« 壊れる人々 | トップページ | 「ケーキ王子の名推理」 苦労は買ってでもせよ »

2017年5月20日 (土)

寅さんも相続問題を救う!?

   壊れる親族男性を目の辺りにして(しとらん)、いよいよ相続のお勉強に熱意の入るおかあさんです。しかし、「相続を学ぼう」の講座は必要なことを学び終えて? 脱落者が相次ぎ、随分知った顔が減りました。でも講師のおにいさんはクールに素知らぬふりを続けていて尊敬せずにおられません。

   「それで今日は上級編にいきましょうか。
   この前、相続には順位があると言いましたが、現実にはその順位どおりに行っていただけない場合もあります。

   お祖父様とお子様は先に亡くなられて、お祖母様とお孫さんが一緒に住んでらした時に、お祖母様が亡くなられたら、相続はどうなるでしょう、はい早乙女さん」

   「はーい、お孫さんより先にパパンかママンに兄弟があったらそっち優先でーす!」
   「イソノ家式相続早見歌」によると、♪フ~ネ、サザエ、博多のジジイ、タラオの順。この場合は祖父と祖母が入れ違ってるけど、おばあちゃんが亡くなってもすぐにはタラちゃんには行きません。カツオかワカメがいないことを確認しないと(殺せとは言っていない)。
   「でも、伯母様は結婚して家を出られていて、ほとんど行き来がなかったらどうなりますか? 毎日一緒に暮らしているお孫さんが、私こそ相続の権利があると仰ったら?」
   「え? え? 戻ってきて貰って法的に相続だけして貰ってあとで話し合いで山分け?」

   「違います。申立書というのを提出します。
   『Aの長女○○は××年に結婚して家を離れ、音信がなく、同居して日頃の世話をしてきた孫のわたくしの方が手続きを行うのが適当と思われます』云々書いて署名捺印して提出するのです」
   「へえ~」
   ナルホドなあ。これで法律を越えるんだ。

   

下克上だ。

   でも、あるよね~フィクションの世界でも、正当な跡取りは家を出て適当に暮らしてて、血のつながりは薄いけど一緒に暮らしてる子が強い絆で結ばれてる話。
   ……「王様の仕立屋」シリーズはあれ息子は放蕩だけど主人公の織部さんは弟子なだけで血のつながりなかったか。えーと、ほら、「犬夜叉」の日暮神社はかごめちゃんがタイムトリップしまくってて、年の離れた弟が跡取りで。……あのおじいちゃん死にそうにないけど。あそこんちパパっていないよねそう言えば……。ああ、今回ばかりはぴったりしたフィクションが見つからない!

   ……「フーテンの寅さんケース」と研修ノートには書いときました。

   「さくらも父親も亡くなったあと親父さんがなくなった場合、光男が申立書を書けば光男が相続できる
   『伯父寅次郎は生来のフーテンで正業に就かず若い頃から家に寄りつかず……』云々」

   あれ? 光男も伯父さんに影響されて家出したりしたんだっけ? あのシリーズ
   日本の誇る長編シリーズをよく知らないことが判明しておかあさん固まっちゃいました。

   そして現実に長男が駆け落ちして次男三男が老母の面倒をみていた某活田家の相続は……雑用を押しつけられた三男、活田ジェイムスくんが火葬場から帰ってきたとき、家は兄たちの略奪を受けて金目のものはなくなっていましたとさ。

   ほんと、仁義ないわあ。法律は正直者を守ってあげてください。

|

« 壊れる人々 | トップページ | 「ケーキ王子の名推理」 苦労は買ってでもせよ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/65304415

この記事へのトラックバック一覧です: 寅さんも相続問題を救う!?:

« 壊れる人々 | トップページ | 「ケーキ王子の名推理」 苦労は買ってでもせよ »