« ご声援ありがとうオフ開催しました | トップページ | 悪銭身につかず »

2015年2月21日 (土)

「鉄道少女漫画」 全小田急マートに置くべし!

   小学校以来の盟友ヨーコちゃんも志望校合格して、おめでとうのホーム・パーティから帰宅した虎美がシリーズ第3巻をお土産にしたので。

   だいたい、バブルの頃の週刊文春のコラムが元ネタですが、小田急電鉄は気象災害時にはよく止まるという都市伝説があったそうで。それは、箱根を終点に持つリゾート・ライン(意味不明)として、「やっばー電車止まったよ、帰れない……泊まってく?」という恋の一夜をサポートする目的から、あえて無理をしないという方針だったという話。デマとしても良くできてるわーとナットクリョクを感じましたのでわたしとしては採用! してときどき話のネタにもしていたのですが。今、小田急沿線民となってみると、大雨やら大雪の日はそのリゾート行きのロマンスカーだけ運休ってそういえばよくあるわー。まあ、都心に通勤通学客を運ぶ近郊路線としての性格からは、交通トラブルのときは新宿行き/帰りの急行なんかをこそ優先するでしょうというのは道理でわかる話なんですけどね。遊びに来ている人、座って行き/帰りたいがためにわざわざ特急を予約しているひと(最近はこういう需要があるらしい)よりは通勤・通学客を優先すべきでしょうと。

   そういう方向でなくっても、なんだか小田急沿線民、駅職員はこいきで心優しい、そんな感じを味わわせてくれるのが「鉄道少女漫画」中村明日美子 なんですよ。

   たとえば、些細な行違いからそのロマンスカーを予約して箱根に覚悟の浮気旅行となる若妻。それを追っかけて止めようとする夫。もうだめだ、列車は出てしまった、夫婦仲は終わり……と打ちのめされる夫に声をかける女子高生。いきなり西村京太郎ばりの時刻表トリックを駆使してその列車を追い越すルートを披露、まだ愛してるなら諦めるな、と叱咤する……。あなたなんでそんなに小田急に詳しいの、と冒頭での困ったちゃんが一挙に夫婦の救世主となるどんでん返しに唖然とする第1話にしておかあさんのハートはガッチリ掴まれてしまったのでした。
   いやほんと、2時間ドラマになるような地方の観光地ならまだしも、首都圏のそりゃリゾート・ラインだが、東京に通勤・通学する善男善女の利用する近郊私鉄で時刻表トリック
って(専門の時刻表マニアにとってはトリックというもおこがましいアレなのかもしれないけど)、もう、目から鱗的感動がありました。それも、眼鏡にネルシャツのいかにもなお兄さん(偏見ごめんよ)の口からじゃなく、ちょっと困ったJKっぽいヒロインの口から出るのですから。

   その他、自動改札の鉄道マニア的小ネタやら小田急線で必ず話題にされる某駅の駅舎ネタ、おかあさんもこないだ自分が行ってみて確認したJRと立体交差している厚木駅ネタ、しかも隣に「本厚木」があってまぎらわしいというあるあるネタ、海のリゾートへも山のリゾートへも行ける小田急という路線を活かしたその乗換駅を舞台にした「乗り換えませんか」という掛詞のキメ台詞! 全編小田急愛に溢れていて(そんでもって毎度舞台の駅は違う)もー、これは小田急マート(小田急におけるキヨスク)全店で売るべきでしょう!!

   そんでもって、鉄道模型にはまったJCとサラリーマンの淡い恋を描いた「木曜日のサバラン」が最高。これを最初に借りてきてたときに、
   「おかーさんサバランってどんなケーキ?」
   「あースポンジがぐっしょり酒を吸っててやばい」
   「たべてみたーい」という会話がありまして。
   胃を悪くして寝ていた虎美に仕事の帰り本厚木のスパ地下じゅう回って買い求めてお土産にしたら、それってチェーン店だったからうちの最寄り駅ノイエ・リリエンベルクにもあったという無駄ァな努力だったと。そんでもってやばいほど酒を吸ってたサバラン食べた虎美は翌日も学校を休んだんじゃなかったかな……親としてどうよ? だって作中幼稚園児にもサバラン喰わせてたかもだしいやあれはママへのお土産だったのかブツブツ……。

   とにかく、これを読むと小田急沿線民であることがなんだか誇らしくなるのでした。ふんわり。

|

« ご声援ありがとうオフ開催しました | トップページ | 悪銭身につかず »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/61174399

この記事へのトラックバック一覧です: 「鉄道少女漫画」 全小田急マートに置くべし!:

« ご声援ありがとうオフ開催しました | トップページ | 悪銭身につかず »