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2015年6月13日 (土)

「普通に」って褒め言葉があるか!?

   ええと、ちょっとした連想から、
   「もやしもんの石川雅之はふつうにオッサンを描くのが巧い」と言おうとして、
   「ふつうに巧いという褒め言葉があるか、けしからん!」とセルフツッコミしてしまって。

   たしかに、普段ひとが「ふつーに~」と評価する文脈で使う場合には苦々しいまで行かなくも、それってどうよぐらいには思っていたのに、いざ自分がなにかを評価しようとすると使ってしまうという。おかあさんのダブルスタンダード!

   じゃあそもそも「普通に~」ってどういう意味よ?

   ちょっと評価の別れるモノ、マイナス評価もあり得るものを自分で試してみて、そして出てくる言葉なんじゃないかと。
   たとえば、こないだ、月曜日、日曜の昼に大量に茹でたおそうめんが余っちゃって、冷蔵庫で一昼夜明かしたのを、夕食のときにお兄ちゃんは麺食いだから、
   「いいよおれ食べる」というのを、おかあさんは一日経ったものを過熱しないで食わせることに抵抗があって、
   「待て。焼うどんや炒めビーフンのようにならないかやってみる」と、ツナ缶と残り野菜で炒めて、塩胡椒にちょっと醤油なんか掛けてみたら、なんとか様になって。

   「ああ、普通においしいよコレ!」

   おにいちゃんが言ったんじゃなかったかしら。

   と、こういうシチュエーションにふさわしいかも知れない。

   ということは、状況として、低評価であることも予想される場合に、そして、優しさとか場の雰囲気から婉曲表現やお世辞がありうるという状況において、それを必要としなかった、文字通りの、素直な反応の言葉として「特別気を遣ってない」=「普通」なのかも知れません。

   となると、辞書的意味というか言い換えでは「文字通りの意味で」ぐらいでいいですかね? やっぱりオオゲサというか文字数多い感じになりますか。そういう簡便さも含めて、「普通に」というのは使い勝手がいいということでしょう。

   ということで、いろいろ思ったまま、見たままを表現するのが難しいご時世、だいたいにおいて複雑化しておって、見たままであるもの(ちょっとスゴイものを食材にしておるとか。一見○○、でも■■であるとか)が少なくなってきておるご時世を反映した言葉と見ましたが、いかが?

   そして冒頭に戻る。石川雅之は、文字通りオッサンを描くのが巧い漫画家であります。あのモーニングの無料サイトで公開されてるトルコ共和国との友誼を描いたお話ご覧になった?

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