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2019年4月26日 (金)

レのつく医者に行こう

   ♪あなたーのむねのなーかーでレディーをーぬいでーババアになったーこのーはーるー

   曲は懐かしのtube「さよならイエスタデイ」でお願いします。   

   数年前、お勤め仲間の熟女から

   「早乙女さん、もう更年期なのにそんなに重いんだったらレディーの方のお医者に行った方がいいわよ」と言われて、行ってみたおかあさんでしたが。

   とりあえず子宮内膜症とかそういうやばい病気ではなく、「単に重い方」と診断が下り、適当に眩暈の薬なんか処方されてたんですが。

   去年の秋、会社の健康診断が終わって、病院から終了の連絡を入れたら、

   「もう帰っていいから」って言われて、じゃあ時間も余ったしついでに検診のはしごしちゃおっとばかりにまたそのレディーの医者に顔を出したら、

   「今年の分の川崎市の無料券使いましょうよ」ってまた細胞採られて。でも、眩暈の薬&命の母でなんとかしのいで結果も聞きにいかないでいたら、なんとこの春。

   「ノイエ・リリエンベルク・ダーメン・クリニークから親展でお手紙が来ている。おかあさんなにかの病気なんじゃ?」と豹太がぶるぶる震えながら封筒を持ってきました。

   「えーっなんだろそういえば結果聞きに行ってないわ」

    開けてみたら、

   「診断結果は必ずしも悪性のものではありませんでしたが、院長よりお話がありますので是非近いうちにお越しください

    え?

    まさかなーとか思いながら、なんか腫瘍でもどうせ4月になったら繁忙期終わるからその時入院すればいいだろなんて軽い気持ちで行ってきたら。

   「これは学会にはまだ出てない話なんだけどね、ぼく大学病院で20年診てきて自分なりのカンだけどね」と前置きして。

   「あなたの場合、九分九厘良性の腫瘍で、これはほっとくと自分で治ります。ただ、残り1%の人は、97%助からないの。だから、念のためもう一回診ましょう、ね?」

    そんでもってプローブ突っ込んでみたら、

    「うーん、生理がなくなった人ってここの内膜ぺったんこになるはずなんだけど、あなたまだ5ミリぐらいありますね」

    だからこないだまたあったって言ったやん。

    終わる終わる詐欺みたいね。そうしてまた細胞むしられました。

    こないだのオフでこれとむ影さんに相談したら、

   「学会で言ってないんだったらそれは与太。気にしちゃダメ」と言われましたが。

   「あのぉーそれでわたしって結局?」

    そのとき院長先生に勇気出して聞いてみたら。

   「うん、へけっ」

    ハム太郎かっ!

    ご機嫌で「さよならイエスタディ」なんか替え歌にして歌っちゃって。閉経ですか。長かった。

    バブルのころに、大同生命が女性向け保険のコマーシャルで「の命は結構長い」って言ってましたけどね。

    そんでもって、

   「18日以降結果が出ます。聞きに来てね」って言うから、18日、

   「今日お電話が少なく人が余ってるので先着5人早退をみとめます!」って告知がでたのをいいことに聞きに行ったんですが。

   「木曜午後は休診」の看板が!

    ……先着5名に滑り込むことばっかり考えて医者がやってるか、結果出てるかどうか確認しなかったよ。おかあさん詰めが甘い!

    そして本日また有休取って行ってきました!

   「ホルモンがなんかまだ出てるんだよね。終わった人ってホルモンはほとんど出てないはずなのに、範囲内だけど出てるんだよ」

   「はあ」

     どうもすいませんねーまだアブラっ気あってさーピクシヴとかでも背後注意のえっちな絵見てますよ悪い~?

   「でも、まあ範囲としてはもう終わった人とみていいから。また次7月にでも来てください」

    花のいのちはまだまだ続いてるみたいです。 

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2019年4月21日 (日)

春暁オフ ときわ路篇開催しました!

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    裏切られ信じられずに過ぎければ

    春とは偲ぶものと心得(こころう)     舞音

 

   日本全国春爛漫。平成最後の春を享受すべく、行ってまいりましたお花見! 諸般の事情で4月半ば過ぎになります日程上、桜に限らないお花を知性と教養とオタ心にあふれた熟女が楽しんでやろうというオフ会であります。

   事の起こりは昨年のスケジューリング。家族の出入りやら仕事の繁忙期やらで4月にならないと余裕がないというところから、様々な花の名所を首都圏に限らずリストアップしていったときに挙がったのが「ひたちなか海浜公園のネモフィラ」。

   「ブルー素敵ですね、ねもひらって知らない、見てみたい!」

    ひたちなか海浜公園って聞いたことない、土地勘ないから今年は無理だな、ってその時は足利フラワーパークに藤を見に行こうってなって、さらに異常な高温の春で開花が進みに進んで、お花は諦めてトロッコ乗りに行ったんでした(そうしてむっちゃ雨降った)。

   「ねもひらリヴェンジ!(T_T)

   おかあさん我を張りました。そして自分で調べました。って、ネットの経路検索かけてみただけだけど。

   「常磐線で品川から85分! 特急ときわがあります!」

   「ときわ路パスというのを使えばお得よ!」

    日本交通公社にまで出かけてカウンターで相談するする。

   「この切符はどちらかというと圏内の駅をいろいろ乗ったり下りたりして観光なさるための切符で、ぶっちゃけ水戸近辺のご旅行の便を考えているので、海の方へ行くのには向いてないです」

    お兄さん結構ハッキリ言います。

   「それに、これは首都圏ではお求めになれません。圏内の駅でないと。……一番近いところで取手?」

   「二人は小田急だから千代田線から直通でSuicaちゃんで入っちゃうつもりなんだけど。最寄り駅で出るときに精算してもらえないかしら?」

   「さあ、ちょっと……」

    確認してもらいましたが難しいみたいで。

    ……暗雲が垂れ込めてきました。

    おかあさん泣いて帰ってきてライングループに書き込んであとはお二人に投げちゃいました。無能。

    結局例によってとむ影さんと波多利郎さんに調べていただいていちばんお得で時間もかからない乗り継ぎを提案していただいて、特急券も買っていただいて、とむ影さんは上野から、おかあさんと波多利郎さんは小田急から千代田線経由で柏から乗って車内で合流となりました。

    どうよ毎度このあなた任せ。

    だってあれ以上どうしたらいいかわかんなかったんだもん。下手の考え休むに似たり!

    高度な判断は素人は手を出さず上手な人に任せることも大切ではないかと思うのです……。

 

    といって当日例によって「ノイエ・リリエンベルクで待ち合わせしましょう」というのに、いつもは波多利郎さん多摩急行で多摩センターから乗り入れ千代田線接続に乗っていらして、それをこちらはノイ・リリエン駅の上りホームで待って、すぐそれに乗って出発だったのに、嗚呼、去年の春の改正で多摩急行というジャンルはなくなってしまったのです!? あれそのあと最低2回は逢ってるのにじゃあなぜ合流できてた?

    とにかく、今日はいつもの上りホームではなく多摩線ホームへの到着だったのです!

    波:55分ごろノイ・リリ着きます

    ま:はーいお待ちしてます。いつもの新宿よりね?

    なんて余裕でラインでやり取りしてたんですが、

    (あっれー新宿行き急行54分発なのにおかしいなー波多利郎さんにしては時間がアバウト)

    波:ノイ・リリなう

    なんか気のせいか混んでます。波多利郎さんが見えません。こっちもホームに行列。乗らないと。あ、乗っちゃった、乗ってから探せばいいんだよね? 乗る電車間違ってないよね???

    ま:乗車します

    ……返事がないよパティ。 

    波:乗っちゃいました?

    ま:もしかして降りた?

    MAMMA MIA!     

    合流の時点で失敗です。そんでこの電車快速急行で登戸まで停まらねえ。

    ……というようなことがあってとても朝から汗をかきました。

    お天気自体は暑くもなく、むしろ勝田駅に着いた頃には海風? が冷たくてカーデ出して羽織ろうかと思ったくらい。

    そこからは入場券付きシャトルバスで1080円。ゆっくり坐って移動、お腹すいたからさっそく豚ハム串500円かじったり超ロングなソーセージ入り豚ドッグ(なんだこの命名)かじったりでお腹をなだめつつ目的のネモフィラの丘へ。

    すごかった。ゆっくり起伏のある丘をスイッチバック的に上がる遊歩道にびっしり植えられた薄青い花。グラウンドカヴァーっていうのかな、芝桜みたいなかんじで、500円玉ぐらいの花が時にまばらに、時にびっしり、白花の株も所々混じっていて、芝桜のようなベタ塗感がなくてかえって遠近感というか立体感があってよかったです。それが、手前に菜の花の黄色を排してあったり、山の向こうは開けた太平洋だったり、また、薄日の差すそらだったりで、先週ぐらいまでの真っ青で輝く空よりもかえって露出とかの具合もよくきれいに見えました。

    このへんって高い山ないんだ! 勝田の駅前もビルが低くてお空広かったけど(失敬)。

    ぐるりほぼ360°大パノラマで雄大でした。水平線がやや丸かったですよ! 

    あとはゆっくり順路を降りて、お腹すいたから本格的になにか食べよう! ネモフィラアイスってお花が入ってるの? それとも青い色付けただけ? 行列すごいし色だけだったらやめとこうか、といろいろ相談して、それぞれ自分の食べたい屋台の行列について、そしてまたわたしが迷子になって、ふらふらでなんとか合流して(ラインてほんと便利だわ)、ベンチで持参のお菓子やらおすすめ本やら交換して食べながらまたおしゃべり。

    それから遊園地のさまざまな絶叫マシン的アトラクションを素通りしてハーブの植わっているあたりやら海を見ながら一服できるカフェやら見て一周してきたときとは逆の出口からバスに乗って帰路。

    最近はもうお互い電子書籍に移行してあんまり貸し合ったりはできないけどいろいろ名作情報を交換。今流行の「なろう」小説ではなにがおすすめか、とか、アニメはどれが推しか、などなど。

    帰りの特急は席が分かれたので黙って仮眠したりして。ちょっと遠出だったので遅くに解散になりました。

    盛り上がりまた窪みあるネモフィラを

     海とこそ見めひたち野の春        舞音

    今回は帰りのバスで一首。ネモフィラは瑠璃唐草というそうですが、

    「歌に詠むときは『るりからくさの』または『るりからくさや』で7音が稼げるから詠みやすそう」

    「今は『ネモフィラ』でよいのでは?」と朝の時点でいろいろ考えていたのですぐまとまりました。

     

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2019年4月13日 (土)

続・木綿のタオルハンカチ

   昔ね、「アリエスの乙女たち」って少女漫画がありましてね、里中満智子の。異母姉妹でくしくも同じ星座(牡羊座:アリエス)に生まれた2人のそれぞれの恋愛を描いた当時としては大河で、バブルのころドラマ化もされたんじゃないかな、昔の乙女をきゃーっと言わせる大掛かりなアップダウンのストーリーでしたよ。とりあえず最後まで読んだけどおかあさん自身は本気になってきゃあきゃあ言ったりはしなかったな。

   それで、たしか帰国子女でボーイッシュで自分の意見を持っている姉娘の方が、「女物のちゃらちゃらしたハンカチなんか持たないの」と、妹娘に男物のハンカチを貸してくれてきゅんとさせるシーンがあったんですわよ。そう、この姉妹は百合っ気があった。最初血のつながった姉と思ってなくて。そういう出生の秘密とかもあってね。昭和のベタなストーリーでした。

   てなわけで、美学ある乙女としてハンカチはどういうのを使うべきか、まいちゃんは昭和のころからいろいろ考えました。

   ハンカチはアイロンのかかった真っ白のを使うのが美学、ってのは解っても、何度もトイレに立ったらびしょびしょになりますがな。汗っかきなまいちゃんはガーゼハンカチを使うことに。これが高校~大学時代。

   就職したころには、さすがにエアコンの下でそんなに汗だらだらでもないから、ブランド物の花柄ハンカチを、毎週日曜の夜にしゅわーっとプレスして翌週に備えるようになって。

   ちょうどお嫁に行く頃に、ブランド物からハンカチサイズで薄手のタオル地ハンカチというのが出るようになって、ちょうどそのころはまっていた千趣会でも大人の女性が持つにふさわしいお花の柄で、でも子供っぽくないもの、というシリーズが出始めて、それを取り始めてしばらくはそれを使ってました。

   そのうちに、進物でも主流になって、気が付くとハンカチ売り場の一定割合もブランド物でないタオルハンカチが揃うようになったんですのよ。

   うちの子が学校に上がるころには、子供向けもタオルハンカチが普通みたいになって、アイロンかけなくていいからうちの子にはこればっかり持たせるようになったような。

   そして、雌伏うん十年を経ておかあさん再就職、今はコールセンターの人になっていますが。

   コールセンターは情報漏れを防ぐために(うちだけ?)、オフィスに持ち込めるものは制限されていて、記録媒体とか、こっそり持って入れないように荷物はヴィニルの透明バッグに入れて持ち歩くようになっています。百貨店の店員さんみたいね。

   それで、タオルハンカチじゃ足りない、もう少し大きいサイズのミニタオルを持ち込むようになったんですが。

   これが、乾かねえ。2時間おきの休憩にトイレに立って、手を拭いて、ヴィニルバッグに入れて一日持って出てたら、しっとりしたままで、あろうことかなんだか灰色で黴臭くなってきて!

   でも、パソコンが100台も立ち上がって多機能電話もあって帳票出力用のレーザープリンタも大量稼働中のうちのオフィス、むっちゃ乾燥していて、加湿器まで稼働してるのに、なんで乾かないの!? って話を周囲の熟女先輩に振ったら、

   「ヴィニル手提げにいれっぱだからじゃない? 出してデスクに置いてる人とか、モニターにかけてる人とかいるわよ」

   だって。このチーム資料おおくてただでさえ散らかってるのに、タオルおいとくスペースなんかないです。前のチームで特に資料なくPCからデータ呼び出して応対できてたところは、気管支弱いマーレさんとか、休憩の度にバンダナ濡らしてきてて電話の脇に置いてたけど。

   「モニタは電化製品じゃないですか、濡れタオルなんか掛けたら壊れそう」

   「そんなぐしょぬれなの?」イイエチガイマス

   物は試しでモニタの上、3センチぐらい? 画面を遮らない程度にこちらに端を出してかけてみたら、いいカンジ、あったかくてすっかり乾いてました! これで喉対策もばっちり! せっかく買ったタオルも長持ちしそう!

   ……そのくらい乾いてるのかうちのオフィス。

   「♪かっらからに~かっわいてる~」

   「二分の一の神話」なんかうなりながら懐かしき昭和に思いをいたすおかあさんでした。

   会社の隣の商業施設にタオル専門店入ってたな~と思って見に行ったら、パイルの打ち込み具合とかすっごく上等なんだけど、アップリケがきりんさんとかくじらさんとかで、可愛らしくって、ヴェルサイユ~なおかあさんの好みとは合わなくって泣いて帰ってきたんですよね。やっぱりタオルハンカチとかハンドタオルって大人の女性の使うもんじゃないのかなあ。 

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2019年4月 6日 (土)

ワールドトリガー ―多重構造―

   まあ噂には聞いていたんだけど。「ワールドトリガー」葦原大介。

   虎美がはまって、「おかあさん今度帰ったときに(キンドルの入った)タブレット見せるから絶対読んで!」とのことで。

   お正月ぐらいに一気読みしました。ジャンプSQで絶賛連載中なのでこれから娘が毎月更新分見せてくれるそうなので楽しみです。

   話に聞いただけで一応予習のためにウィキペディア読んでみたら(おかあさんは割とネタバレを気にしない人なのである程度のところで予習します。「本好きの下剋上」とかね)、

   「登場人物大杉、わけわからん」

   主人公以外にどれだけチームがあるの!?

   ところが、1巻から読んでみたらするする入る。これはスゴイ。

   導入は普通の学園ものに見えた。いや冒頭はあからさまにSFだったけれども。

   「ある日この街に

    異世界への門が開いた」って。

   そこから3ページで異世界からの敵に対応する謎の組織の存在が説明され、普通の学園生活の描写へ。1ページ目でその組織のヒーローに救われたと描かれていた眼鏡くんが孤高を保つ(?)様子から。ふつーの公立中学のふつーの日常、いじめっこたちがひとりのペンケースを奪うとかいうちょっとしたいじめを、主人公の眼鏡くんはきれいに無視して、自分の頭にぶつかったそれを淡々と持ち主に返してやるけれど、それは称賛されない。彼にできるのは精いっぱいその程度。眼鏡くん三雲修は非力だから。

   異世界からの侵攻を受ける異常事態で、それでも彼は卑怯なふるまいを見過ごしにはできない。それは、絵に描いたような訳あり転校生空閑遊真がいじめっこに絡まれ、連れていかれた時にも! その異世界からなんかおどろおどろしい敵が現れて、いじめを止めようとした修を返り討ちにしたいじめっこに襲いかかっても!

 

   「……ぼくが

    そうするべき

    だと思ってる

    からだ!!」

    

    なにこの青臭いモヤシ眼鏡主人公? 事情通によればジャンプ初の眼鏡主人公だそうです。「スケットダンス」のボッスンはあれはゴーグルだったしな。

    無敵のパワーと戦いぶりで事態を収束させたのは「親の形見の指輪」と謎の「黒い炊飯器」を駆使して戦う遊真のほうだったのですが。この異世界「近界(ネイバー)」から来たと語る遊真と修は運命の出会いを果たすのでした!

    そういう、SF的敵と戦って日常を守る主人公~な重苦しい生き残りストーリー……「宇宙戦艦ヤマト」のような、主人公が必ず敵をぶっ飛ばしてスッキリ! ではないサスペンス風味の強い物語運びが根底にあります。まあ、きわどいところで敵は毎回撃退されて、守備隊「ボーダー」に温情合格C級隊員のひ弱眼鏡くんも少しずつ注目されていくんですけどね。どっちかっていうと活躍してるのは近界パワーを駆使する遊真の方だしね。

    そして、物語はただの修の出世ストーリーではないのです。

    異世界からは断続的に侵攻は行われている状態。そこへ、自分が死んだら日本へ行ってボーダー所属の友人を頼れという父の遺言に従った遊真とその父自身と言える超兵器黒トリガーの処遇をめぐって上層部がいきなり割れます。敵である近界民に、父の形見とはいえ一般隊員のトリガー:武器よりはるかに高性能な超兵器を持たせておくわけにいかないとする指令と、そこまでする必要はないとする本部長とが対立し、遊真から黒トリガーを奪おうとする指令派部隊と守ろうとする本部長派部隊との戦いが勃発!   

    おいおい、いきなり仲間割れかい!?

    最初のページで修を救ってくれた憧れの先輩:迅が活躍し、遊真の身柄はリベラル派の支部長のいる迅と同じ支部に引き受けられることに。

    物語は遊真もボーダーに入隊して、組織内の各チームでの順位を上げるランク戦へ。トリオンという架空の物質を元にした武装で戦うチーム対抗模擬戦で隊員たちは腕を磨くのでした。「アイシールド21」の主人公セナくんと同じくらい体力や体格がぱっとしない修が、タイムリミットを抱えた遊真と、同様に近界に行かなくてはいけない事情を持つ幼馴染千佳とを近界に連れていくために組織内での地位を上げ、近界に行っても負けない実力をつけるために知恵を振り絞ってのしあがるスポ根ものの性格も出てきました!

    この、組織内にチームがいくつもあるために冒頭の「登場人物大杉!」という印象になるのですが、巧みな構成によって、個性的なメンバーが次々紹介されていくためにあまり混乱はありません……かっこつけの隊長、二宮と王子を混同したりすることはありますが。

    チームが各々オペレーター含む4~5人編成なので、各チームそれぞれ担当兵科が分かれているのもあっていろいろ個性的で、主人公チームとの対戦ごとに過去話やらチーム内の人間関係とかわりとしっかり描いてあっても枝道に行ってしまう感はないです。「おお振り」だとスポーツの性格上敵チームは9人以上だしやってる時間も9回裏表2時間かかるところを、模擬戦はそこまで長くないので飽きることなく楽しめます。また、アクションとしてもいろいろ超絶技が出て面白いうえに、作戦の面白さもあります。敵の侵攻もまたいいタイミングで挟まれるし。捕虜にした近界人剣士を故国に帰りたい心につけ込んでスカウトするし! このへんの修のしたたかさはほんと見習いたい! 「背すピン」のつっちーもそうだけど、最近のジャンプヒーローは弱いけどしたたかでイイ!

    主人公以外の人間関係もいろいろ複雑で面白い。チームの中の先輩後輩関係、武器での師弟関係、入隊の動機からの敵への思い入れの違いなど、脇役を深く見ていってもいろいろ楽しめます。

    てなわけで、一色で単純に言い表せない深みのある作品ということで、注目しています。

    おかあさんの好みは中学生スナイパーで、同じスナイパーの千佳ちゃんにほのかな恋心を抱いているユヅルくんです。「ひとを撃つことができなくて」失踪してしまった師匠、鳩原さんと同じで、千佳ちゃんも優秀なのにひとを撃てないのではということから千佳ちゃんに接近していろいろ助言したりしているところがジャスト思春期なかんじでかわいらしいです。いいカンジで進展することを期待しています!

 

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2019年4月 1日 (月)

いやー今年は大変だわ

   新元号発表になりましたね。
   これが笑った、「クール元年」って!


  ドヤ顔でクールと墨書した半紙掲げたガースー! きみはこの顔が永遠に残って平気なのか!?


   全日本のシステム・書式担当を殺しに来ました。すごいわ。漢字2文字または4文字というこれまでの慣習を華麗にスル―。はみ出るやろ! 2文字分でスペース用意してたところ全員死亡。そんでもってこの長音符「ー」が結構曲者でね、注意しないとマイナスになってたりダッシュになったりするから気を付けないとってホント迷惑。歴史に残るわwwww首相の姓から一文字取るぐらいこれに比べたらしょぼい!


   東京五輪に向けて「クールジャパン」で行こうって、寒すぎる!


   そんでもってシステム周りへの配慮として、


   「『空留』という表記もありとする」って!


   それなんてキラキラ元号!


   「玄奘三蔵の記した『般若心経集解』の、『其れ色即是空空即是色、然し極むるは至難にして、虚しく空を留むるを念ずるのみ』に拠る」って、典拠は仏典かい! いや原文それレ点打って戻ってるだろ、留空になるはずだよ文法的に! 論語孟子など漢文の由緒ある古典に従うんじゃないんかい! 『般若心経集解』って、一応漢文か、聞いたことないけど!


   元号ってもともと昔の中国の習慣なので、まだそれ使ってんのかいって突込みもあって、今ちょっとお隣ときな臭くなってるときにま~だ中国のものがありがたいっていう姿勢を出すのはどうかという配慮もあったのかもだけど。


   いや、大好きなのは先進国であって。開国後のヨーロッパ文化を必死に吸収しようという運動や、敗戦後の見事なアメリカ追従! それと同じです。あとは自分のものにしてしまったらよっぽどのことがない限り守り続ける超保守なお国柄で。


   だからいろいろ考えての新元号なのかもしれないけど。いや、もうこれはね……。


   お役所のやることはダサいという伝統ね。これで元号離れが決定的にならなきゃいいけど。


 


   ……と、世を憂えたところでカレンダーをご覧ください。忙しい一日を楽しんでね♪

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