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2018年9月17日 (月)

落穂ひろいは未亡人のわざなり

   もうすぐ四十九日です。忘れないうちに。

   ご近所の虎美の盆踊りのお師匠様に手伝ってもらってなんとか汚屋敷が半分片付いて(リヴィングや次の間やサンルームに突っ込んだ。突っ込む先があるからできた奇跡)、葬儀屋さん:リラヴォルケン金沢(仮名)がご遺体を連れてきてくれました。ささっと祭壇作ってご遺体を安置して、いつも月のお命日にお経を上げに来てくれるお寺に連絡。

   いつも来てくれるお寺のひとって菩提寺の方じゃないんだ?

   なんかテクニカルタームがあったみたいだけどよく聞こえなくて覚えられなかったです。
   虎美などはちゃんと理解していた模様。Jに対するサテライトみたいなもんか。あるそうです。そういう子分のお寺。
   「〇〇寺さんだよね?」ってやっぱり曲がりなりにも3年ここで暮らしてただけあるな。
   それが、早めのヴァカンスに出てしまっているので捕まらない、明日なら来られるとかでとりあえずご住職のお母様? がお経をあげられとかで謝りながら来てくれました。
   いやー8月はお寺もお忙しいからねえ。かろうじてお盆にかからなかったけどね。
   枕経とかいうのを上げてくれました。

   「お寺のかたがいらっしゃる前に、ご存じとは思いますが、簡単にお焼香のお作法を」
   リラヴォルケンの人さすがです。
   真宗大谷派はお焼香で一回上げないんですよね。持ち上げたらそのままパッと落とす。大きいおばあちゃんのとき、みんな変なことするなあと思いつつ、一般的に一度つまんでから手を返して鼻先に上げるようにしてから落としてたら、まさに早乙女お義父さんに注意されたんでした。
   「違うよ!」
   その時はなんだかむかっ腹が立ったものでしたが、お里が知れるとかこんなことも知らないのかとかそういう叱られ方はせず、人のいるところではなく陰へ行って、単純にそれはうちとは違う、うちはこう、という指摘だけだったので、よく考えたら立派な注意の仕方だったですね。さすがは教職の長い方。故人の徳の高さがもう亡くなったその夜から炸裂!
いや、思い出したのはしばらくたってからだったけど。

   「習わないですからね、外国人タレントのあのひとも、こっちに来てすぐのときわからなくて見様見真似でお香を食べちゃったって言ってました」
   葬儀社の方は笑いを取りながら教えてくれました。

   「……たしかにバブルのころのあの人の失敗ネタでその話は聞いたことがあったが、時代を経て葬儀屋さんのネタにされてるとは思わなかった」
   帰りの車内でお兄ちゃんに熱く語ってしまいましたよ。
   「失敗の経験が後の人に活かされているのならいいじゃないか」
   そして豹太くんもそういうことをいえるようになって、なんて大人になったの。
   参照。ハンター×ハンターのキルアの実家エピソード(おかあさんちがいます)。

   そして、これからのタイムシートを出しながら、明日の朝までに決めてほしいこと、明日の夕方までに決めなくてはならないこと、順番に案内が始まりました。
   「お通夜の祭壇に飾る花の順番を決めていただきます。祭壇の、仏さまに近いところから右左右左と。5列3段を目安に、あとは、増えればそれなりに追加させていただきます」

   来たよー、お花の順番。
   一族での序列とかがここで出るんだ? すいませんが早乙女家はお義父様が二人兄妹、旦那様が一人っ子で親族少ないんですよ、15基(?)もお花来ないです。
   「虎美、……解る?」
   「そういうのはユリウスおじさんに聞けばいいんだよ」
   ああ、ユリウスおじさんね、時々虎美の話に出てきてました。モンブランのご本家の方に挨拶に行くときに一緒に行く人。確かお義父様の従兄弟……?
   お義母様が死にそうな顔しながらそれでも右左右左と割り振っていってました。
   「俺の会社からは3つしか来ない」
   携帯で連絡を取っていた旦那様が放り出すように。
   よかった、来るんだ。
   とりあえず安心。
   チェリースタッフ:私の勤め先には翌朝連絡を入れましたが、実の父じゃないので会社からはお花は出ないとのことで、どうしようと思ってたのでした。
   「弔電も、辞退される方おられますけど……?」
   会社の人に確認されましたが、
   「義父はにぎやかなことが好きなので、ぜひお願いします」
   お願いしちゃいましたよ。だって、その時点ではもう閑散としたお通夜が予想されてたから。せめてと思って。
   「あの、寂しいようでしたら、実家はもちろん弟の方からも出させていただきますけれど」
   恐る恐る申し出てみたら、
   「それより私の妹のうちの方が近いから」と却下されました。あ、そうなの。なにがなんでも数をそろえるってわけじゃないのね。
   そのお花も、1万3千円コースが真ん中で、上と下があって旦那様の会社からは上下二段に花が入る松竹梅で言えば「松」ランクのお花でした。そのほかはとりあえず2段式のお花は来なかったです。竹クラスはあったのかな、ちょっと見わかんなかったです。
   こちらで親戚にお願いした以上にも、お義父さんの所属していた非営利団体から結構来ていてこういうところで義理をかかないんだなあと思いました。
   お花だけでなくお菓子のお供え物という選択もあったので、お値段同じでこちらのおうちにはお菓子を負担してもらう、とかいろいろ組み合わせが悩ましいようです。
   「あんたのご実家にも出していただくけど」とお義母様。
   「当然でございます」
   うちに寝に帰ったとき、さらっと「一万五千円ぐらいお願いします」と鯖を読むおかあさんでした。いやだって、活田家としてもお釣りもらうのもなんだし、大赤字が予想されるんだからもらえるところからもらおうかと。
   そして、ヨシツネ君の「葬儀のお花は男の甲斐性」発言が出るわけよ。
   まあ、結果的に獅子王様の取引先関係からは何にも来なかったわけやけど、パパァ、それブーメランだからね? 定年から20年、ちょっとアルバイトに行くぐらいで無為徒食やってたあなたはどこからお花をもらうつもりなのよ。あ、お花は喪主の取引先が出してくれるのか、それにしたって、ご会葬者数は絶対早乙女家とは段違いだと思う。ちょっと話したら虎美もドン引きしていたし、ここに書いちゃうから永遠にネットの海に残るんだからね(残すなよ)。

   夜6時過ぎの死去だったのですぐ翌日通夜とはいかず、一日予備日ができました。

   「新聞社に連絡して、死亡記事出してもらってください。ただで載るのはお悔やみ欄。これは、名前と死亡日と葬儀会場程度。黒枠の死亡広告は有料です。名刺大で30万? 新聞社の人と相談してください。連絡先は金沢だと、北國と北陸中日と読売ぐらいで」
   実はこれが結構大変で。
   お義父様は私立の学校の先生だったんですが、このご時世、私立の学校は名前が変わりまくりで。実際教えてる最中でも2回ぐらい変わってるのに、やめた後もまた宗教関係の学校で再編があったとかで今は真宗の私立大学の系列になってるとか何とかで、名前の確認に一苦労。これ、学校関係でなくても、バブル・大不況を経て業界再編とかされてるから、肩書きをどう表現するか大変かも。
   「オストオケアノス大学の校友会幹事を必ず入れてください」
   「そういう非営利団体の肩書きはちょっと」
   「これは故人の遺言です!」
   お義父様そういうお金にならん仕事はいっぱい引き受けていたみたいで。なんだか相当押し問答をして、特別料金でそのイレギュラーな肩書きの死亡広告出してもらったらしいです。どのくらい打ち込んでいたかを知らない身としては、それ一行でうん万円違うんなら削ったっていいじゃないと思ったんですけど。
   オストオケアノス? 大学? そんなようしらん大学の幹事だったからって新聞を見た第三者がおおーこのひとはきっとスゴイ! って思ってくれるんだかと非常に懐疑的だったんですが。
   そんなもん要らん。人はみな身一つであの世に旅立つのだ! とオール却下できるほどの立場でもありませんので黙ってました。
   「原稿はファクスで送らせていただきます」というので大掃除で書斎の机から動かしていたファクスを慌てて元の場所に戻して、動かなかったときはメイル対応、とか打合せしました。今どきこんな用途に生きているのか。
   それが、ホッコク新聞社やらかしてくれて、獅子和さまのカズを一と書いたゲラを送ってきやがったので、れーせーに突っ込ませていただきました。やっぱりファクス必要

   そして、到着した豹太に乗せて行ってもらって、お義父様が生前にもらってあったという戒名を菩提寺にとりに行って、ついでに通夜・告別式の打合せ。私がお留守番をしてると、
   「リラヴォルケン金沢でございます。この度は会員様のお宅にご案内をしております。金沢南の弊社の式場がリニューアルしましたので、お近くの会員様には19日に内覧会を予定しております。ぜひお越しください」
   おい。お義母様言ってた葬祭サーヴィスに入ったってこれかい。でも、もう13日葬儀って決まったんだけど。情報いってなくて行き違いってやつかな?それとも、こっちは19日内覧会ってことは13日葬儀できんの? それともこことは別の式場が近所にあるの? なやむなやむ。それでも、
   「あ、はい、ぜひお願いします」って招待状送ってもらうことにしてもらっちゃいました。
   死人がすでに出ているうちに営業かけられて、うちは別に構わないけど、あとでこのお姉さん怒られないかしら。
   仮通夜はほんとに家族だけって言ったら近い親戚も来なくって、ほんとお通夜は大丈夫かと胃が痛くなりました。きっとご近所がいらっしゃると思って、朝実家からペットボトルの大瓶のお茶を2ダース買って行ったら、 おばあちゃんはもう手が痛くて2リットル瓶なんて持てないのになんでこんなのをこんないっぱい買ってきたんだと虎美に叱られてそんなん知るかと穴掘って叫びたい気持ちになりました。まあそれでもリラヴォルケンのお兄さんには何杯も出したけどね。お茶。二間続きの部屋を全開で使って全然エアコン効いてなくて、それなのにお兄さんは仕事柄非クールビスで、熱射病で倒れるんじゃないかと思ったから。
   お通夜の留守宅は盗人狙い放題なので、絶対一人留守番を置いてくださいと言われましたが、誰を置くかでまたもめる。若い女の子一人置いとけないし、実家に来てもらうか、押し入れあけたらそこはカオスってところに泊まってもらうの? いい時間になったらだれかかえって交代するの? もう指揮命令関係カオスで、結局鍵かけて出たんじゃないかな、私も知らない。

   「納棺の際は、友引でのご葬儀ということで、友引人形というのをお入れしてさみしくないようにしていただきますが、故人様の大切にしたらした人形がおありでしたら」
   「いっぱいあるわ。この猫たちを入れてあげて
   猫スキーは早乙女家のファミリーポリシーですか。
   昔茶虎軍団がいたころ、猫だまりになっていたのを撮った写真、数えたら9匹ぐらいいたというやつを大伸ばしにしたのが1枚、ぬいぐるみが一体。猫じゃダメです、人じゃないとと言われて土雛をワンペア。
   「陶器はダメなんじゃ?」
   最近はこういうのも火葬場が厳しくなって、入れていいものいけないものの一覧表が渡されました。補聴器眼鏡はダメなんだって。三途の川の渡し賃も今は紙に印刷したのを入れるそうです。なんだその紙、真田家リスペクトかと思った。
   お兄さん、土雛をひっくり返していろいろうなった挙句、
   「う~ん。まあいいでしょう」
   お棺は白木じゃなくて、ヴェニアらしい合板にそれらしい布を張ってゴージャスそうに見せたやつになりました。刺繍が入っててこういうの華美じゃないかなと思ったら、
   「お父さんは派手なのが好きだから」とお義母様。
   そうなんだ? あんまりおしゃれだとは思ってなかったけど。まあいいか。
   そして始まる通夜。意外と集まって、150規模の会場、割と空席なしでした。よかった。祭壇は白い菊で流れるような線が描かれ、中の上にしてはまあまあな感じ。こういうのもフラワーアレンジメントの影響なんでしょうか、昭和のころの葬儀とはイメィジ違ってきてますね。

   そして、配られる謎の小冊子。広げると、お経に読み仮名と謎の記号が書いてあって意味不明。短いけど般若心経ではなくて。正信偈ってやつ。式が始まると、
   「真宗のお通夜では皆さんにご唱和していただきます。お分かりになる方はどうぞご一緒に故人の冥福を祈っていただけたらと思います」
   
   ナンダッテー!? ΩΩ Ω

   ああそういえば、大きいおばあちゃんの時もあったかも。
   教会の結婚式の時に讃美歌何番とか歌うやつだよ(違います)。お通夜でもコーラスするんだ!?

   そういえば、旦那様が打ち合わせの時に言ってたっけ。
   「桜花は真宗の学校だから、学校側の参列者には坊さんがいっぱいいて、勝手に経を読むと思う」
   「は?」
   お兄さん固まってました。
   「それは……何人ぐらいで?」
   「解らん。来た人間が勝手に入って読むと思う」
   「その場合は、ええとその」
   「勝手にやらせておけばいい」
   「葬儀屋さん的にはそれでお茶を出したり別室を用意したりギャラが発生するのかということを気にしていると思う」
   おかあさん割込みました。
   「あ、はい奥さんのおっしゃるようなことが」
   「関係ない。コーラスに加わるだけ。何もいらない」
   
    それってこーゆーこと!?
   「帰命無量寿如来~」(きぃーみょーむーりょ~じゅ~にょぉらーい~)
   いい声のメインヴォーカルにサイドヴォーカル2人が加わって、最初の1フレーズは誰も唱和しなかったのに、そのうちだんだん加わり始めて、会場皆の大コーラスになったのでした。確かに、聞いたことあるよこれ! 低いから合わせづらくて、おかあさん途中から1オクターブ上歌っちゃった。
   これが、ああ、カタカナってこうやってできたのねーと体で理解できました。一本調子に読むのではなく、ここで上がるの、ここでフラットするの、ここはこぶしを効かせて、というところに漢字の脇にそれぞれ印が入っていて、さっきここはメインのひとちょっと上げてた印だな、と思うとちゃんと同じ印のところでちょっと上げてて、注意深く見ているとちゃんとメロディを歌えるようになってるのでした。
   でも、みんなすぐ帰って、余る余る通夜ふるまい! お香典の計算をやってるおじ様たちに差し入れして食べていただきました。
   内覧会を控えているというリニューアルしたばっかのリラヴォルケン金沢南、いつも使ってる粟津温泉Hのスィートよりきれいだったよ。
   IHのコンロ付きキッチンに冷蔵庫と流し、20畳ぐらいありそうなリヴィングダイニングにお棺が向こう側からワゴンで入ってくる線香番用の8畳和室にツインのベッドルーム。洗面所にバスルーム付き。洗面タオルは無料、お布団バスタオルや浴衣は使った分請求。
   「俺ソファでいいわ」
   「おばあちゃんベッドね、私も」
   「豹太はお布団しいて寝なさい」
   えーとおかあさんどこで寝たらいいかな?
   実家でのびのび就寝してたから、今日ぐらい番をしましょうか、と畳に転がって携帯にアラームセットしたらそのまま座布団抱いて寝てました。いや、2,3時間おきに起きて香炉にお香追加してたよ、ほんとだよ。線香は危ないので、タブレットになった熱源の上に砕いた香木(お焼香の時のアレ」)を振りかけるのが今は主流らしいです。このタブレットが火が付いたかどうかがわかりにくくてちょっと悩みました。
   割とみんなすぐ眠って、すぐ朝が来て。
   ご清潔なイマドキを反映して、リヴィングの方にスプレイすると防臭・殺菌してくれるアレが置いてありました。そうね、喪服は2セット持ってくるひとあんまりいないからね。いつもはそんなの使わないけど、ありがたく噴霧させていただきました。
   通夜葬式はどちらかだけというのが普通らしいので、昨夜のうちにあらかた来てしまっていて、葬儀の日にお香典はこれ以上増えないだろうという見積りで、あー誰も来ないさみしい通夜は避けられたけど、葬儀で大赤字は避けられないなと思ったのでしたが。
   「桜花学園は女子高だったから。教え子たちは夜は出歩かない。連絡網が回ったら告別式に駆けつけてくれる人がいるかもしれない」
   お義母様ァそれ希望的観測過ぎません? って思ってたんだけどさ。
   いきなりお通夜の夜9時、小松から駆け付けたひとがいて、もう和室に安置されたお義父さんのお棺にお参りして、虎美を抱きしめてアツく語ってくれた教え子の方いらしたし。
   
   的中しました。満員御礼桜花学園。エントランスで同窓会始まっちゃうし。
   朝ごはんの時に来た弔電をチェックして読むオーダーを決めて、名前を音読するから間違いがないよう読み合せして、解らない人はみんなしてその場でスマフォで検索して特定、原稿作成。虎美ちゃん使える! 使える!
   「まーこのゴージャス電報どこから?」
   「オストオケアノスの校友会」
   「やったね、チェリースタッフからは刺繍電報だ。女性多い会社だから細かいところが気が利いてる」
   「桜花からも今の理事長で」
   お義父様ごめんなさい、地味にVIPだったんですね。
   あとは、火葬のあとの精進落とし? の会食に来ていただく方にはご招待カードを目立たぬよう手渡しするとか。一人、昨日お香典の計算を引き受けてくれていた地味に重要人物のおじさまに渡すのを忘れていて来てもらえなかったとか、弔辞を言ってもらうはずの町内会長さんに根回しを忘れて当日朝8時にお願いしちゃったとか、手落ちはそれなりにありました。
   お棺に入れる一言カードに虎美が一首詠んで、付き合いでおかあさんも詠んだけどいかんともしがたい駄作だったのでほんと悼む気持ちになってないんだなーと自分のドライさに申し訳なくなったとか。

   そんでお葬式にはお里の実母がにんにく持ってきたとか。
    虎美が最後におじいちゃんへのお手紙を読んで、
   「会場中を泣かせる弔辞書くから」なんて偉そうなこと言ってて、読みながら自分が感極まって泣いちゃって、読み終わって高砂(って言わない、親族席)に戻ってきたときに頭撫でてやったらこの子ハートが猛獣だから殴り返してきやがった。一生言っちゃる。
   まあ、いろいろあったけどなんとか終わって、おじいちゃんはお骨になりました。
   おじいちゃん危篤で7月の帰省&イヴェントが吹っ飛んだ虎美、心おきなく9月に帰省して2週間も羽を伸ばして帰りましたよ。

   四十九日法要は来週です。愛するにゃんこたちと旅立ってください。
   まつすぐな背なを頼りに思ひきて 今日ぞ心の乱れぬるかな
                                             舞音

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コメント

 大ネタを忘れていた。

 「ご遺影に使いますのでお顔写真を探しておいてください」って、お義父様写真はよく撮ってたけど、もっぱら撮る方で自分は映ってないよ! 子供が小さいことは交代で
 「じゃあ次はおじいちゃん入って!」ってやってたけど、最近はないよね!
 「昔寄稿した本の筆者近影を探せ」
 「こんな小さな写真から遺影作るの!?」
  証明写真サイズだし印刷荒い。無理。いや何とでもなるらしいけど。
 「それってなん十年前の? こんなのおじいちゃんじゃない!」

  ……などとひと騒動ありまして。
 「今年の正月の水無瀬のお姉様たち来た時みんなで写真撮ったのがデジカメに入ってる!」
 「探せ!」
 虎美の一声でデジカメを開けたら入ってましたSD。カメラを構えてたのが虎美だったからもうゴキゲンの笑顔になっていて、いつもの謹厳な姿とは別人でしたが、故人も満足でしょう。やっぱそれなりの年になったら遺影意識しておかないと。そしてほんといろいろ役に立った虎美。ゆっくり休んでね。

投稿: まいね | 2018年9月24日 (月) 15時01分

 いよいよ危なくなって一同が病院に呼ばれたあの夕べ、実家の母に連絡を入れようと席を外して病院の自動販売機コーナーに行ったら、
 「来ちゃったv」とばかりに実家の父ヨシツネ君が立ってたのも書いておく。
 まだご実家へは言わなくてよろしいとか指示された時点だったからどう対応しようかパニクりました。
 パパったら是非に最後のご挨拶っていうほど仲良くしてなかったじゃん。
 結局そのまま帰ってもらったけど、夕方の渋滞につかまって音信不通になったのは困った。
 田舎で交通機関が自家用車に限られてくると、免許を返納した人は一人で出歩かないでほしいですよね。とくに、機動力が必要な有事の時は。ヨシツネ君てば心筋梗塞でリハビリ中だってのに。
 でもお掃除に手がいるから結局電話してきてもらったんだけどね。
 日が暮れてから動きたくないからといって夕方お掃除開始を打診して、「死ぬのを待っているようじゃないか遠慮してくれ」と旦那様に声を荒げられていたのも書いておくか。
 かようにかみ合わない婚家と実家と。

投稿: まいね | 2018年10月 7日 (日) 13時29分

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