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2018年10月28日 (日)

春暁オフ番外 バラは美しくエヴァーラスティング 

   この夏は親せきが何度も集まりましたから。

   「まいこさんは首都圏にお住まいだから使ったらよろしいわ」とばかりにもらっちゃいました。首都圏の各私鉄の株主優待券。沿線の商業施設が割引で使えたり、早い話が系列スーパーや百貨店でお買い物が割引になります。
   「わーいありがとうございま-す!」ともらったはいいけど、路線が違うとスーパーもないし。使えねーわとぱらぱらめくっていたら見つけた!

   「京成バラ園入場券」!?

   日本中のバラ園芸の総本山。あのロマンの源あこがれの園の半額入場券ですよ!

   「行きませんか」
   すぐさまライン発信してました。

   だっていつも行先はおんぶにだっこで自分から素敵な行先を提示できたことなかったんだもん。今回は割引チケットも提供できるし!
   ネットで調べたら見てよし食べてよしお買い物してよしのバラのテーマパークみたいになっていて、経路案内でもノイエ・リリエンベルクからは地下鉄から東西線で乗り入れ直通で最寄り駅まで一時間半ぐらいだったし。
   なんと近年はベルばらとコラボしていて、その名の通り「ベルサイユのばら」とか、作中人物のイメージのバラもフランスのメイアン社というこれまたバラ作りの一流ブランドに作ってもらって植えられているという!!!
   「オスカル・フランソワ」というバラがあるって! 当然白薔薇!
   作中、生涯一回だけ女性の服でドレスアップしたオスカルが舞踏会に出かけて、名を隠したまま恋するフェルゼンに踊ってもらう。そのあとで、フェルゼンがあのひとの印象は、とひとに尋ねられて、マリーアントワネットはここベルサイユの赤いばらだが、あの方は白ばらだったとかいうシーン、あれにちなんでいるんですよ! く~~~っ解ってる!
   おまけのそのオスカルをイメージして作った香水や香りのアイテムが商品展開して売店で買えちゃうって!!!

   行かなきゃ。

   おりしも秋バラのシーズン開幕、日程が決まってからは毎日お菓子断ちして晴天祈願してました。

   晴れました(号泣)
   
   もう死んでもいい。

   大好きなお友達と、
   「『Z』の第1話は新米エージェントのZくんがスパイのあぶり出しのために怪しいバラ園芸家に付けられて、最後、敵とわかった監視対象を撃つところで、そのバラ園芸家が青バラを育てていて、やっと咲き初めたバラごと撃っちゃう、
   『撃ったな、私のバラを』
   『そうだ、バラを撃ったんだ』というクライマックスシーンがもう最高!」とか、
   「(生徒会役員がみなバラの名前にちなんで呼ばれている)『マリア様がみてる』はわたしあんまりみてなかったんですがどうですか」
   「わたしもそんなにはまったほうじゃないですが、あれは男が妄想する百合ものとは一線を画してよかったです」
   「ジョジョ作中のスタンド名、『パープルヘイズ』と同じ名前のバラがあるんですが、スタンドのイメィジとはかけ離れた感じで、頭にきてわたし自分でジョジョのスタンド名にちなんだバラを勝手にイメィジしたんですがどうでしょうね、『ゴールド・エクスペリエンス』なんてバラありそうじゃありませんか」
   「女の幸福として、自分の名のバラをささげられるってのは最上級じゃありませんか? あとは、自分の人生をミュージカルにしてもらうとか」
   「それは悲劇の最期を遂げないといけないのでは?」
   などなど言い散らしながらそれなりにお返事もらったりして盛り上がってバラ見てきゃーきゃーいうことができてとっても楽しかったです。
   竜胆に朝顔秋薔薇過ちて
    青てふ色に咲き出づるべし     舞音

   残念ながら青薔薇って今現在は紫のバラだけど。
   そうそう、紫のバラといえば「ガラスの仮面」。まだ話は進んでいない、続きが読みたいとそこも意見は一致……?
   かぐわしき誘いを受けて訪れし
    憧れの園に憩う一日        舞音

   最寄駅からのプロムナード、「バラの香りが漂ってきます」と口コミ情報を読んでいたのに、
   (桜の葉っぱの匂いだ~そろそろ桜も枯れ葉の季節かな)と思っていたとんまはわたしです。

   「お土産! 絶対これ買って帰るの~~~」とオスカル・フランソワの香りのハンドクリームをお土産にしました。これで明日は会社の熟女たちを魅了するのよ!

   そして、帰りに時間がよかったので、神保町は米沢嘉博図書館で魔夜峰央45周年コミックス刊行100冊記念の原画展見てきました。代表作「パタリロ」の2話? サブタイトルが「墓に咲く薔薇」だったわね。VTRで漫画の描き方を語るみーちゃん永遠の28歳荒木神には負けますがまだまだイケてました。
 

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2018年10月21日 (日)

魔女集会ってなに?

   おじいちゃんちで下宿中の虎美でしたが、
   「舞子さん、あなた、虎美ちゃんとコミュニケイションは取ってらっしゃるの? 年頃のお嬢さんなんだからいろいろ悩みもあることでしょう。ちゃんとフォローをしてあげてね」と親戚の水無瀬のおばさまに注意されたりもするんですが。

   「おかーさん今日は遅いんじゃない!? もう日が落ちるのが早いんだからさっさと電話してよね」

   ……実は毎週長電話してます。だってうち今買い物難民で、一番近いスーパーまでも一山超えて20分も歩くんだもん。夏の間なんて日が暮れてから買出しに出てました。死ぬって。

   ということで、マイクのついたイヤホンをつけて歩きながらスマフォで虎ちゃんと「今週の萌え語り」をしていました。

   前置き長いよ。
   それで、春ごろに? 虎ちゃんからの新しい萌えのトレンドをレクチュアされたんですが。

   「魔女集会っていうのが流行ってるの。
   一人暮らしの魔女が小さい子を拾って育てて、その子が大きく育って魔女のことを大切に思うようになって、その子を連れて魔女の集会に行くの」
   「へいへいほー?」
   「当然男の子で、その子は美形に育ってもいいしマッチョに育ってもおいしい。それで、魔女のことを恋い慕うようになってもいいし、お母さんみたいに思うんでもいい。
   でも魔女のことを大切に思うのは共通で、執事みたいになってもいいし、王子様みたいになってもいい。その辺は描く人の美学でいろいろ描いていいの。そういうテーマがはやってるの」

   昔、魔女が使い魔として猫を募集したところが黒猫じゃなく白猫が来ちゃって、でもその日から吹雪で追い返すに忍びなく一冬いっしょに過ごしたら情が移って、しょうがないから黒い着ぐるみセーター着せて魔女の集会に連れてったら、一時はしのげたんだけどすぐ白猫だってばれて、でも、かわいいからいいじゃないって魔女たち優しくて、黒猫以外も解禁になったって絵本買ったわね。

   ノリはそれに近いな。あとはおねショタ(おねえさんと小さい男の子の年の差恋愛)的ノリもあったり?
   「ワンピース」のDr.くれはとチョッパーの関係はちょっと違うか。

   ピクシヴでの該当作品イロイロ見たらそれぞれ趣向を凝らしてあって萌えました。

   じゃーおかあさんも書いてみようかいと思ったら。

   現在書いてる2次創作シリーズにすでにそういう趣向が入ってたという。
   被虐待児に出あったヒロインが勢い込んで拾っちゃって、でも彼女のところには恋人未満の相手がすでにいて、こっちをどうにかするのが先でしょうって、子はカスガイになってくれて三人仲良く暮らしましたみたいに持って行ったんだけど。

   スゲーな俺、時代を先駆けていた(違います)。

   2次小説で勝手に登場人物追加するなよ(わたしよくやります)。

   そうじゃなくて、純粋に自分のオリジナルのキャラクターでそのシチュエーションを描いてみようと思うと……。

   チャイナな魔法使いで描く人もいましたが、だいたいは西洋の古き良き魔女のイメィジで、じゃあもっと広い定義で、ロボット工学とか、コンピュータ技術に特化した女性研究者、技術者で孤高で能力が高いため「魔女」と呼ばれる、みたいなのはどうよと。「エヴァンゲリオン」の赤木リツコさんみたいな。

   よんどころない理由で子供を引き取るんだけど、その子が全然IT音痴で、おねえさんの方がカリカリしてどうしてこんなの引き取ったんだろうとか葛藤しながらもやっぱり人道的に追い出すとかできなくて。投げやりになってた家事もちゃんとして、自分の体調管理とかも気を付けるようになっていって基本的生活習慣が改まる。子育てのために自分の育ってきた道筋を思い出すことで自分がちゃんと親に大切にされてきたことを思い出して、自分も相手にそうしてあげようと思ったり。でもそのうち世界のIT技術の方が進化して、フールプルーフ(お馬鹿ちゃんオッケー対応)になって(それはおねえさん自身が子供にやらかされたことをヒントにして提案したりしている)、
   「キーボード触れなくても今は入力ぐらいできるんですよー博士~?」とかいって、家事能力は磨かれた坊やが情報家電を巧みに駆使してちゃんとハウスキーピングしたりお仕事のサポートしてくれたりしてどきどき/しみじみさせてくれちゃう、そんな二人を妄想しました。そんで大人になった男の子をスーツ着せて学会連れてくんだな。よし、お題は消化した!
   なんかさ、江戸時代も文化爛熟すると、川柳とか、お題を出して、それに一般庶民が作品を応募して、それを評価する遊びなんてのがあったそうですが、もう、日本のイラスト投稿文化もそのレヴェルに達したのよね。大したもんだ。  

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2018年10月 8日 (月)

「天竺熱風録」4 ― 将器ってなにさ? ―

   発売日に昼休み抜け出して買ったんだけどね。
   表紙は当然イエティさん:ロンツォン将軍でした。

   そろそろ天竺に残したみんなの活躍も見たいと言ったらちゃんと描かれました。彼岸師、智岸師の哲学問答(それとはあからさまにタイトル出してなかったけど般若心経だよねあれ)。あ、おでぶさんの彼岸師も結構やるのね。さすが求法僧、愚痴ってばかりではありませんでした。優等生然とした美少年智岸師も怒鳴ったりするのね。居残りチームのリーダー玄廓も作中言ってた通り、いい息抜きのシーンでした。

   そして曲女城のアルジュナ陣営。出ましたトンビ夫婦から生まれた鷹王子ちゃん。あんまり美少年じゃないけど聡いからイイッ! この夏原作を読んできて結末を知ってるだけに、変な改変ないことを祈っています。ほんとアルジュナの小物っぷりが引き立った。

   そして始まる大会戦!

   うーーーーーん、原作者田中氏としては、いわゆる三国志ものみたいに、剛勇のスター武人が無双してなんとかなっちゃう合戦は書きたくないんでしょう。つっといて「アルスラーン~」ではダリューンとかキシュワードとかクバードとか草刈りみたいにひとの首切り飛ばしてたりするけど。楽しみのために読む話なんだからそこは削るわけにいかないんでしょうね。
   今回は主人公王玄策が外交官:文官なだけに、とりあえず策で何とかしちゃう方向で書きたかったんでしょう。私もそういうの読みたい。史料もないしな。無名人ばっかで何とかしたんだから、史実じゃあ常識的方向で何とかなったんでしょう。そうじゃないとおかしい?

  ……って史実がおかしいんだって! 

  天竺軍騎兵5万歩兵2万5千をネパールチベット混成軍8千でうち破るって、できんの!? そりゃ多少の戦術もつかわにゃならんでしょうが……やっぱ個々の将軍にも頑張ってもらう?

  「この期に及んで
  そんなクソ甘ったれた
  言い訳が通用すると―」

   とラトナ姐さん(ただの世間話シーンでも華麗なる小技(?)を披露してくれてお素敵)に尻をひっぱたかれるように玄策献策。やっぱ、フィクションでヒーローを張るからにはあんたが何とかしないと。
   とりあえず渡河の後背水の陣。そして中央突破してくる天竺軍を包み込むように展開する両翼! このときのラトナ将軍のジェスチュアがさすが将軍! 

   混戦の中期待通り見せ場を作ってくれるロンツォン将軍、華々しく活躍するラトナ将軍、王玄策も蒋師仁もやりますよ! うわ~っとなったところで次の巻へ続く!!

   まあ、見事な大群の激突も見せてくれたし、個人の武勇も見せてくれたし、ファンタジーの合戦シーンの配分はこれがベストなんでしょうか。

   個々の登場人物が国際紛争で各国の思惑を読んでどのように痛快な啖呵切って動いてくれるかは次の巻で期待。

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