2011年11月10日 (木)

一発屋になろう?

   ちょっとした雑学を毎日お届けしてくれるサイトがあります。

   ここ →http://tadahikostar.blog21.fc2.com/

   

雑学のソムリエってタイトルが良いじゃないですか。お住まいの地方の素敵な観光名所とか、ちょっとした算数/数学の腕試しとか、おすすめの映画とか、話題は多岐に及び、そして毎日更新なんです。素晴らしい。

   昨日の話題は、あの「名探偵コナン」が劇場用新作が15周年だとかで、15にちなんだ作品がこの春公開予定……という語り出しでした。この話は登場人物の名前が有名な「探偵」の名前のもじりになってると言う話から、

   「ヒロイン毛利蘭の名前は何にちなんでいるか知っていますか?」って。

   コナン(=工藤新一)がコナン・ドイルから取っているように、相手役はモーリス・ルブランなんですよね。ホームズとルパンと明智小五郎(蘭の私立探偵をやってるパパの名前は小五郎)をほぼ同時に学校の図書館のポプラ社や偕成社の全集でむさぼり読んだ層には一発! なんですが、いまどきは必ずしもそうじゃないみたいで、(真ん中抜かしてるせいもありますが)、蘭ちゃんの元ネタを知ってるひとはコナンのファン層ではあまりいないそうな。

   さもありなん。

   そういえば、同じくルパンとホームズを一緒くたに読み倒した層にはドイルが来ればルブランもいるだろう! と思わず騙されるあの新本格の名作のトリックも、「はあ、そうですか」、と意味がよく解らないとかいう話、ききましたもん、と

   「ルブランって、ドイルよりはマイナーですか?」とついついコメントを付けてしまいました(細かい内容はそちらのサイトをご覧ください)。

   ウィキペディアで調べると、そういえば、ルパン全集の尻尾の方、ルパンは狂言回しになっちゃってる作品もあったかなあと思っていたのを裏付けるように、ルパンじゃない主人公で書いた作品までルパンシリーズに変えさせられ……てな話も載っていたような。荒木飛呂彦じゃありませんが、「何書いてもルパンになってしまう」状態。偉大なる一発屋みたいです、なんて書いちゃって。

   誰だっけ、ミステリ作家でフランス語もできるという(そしてエッセイにいろいろ語る)ので、たぶん阿刀田高だと思いますが、ルパンの大人向け決定訳に挑戦して、と依頼があって、原文を見てみたら、これがまた意味不明、勢いで読ませる形の話で、これはルパンで当たる以前は売れない心理小説作家だったって、解るぜ、みたいなこと書いてあったのみたことあるんですが、もしそうだとすると、ルパンシリーズ以外鳴かず飛ばずなのも当然か。ま、コナン・ドイルも似たようなもんかも知れませんけど。あれ、ドイルは秘境ものも多少でたんでしたっけ?

   小説家を目指して泣かず飛ばずの身からしたら、そんなもん、自分の生み出したキャラクターが信じられない改変を受けても、ありえない誤読をされてその上筋違いな批判を受けたとしても、その国を代表するヒーローになってみんなに愛されたら、その本以外全く読んでもらえなくてもそれはそれで小説家として幸せなのかなあと、人のサイトに書いちゃったあとで思いましたので、自分の所に書きます。

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2010年11月28日 (日)

「Haevest」 生き残ったものの義務

   「WEB漫画には傑作が多い」とかいうタイトルに、「アンダーザローズ」の噂でも聞けるかと開けてみたら、面白いものを引っかけました。
   「女神が基本おっぱい丸出しのギリシャ神話みたいな話」とか紹介されてたかな。

   ……えーと、確かにその通りですが。
   「Haevest」→ http://www.charamuse.net/sagon/haevest/h/Haevest.html  
  ええと、「収穫」とか「実り」を意味する英単語がタイトルの由来なんですが、いろいろあってこの綴りでいいそうです。突っ込み禁止で。

  実りの女神の娘が、ちょっとした事故であの世に紛れ込んでしまって帰れなくなり、その彼女の救出作戦といった出だしだったのですが。
  多分タイトルやシチュエーションからいって、ギリシャ神話のペルセポネーがハデスに嫁入りする辺りの話を翻案したものになるはずだったようですが、
  「頭のいいヤツ連れてこないとダメだわ」って、連れてこられたもと大賢者、今は調整神セシウス君の献策により、あの世とこの世の境の裂け目に落ちてしまっているのではとその各人の過去を振り返らせる力を持つ裂け目に実りの女神がダイヴしてしまって、物語は彼らがまだ人間だった頃に戻っています。

   これは「神殺し」のあとの世界の話なのです。

   理性を失って、創った世界をこわし始めた創世神に対し、やむなく反旗を翻した人間達が、かれを倒し、その血を浴びて神通力を得て自分たちが「神」になってしまった、「神」としての心構えもないうちに、という世界観。そりゃ、ノルック族を侮辱されたといって女神がいきなり神殿で立ち回りもするよなあ。もと「女騎士」だそうだから。

   実りの女神デールがまたいいお姐さんで。
   村を焼き討ちされてひとり生き残った娘、鍛冶を特殊能力とするいかつい少数民族ノルック族に保護されて、まだ健在だった創世神に癒され、ノルック族を夜盗どもに襲わせないために身体を鍛えて女騎士になるのです。けっこー頑固で武闘派。美人でナイスバディです。この世界の倫理観なのか、本人おおらかなのか、トップレス姿が多いです。大股開きで(ショーツは穿いてます)立ち回りをしてすごいです。
   だーりんは元こそ泥のハシウス。同様に村を襲われて帰るところがなくなり、「しょうがないでしょ」と盗みに手を染めて生きてきた優男ですが、腕は立ちます。世界を流れて生きてきたので、いろいろ村の外の事情にも詳しく、剛のデールに対し、柔で村(というかデール)を護ります。殺すのがイヤだから盗む、を選択した辺りなかなか理性もあり骨もあるお兄さんです。この「ご主人を失ってずっと荒れている」状態が冒頭のデールさんなんだそうで。過去のらぶらぶな冒険エピソードを見てても解りますわぁ。

   大賢者セシウスになると、もうハッキリ草食系の優男。もとは農政家というか土壌改良学者? 賢者といっても哲学とか専門に修めた感じではないですが、問題を理性的に把握し解決しようというスタンスです。社会はどちらかというと、自分が食えなくなったら奪って自分が生きる、というものなので、彼は苦しみます、賢者という名を捧げられても飢えた人々になにも与えることができない、でも、かれの理性は殺して奪うことをよしとしない。魔女ガーラに捕えられ、挑発され蔑まれても彼女と対話しようとするところが偉い。

   そう、魔女ガーラ。作中魔女とは言われてませんが、動物と話ができるとかで、様々な動物を操り村村を襲い、「人間どもを殺し尽くした後の世界が完全なる世界」とうそぶく姿は魔女と言っていいでしょう。あれだ、環境テロリスト。村を襲われて行くところのない人々に食べ物を乞われ「今度はあなたが殺して奪いなさい」と言ってのける。「人間が壊れてゆく姿を見るのは最高」とその一団の乳飲み子を飢えで失った若い母親を連れ回す。もしかして、このひとはツンデレで、心の底には癒しきれない傷があってのことかも知れませんが(セシウスはそう見ている)、現時点では悪の元凶。

   最後に、創世神。この神が「壊れて」世界を壊そうとしたのを止めたが故の「現在」なのですが、世界が復興して数百年を経ても彼がなぜ「壊れた」のかは明らかになっていないのです。人間を飢えさせないために「おいしい」種を作り出し、広め、心の痛みに哭くデールを癒し、悩みながらも世界の完成を目指していた彼が壊れたのはなぜなのか。物語の本筋は虹の女神プルセナ奪還ではなく、そちらなのかも知れません。
   彼が努力しても人心の荒廃は止めがたく、徒労の末に魔女ガーラの禍々しい思念に影響されたのか、そこまで自分の創造したものを追いやってしまったことに絶望しての暴走なのでしょうか。物語の行方が案ぜられます。

   総天然色一千ページ超。大河です。まだ物語は続いています。昨夜一気読みしちゃった。個性的な登場人物もステキ、グラマーでたくましい女性たちもステキ、飄々と生きる男性たちもステキ。これは拾いものでした。おためしあれ。

   お召し物はトップレスで立ち回りも派手ですが、劣情を刺激することが目的のエロティックなシーンや、ことさら残虐なシーンはありませんので全年齢オッケーかと思われます。女性がおっぱい出してたりぱんつが見えてたらいやというお堅い方には向かないかもだけど。

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2008年11月 4日 (火)

人を制する話

   ちょっとシーズン的には早いかもですが、なに、「先んずれば人を制す」のです。しばしお付き合いを。

   年末年始のおじいちゃんち滞在、仔猫ちゃんの頃から早乙女おかあさんったら頑張っちゃって、「ばばばあちゃんのかるた」やら、芭蕉・蕪村・一茶の名句をあつめた「俳句かるた」、金沢の郷土遊びの旗源平など、イロイロ取りそろえてくれてました。
   「お手伝いなんていいのよ、それより子供達を見てあげててちょうだい」と言ってくれるのを幸い、おかあさんも子供の世話を口実に遊ぶ遊ぶ。
   さらに「日本語であそぼ」カルタやら「魚(とと)あわせ」、「しばわんこの和のこころ」カルタ、都道府県カードカルタまで投入。子供の教育にお金を惜しまない早乙女家です。いや、ソレ違うだろ。

   そして、満を持して去年あたりから百人一首が登場。でも、虎ちゃんには早かったんだ。取れないからって脱落は良いけど、よせばいいのに読み手を志願。
   「あ、あふことの……」
   「それはオウコトノって読むんだよ。カルタ言葉は難しいんだ」
   「むぅ~」ト頬をふくらませながらも続行。
   「いつみきと……こ? か……」
   「あ、それ古い活字だからコに見えるんだよね。テだから」
   1枚読み札が無くなってるような伝来のカルタセットだから。ふりがなとかも付いてないし。思えばかわいそうなんだけど、本人やるって言って聞かないし。基本の5・7・5・7・7が解ってないから全編ぎなた読み(「弁慶が、長刀を」というところを「弁慶がな、ぎなたを」と読んじゃう読み方。わざとやると言葉遊びになります。後述)で、聞いてる方も自然と頭がよじれます。 
   「ころもほすてふ……」
   「あ~もうお前は読まなくて良い!!」とうとうお兄ちゃんキレちゃった。  

   おかあさんも、百人一首を始めたのは小学校高学年だから大丈夫だと思ったのに。
   やっぱり、老父が兄たちと遊んだとおぼしき古めかしいセットで、欠番こそ無いものの、箱には染みが浮き、墨書きで名前まで入ってて。裏にはほとんどすり切れてるけどかすかに金や銀が散らしてありました。お友達の持ってるようなやつのように印刷は鮮明じゃないし、ふりがなも歴史かな・旧字体だし、角に通番は入ってないし、全部の歌を解釈してあるリーフレットも入ってないし。でも、ありがたく弟と遊びましたよ。
   ただし、そういう不親切(?)なセットで、大人の指導がなかったからカルタ言葉(歴史的仮名遣い)を全然知らなくて、ホントに字のマンマ「ケフココノヘニ~」とか読んでました
   「まいちゃん、それ違うんだよ」って教えてくれた小学校のクラスメイトに感謝。
   今でもあの茶人漫画を「ヘウゲモノ」って言っちゃってますけどね。あれは英文タイトルも「Hyougemono」って書いてありますから、ちゃんと「ヒョウゲモノ」って言うべきなんでしょうねえ。

   で、地盤沈下しつつある兄の権威を保てる唯一(?)の分野として彼は百人一首に目覚めた模様(やっぱ、2年の学年差が効いた)。おかあさんやおばあちゃんには敵わないものの、「百人一首やろう」といえばおかあさんはご機嫌、妹はシオシオと認識したようでございます。

   解らないながらも取り札を見ているうちに、
   「これなに~? 『きものとかはしる』だって! 着物が走るの?」
   「それはソコで切るんじゃない。『いかに久しき、ものとかは知る』だ」でも、強調の助詞「は」が間に入ってるから、それでも解りにくいところではありますな。しかし見事な「ぎなた読み」ですこと。受けているうちにうちではそれが狙い札になっちゃって。
   「着物取った~!」って、普通は「知るも知らぬも」とか、「をとめの姿」だろうがよ。
   あとは、「まにまに(この度は幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに)」は語感で人気札です。最近は、「ちりとてちん」の影響で、
   「瀬を~はやみっ!!」は大受けなんだけど、あのドラマ下の句は絶えて言わなかったから(ヘエベエちゃんのいけず)、
   「それで何を取ればいいの?」われてもすゑに~です。

   そのうち生協の通販とかで、印刷もキレイでちゃんと裏から薄紙を貼ってくるむスタイルのいいセットを買おうと思ってたのに、なんと、豹太はこの春から選択国語で「百人一首」を取っちゃったのです。
   先生、そんなのはクラブ活動でやるもんじゃないかなあ?
   まあ、古文の入り口ぐらいの位置づけなのかも知れないけど。
   で、この秋の文化祭で大会もあるんだって。
   おかげで夏休みも何度かやらされたけど、うちに帰ってからは、セット自体ないし、忘れてて。
   ネットで探すと、なかなか良いサイトがありました。
   ここ。http://www.takken-iida.com/ogura/

   

百人一首の練習サイトです。レヴェルが4つほどに別れていて、初級は読み札が出て、取り札はおおよそ最初の文字の行別に表示され(あ、のときはあかつきばかり~とかあらはれわたる~とかばっかり)、読み札を見て、取り札をクリック、合っているとポイントが加算され、間違っているとお手つきになります。数秒経つと、下の句が示され、その札が見える範囲に無いときには、その取り札の最初の文字の行を選択して取り札を入れ替え、見つかるまで探せます。レヴェルが上がると、実戦さながら、取り札がない場合も出てきます。ハイスコアの登録機能はちょっと壊れてるみたいだけど、ランキングを気にせず、トレーニングだけなら十分使えます

   豹太、文化祭では結構活躍したそうで、
   「冬休み明けにも大会がまたあるから今度は絶対買って!」と言われ、気をよくして出かけてみました。でも、このシーズンじゃまだ出てないだろと、町田の小田急の中の書店へ。カウンターで聞いてみると、「古典の棚にございます」って。
   確かにあったけど、2種類だけ。朗詠のCDが付いてるやつと、ついてないやつ。中の読み札の印刷までは確かめられませんでした。でも、買った! CD付3100円。
   うきうきで帰って開けてみると、…………しょぼい。
   両面印刷でした。裏は緑色一色で。
   日本の印刷技術は上がったなあ(ヤケ)。
   読み札の印刷もクリアすぎてありがたみがないし。
   ま、CDのために買ったんだから、と諦めました。
   わたしの小学校の頃も既にテープはありましたが、1番から読んでるんじゃ、気の利いたコは順番覚えちゃうし。つゆにぬれつつの後はころもほすてふねって。最後はももしき。その時はメカに強い(?)誰かのママが、がんばって順不同ながら100首全部入るようダビングしてくれて、練習用テープを作ってくれましたけど、ここは、シャッフル機能のついたCDプレイヤーを役立てなくちゃ

   買って3日はご飯の支度も忘れて夢中で取りました。
   3日経ったら忘れたけど(ほったらかしの虎ちゃんが怒ったんだと思う)。

   あとは、意味なんかを覚えてもらって。
   「これは、だーりんが浮気してて、うちに帰ってこなくて、いま来るか、来ない、来るか、来ない、うわ~んって言って泣いてたら、夜がとっても長く感じられるんだけど、あんた解る!? と恨んでる歌」
   「百人一首って、今のJーPOPと変わんないね
   「そうそう!」

   てなわけで、偶然拾ったサイトを見せてやりました。
   ここ。http://mudainodqnment.blog35.fc2.com/blog-entry-521.html

   「百人一首を現代語訳しようぜ」スレッド。
   頑張って、教科書的意味を入れながら、今風に通るよう刈り込んである作品あり、それちょっと違うよ、という「力作」あり、全部盛り込もうとして野暮ったくなってるのあり。面白いです。
   おかあさんがんばってみましたが、ダイナゴンキントーの、

   滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ は

   昔は凄かったんだってねエ

   ってカンジでどーだ?
   これ絶対、滝の話だけでなく、隠喩入ってるよね?

   というわけで、我が家の猫科の人たちがここから古典の世界に羽ばたいていってくれることを願ってやまないおかあさんでした(虎ちゃんの場合トラウマになってたらどうしよう!?)。

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2008年10月25日 (土)

「Jigsaw Puzzle」若いって美しい

   バナーを持ち帰るのってやったことないんだけど。http://www5f.biglobe.ne.jp/~criminal-love/karikan.jpg

   これでいいのかな?(バナーの絵が表示されるだけだった。お詳しい方、教えてやってください シオシオ)http://www5f.biglobe.ne.jp/~criminal-love/index.html

   で、「人のふり見て」ではまった小説のサイトさんからのつながりで見つけたコミックのサイト。連載終了の「Jigsaw Puzzle」がたまらんのです。かわええ

   過干渉のママのおかげで人間関係を壊されてしまった薫子さん、名門の特進クラスに入学できたはいいけど、かなり疲れてました。電車のなかで居眠りして寝過ごしてしまいます。彼女に寄っかかられていたために自分も乗り越してしまったという少年に逆ギレすると、「ひどく無理をしてませんか」「眠りながら泣いてた」。怜悧な目をした少年を忘れがたく、彼女は意外な行動力を発揮するのです……。

   4,5ページぐらいずつのショートコミック連載で、1つ1つの話はすぐ読めます。それが25話位で完結、リクエストによる続編が10編ぐらいずつ2回。高校生の可愛らしい恋の話で、年齢制限はありません。おかあさんだってこういうの読むんだから!

   え~っと、娘に紹介しようとしてひねり出したのが、「『マダミス』のグレースみたいな子!」学校の成績は良いのですが、
かなり非論理的行動を示す、しかしながらトラウマ持ちで自意識過剰気味の薫子さん高校2年生と、作中理科系という記述はないにせよ(造園系の学科ではあるようだ)、世間一般でいう理系男のような低体温で論理的で、ある種天然ともいえる結論をなんのてらいもなく言えてしまう正親君(ある意味「ひまわりっ」の健一2号のようでもある)、双方相手に翻弄されていると認識しているようですが、非常によいカップルであります。

   彼に逢うために毎日彼の最寄り駅まで通っていたらお小遣いがなくなって(高校生だよな~)、「もう逢えない」とすっかり悲劇のヒロインのように別れを告げるものだから、それまで流されて付き合っていた正親君がはじめて自分から彼女を探して逢いにいくくだり(自分の学校も教えてないなんてヒドイよ薫子さん)が美しかったです。

   その昔、社内恋愛でらぶらぶだったカップルの彼氏の方に「君たちは1年に350日は逢っているだろう」と冷やかしたら「うん、それくらいになるね」と素で返されて赤面したものでしたが、そうだな~高校生とかの恋だと、ホントに毎日逢っていちゃいちゃできるんだ、
うらやましい。高校1年の春ぐらいに出会って、彼女が卒業して町を離れるまでのつきあい。そりゃ密度濃いなあ。

   今時の高校生なら、もっと簡単に愛欲の方向に流れても良さそうなものを、節度を守って、お互い思いっきりペースを乱されながらも
精神的に深く相手を理解し合おうとする2人が可愛らしく好ましいのでした。もう、顔緩みっぱなし。

   薫子さんがね。頭が良いせいでしょうか、自意識過剰のせいでしょうか、人より2倍も3倍も考えすぎて
いちいちオーヴァーヒートするのがかわいらしいんですよね。それでいて余人の思いも寄らぬ回路ですぐ立ち直るし。たしかに、見ていて飽きないです。そして、何事にも動じない正親君が、意外や年頃の少年で内心葛藤していたりするのがかいま見えるのがまた楽しい。

   「責任取ってあたしを好きになりなさい」(ト必死の薫子さん)
   「すみません もう とっくに 好きです」(ト真顔で正親君)

   今年最高に笑いました。

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2008年10月19日 (日)

抑留の沙汰も心がけ次第?

   また面白いところを引っかけました。

   第二次世界大戦後、ソヴィエトに抑留された日本兵の方が(ずいぶんお年寄りな計算だな)、その生活を絵に描いたのを公開しておられます。

   

旧ソ連抑留画集 http://kiuchi.jpn.org/nobindex.htm

   強制労働とかさせられて、さぞやご苦労を、と思っていると、意外やソヴィエトは建前上人種差別や男女差別がなかったので感心したやら、女医さんが凛々しくてすてきだったとか他国の捕虜の方と交流があって「世界のみんなは友達だ」という認識に至ったとか、日本食とドイツパンとでは見た目の量が違うのでドイツ兵に恨みがましい目で見られて困ったやら、暗い一方でもなくて面白かったです。

   これはこの絵をお描きになった方の心の持ちようもあったでしょうねえ。

   絵が達者なところへ、画中のコメントがだいたい川柳になっているあたり、インテリジェンスも感じられます。○助憎しとか、こういうところで品性が出る、朋輩の生に執着する醜さに呆れた、とかいうニュアンスは一切ないからっとした明るいユーモアこそが、彼を生還させたのではないかとしみじみします。

   あ、国民性ネタでよく上がる、点呼の時に日本兵は行儀よく4列縦隊を取るのに、ロシア兵ったらおばかだから九九ができなくて。ひーふーといちいち頭から数えるもんで時間掛かってしょうがなかったネタはちゃんとありました(やっぱりホントなんだ)。

   強制労働なのによく真面目に働くネとハンガリー兵(サボタージュ熱烈実施中)にニヤニヤされた話は、実際よその日本兵が作らされた建物なんかもホントにしっかり作ってあって今頃までも保って、今でも現地の方々に感謝されてる旨どっかでも読んだので、それはそれでよかったんじゃないかと思ったり。

   ま、場所によってはそれどころじゃなかった方もおられましょう。お爺さん、良いところに回されたね(太って帰ってきたってんだから!)、とお声がけしておきましょうか。いや、それも本人の日頃の心がけだよなあ。

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2008年7月31日 (木)

自A隊がファンタジー世界に遭遇したら

   なんかイロイロ面白かった。

   どこか忘れたけど、リンクをたどって紹介されたのが「自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた」http://fwsdf.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?FrontPage

   現在の自衛隊の皆さんが剣と魔法のファンタジー世界に出会って、どうする、といった仮想戦記のようなものを皆さんが書いてみておもしろがるといった趣向のところのようです。ホラ、「戦国自衛隊」みたいな。最初は近代兵器で圧倒するでしょうけど、そのうち人的含む補給が途切れて悲惨なことになるかもよと。ま、大まじめにバカなことを論議するのは楽しいことです。

   「メイド」という話では、領主の趣味で編成された武装メイドさんが取り残された城館を、ヘタレ新任自衛官さんが占領して統治するすることになっちゃうのでした。でも、「マのつく」シリーズのユーリ陛下のようにニッポンで平和で平等で人権を重んじる教育を受けてきた人からすると、中世っぽいファンタジー世界の被支配階級は想像を絶する悲惨さで。彼らが「ヒドイ敵と思われないように紳士的に」振る舞えば振る舞うほどに感嘆され、懐かれてしまうのでした。全然エロエロな展開でなくてこっちがビックリしましたよ。ううむ、本当にこうなればいいけど。

   「サキュバス娘」なんて作品では、センセーショナルなタイトルで、きっとエロエロで過激なのねと開けてみると、確かに同僚達をたらし込んで「食らい」尽くしたサキュバス(え~と、女の淫魔です)を退治したところがその娘を保護しなくちゃならなくなった自衛官さんのお話で、多少ヴァイオレンスなシーンがありますが、かれは多少のトラウマがあり、女性を近づけないんですな。その辺、ややドタバタ的で面白かったです。彼を気に入っているたぶん吸血鬼(作中そういう文言はないですが、自衛隊に協力することによって血液パックの配給を受けているような記述があることから)の女性領主がもう絵に描いたようなツンデレレディーで、いじらしくて、「YOU,契っちゃえよ」と声を掛けてやりたいぐらい。なかなか男らしい結末だったのですが、きっとわたくしと同様の感想を寄せた方が多かったのでしょう、パート2が連載中のようです。
   これは、そのサキュバスの少女に女性吸血鬼の領主にさらにパート1クライマックスで彼を迎えに来たいわゆるヴァルキリーのひと、さらに魔法学校の女性教師など女性キャラが(いや、彼を愛するヘルマフロデュトス的上官もいたな)盛りだくさんになって、男性の夢♪ 的展開になっております。その分、文中誰が誰だか分かんなくなって読みにくくなってますけど、華やかは華やかですね。あ、そんでもって健全だし。

   ん、なんか面白かったです。

   やっぱり自衛隊に詳しい人が書いてるのでしょうか、装備やなんかの詳しい描写はありましたけど、現実世界でぶっ放すことができないからという欲求不満解消、イケイケどんどん、やったぁやっぱり強いぞニッポンといった描き方ではなかったですね。中身はヘタレな日本の若者である自衛官たちがその優しさや身についた平等意識でその国の被支配層に受け入れられるといった描き方の方が多かったです。読み手の方でそういうものをより好んでいるとしたら、自衛隊ファンの皆さんもそんなに恐ろしい人たちじゃないんですね。イヤ「桃太郎」の昔から、恐ろしい侵略者より心優しい解放者としての軍隊をみんな期待しておるのだよ。

   どうせ世論やら市民団体とかがうるさくて積極的な作戦行動が取れないとか、補給が続かないとか、状況の悲惨さをよく解ってない民間人がしゃしゃり出てきて迷惑だとか結局在日米軍だのみとかいったネタがいちいち重くって、これはなかなか興味深かったです。

   待て、こんなの喜んで読んでるおかあさんも「自衛隊ファンのコワイ人」になるのかしら?

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2008年4月22日 (火)

ダライ・ラマかく語りき

   最近お気に入りのサイトはここ。http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=57231

   

ネタ投稿サイトで、キレイな写真、面白い写真が撮れたよ、こんな事があったよ、面白い記事をネットで見つけたよという事があれば、会員が掲示板に投稿して、それをまた集まった会員やら通りすがりのひとやらが「面白い!」とか「これは××という花じゃないか」とか「こんな可哀相なことを写真に撮るんじゃない」、「あ、それ賛成」とか好きなコメントをつけて、おもしろがるところです。わたくしは毎晩カワイイ猫の写真をこれでもかこれでもかと開いて見てはにゃ~んとしております。

   テキスト部門も最近は力作揃いで、「それ同じネタ2ちゃんねるでも見たから」という批判もありますけど、わたくしでさえ2ちゃんねるは全ての掲示板を網羅して見ている訳じゃないですから(それでも、有名なセンスのいいネタはコピーされていろんな所に貼られるから、やっぱり見覚えがあったりしますけど)。やっぱりいい話は何度読んでもいいし。

   で、上に貼ったネタはやっぱりどこかで既に書かれた話(コピペと断り書きがある)らしいんですけど。

   「ダライ・ラマは嘘つきだ!」とこめかみに青筋立てて必死の中国共産党幹部と、「中国はオリンピックを開催するにふさわしい国です」と穏やかに仰るダライ・ラマ師を並べてみたら、そりゃ人間どっちを支持したいかは自ずから決まってくるでしょう。これがまた、「クレタ人のパラドックス」とインテリジェンスな指摘をしていたひとがいましたが、たくまざる皮肉になっていて(ダライ・ラマの言ってることがウソならすなわち、中国は五輪開催にふさわしい国じゃないって事よね、プププ)。

   これは本当に、質のいいジョークであると思いましたので、ここにご紹介する次第。

   でも、これに限らず猫ちゃんの写真や、家族のほのぼのネタとかもいいですから、どうぞお出かけください。

   しかし、ホントーにひでーな北京は(昨日の報道ステーション? 松岡修造がマラソンのコース試走をレポートしてましたが、競技者のことを考えてないコース取りだそうで。でも、特にマラソンは、モスクワの時の瀬古選手でボイコットがいかに選手生命に影響を与えるかを知り尽くしてるから、この大会は捨てろとかは絶対言えないでしょうね。土佐選手がヤケになったように石畳が固くって足が大変とか言っていたのが痛ましかったです)。悪コンディションを押してそれでメダルを取ったとしても、そのあと呼吸器障害や足の故障に悩まされたら以後の人生のなんだっけ、QOL? 人生のクオリティが下がっちゃいません? それも、シンデレラの姉上みたいなもんか、金メダルが取れたら足の1本や2本って感覚かなあ、凡人には解りません。

   「俺、喘息あるからちょっとああいうところでは走れないですね。パスします」と言ったというランナーはやっぱり英断だったのかな。今このイデオロギー的な騒動がおきちゃったからには、それ以前に言明してたってことで、政治臭からは逃れられるし。

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2007年9月14日 (金)

英語のお勉強です!

   最近はまってるのはmsnが提供してる無料ゲームです。3つ揃えるパズル系ももう飽きて、今は捜し物。いろんなものがごちゃごちゃ詰め込まれてる一枚のCGの中から出題されてる品物を探し出すやつです。これもいろいろパターンがあって、ダイヴァーになってタイタニック号の中から探したり、証拠を揃えてナイル殺人事件を解決したり。楽しいですよ。同様の絵本の「ミッケ!」、うちはわりと好きで全部揃えてたりしますし。

   これが、他のオンラインゲーム同様、元が英語版なんで、お題が英単語なんですよ。orange とか pencil とかから、知らねーよこんな単語! って大工道具やら鳥やら動物の細かい名前。moose ってナンヤソレ、ヘラジカぁ? もう、ヒントも使い切り、途中からは英和辞書を手元に置いてトライです。おかあさん負けず嫌いです。

   それがまた、英語版なもんで、画像もあちらの文化に拠ってまして、辞書を引いて「洗濯ばさみ」って解っても、あなたの知ってる洗濯ばさみとは形が違うのよ。オサレ雑貨店で見かける、木のアレなんです。もお、ただでさえいっぱいごちゃごちゃしてるってのに、思ってるのと違うアメリカ~ンな形のものが浮かび上がったときには「ソレかよ~!?」と真夜中にもかかわらず大声を出してしまいます。いや、楽しいし。

   さらにまた、単語に意味がいくつかあったりすると悲惨で。corn って書いてあってもアイスクリームコーンだったり、道路工事のあの円錐形のアレだったり、トウモロコシだったり、それぞれその回によって違うから大変。screw driver 2つって書いといて片っぽはねじ回しで、もう一個もそんな形で探してたら、もう1つはカクテルのアレだったりするんですから!! いや、楽しいし。コンパスも、日本語でだってぶん回しと羅針盤両方あるし。

   で、そのアイテムを探していった果てに見つかるものは……つい今日はとあるゲームを9時間掛けて(途中中断有り!)最後までやっちゃってたというのは内緒!

   おかあさんがやってたのは 英 語 の お 勉 強 ですからっ!! 

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2007年3月19日 (月)

慣れとは恐ろしいもの

   ここで何度か紹介したこともある「親の顔が見たい! 珍名さんいらっしゃい」(仮名)サイトにおいて、今朝もまたお茶なんかすすりながら今日はどんな名前が晒されているか見ようとしたら
   「あなたは過去のヒボーチューショーコメントが一定数を超えたのでもうコメントすることはできません」
   と表示されていました(閲覧することはできるみたい)。たしかに、親や本人を誹謗中傷する内容のコメントはやめるよう但し書きがありましたけどね。結構キツイコメントはどれにもついてるし。そんな、わたしはそれよりは大人しい方だと思うけど……毎日通ってるうちに毒されちゃいましたかね?(いや、毎日通ってりゃそりゃ累積も溜まるだろう。我が子にさえ「また見てる!」なんて言われて)

   なんて、親しくしてるご近所のおじょうちゃん、今風だけどかあいい名前だと思ってたら、新入学児童名簿でとんでもねえ漢字をあててある(といってもワイセツとか夜露死苦系ではない、ひねりました系)のを知って、ああ、あの理知的でステキなママが、とくらくらしたところなので。あそこの去年生まれた下のお嬢ちゃんも、織物の名前(さらさとか、あやとか系)で可愛いなと思ってたらもしかしたらとんでもねえ当て字なのかも知れません……。でも知ってるヒトだととても突っ込めない!!(ネットだといいのかよ! サイテーの卑怯者!) 

   おかあさん名前(本名)がアムラー(死語)で苦労したから、子どもには地味な、ジジババになっても大丈夫な名前付けなきゃと思ったのに。……だからって、ひとの苦労の結晶を笑いモノにしていいって事じゃないけどさ。でもホント酷いのよ? いちご姫とかぴかちゅうとかハム太郎とか。女の子に賢一郎とか。

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2007年2月19日 (月)

女は度胸

   最近小説はもっぱら消費する方にまわってしまったおかあさんです。やばいよ。この週末は、また新しいサイトを見つけて朝まで読んでいてしまいました。
   だって面白かったんだもん
   ご迷惑が掛かるとなんなのでリンクは張りませんが、小説のタイトルだけ。
   「闇から見る眼」と「闇を見る眼」、姉妹編で、前者はヒーロー側、後者はヒロイン側から描いてます(「なぎさボーイ」と「多恵子ガール」みたいな)。この辺のリンクの加減がもう最高。

   30才前後の密かにデキル課長、真崎京介氏は、実は内面がイロイロ壊れてるひと。少年期に実の兄(といっても異父兄弟らしい、その辺の家庭のジジョー込みの愛憎があるらしい)から性的虐待を受け続け、ついでに親友(男! 男!)まで手を出された揚げ句にその親友は恋人もその兄に奪われた揚げ句身を持ち崩して不審死したと。もうボロボロな心身をなんとか繕って仕事の鬼のように生きております。
   はい、ここまでで確認。鬼はおにーちゃんです。
   さらにそのアニヨメも(親友の前カノね)なんだか要するに自分がもててればいいひとなので、京介氏にちょっかいを掛けてくると。
   ストレスも二乗。
   さらに、親友の死に関係があるのではと睨んだ同僚女性に接近して監視しておったらしいのですが、その彼女は恋と勘違いしたあげく逆上、彼の愛猫を惨殺したらしく。もうストーカー入ってるカンジで。
   ストレス3乗ね。
   このひと、そういうひとを呼び込みやすいタイプなんでしょうか。
   わりにルックスはよいおかあさんごのみの細身のメガネハンサムであるように描かれていますが。

   そういうときにアルバイト採用した女性がヒロインなわけです。三十路前といってますが、事情があってフリーター生活をしていた模様。地味に単純作業はよくこなすひと。容貌はあんまり描いてないかなあ。ふつー。なんで京介氏の興味を引いたかというと、その愛猫の名前と同じ名字だったんです。
   その名はイブキ。

   伊吹嬢(ファーストネームは美並)は、見えるひとだったんです。霊じゃなく、ひとの感情とか、それ以前の気のようなものが、色で見えるらしく。さらに、それを巧みな人間観察と推理で補っておると。ある意味最強ね。でも、人間の負の感情のシャワーは負担なので、あんまり華々しいところは避けて職場を転々としておったと。それで、真崎カチョーはなんか繭作っちゃって得体の知れないひと、あの××さんはカチョーに恋いこがれちゃっててヤバイひと、と認識してたみたいですね。
   と、その××嬢に仕事を押しつけられてるのを見にいった京介氏は、伊吹嬢がただ者でないのを知り、このひとならもつれた糸をほぐしてくれるのでは、と構い始めるわけですね。

   苦労人だけあって、伊吹嬢はそういうあぶないひととの距離感も巧く、暴走しそうな京介氏をうまくあしらいつつ「なんか気になる……」と深い心の底まで探検についてってしまうのでした。

   これよ! これ! これ!

   「男は顔じゃないよハートさ、女も顔じゃないよノリだよ!」って歌が昔あったと思いますが。誰のだろ。マッチか? 桑田か?

   今の時代、女性は救いの王子様を待っておってはいかんのであります。たくましさと特殊能力(?)とで疲れた男性を癒やしつつガッチリハートをゲットでらぶらぶ世界を築いて行かなくちゃ(カワハラ教授の作品世界に近いか?)。いや、王子様に来てもらってもいいけどね。たまにはね。フィクションですから……。それでも
   「京介」「戻りなさい
   進退窮まった京介氏に掛けた言葉の男前だったこと。真夜中にもかかわらず拍手しそうになりました。

   文章のうるわしさがたまりません。
   男の子への性的虐待はもう男としてのアイデンティティ喪失にまで行きますから、相当精神的にキツイはなしです。娯楽にしていいのかっていうぐらい。それを、具体的で露骨な表現は極力なしで描いて見せているところがスゴイ。いい年の男として、頼みの綱の伊吹嬢に彼は欲情もしており、かなりやばいことも考えておるのですが「暴きたい」とかそういうタームでしか言わないのです。物語の凄惨さに比べて抑えめの言葉遣いがまた萌えであると。結構セクハラなこともやっておるし。またそれを微笑みつつかわす伊吹嬢もつおい。そうして、次の瞬間には京介氏が加害者に変わるか、とドキドキし、寸前でかわされ嫌われたかと京介氏と一緒なってへこみ、それでも手を離さないでいてくれる伊吹嬢にホッとし。

   

上がって下がって上がって落ち~る~♪(これは元ネタ「夢想花」円広志)

   翻って自らの「応募作脱稿しました!」とかいってひと様に送りつけたものを見てみれば。

   山場ないし。
   落ちないし。
   意味もないし。

   悪い意味の同人作品そのもの。

   海よりも深く反省。

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