« 夏の事件簿 | トップページ | 多摩の食欲魔神 »

2015年8月 8日 (土)

「GATE 自衛隊彼の地で斯く戦えり」 マニア号泣

   コミック版既刊7巻まで読破。
   ご希望の方は虎美が金沢に持ってくまでにご連絡を♪
   「柳田様の安否は~~~!?
   おかあさんは眼鏡エリートが好き。

   アニメ化前からオタク系ポータルで話題になってたので炎龍討伐編ぐらいから追ってたんですが、アニメの人気がいいのでアニメ感想スレ→ニコニコ視聴→ちょうどアニメ化フェアやってたコミック売り場リニューアルしたてのリリエンベルク某書店でお買い上げ。

   それはあの日本をぶっ壊す宰相が任期切れ間際の日本国銀座、ちょうどあのマニアの祭典が開かれている夏の日のことでした。異世界とを繋ぐ「門」が突如出現、向こうから侵略してきたのはファンタジー世界の軍隊でした……。あっという間に銀座は蹂躙され、逃げまどううちに尊い命を奪われてゆく戦を知らぬ国民の皆さん。ちょうどその「祭典」にお出かけしようと新橋まで来ていたガチオタ税金ドロボウの自衛官伊丹耀司くん(33)が、このままではコミケが中止になってしまう! ととっさに指示を出して避難を誘導、反撃を指示、いろいろあって……英雄になっちゃった

   話はそこから。宰相はモデルがアレだから、門の向こうも日本国と強弁。首謀者を逮捕・処罰するてんで、逆に門から自衛隊が打って出ることに。お話は政治的な方向と、出た結果出会った向こうの人々との異文化交流の方向になってゆくのでした。

   門は繋がったままだから、先行のタイムスリップ/異世界飛ばされものとはまた趣が違います。上の方は門の向こう:特(別)地(域)から資源を得たいともくろんでいます。それは諸外国もね。これがまた場所が知床沖とか南鳥島あたりならまだしも(ご近所方の方失礼しました)、銀座の真ん中だもんな。たとえ国連軍でも駐留はゴメンですよね?

   そういう、ただ自衛隊が最新武器で日頃のストレスを発散しまくる話ではなくなって(捨ててきてもいいように旧式の銃から在庫一掃的意味合いで支給されてるらしい。奪われてマネされても困るしね)、おかあさん的にはそういう深さがほほうナルホドと面白いです。
   1話ではもう門の向こうを逆に蹂躙し尽くしてある程度の地域を占領しておるようだし。
   そこんとこがね。最初の「銀座事件」と合わせて死者12万だって。いや、「失われた」って伊丹君が言ってただけだけどね。日本人側含めてんのかどうかは不詳。
   戦後70年一発も撃ってなかった(撃ってる?)、いや自衛隊出来たの戦後暫くしてからだし。ゴジラの来る数ヶ月前らしいし。脱線注意。

   

不殺の自衛隊が、動いたら途端に12万

   うわーすげえな。
   法整備はやったらしいけどね。まあ、アレの時だから結構議会運営は自民党有利で行けただろうけど。ここんとこ漫画では見開き2pだったんで、どんなカンジだったのか原作の地の文をあたりたいところです。って売ってなかったんだよ。こういうネットで人気で書籍化って本はやっぱネットで買うものなの? おかあさん地元書店大事にしたいからお店で買いたいんだけど?

   PTSDとかなる隊員さんいなかったのかしら。たとえ、正義はわりとこっちにある出兵としても。このあとも、伊丹の隊の隊員さん、わりと平気で人間にぶっ放してますね。おかあさんちょっとびびった。

   「君が行くんだ」と特地派遣の偵察隊のひとつの隊長さんにされちゃった伊丹君、犬も歩けば棒に当たるの警句の通り、偵察に出向けば火を吐くドラゴン:炎龍に焼き討ちされる村でエルフ美少女を拾い、途中の村に変事を知らせればそこの避難につきそって賢者の弟子(色気ないけど美少女)に興味を持たれ、さらに暗黒神の使徒(ゴスロリ美少女)を拾い。……はいはいハーレム形成でウハウハね。ついでに炎龍を撃退し。これからぎりぎりの避難生活で、家族を失ったものまでを面倒見られないと去る村人から行く当てのない人々を引き受け、
   「だぁ~いじょ~ぶ ま~かせて!」と片目をつむりサムアップして見せる。ああ、これぞいかす軍人さんのモデル。掴みはオッケー。

   最初の敵が人間じゃないさじ加減が巧い。その次が、夜盗と化した敗残兵だもんな。ハードルを上げていって、少しずつ読者の心理的抵抗を外して行ってます。異世界ということを焼き付けるためにザンコクな描写はありますが、みんな、やるのは敵の名も知れぬ兵士、見るも恐ろしい怪獣、異教の使徒のそれなりのわけあっての虐殺だもんな。巧いわ。1巻見直しましたが、とりあえず最初は伊丹達は人間を撃ってないです。

  ってなわけでおかあさんすっかりつり込まれたのさ。

  そのうち話が政治向きになってきて、異世界の客を自国にご招待しようという「こちら側の情報部」と温泉旅館でドンパチしたり、日本人捕虜をめぐって皇帝の御前でとんでもねーことになったり。まあ、あそこで切れないようなやつとは友達になりたくないな。政治的にとんでもねーことになったけどな。防衛大卒エリートで伊丹君を一方的にライヴァル視する秀才キャラの柳田君ならどうしたかな? 拳は出さないまでもぶち切れはしたと思いたい。言葉で渡り合った外務官僚菅原君も偉かった。

  そんで、アレですよ。
  ちょうどそのモデルの彼のときに北朝鮮が拉致を認めたときには、在日米軍はもうさすがに出動準備したって聞きますけどね。噂レヴェルですけどね。同盟国ありがとう。次になんかあったらよろしく。

   往年の自衛隊物漫画のヒーロー、ゴールデンコンビを出しておいて、やらせる。
   登場したときにはもう作者に貢ぎ尽くす決心をしましたが。
   いやクリさん随分薄くなっちゃって。まあ、2佐(中佐相当ですか?)まで行ったらそれなりのお年でしょうけど、憧れのひとがジジイになっちゃったのはきついかなあ。

   現実世界の国相手じゃないとはいえ、自国民のキュインキュイン♪ の報復にアレって、どうよ?
   中が空だったと解って少しホッとしたけど(おかあさんのヘタレ!)。
   炎龍とドッグファイトは楽しかったけど、ファントム乗りにアレはわたしにはなんか微妙でした。純軍事的にファントムにピー♪ 積んでアレってできるの? まー原作では消火弾積んでどかーん! ってやってたっけ? 忘れた。

   あとはヘリ部隊が支援に行くときにノリノリでアレを掛けて(タイチョさんはどうもちょっと前の映画音楽好きらしい、それも戦争モノの)、それをバックに暗黒神の使徒様がハルバード振りまわしてちゅどーん! とか、元板前の自衛官が潜入任務で皇族の厨房で腕を振るったらまさかの海原雄山名台詞のパロ! 焦るより先に吹きだした!

   もうね、ケロロとか、マ王シリーズとかを読んでるときの「キター!!」感に打ち震えました。

   お若い方が考え考え読んでもいいけど、

   友よ! これ読んで元ネタ探ししよう! 

|

« 夏の事件簿 | トップページ | 多摩の食欲魔神 »

コメント

 まー難を言えばね、文明レヴェルが中世で、正装はローマ帝国風って貴族が軍服は近代っぽい詰め襟っていったいどういう文化? そんでお館のメイドはちゃんとヴィクトリアンなの着てるという。お姫様達がお召しの軍服の乳袋と言えるようなお体にぴったりな線を出すにはそれなりの文化の成熟が必要なんでござる。ありえねえ。
 ボーゼス嬢のでっかいおリボンは原作からの記号としてもね、そんなでっかいリボン蝶々に結んだらそんなとこに皺よらねーよ。武器や甲冑やゴスロリ服には力はいってんのになんやコレ。
 ほんとね、漫画は総合芸術よね。

投稿: まいね | 2015年8月 8日 (土) 12時39分

 まー日本も普段のお召し物とは別に、民族衣装で正装ってなると150年前のと同じ縫製の服を着ますか、そう言えば。かしこき辺りになるともっと古い様式にしたがった装束だしな。と自己ツッコミ。「門」は過去にもいろんなところに繋がっておって、折々にいろんな文明と接触、吸収しているらしくもあるし。

 それはおいといて。

 先週8話の国会での参考人招致で野党議員による見当違いなツッコミに対するロウリィの
「あなたお馬鹿ぁ?」は絶対あの失われた10年を席巻したアニメの美少女の名台詞のオマージュだよな?

 その他どっかで聞いたことのあるこの台詞はもしかしてジョウタロウさんのアレか!? とか、これは往年の角川映画の秘蔵っ子のあのひとのデビュー作の名台詞では!? とほんとに胸が滾る傑作であります。 

投稿: まいね | 2015年8月29日 (土) 12時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/62041725

この記事へのトラックバック一覧です: 「GATE 自衛隊彼の地で斯く戦えり」 マニア号泣:

« 夏の事件簿 | トップページ | 多摩の食欲魔神 »