホントに寒いときにはキツイぞこれ。
   うわーすごいわーとかいっていろいろ触らせてもらったり鏡に向かって当てたりもしたのですが、寒いところに長い間暮していた身ではれーせーにダメ印を出していたのでした。

   ポロかどっかのトラッドなブランドのセーターは、ゲージがええとハイっていうんでしょうか、細い糸でキッチリ編んであって、紺と赤がありました。そんなに複雑な編み込みの地模様はなかったかと思うのですが、やや開いた襟元に白いレースがあしらってあるのが今風? これはスレンダーなひとにスッキリ着こなして貰ったらステキかもーと、目をキラキラさせて手にとってしまったり。わたしなら赤! だけど、今書いてるシリーズのヒロインなら紺を選びそうだなーそんで、似合ってるけど、もっときれいな色を着ればいいのにと周囲をやきもきさせるんだな、とひとりでニヤニヤしてました。

   そういうお金に困ってなくてスタイルのいい女の子、でも女の子っぽく着飾ることに興味はない、だとこういうブランドかなーと、サンローランを見に行くと、そう! バッチこれ! という黒の薄いジャージ素材のアシンメトリーなカットソーがあったりして、もう、イメージ膨らむ膨らむ! アレも着せたい! これも着せたい! そしてこういうことさせたい!

   というように、この年にして萌えごころを翼にブランドショップに飛び込んで、で目の保養、心のときめきを貰っているのでした。お金のかからない娯楽♪ 助かるわ~。

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2011年12月23日 (金)

本日の手仕事ニッポン おかあさん困っちゃう篇

   ちょっと褒めるとこれだから。

   「まいこちゃん? おばあちゃん豹太くんにマフラーを作ったからあげてちょうだい。絹の着物を壊して作った赤いマフラー。豹太くんは赤い色が好きだそうだから」
   って、オイ!
   「なあ、赤いマフラーってどうよ? 一昔前のヒーローか、サイボーグ009とか仮面ライダー1号2号とか……」と虎美と相談しますと、
   「おにーちゃん絶対そんなのしないよ! おかあさんがなんでも言うから!」ってなんでわたしのせいになる!?
   「どうしよう……?」って言ってたら、ホントに送ってきましたよ。それがまた、ふんわりしたカンジならまだしも、ごわごわしたしぼのある素材で。ええと、縮緬。確かに目の覚めるような赤で、端のところはミシンがけしてあって、オーダーして作ったという自分のオリジナルを示す「 ~ ふる~つ ☆ ISHIKAWA ~」 の織りネームタグも付いています!(こんな所に旧姓を使うなんて、このばばあはよっぽど婚家に恨みがあるらしい)

   「おかあさん、これちょっと……」
   「あら! いい縮緬やろいね? しぼがあるからきゅっとしまってゆるんでこなくていいがよ。わたしも巻いとるわね。やっぱり首と手首と足首をあたためるんがいいんよ」
   「……ありがとう」
   わたくしが責任持って巻いています。緩んでこないのはいいけど、やっぱりごわごわとしていて、垢擦りタオルのようです。でもまあ、ないよりはいいか。お色はわたくしの好きなコカコーラレッドから、端に行くにつれてピンクの糸が混じって3回ぐらい濃くなったり薄くなったりのグラデーションをつくってます。……うん、色柄は好ましいです。

   ほんとに、時々とんでもないのを寄越すんだよなあ……。

   親に逆らえないわたくしは、その昔、
   「これはいいものなのよ! 着物を壊して作ったから正絹で!」と、強引に薦められて黒地に黄色の格子縞の入った負ぶい紐で虎美をおんぶしていました……。

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2011年12月20日 (火)

「タイガー&バニー」 流行りには一周遅れで乗るのがツウ……?

   今年話題だったアニメ「タイガー&バニー」、ヒーローアニメなんですが、画期的なのは提供をCM枠で宣伝することでお金を貰うだけじゃなく、作品中に取り込んで、変身したヒーローの身体のあちこちに企業のロゴを入れて、それを見せつけることによって宣伝を行うという形態を取ったこと。たとえばヒロインにはペプシロゴがついていて、セクシーなしぐさでペプシNEXという商品を飲むのです。
   ストーリーもなかなか魅せる展開だったらしく、みんなはまっていたようでした。
   噂には聞いてたけど、はまるとヤバイと思って、自分では終わるまで触れないできました。
   って、なんでカテゴリがファッションかっていうと。

   晴れて物語が大団円を迎え(たんだよね?)、番組公式サイトにさてどのような話であったのかと見に行くと、これがまあ毎週TVでやるようなアニメですかといいたいくらい繊細で美麗な絵だったのでした。ストーリーはと言うと、アニメ版「相棒」みたいなカンジで、いや「白バイ野郎ジョン&パンチ」(古い!)かな、性格のちがう2人が衝突しながら任務をこなし、謎に挑んでいく間に心を通わせる話? ナルホド人気を得たのもむべなるかな……?

   おかあさんセンスっていうかドレスコードが昭和なひとだから、娘もいるやや薹のたったヒーローであるところの主人公鏑木・T・虎徹氏がややワイルドな感じでパンツ&ヴェストを普段着にしておるのはステキとおもうにせよ、そのヴェストの裾からベルトのバックルが覗いているのがどぉ~も気になるッ! 

   三つ揃いを着るときは、おズボンはサスペンダーで吊るもんでしょう? ベルトで締めるときには、バックルは中心からずらして、ヴェストの裾から見えたりしないようにするもんだと思ってましたが。
   やや崩した着こなしで、揃いでないヴェスト&パンツのときにはどうなのよ。そういえば、ウェスタンなコーディネートだと、ジャケットはなしでデコラディヴなカンジのヴェストだけだったりしますが、ああいうときはベルトはふつうだったかしら? 

   ああ、もう、気になってしょうがない!(本編ははっきり言ってどうでもいい!)

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