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2017年9月 3日 (日)

「魔王の秘書 1」 すでに地獄を見ていた。

   イマドキはネットで広告を流し、あまつさえ数ページ試し読みさせてくれるから、書店で手にとってなんじゃこの出版社聞いたことない(失敬) ってところがコミックス出してますよね。そんでもって、大手とは違うからちょっといい値段して、お会計の時にビビリます。この本も600円でした。税別。
   バブル崩壊からこっち、ものの値段が下がってるといいますが、本だけは順調に上がってますよね。困るわ。
   まあそのぶんこっちはマイナーな面白い作品を手に取れて楽しい思いをさせて貰ってるんだけど。

   と言うわけで、いろんな所でちょっとだけ目にして、なんじゃこれ面白そうってことでとうとう買っちゃいました。「魔王の秘書」鴨鍋かもつ。いえね、ほんとは別の本探しに言ったんだけどね、そっちはなくて、こっちがあったからもうご縁だと思って。立ち読み用リーフレットも出てました。書店の方でも地味に力が入ってるのかも知れません(2017年上半期ウェブ漫画第一位 ニコニコ漫画調べ)。

   勇者がいて魔王がいるRPGの世界で、何千回めかの封印から復活した魔王が、今度こそ野望達成のために、作戦を考えた!

   「まずは人間を捕え
    魔王軍にその知能を
    捧げさせるのだ!!」

   「敵を知れば
   世界征服はたやすい!!」

   魔王頭使ってますね。ところが、さらってくる人間に婚活なみの条件をつけたモノだから、某先進国の国王秘書に立つ白羽の矢!
   
   「頑張って世界から

   人間を根絶やしに
   しましょう!!」
って秘書嬢割り切りすぎ!

   ちょっとふっくらめの(だが決してでぶではない)グリーンアイズブルネット眼鏡ちゃんは、その驚くべき割り切りぶりと有能ぶりでぐだぐだな魔王陣営を刷新してゆくのでした……。

   

えろーすな展開になりそうでならないのがイイッ!

   「我々魔物は
   人間とのあいだに
   子を成すことが
   できるのだ」と振られても、
   「お仕えしてすぐ
   産休に入るわけには
   いかないので無理です」とスパーンッと拒否。

   その後で抑圧された本能を解放する魔法などかけられても、
   「世界を征服するには
   今のままでは手ぬるいです
   人間たちをもっと
   恐怖と絶望に
   染めねばなりません」って、魔族の方がどん引き。
   「秘書の方から求めてきたら意思を尊重して……」とか言いながら汗かいてる魔王が可愛い。
   それでいてときどーき絶妙なアングルのサーヴィス・シーンがあったりもして。

   いいぞもっとやれ。

   そして魔王との間によくわかんない絆ができてしまうのか、みごとに割り切ってみせておいて、最後の最後に裏切って人間側に勝利をもたらすのか………。こりゃ楽しみだわ。この秘書嬢(名前はまだない)なら、勇者に敗れ城を追われても小言をいいながらついてきてくれそうv

    

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