目覚めよ好敵手!
おかあさんひいきの「くろうみたん」こと黒海関にまだ初日が出ません。
わたくしは若い頃は、相撲なんてものはデブが体重をたのみに絡んでるだけのスポーツとも言えない見せ物と認識しておりまして、それが何より証拠には、引退した力士は皆々内臓を悪くして早死にしておる、あのような体に悪い見せ物は早晩なくなるであろうと思っておりました。いや、思慮の足りない中学生の頃の話だからご容赦を。
ま、それでもそれなりにタカミヤマとか、先代の、大関まで行ったタカノハナとか、郷土出身力士の横綱輪島とか、勝ってたらうれしいぐらいに見てたんですけど。
若貴時代も、あそこまでアイドル扱いしなくってもと苦々しく思ってて。小錦が横綱になれない云々とか、やっぱりインシュウの世界なのねーとか思ったり。
ところが旦那様が相撲好きで。
夢は両国国技館の枡席に陣取って、楽日に座布団投げてみたいとか仰る(そりゃムリだって)。
しょうがないからお付き合いして見たりして。
なかなかあれも奥深い世界ですな。
とくに誰とは言わず、そこに映ってる2人を見ながら、
「そこやーっ!!」
「うっちゃれ!」などと声を出しながら一緒に手に汗握ってしまいます。
けっこー格闘技好きみたい。
で、舞の海とかひいきしてたんですが(寺尾は相撲取りにしては男前なのでやっぱり好き)、最近のひいきは前述の黒海関。
はっきりいってあんまりぱっとしない力士です。えーっと、今場所は東の三役の下ですね(前頭筆頭)。しこ名の通り生まれはグルジア、外国人力士です。琴欧州より先に出世してたので、一応史上初のヨーロッパ出身関取なんですけど、追い越されましたね。これが、東欧っていっても琴欧州みたいな端正な彫りの深さじゃなくって、眉は濃いは、鼻はどっしりしておるは。失礼ながらむさい系で、とってもおかあさんの美的感覚に訴えたという感じじゃないんだな。胸毛もあります。いや~ん。
なんで好きなんだろう?
琴欧州みたいにどんどん勝って(最近ちょっと低迷してますね)脚光を浴びたと言うこともなかったと思うのに。大関に手が届いたことはなかったと思います。いっつも、6勝9敗から8勝7敗あたりで、負け越すか、勝ち越すかとハラハラさせてくれます。先場所は久し振りに12勝もしてくれてうれしかったなぁ、あ、だから今場所番付がいいのか。
で、なぜかというと、この前新聞で一度取り上げられていて。
2,3年前、朝青龍キラーだったんだこの人。
キラーと言うほどもないですが、朝青龍相手に2回も金星取ってます。平成17年の7月って、ええと、名古屋場所? 平成18年1月は初場所って言いますか、普通。
あ、金星って、れいの、サッカーで言うところのジャイアント・キリングね。横綱を平幕がやっつけちゃう「事件」です。前述の座布団はこう言うときに飛びます。国技のフーリガンはカワイイね。
そりゃ、痛快だ、この頃注目したんでしょうね。
でも、朝青龍が盤石の横綱になっていくのに対し、くろうみたんの方はその後ぱっとしなくなって……。
それも、解き明かしてありました。
体重調整の失敗だそうで。
一時期南洋出身の外国人力士台頭のせいで、力士が大型・重量化しましたよね? それで、入門後くろうみたんもどんどん体重を増やして当たり負けしないようにしたんだそうですが、過ぎたるは及ばざるがごとし、今度は持ち味のスピードがなくなってしまって、それなのに脇が甘いもんだからすぐ転がされちゃう。体重を支えられなくて脚を痛めちゃうということもあったようで。
じゃ、って落としてみると、今度は軽すぎて、やっぱり転がされちゃう。やっぱり、体型がヨーロッパですから重心高いんでしょう。お相撲の基本の足ができてないという噂もありました。やっぱり文化の違うところから来るとこの辺が辛い。
てなわけで、伸び悩んでおる模様。大相撲も三役以上は持ち前の身体能力だけでどうにかなるレヴェルじゃないみたいですね。パパがレスリング・チャンピオンだとは書いてあったけど、本人どの程度レスリングやってたかは書いてなかったです。そういう、他の競技で培ったものを生かした力士を目指すんでしょうか。
外国人力士もイロイロいた方が面白いから、くろうみたんには頑張って欲しいと思うんですよ。朝青龍、やっぱりどうも気に入らないから、そいつにだけは勝っちゃう力士がいてくれても面白いし。そういうややヨコシマな動機で応援してます。
ガンバレ。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)











最近のコメント