« 2015年2月8日 - 2015年2月14日 | トップページ | 2015年2月22日 - 2015年2月28日 »

2015年2月21日 (土)

「鉄道少女漫画」 全小田急マートに置くべし!

   小学校以来の盟友ヨーコちゃんも志望校合格して、おめでとうのホーム・パーティから帰宅した虎美がシリーズ第3巻をお土産にしたので。

   だいたい、バブルの頃の週刊文春のコラムが元ネタですが、小田急電鉄は気象災害時にはよく止まるという都市伝説があったそうで。それは、箱根を終点に持つリゾート・ライン(意味不明)として、「やっばー電車止まったよ、帰れない……泊まってく?」という恋の一夜をサポートする目的から、あえて無理をしないという方針だったという話。デマとしても良くできてるわーとナットクリョクを感じましたのでわたしとしては採用! してときどき話のネタにもしていたのですが。今、小田急沿線民となってみると、大雨やら大雪の日はそのリゾート行きのロマンスカーだけ運休ってそういえばよくあるわー。まあ、都心に通勤通学客を運ぶ近郊路線としての性格からは、交通トラブルのときは新宿行き/帰りの急行なんかをこそ優先するでしょうというのは道理でわかる話なんですけどね。遊びに来ている人、座って行き/帰りたいがためにわざわざ特急を予約しているひと(最近はこういう需要があるらしい)よりは通勤・通学客を優先すべきでしょうと。

   そういう方向でなくっても、なんだか小田急沿線民、駅職員はこいきで心優しい、そんな感じを味わわせてくれるのが「鉄道少女漫画」中村明日美子 なんですよ。

   たとえば、些細な行違いからそのロマンスカーを予約して箱根に覚悟の浮気旅行となる若妻。それを追っかけて止めようとする夫。もうだめだ、列車は出てしまった、夫婦仲は終わり……と打ちのめされる夫に声をかける女子高生。いきなり西村京太郎ばりの時刻表トリックを駆使してその列車を追い越すルートを披露、まだ愛してるなら諦めるな、と叱咤する……。あなたなんでそんなに小田急に詳しいの、と冒頭での困ったちゃんが一挙に夫婦の救世主となるどんでん返しに唖然とする第1話にしておかあさんのハートはガッチリ掴まれてしまったのでした。
   いやほんと、2時間ドラマになるような地方の観光地ならまだしも、首都圏のそりゃリゾート・ラインだが、東京に通勤・通学する善男善女の利用する近郊私鉄で時刻表トリック
って(専門の時刻表マニアにとってはトリックというもおこがましいアレなのかもしれないけど)、もう、目から鱗的感動がありました。それも、眼鏡にネルシャツのいかにもなお兄さん(偏見ごめんよ)の口からじゃなく、ちょっと困ったJKっぽいヒロインの口から出るのですから。

   その他、自動改札の鉄道マニア的小ネタやら小田急線で必ず話題にされる某駅の駅舎ネタ、おかあさんもこないだ自分が行ってみて確認したJRと立体交差している厚木駅ネタ、しかも隣に「本厚木」があってまぎらわしいというあるあるネタ、海のリゾートへも山のリゾートへも行ける小田急という路線を活かしたその乗換駅を舞台にした「乗り換えませんか」という掛詞のキメ台詞! 全編小田急愛に溢れていて(そんでもって毎度舞台の駅は違う)もー、これは小田急マート(小田急におけるキヨスク)全店で売るべきでしょう!!

   そんでもって、鉄道模型にはまったJCとサラリーマンの淡い恋を描いた「木曜日のサバラン」が最高。これを最初に借りてきてたときに、
   「おかーさんサバランってどんなケーキ?」
   「あースポンジがぐっしょり酒を吸っててやばい」
   「たべてみたーい」という会話がありまして。
   胃を悪くして寝ていた虎美に仕事の帰り本厚木のスパ地下じゅう回って買い求めてお土産にしたら、それってチェーン店だったからうちの最寄り駅ノイエ・リリエンベルクにもあったという無駄ァな努力だったと。そんでもってやばいほど酒を吸ってたサバラン食べた虎美は翌日も学校を休んだんじゃなかったかな……親としてどうよ? だって作中幼稚園児にもサバラン喰わせてたかもだしいやあれはママへのお土産だったのかブツブツ……。

   とにかく、これを読むと小田急沿線民であることがなんだか誇らしくなるのでした。ふんわり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月20日 (金)

ご声援ありがとうオフ開催しました

   虎美はわたくしの旧友姫ちゃんに相当お洋服でお世話になっているので。

   要らないお洋服をいろいろお下がりで頂戴して、ついでに新品のコマゴマしたプレゼントを毎度貰っていて、もう目がハートで「姫ねえさまと呼ばせてください」ってなってたのを、去年はわたしがギックリ腰の最中で恒例のバレエの発表会も連れて行ってやれなかったので、
   「金沢に行く前に是非お目にかかって直接お礼が言いたい、アポとっておかあさん!」と強くいうもんだから、おかあさんも姫ちゃんとお話ししたいわ~と仕事を干されて暇なのをいいことにメイルしました。

   それがまた、「娘に直接お礼を言わせますので」と拙い手でメイルをポチポチ打っておりますと背後から「違う! なんで話を勝手に作るの!? あたしが直接姫ねえさまにお礼を言いたいんだからその通り書いて!」なんでそんな細かいニュアンスにこだわるのか母はそこが疑問。注文通りに書き直して送信、はたして、「まあ~うれしい、それではあいましょう」というお返事が来たのでした。

   そこで土日に玄関ホールに積まれたままの段ボールを総開封してよそ行きと靴を発掘。そう、スニーカー以外の靴を入れた箱が行方不明で、おかあさん歯医者に行くときにたまにスカート穿いてみたというのに靴がなくて涙を呑んでスニーカーということがあったのでした。大丈夫! これで卒業式もパンプスはけます! ありがとう姫ちゃんいや、玄関の隅、傘の陰になってたところに「ここにおいしい水の箱があるジャン」と封を切って、ほいあった、ほいこれ、ほいこれとここ掘れわんわんしてくれたのは虎美だったでした。今日からきみはポチ美と呼ぼう。

   即断即決、わたくしが幹事だとそれから一ヶ月ぐらい後になっちゃうところをその週明けに開催が決定、月曜に行って来ましたよ。新宿の副都心(死語?)にあるイタリアンの食べ放題プランのあるお店。石窯で焼いた本場ナポリ式のピッツァその他が食べ放題で1580円! えぇっホントに? 半信半疑ながら虎美とえっちらおっちら歩いて現地に向かいました。
   「おかあさん迷わないでね」
   「うぅーむ母が遊んでいた頃とは変わったからのう。昔は合宿のバスはこの西口の交番前集合で……」相手が大学のサークル時代のお友だちだからおかあさんの記憶はともすれば30年前に戻りがち。
   ちゃーんとたどり着けて、姫ちゃんを待ちます。現れた姫ちゃんは白地に若竹色の模様の入ったええと小紋? でしたことよ。おい、イタリアン食べ放題に着物着てきて大丈夫か!? これでも想定していた(もっといい?)小紋はシミが付いたらやばいから避けたとのたまう。ああ、そーですか。猫の帯留めがお素敵。姫ちゃんも虎美に久し振りに会うから奥様としてカッコつけたかったのであろうか。でも、わたしは合唱団花束(仮名 )に入る前からまいちゃんのことを知っていたのとか、昔はアニメイトも新宿三丁目にしかなくって、グンマーから遠征して買いに来ていたとか、こちらが悶絶するようなネタをしかもわたしにも初披露してくれて虎美とっても面白がってました。

  「だって、そのときまいちゃんあるアニメキャラの髪型をしてたんですもの! ああ、このこきっとアニメファンだわ、仲良くなって熱く語り合いたい! と思って、まいちゃんがわたしこの合唱団にする! っていってたのを見て、じゃあわたしもここに入りましょうって決めたの」……聞いてないぞ、オイ。
  「って、そんなアニメのキャラの髪型なんて……誰?」
  本人もそれは遠い過去のことなので思い出せません。
  「エルガイムのガウ・ハ・レッシィ
  「ぎゃあああああああ」
  さようですともさ。でも、ただの肩に掛るボブとも見えたでしょうに。やっぱりそれ以外のナニカが見えたんでしょうねえ。

   ピッツァだけでなくパスタもサラダもドルチェもゴキゲンなお店で、バリバリ食べてはきゃあきゃあ語り、うわー楽しいーってところで話題がカラオケになり、虎美の持ちネタ、「わたしの子守歌は『残酷な天使のテーゼ』だった」にはじまり、母がアニソンで子育てしたとかいう話をいろいろとしていて、
   「じゃあカラオケ行く?」
   「時間はあるけど」
   「じゃあ行こう、虎美、この辺のカラオケ探せ」となって、さすが現役JKはスマフォの使い方も堂に入っている。すぐさま近くでアニソンに強いと話題になっていたカラオケチェーンの店を見つけて移動しました。

   「合格祝いですもの、ここはわたしが払います」
   「シニョーラごちになりまぁす!」
   レジで絶叫する親娘恥ずかしい。
   ほんと姫ちゃんごめんね。

   そして、ただ1ドリンク頼むだけでひたすら歌いまくる、しかもアニソン&特撮縛りという恐怖のカラオケ二次会が始まったのでした。
   「さっそく勝手に1曲入れるし……ナニ?」
   ドリンクを注文してくれてる虎美を無視して母マイクを奪い、
   「♪だーれかー背中抱いててくれぇ~
   ここ、この4人目がレッシ……一瞬やん! (中略)
    エルガアーーーーーーイム!
   そのレッシィについて語ろうとしたところが失敗したおかあさんでした。おまけにOP映像では初期型の髪型だし。
   「未だに2ちゃんねるのアニメ板で作品途中で髪の毛を切るヒロインスレでも名前が挙がるのだ……あとは『Dグレ』のリなんとか?」おかあさん要出典。どんなにアツク語っても誰も聴いてませんがな。

   対する姫ちゃんは少しも慌てずギャバンの「若さってなんだ 振り向かないことさ」をさらりと歌い、マクロスのあの「キラッ☆彡」を振り付で歌い、虎美はお返しに「地獄の沙汰も君次第」を噛まずに歌い←これ地味に凄い。おかあさんはこういう時の定番「スイミン不足」を熱唱し、ついでに「ゴレンジャーのうた」を歌い上げ、最遊記をシャウト、幽遊白書のキャラソンを親子でハモ……れず。虎美はついでにうたプリをフリ付で何曲も歌い……。おかあさんがゴッドマーズのEDを入れるとタイトルみただけで「この曲は入りが難しいのよね」とさらりと言う姫ちゃん……。

   「おかあさんのために入れたわ」というイナズマイレブンの曲で好きなキャラの映像が出たといってキャアアアア! とマジで黄色い声援を飛ばし。GOの10年後の豪炎寺を指さして「これZにおけるクワトロバジーナだから! リアルでそうだったから!」とアツク語り……。

   ほんとうに楽しゅうございました。

   凄かったのは、「ああ、これ、旦那様がみてたかも」と「鬼灯の冷徹」のOPを見てのたまう姫ちゃん……ご主人様、今度是非ご一緒しましょう。

   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年2月16日 (月)

発表! 2014年の本

   いやほんと、暮れからお引っ越しの準備しつつ買った本を整理してたけど、去年はまったく本を買って読む余裕がなかった! 「オリ咎」シリーズも出てなかったみたいだし。
   辛うじて東日本大震災のときに石巻? の製紙工場が大変だった話を日本の製紙業界の現状をからめつつ描いてくれた本は読んだけど、どっかいっちゃったわ。寝ても覚めてもなくらいに心に深く食い込んだって程でもないし。

   情けない。

   それで、2012年と被りますが、「マルタ・サギーは探偵ですか」が再び選出となりました。虎美が発掘して読み返してたのに付き合ってたら、なんと加筆再版で、新しいヴァージョンも読んだら、あー作者さんこういうところをもっと膨らませたかったのね~と胸がいっぱいになったり。

   あと、旧版では学校になじめず、父母からの「金は十分渡してる筈だ」というネグレクトを受けていた主人公に温かく目配りしてくれていた先生がそれでもいたのが、新版ではバッサリカットされていた辺りの事情を作者さんがご自分のツィッターで説明していたとか言う話がなんともイマドキーでした。
   そういう、出版社の公報や、雑誌のインタヴュウでなく作品について語る場があるっていいわよねーと、時代の流れに溜め息を吐いたと言うことと。
   明らかにネグレクトを受けている生徒をそれと知って学校側が手をさしのべないというのは2013年時点では有り得ないということでカットになった云々の事情が。
   ニュースとかで、この子も救えなかった、この子の命も失われてしまったというのばかり見聞きしますと行政はなにをやっておるのかと思うことが多いのですが、それなりに頑張っておるし、頑張らないといけないように環境は変わっているのだそうです。
   悪くないじゃん日本。

   想像世界のオスタス(この作品で主人公が飛ばされた異世界)もすてきな場所ではありますが、それなりに悪の組織とかあって、無碍に失われる命とか、ある訳ですが、現実世界の日本も、なかなか悪くはないのではないかと思うしだい。それが十全ではなく、メリットよりまだデメリットの方が多い感じで歯がゆくもあるでしょうが、世の中そんな捨てたもんじゃないと思ったので、2014年という年にこの本に触れて良かったと思ったのでした。

   こういう年もありでいいでしょ? でも、今年はもっと本をじっくり読みたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年2月8日 - 2015年2月14日 | トップページ | 2015年2月22日 - 2015年2月28日 »