« だいたい世界三大といって3つほんとに揃ってるものはない | トップページ | 心からの叫び? »

2014年12月10日 (水)

あの日々はなんだったのかと

ま   引越が決まっててんてこ舞いの早乙女家であります。ねーイーヴィヒベルクの町内の資源ゴミ回収って昨日じゃなかったの? みんなしてうちじゅうの雑誌類まとめて玄関先出しといたのに誰も出してなくて、そんでもって取ってって無かったよ。虎美帰ってきて徒労感に絶望して今日起きれなくてさぼったの。出席がマジあぶない虎美ちゃんは高校卒業できるのでしょうかおかあさんちょっと心配。

   さて、作業用BGMにパヴァロッティのコンサートの動画をユーチューブで拾って聞き始め、結局洗濯物畳んだだけの午前中だったのでしたが、最後数分でわたくし目がカッ!
<・> <・> これね。

   曲はオペレッタ「マルタ」の「夢のよう」、イタリア語訳版の歌詞から、「マッパリ」とも呼ばれる名曲だそうです。暇な宮廷生活に飽きて下々の生活を試してみたいと「マルタ」を名乗って求人市場に紛れ込んだヒロインとヒーローが恋に落ちるラヴコメ・オペレッタらしいです。「マッパアリー ドォルテアモー」となんか牧歌的な出だしがほんとシンプルで可愛い曲でした。ま、テノールだし。ぼくの心はあなたが持ってってしまったよ、あなたが消えたらぼくは焦がれ死にだよと歌詞が全然哲学的じゃないのはラヴコメだからね。
   それから、「マルタ」と、関連画像で同じ曲を歌ってたジーリという20世紀初頭のオペラ歌手を検索し(肖像がハンサムだった!)、そこからまたマリオ・ランツァという歌手に行き、そんでもって関連から「ジョコンダ」というオペラの「時の踊り」という曲へ飛び、そんでもってそれがリメイクされてヒットしたという「レモンのキッス」とか小柳ユキまでいって、もう、ママン、能率低いよ、なにやってんの! という時間の使い方をしました。ああ、せっかくのお休みを……。

   そんで、最後に拾ったなんとかいうオペラ歌手の「誰も寝てはならぬ」を聴いたら、なんとやつは最後の「♪vincero~ vincero~(わたしは勝つ!)」をヴィン「ケ」ロと歌いやがったのでありました。オイオイ。イタリア語で「ce」は「チェ」だろ。「家畜智恵子」と覚えたよ。ca,ci,cu,ce,co は、それぞれ カ、チ、ク、チェ、コ と読むんです(イタリア語はほぼローマ字読みでいけるんだけど、カ行というかcだけイレギュラーなので敢えて)。智恵子さんごめん。東京に空がないようにまいねには遠慮がないとでも思ってください。

   大学の頃、マトモに外国語を耳にする機会がほとんどない身として、さまざまな書物に当たってこれこれこうの時この文字列はこう読む、だからこの歌のこの歌詞はこう読むのが正しいなんて調べて、得意になって発表して、それを団員に強いていたという恥ずかしい過去を持つわたしですが、こうどーどーと、ネイティヴではないといえプロの歌手が「間違った」発音で歌を歌ってたのを聴きますと、ほんと、あのこだわりはなんだったんだろうと思いますね。ヨーロッパは結構人の行き来が自由だったので、あーこの歌手イタリア訛りで歌うんじゃねーよでもチクショウいい声だ、なんてのはクラッシックではごくふつうな感覚なのかもしれないです。じゃーあのころのわたし達も、ちょっとあやしい発音でも、曲さえちゃんとしてたらちゃんと評価されてたのかなと今となっては思ってしまいます。キリスト教徒じゃなくて、うちにはクラッシックのレコードなどなく、西洋音楽は学校へ行って習うものとして極東からおそるおそるクラシックに触ってみている身としては、せめて調べられるところは全部調べて、というアプローチをしていたのでした。
   今の人はいろんな曲を情報からではなく演奏されたものとして接することができるから羨ましいです、ホント。そんでもって、伝説の名歌手の歌にも手軽に触れられるしね。お昼からいろいろ聞き比べましたが、マリオ・ランツァの伸び伸びした歌い方が好きかなあ。それから、ミスター・ヴィンケロはBjoirling ユッシ・ビョルリングというスェーデンの歌手でした。メットの看板テノールとして活躍し、1960年没。スェーデンじゃあなあ。1回目はちゃんとヴィンチェロと言ったのですが、声を張り上げる2回目でうっかりケロって言ってました。なお悪いわ。いや、ここはしょうがないか。それが死んでも残って、永遠に「こいつw」ってされると思うと、ネット動画時代もいろいろ大変ですね。

   まあそういう優雅なことをしておる早乙女の師走は大変ということで。またもご無沙汰してしまいますが元気にやってます。年が明けたらまたよろしく。

|

« だいたい世界三大といって3つほんとに揃ってるものはない | トップページ | 心からの叫び? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/60789592

この記事へのトラックバック一覧です: あの日々はなんだったのかと:

« だいたい世界三大といって3つほんとに揃ってるものはない | トップページ | 心からの叫び? »