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2016年8月28日 (日)

プロジェクトS始動

   帰省から戻ってきたおかあさんです。今回は墓参りもしたけど、それよりたんすでこやしになること20年のおかあさんの振り袖略してママ振りの発掘作業がメインです。

   そォ~なんですよ! 七五三では雨に降られてカッパを着て写真館まで移動し、小学校の学芸会では無理に大人サイズの着物を着て大喜利をこなし、文化祭では浴衣を着て3年間茶会をリードし続けた虎美、とうとう振り袖デビュウです!!!

   経済が停滞し、また、丁度良い具合にバブル期にみんな脛を削って妍を競ったザ・女子大生も家庭の主婦となりその娘が成人する今日この頃、
   「ママの振り袖をお嬢さんが着ちゃいましょう」というのはアリなんだそうで。
   とりあえず友達の結婚式に3回、手前の結納と一応の成人記念の写真館での撮影と5回は着てもとを取ったおかあさんの振り袖も、また封印が解かれるときが来たのでした。

   ただ今は虎美さんの巣となっている金沢早乙女家の離れの桐箪笥を開けて、振り袖とその襦袢、振り袖(正装)用の西陣の帯にそれにコーディネイトすべき帯締め帯揚げ、また、そういう格の高い着こなしの時用の錦の草履&バッグのセット及びそれを美々しく着こなす為の小物類の発掘作業及び、
   「うちらもう着ないから、虎ちゃんどうぞぉ~」と親類縁者のもと若かった女性達からの着物の差し入れの確認と保管作業をたっぷり1~2時間楽しんできました。もう汗だく。

   「これはあたしが新婚旅行から帰って親戚に挨拶に行くときに着たッきりの訪問着」と実家の母が孔雀が2,3羽大人しく羽根をつぼめて佇む柄の着物があれば、
   「これは母が茶会のあと合唱団に顔を出したら皆に受けがよくて、もう卒業公演それで出ればと言われて『愛と真実のひと婦人活動家の平塚雷鳥ッ!』として舞台衣装となった更紗柄の小紋」
   「これは呉服屋に捕まってつくらされた付下げ。このせいでローンを背負ってお勤め時代は貧乏だった……」などと思い出が蘇る蘇る。
   「あーっこれ伊達400年記念茶会で台風来たときの着物! おかあさんほんとガッデスオヴアンフォーチュン!」
   ……虎美の記憶にもちゃんと残っていたようです。

   お姉ちゃま方からのプレゼントの着物も帯もすんごいのばっかりで目の保養MAX! でした。

   「……でもおまえお茶のクラブは入らなかったんだよな」
   「だって雰囲気が好きな感じじゃなかったんだもん。そんな時間ないし」
   おじいちゃんが過保護で門限がクソ早いんだそうです。
   お茶とか和風のお稽古ごとやらないとこのご時世着物は着ないよね。虎美は和の漫画のせいで着物に憧れだけはもってるけど実際の経験は浅いんだよな、辛うじて浴衣は着られるけど。

   「……まあ頑張ってくれ」
   自分の着た着物を娘に譲ることができるのは喜ばしいことですけどね。他になんにもくれてやれる物はないから。とりあえず辛い思いして自分で払ったローンの着物もあるし。

   とりあえずひとそろい発掘したところで早乙女お姑様が登場。

   「あら。加賀友禅じゃあないのね。
    加賀友禅なら色を入れた部分がこう、ぼかしになっているはずだもの」

   ……早乙女家は先代が加賀友禅の作家をやっていた関係もあってうちの父が張り込んで着物を持たせてくれたと言う側面があります。

   「ええ。舞鶴まで行って調えましたので。
   父は友禅は京 友 禅 が 格 が 上と申しまして」

   

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ……。

   今スタンドでてたよわたし。うちは純粋に金沢の出じゃあないので、とくに父は、なんでも金沢が一番とは思ってないところがあるのだよな。
   ヘンなところで張り合っちゃったよ、大丈夫かな(ヘタレ)。 

   とりあえず虎美さんの振り袖ひとそろいは発掘できましたが、
   「草履が壊れてる!」
   鼻緒の足に当たる部分が経年劣化してひび割れてました! これは1回しか履いてないのに! もったいない! そんでもって5回履いたはずの振り袖用の黒エナメルの草履&朱の皮のバッグ(格としては振り袖には皮革の草履&バッグはまちがいだけど、インパクトに惚れ込んで自己責任で選んだ)が出てこない!  修理に出すかどっかで調達しないと!

   あと、さらにその下、足袋やら和装下着やらの肌に直接付けるものは(たぶん浴衣用にうちに持ち出していたから)見つからなかったので、虎美さんにはそれだけは自分で調達して貰うということになりました。

   さあ、楽しみだなあ、成人式! 虎美ったら摘み細工のかんざしを自分で買うって言ってるよ、大丈夫かなあ。わくわく。

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コメント

 ああ、そんで悲願の北陸新幹線はと言えば。

 おほかたが木曽路なればよ悲願なる
  新幹線路はほぼ山路なり
           舞音

 もうね、♪今は山中今も山。今はトンネルくぐるとこ。足元に人数分コンセント配備電源取り放題♪ って、それより電波はいらねー。文庫本買って乗ってね、プリーズ。

投稿: まいね | 2016年8月28日 (日) 22時33分

ちょっと前のうちの事を思い出しました‥
金沢で成人式を?お写真は?
うちは、わたしの両親とダンナの両親も仙台に出てきてもらって、仙台のホテルで前撮りをして会食をしました。
両親には喜んでもらえて良かったです。前撮りと当日の着付けが別だったので割引にはなりませんでしたが、同じ所でやると、割引になったりするみたいです。金沢も着物文化が残っているところだから、そういうの、あるかもよ。
もしかしたら、もうどこに頼むかは決まってます?舞音さんが何回も金沢に帰るの大変でしょうけど、ホテルだと、キチンと世話焼いてくれるし、前撮りはしたほうがバタバタしなくて良いと思いましたので、御参考までに。

投稿: とむ影 | 2016年9月 4日 (日) 20時04分

前撮りをしよう、ではなくて、振り袖を着た姿で、おじいちゃんとおばあちゃんに、成人のお披露目をしよう♬というと良いでしょうか。一緒のスナップ写真もたくさんとれるし。

投稿: とむ影 | 2016年9月 4日 (日) 20時15分

 はーいわたしも段取りを把握してませんでした。皆さんに情報やらアイテムやら助けてもらってなんとかなりそうです。
 今は成人式パックも充実してて凄いですねえ。会食付き前撮りか。綺麗に育ったお孫さんとご一緒とはご両親も感無量でしょうねえ。
 前撮りは早乙女お姑さん主導で金沢の写真館でするそうです、もうお任せ。もう随分体力の無くなったおじいちゃんも入って貰って写真を撮るといいと思いまーす。きっといい思い出になるでしょう。
 成人式は川崎市でっす。金沢で義務教育に行ってないし、つるんでる子がみんな下宿生なので。そのために住民票を一ぺん戻すとかどうとかで本人がいろいろ工作してるそうです。いつも一緒のヨーコちゃんは川崎の会場近くの美容室でレンタル&着付け手配済みだそうで泡を食いました。会場で合流できるのかなあ。
 まあ、雪降っても泣き別れても思い出になるでしょう。
 わたしは板橋の公民館で地元の奥様達の心づくしの宴会メニューが成人の思い出です。どーせ大学の寮だしとお着物ではなく白のアンサンブルで出席でした。今となっては出世しててビックリ、地元選出の下村博文モンカショーがきてたかどうかは覚えてないなあ。

投稿: まいね | 2016年9月11日 (日) 00時09分

 川崎市の成人式についての特設HP行ってきました。Q&Aコーナーが充実しててビックリ!
「和装が着崩れした場合、直す場所はありますか?」に、なんと驚きの回答が!(行ってみましょう!)
 いやー行き届いてるわ川崎市。

投稿: まいね | 2016年9月13日 (火) 20時27分

 行き届いてるノイエ・リリエンベルクの某サロンで「成人式の着付け前カウンセリング」に行ってきましたよ。
 着物の他に持ってくるもの一覧表付きで、前日持ち込みの案内。何時集合、ここで着付け担当者立ち会いのもと全アイテム揃ってるか最終チェック。バッグとショールはお持ち帰りして本人様管理。
 あとは当日のセットの予行演習と帯結びのご希望聴取。ちゃんと着物と帯の写真を持ってくる虎美有能。
 「白地なんですね~」
 「和風の柄なんであんまり最先端にしないでください」
 そしてクィーンズカレッジ学生御用達という金沢の小間物店で買ったというビラビラ&鈴の枝垂れパート(なんて言ったらいいか解らない)付カンザシ!! も!
 「でしたらこういう感じで巻いてこちら側にヴォリュームを出して、ここに垂れの付いた方のかんざしを差して、後ろにこちらのビラビラの方をこう差して」
 「キャー!」
 すぐさま鏡の前へ案内されてカーラーやアイロンで巻いてヴォリュームを出し、スッキリさせる方は編み込んで後ろ姿に模様を出しつつまとめて右側をふんわりくるりん♪
 高いトリートメント使っておるなとこないだ金沢のおじいちゃんちのお風呂場見せて貰ったときも思ったけど、まあドラちゃんったらつやつやしっとりの黒髪であまりの腰の強さにカーラーが都合3回跳ね飛んでました。美容師さん顔色を変えずにすぐさまアイロンに切り替えてぐるんぐるん巻いてくれたけど。
 (あーこれって「彩雲国物語」の黄奇人だよなーあまりのさらさらさに結うこともできないってエピソード。我が子がこの境地に達するとは感無量である事よ)
 前からと後ろからと証拠写真撮って、
「当日はわたしが受け持たせていただきます」といつもやって貰ってるお兄さんが出てきて挨拶してくれました。
「おねがいねー♪」
 おかあさんはしゃいじゃって美容師さん苦笑してました。
 お母様ご紹介ですし、お嬢様も高校生までお使いでしたからと3万ウンゼン円を一割引してくれて、ゴキゲンで差額でドラちゃんの驕りでご飯食べてきました(ごめんお給料はいったら返す)。
 いよいよプロジェクト始動します。
 来週には金沢の老舗写真館で前撮りです。ドラちゃんひとりの写真だって。おじいちゃんも入れたげればいいのにさ。もう外に出せないレヴェルだって。ほんとかね。なんとか合成してでもツーショットってできないものかしら。元気でると思うのに。

投稿: まいね | 2016年11月 5日 (土) 18時44分

ドラちゃんより悲しいお知らせ。
「おばあちゃん不満みたいよ? 
 まあ~加賀友禅じゃないの?
 加賀友禅じゃないのねえ~って」
 そんなこと言われても知らんがな。結納のときに見てるはずですぜ、お義母さま。

投稿: まいね | 2016年11月19日 (土) 11時35分

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