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2015年4月29日 (水)

混ぜるな危険

   「山羊のおしごと」の項がいまでも検索に引っかかって良く読まれているようなので。

   その山羊のお仕事繋がりで「信じられないが本当だ」スレまとめサイトを読み返してみて拾った話。本文に当たりたい方は、え~とここよ。
   → http://www.sinzirarenai.com/others/india.html

   インドとパキスタンが戦争をやってた独立ちょっと後の頃のお話。あの2国はなんで別々にイギリスから独立したかって言うと、宗教問題。インドの方はどちらかといえばヒンドゥー教徒の皆さんが多く(しかしながらほとんどというわけではない。「勇午」のインド篇参照。イスラム教徒もいれば、少数派ながらシク教徒とか仏教徒とかキリスト教徒とかもいる)、パキスタンの方はどちらかというとイスラム教徒が多数派ということで、見切り発車のように別れて独立。なんかインド占星術によるとその独立記念日は非常に新たなる門出に向いてない日だったらしいけど、そこんとこは大英帝国が一度決めた日時をずらすわけにイカンとかいって強行した(しかし文書上発効日時は夜中の24時で、実質翌日とかセコイ逃げを打ったとか)昔なんかで引っかけたなあ。このへん眉唾でお願いします。やっぱり具合悪かったらしく、そのあとインドの東の方のバングラデシュもイスラム教徒が多い地方だから、といってさらにインドから独立しちゃったとは昭和の知識。

   てことで大変なのよあの辺。

   で、日本でも戦時中、れいの最近新装なって白くなり過ぎちゃって大変という噂の白鷺城こと姫路城が、空襲の対象になっては大変と網を被っていたそうですが、インドの方も考えた。

   「タージマハルが爆弾を食らったら大変!

   おっかなびっくり網を被せてみたらば、ものが大きすぎて、隠しきれず、周囲に対空砲の部隊を配置して厳重警備していたとか。

   ところが、パキスタンの方は、タージマハルみたいな世界の宝を吹っ飛ばしては国際世論が黙っていない、攻撃する意味はないと最初から攻撃目標から外していたんだとか。

   ほら、最近はイスラム国を僭称する不逞の輩が過去の遺物をぶっ壊して「おれ達は野蛮人」アピールを行っていますが、イスラム教を信じる方全てが芸術の敵というわけではないのであります。こうすればああなる。論理的思考ができて、あとで困らないような行動がまいどまいどできれば、ひとが大切にしているモノ、みていて自然と頭を垂れたくなるような偉大なわざをむやみに損なったりしないというのは誰にでもできることなんじゃないかと思いますけれども。

   「アルスラーン戦記」でも、一神教イアルダボード教を信じるルシタニア兵どもが、多神教のパルスに攻め入って、偶像崇拝は野蛮とかいいながら神像をぶっ壊して荘厳してある宝石貴金属を略奪してる様子が描かれてました。コミックになるとキョーレツでしたね。複十字の紋章を背負った兵士の行為として描かれるからコミック版はきついものを感じました。アニメではもうやったのかしら。これは十字軍の時のキリスト教徒(+新大陸でのスペイン人達)をイメィジしたと原作者の田中芳樹書いてたと思いますけど。そう、キリスト教徒だって、新大陸の芸術品を根こそぎ金の延べ棒にしちゃったんですけどね。あーもったいない。わたくしはあの辺の芸術品は感覚が合わなくてうちに置きたいとは思いませんけど、でもやっぱもったいないでしょう。
   そういうのを目の辺りにしたお若い読者・視聴者の方達は、あのルシタニア兵どもを今のイスラム国とを重ねたりはしないのかしらとひやっとしましたです。

   だから、理解不能で野蛮なのはイスラム教徒じゃなく、それをお題目にしてただ暴れたい連中なのだと、わたしどもは理解して、いかに許し難い蛮行といえど、アレとコレとを混ぜちゃったらいけないんですよね。おかあさん最近頭に血が上りがちだから、反省。

   でもやっぱさ、そろそろ期待したいよね、自浄作用。

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