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2014年6月10日 (火)

「ローゼリア王国物語」 種をまこう

   おかあさんよく考えたら中高とほぼ帰宅部で、毎日これだけ肉体的に追い込まれるのは生まれて初めてかも知れなかったわ。毎日きついです。朝7時にうち出るってのもはじめてだし。帰ってからも洗濯機回して干すだけの日々です。ご飯、そんなもん買ったもんですまして貰ってます。ヤバイ? 
   諸君、学生時代に体育会の部活をして身体を作ることは必要だったかもしれません。いつも迫害してゴメンよ。

   心優しい名君が過労で亡くなったあと、一人娘だったティーンエイジャーの女王が即位するにあたって、舐められまいと側近がとったのは、美人で有能と噂を盛って盛って盛りまくることだった……? いえこれ「カルバニア物語」じゃありません。「ローゼリア王国物語」さちみりほ レンタルで引っかけました。「後宮潜入もの」といい、「お伽噺の主人公転生もの」といい、乙女の皆さんにアピールしようとするとシチュエーションって似るんだなあ

   娘が昂奮して申しましたとおり、ドレスが綺麗です。もう、少女漫画してます。考証はしっかりしてるんだかどうなんだか、くるくるの巻き髪に膨らんだ袖にレースのエリザベスカラーでこれでもかとお姫様してます。しかしそれは側近、公爵家の3兄弟の長男、オネエ系のシリウス渾身の「作品」で、実際のローゼリア女王陛下はとろい平凡な小娘だったのでした。「カルバニア」のタニア女王の方がDカップの胸が自前なだけマシなくらい。結構政治とか真面目に勉強してるしね。

   そういうわけで、平凡ながら父王似で弱いものに思いを寄せることのできる黄金の心を持っていて、いざというときは締めることのできるローゼリア女王陛下はその天然パワーで暗殺者を無力化したり反抗する辺境を心服させたり外国の野望を砕いたりするんですな。その辺は少女漫画ノリですんでほどほど。豪華絢爛、しかしながら根底は素朴なお人好しワールドで、安心してワクドキできました。

   各話のドンデンがえしっぷりやらフェミニズム的深みはじつは「カルバニア」の方が味わい深いと思いますが、華麗な絵柄やらラヴコメ的微笑ましさは「ローゼリア」も楽しませてくれます。よろしいんじゃないですかね。既刊4冊で完結してお財布にも優しいし。

   結局天然な善良さが世界を支えているという考え方は好きですよ。なんだかんだいって「女王様に幸せになってもらうのが臣下の願い」でややこしい女王の恋をハッピーエンドにしてしまうのも、この世界観ならありと思っちゃう。ローゼリアパパの台詞じゃないけど、そこが荒れ地でも、種をまこう、出た芽を育てて行こう。明日を信じて、できることをするのが大切と思いました。

   あ、3兄弟の3男、天然のオルビスがライヴァル、隣国のアマリダ王女(ど派手なワガママ娘)を攻略する話はほのぼのしてて楽しかったです。うん、天然は強い。

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