« ORKオフ開催記 | トップページ | すみれ色の…… »

2018年12月14日 (金)

47人のラシーヌ

   最近はやらなくなってきてるみたいだけど、12月14日は赤穂浪士討ち入りの日
   亡くなった早乙女お義父さんのお誕生日でね。ご本人も結構意識してたみたいだから。
 
   四十七人のラシーヌ

   お家断絶 決まりし今は 虚しや
   藩士散り散り 浪々の身にて
   再興の望みこれなく
   この身をいかになすべきや
   
   <間奏>

   そもそも公儀の仕置き片手落ち
   遺恨は我らが晴らすべし
   瑶泉院様いざ御覧あれ
   
   吉良、吉良、吉良
   吉良上野(こうづけ)は何処(いづこ)
   吉良、吉良、吉良、
   吉良上野(こうづけ)討つべし
   
   <間奏>
   
   敵討ち果たし
   遺恨晴れて
   朝(あした)に
   面(おもて)輝き
   泉岳寺まで凱旋す
   赤穂浪士に栄えあれや
   町衆こぞりてたたえしが
   
   <間奏>
   あはれ腹を
   
   <間奏>
   
   切りたるとぞ

   これ、↓ の曲「ラシーヌの雅歌」で歌えるように歌詞付けてます。
https://www.youtube.com/watch?v=H5FFEBg60po

   だから「ラシーヌ」w。フランスの劇作家のあのラシーヌwwww
   この人の書いたキリストをたたえるなんかいい歌詞にフォーレが曲をつけた合唱界隈じゃあちょっとした名曲。フォーレのレクィエムやったらだいたいアンコールはこれってくらい。
   サビの「キ ラ コンデュイ タ ルブリ ドゥ テ ロワ」(フランス語のスペリング諦めた)は
   疑問詞で始まって、「誰があなたの法を忘れるだろうか、いや忘れない」という反語表現。
   
   ちょうど主君のことを忘れない赤穂浪士の熱い想いにリンクしましたね。いや偶然。

   これを練習してた大学2年の時、男声から湧き上がるように
   「キラー」「キラー」「キラー」と掛け合うのを聞きながら、

   「吉良吉良吉良ってお前は赤穂浪士か

   とひとり笑いをこらえていて、大学卒業するころに結局歌詞付けたんだけど、いろいろあって紛失して、だいたい公開の場もなくて。でもイマドキはネットの海に流しておくと誰がどう使ってくれるかわからないからちょっと上げとこうと思ってw だってこの訳詞もいまちょっと検索したら上がってたから。30年前には仏語に堪能な先輩を拝み倒して訳してもらっていたのに、ちょちょいのちょいで手に入るんだもんな。ほんとインターネット様様。

   ということで、「あなたを忘れていませんよ」とお義父様供養に……なるか!

   <追記>
   時間があったので歌詞を複数のサイトで確認したら、「Qui」を関係代名詞とみて、あなたの法を忘れさせるところの眠りを」と前の節に戻って「どうか追い払ってください」とする訳も複数見られました。
   こっちの方が穏やかで一般的なお祈りの文句らしくなるのですが、最初参考にしたロビンソン商会さんの訳&レイアウトが曲の構成と相まってハートに響いたのでわたしもこの訳「誰があなたの法を忘れるだろう! いや、忘れない!」を取りたいです。
   でもまあ、セカンド・オピニオンって大切よね。ロビンソン商会さんもお気になさらず。わたしも誤訳・珍訳で何度も恥ずかしい思いをしています。
   そして大多数のクラオタ合唱人は……そんなの別にどうだっていいと思っているのだ! (号泣)

|

« ORKオフ開催記 | トップページ | すみれ色の…… »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/67248673

この記事へのトラックバック一覧です: 47人のラシーヌ:

« ORKオフ開催記 | トップページ | すみれ色の…… »