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2015年2月11日 (水)

歴女の入り口

   さて、とりあえず歴史研究者の入り口に立った虎美ちゃんですが
   「そもそもおまえはなんで中国史なんぞに興味を抱いたのか……ハッ!?」
   「えへへー『彩雲国物語』」
   あのアニメにもなった中華風お嬢様逆ハーものラノベかい(脱力)。 
   たしかに最初買ってきて勧めたのは母だがそんなにはまるほどのものかと。
   「あれは中華風であって中華ではないのだがブチブチ」
   それでイマドキの中華圏好き歴女なら「三国志演義」は押さえておくべきだと思うのに、とくに興味はないという。これについては後述。

   とりあえずオープンキャンパスに行ってみた近場で歴史学科のある大学で教授とお話しできるブースというのがあったので、
   「こちらの大学では専攻したい時代の講座があるか心配で……」などと殊勝に質問をしたところが、
   「ちなみに何時代ですか?」と教授。
   「シンをやりたいと」虎美決然と語りますが。
   おいおい、シンにもいろいろござんす。口頭では解りづらいよね。
   「シンというと……ええと」教授も困っとるわ。
   「新しい方のシンです」って、よっぽど紛らわしいわ!
   「って」 
   「日清戦争の清……」 
   ……漢の間にサンドイッチ的に挟まった王莽の新ではないのか……。
   「ああ、あれね、うちには専門にしている先生は居ませんが、大丈夫、指導はします」
   「そうですか」
   「いまちょっと席を外してますが、この(パンフレットを示す)先生は古い方のシンをやってますね」  
   「始皇帝の方の秦ですか」と、母口を挟む。
   「ええそう」
   その他シンと言えば三国のあと、高杉晋作の晋もありますね。ご専門の方々は口で説明するときどういうふうに使い分けてらっしゃるのか、ちょっとお聞きしたいわあ。

   それにしても、ゲームや小説から入ったライトな「歴女」も多かろうと思われるのに、こんなんで大丈夫なんだろうか、かえって、
   「じつは『彩雲国』からで」
   「わたしも~タンタンじつは有能でよかったよね~」
   「旺季さま最後に持っていったよね~」なんて自己紹介のあと盛り上がったりするのでしょうか。それはそれでアリなのかなあ。そんで実際の講義になってどす黒い歴史の奔流に目を回すわけやね。ガンバレ。

   それにしても、中国史やりたいというならイマドキなら(いや昭和の昔だって!)
   「三国志なら誰が好き?」ってのは自己紹介代わりに聞かれると思うけどなあ。おかあさんは「蒼天航路」(モーニングでやってたNEO三国志、多分に曹操寄り)の影響ですが夏侯惇様ですねえ。
   わかい娘さんはやっぱり趙雲とか周瑜(史実でイケメン)とかいっちゃうのかなあなんて勝手に思ってますけどね。読んどけよ、そこは。横山版だって、「げえっ関羽」は既にネットの古典フレーズと化しておるし。心づもりというかなんといって返すかぐらいは事前に考えておくべきだと思うの(おかあさん考えすぎ)。「そういうミーハーじゃないので『演義』とその派生作品は読んでません」ってのも硬派としてはありかもな。ガチでアイシンギョロ王朝(=清)を究めたい硬派ならな。敵作ると思うけどな(おかあさんほんと考えすぎ)。

   三国志以外だって、「項羽と劉邦」は母だって読んだよ、時々サーヴィスシーンがあって商業作品って大変ねーって思ったよ、女子高生なりに。
   ラノベっぽければいいんだったら、田中芳樹のアレあっただろうが、富士鷹ジュビロが挿絵描いたやつ……面白かったけどどっかいっちゃった、ごめん。「蘭陵王」はこないだ出てきたけど処分したと思う。暗かったし。

   新しい方の清ならそれこそ、「チンピノイド」とか「ソーキューノスバル」なんてのもあるだろうがよ(すいませんわたしも読んでません)。ホント、親の因果が子に報い、うちの子はラノベ以外を読まない子であることよ。こんなのが全国大会で賞を取ったりする学芸部としてはユーシューな高校生だなんておかしいよ! こんなんで歴史学科行ってホント大丈夫なんでしょうか、先生!?

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2015年2月 9日 (月)

サクラ咲きました

   ほんと色々あったんですが、娘が無事金沢クィーンズ・カレッジ(仮名)に合格しました。

   3年になってからしばらくはちゃんと通ってたんですが、2学期になってから緩んで、「出席日数が足りない、卒業がやばい」と12月に呼び出しを食らったときにはもうどうしようかと思いました。

   それ以前に、とりあえずどういうところに行きたいの、学力はどの辺なのといっても、理系で日本酒の醸造をやってみたいからとか薬学も面白そうとかいって2年次に理系を取ったところが数学が壊滅的に(わたしより!)やばかったので。なにより基礎学力がない、ちょうど分数を真剣にやり始めたあたりから学校にいけなくなったので「分数を見ると投げたくなる」って、小学校からやり直せ! 中学に入ったらもう割り算は小数で示すことはないでしょうよ!
   もうこっちはその時点であたまくらくら。3年次から文系としてやり直そうとしたら、理系は2年で古文を取らないので古文の学力もなかったって、マンマミーヤ! こいつ、詰んでる!!
   とりあえず学力はどの辺よと模試を受けさせようとしたら、
   「あ、ごめん振込み用紙無くした」これはわたしがいけない。でも、ほんとあの頃いっぱいいっぱいで。生活もぎりぎりで模試とか補講とか受けさせる余裕もなく。

   好きな分野は? といっていろいろお友だちとオープン・キャンパスに行かせても、やりたい学科がないとか言い出して。

   ……イマドキって、文学部とか歴史学科とか、ないらしいですね。

   平成に入ってからの大改革で、昔ながらの家政学部とか文学部とかは、「生活科学部」とか「人間科学部」とかに改組されてしまったんですよねえ。甚だしい場合はなくなってたりして。そんで、訳のわからないグローバルなんとかとか、情報なんとかとかの学科になってしまったようです。我らが大塚女子大も、家政学部はもうないらしいし。
   そう言うあおりを喰らって、わりと硬派な歴女の卵である虎美は、
   「中国史っぽいものを攻めてみたい」とやっと思い定めたところが、イマドキ中国史なんてもんをやってる大学はなかったらしいです。いや、身体の弱いそして学力が大したことない虎美が行けそうな範囲内で。石にかじりついても猛勉強して受かればいいじゃないと思いますが、今の子はそこまでガッツを燃やさないみたいよ。うちの子だけかもしれませんが。
   「え~行けそうなとこでいい」って、ありませんでした、どこにも。

   それで、「金沢においで~」というおじいちゃんの誘いに乗って、金沢の大学をいろいろみた結果が、金沢クィーンズ・カレッジなわけよ。国立の金沢じゃないの? とおばあちゃんいたく残念そうでしたが、そんなとこかすりもしない成績ですッ。ああッ。育て方を間違えてごめんなさいねッ。

   聞いたことねーよ、日本海カレッジ(仮名)じゃないの? あそこはだめだぞキリスト教系だ、と目の前の箱で調べますと、答え一発。金沢は昔から女子短大とその附属高校の多いところでしたが、少子化、女性の高学歴化につれてそれらが頑張って平成になってみんな共学化・四年制に改組したらしく。そんでもって名前も変えて、華々しく学生・生徒の奪い合いを繰り広げているようでした。なんだあそこか、と、旧名を見て納得。まあ、そういう歴史はあるところなので金沢ローカルでは就職も堅実そうな感じでした。

   「なんといっても受験に東京会場がある!」と、先週勇んで出かけましたが、なんと、会場はその関係深い某金沢を代表するマスコミの東京支部の会議室。受験生は3人ほどだったとかで。……そうだよな、上智や青学が金沢で地方会場設定したならそりゃ百人単位にもなるかもしれないが、そんなオールジャパン的にきいたことない大学(女子大?)が東京で試験したってなあ。ごめんなさいよ、これから名を轟かせてね。
   「……名前と受験番号ちゃんと書けば入るんじゃないかと」
   「ええそうだと思うの」
   早乙女おかあさまとこっそり話をしていたのですが。

   「発表は9日! 合格通知は郵送で、12時からネットでも公開がされるって。受験票についてるQRコードを読み込んでアクセスするとその人用の合否情報が読めるとか」と申しますので本日は仕事も入れないで郵便屋さんを待っておったのですが。
   「来ないね」
   「おばあちゃんも待っておられるのだからさっさとネットで調べぬか!」
   「ヤダ怖い」
   「ここしか受けていないのだから落ちてたら二次募集に向けて動かねばならぬだろうが! さっさと白黒付けろ!」
   「受験票がないんだわはははは」
   「バカ者! 合格手続きに必要だろうが! 探せ!」
   てな一悶着がありまして、なんとか発掘した受験票でアクセスしますと、

   「受験番号nnnnnnnn の受験生の方は合格しました」という画面が出たそうです。虎美スマフォを見せてくれました。

   「おめでとう!

   おかあさんドンタコス&コーヒー絶ちをしておったので、あと、いろいろ悩みにのって貰ってたブラセリーカサイの店長&ママに報告も兼ねて徒歩30分の前の家の側の賑やかな辺りへ向かいました。ドンタコスとスーパーの牛乳売り場で売ってるような一杯売りのカフェオレと、虎美がこないだから「ホットケーキ食べたい自分で焼くから材料買ってきて」と言ってたので牛乳とホットケーキの粉と、ちょっとお洒落にトッピングもしたいだろうからとチョコレートソースを買って来ました。ったら、その昭和のホットケーキミックスは箱にメイプルシロップがついてないタイプだったのでちょっとガッカリしてました。チョコレートソース買ったのでぎりぎりセーフだったところ。

   ここで残念だったのが、兄には食べさせたのに、母には一切れもくれなかったところです。
   「余ったらって言ったじゃん! 余らなかったんだもん!」
   とりあえずバリバリ2人で食べたみたいです。

   お寿司取ろうかと思ったら、なんとここ川崎のチベット、ヴァイフェルト地区はお寿司屋さんの宅配サーヴィス外だったのです! 前のところは辛うじて大丈夫だったのに……。もうやだこんな都落ち生活。
   とりあえず、スーパーで買ってきたお寿司で晩ご飯でした。
   ほんと、心安らかな春を迎えられそうです。

   リアルのサクラ咲いたらまたやりましょう! 第3回春暁オフさようなら虎美ちゃんスペシャル!!

   こんどこそ雨が降らないといいですね……

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