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2014年2月13日 (木)

「鬼灯の冷徹」 地獄の沙汰もコミック化

   この冬からアニメ化で毎日放送の系列でやってるそうで。スィーツとコミックについての眼(舌?)は確かと甘高付近では密かに評価されている虎美に早速回ってきて母も見せて貰いました。そこら中で原作が絶賛品切れ中だとか。「鬼灯の冷徹」江口夏実。

   こりゃアレだ、確かに「聖おにいさん系」。地獄の閻魔大王の補佐官であるという主人公鬼灯様を中心に地獄のあれこれを描いたコメディ作品。第一話の桃太郎をはじめ、日本昔話の主人公のその後なんかを結構現代人的視点で考察しつつ描いてたりして、地味に笑わせます。冷静に正論をのたまう鬼灯様(目つき悪い系和風あっさり顔のいい男)がガンガン金棒を振りまわして怠け者の上司やら甘えたもと正義の味方なんかをぶちのめすのが痛快です。

   作者さんはもともと地獄とか妖怪に興味のある方だったんだそうで、各種地獄についての記述も出典など明らかにしてあって、ほんと勉強になります。本当にお経にこう書いてあるんだって! という作者さんの心の叫び(誰か一緒に突っ込んで!?)が聞こえてきそうで胸を焦がします。

   鬼灯様の名の由来、もともと孤児でその集落では低く見られていたため丁(=召使)と呼ばれていたプラス恨みを呑んで死んだため鬼火と融合して鬼となった、(丁+鬼火=鬼灯)というのがすごいセンス良いと思いましたね。もう一生ついていきます!
   絵も、「古風で見目麗しいw」桃太郎とか、「その時代の美人」かぐや姫とかが説得力のある筆致で描かれていてとっても尊敬したいです。さまざまな動物たちもそれぞれとってもリアル可愛い。あ、「しろくまカフェ」までいかないけど、物語世界に合致したレヴェルでリアルです。そんでもって「鳥獣戯画」はちゃんと鳥獣戯画してるし。作者さんの画力パネエ。ハシビロコウとかよく描くなあ。

   アニメの方は、「♪ここはじーごーくっ」と楽しく始まってもうくせになりそう。声優さんが頑張ってます。ナレーションはいきなり稲川淳二さんだし。作中で「バリトンボイス」と記述のある鬼灯様がほんとカッコイイ良いお声(「ヘタリア」のドイツ役だったそうな)。桃太郎のお供の雉さんもまた聞きほれる美声です。この作品オリジナルでレディたちになっている牛頭と馬頭がもう最狂で最昂。肉食系な草食動物。それを「小公女セーラ」のセーラとラビニアの声のコンビで! それがイマドキのスィーツなお姉様ノリで会話しちゃうんです。たまんないですわ。

   そんでもって、ネットでいろいろ噂を聞く第一話のエンディングテーマ!
   冷徹で嗜虐的嗜好があるように見受けられる鬼灯様は、じつは動物が大好きで、現世に出張しては動物園に行ったり、CSでわざわざ「世界ふしぎ発見」を見たりするのです!(そういえばオープニングで映ってたよ衛星!) これはギャップ萌えというやつだな。「鳥獣戯画」もリアルタイムで楽しく読んでたそうな。それが暴かれ紹介されて「(コアラ)めっちゃ抱っこしたい」と宣って閻魔大王様を驚かせたりするそのエピソードの最後に、「当たりました」って、「世界ふしぎ発見」(見ながら一緒に食事してた)の視聴者ブレゼント、オーストラリア旅行に当たってしまうんですよ。「有給取ります」ってすぐ手帳取り出す鬼灯様。おいおい本気か……趣味にも全力投球なのねこの男(ひと)、と思わせて、すぐエンディング入った、おい、そのイントロはやばいだろう!?

   あの「世界ふしぎ発見」のエンディング、日立の「この木なんの木」に限りなく似た、しかし調性やらをいじって、鬼灯様の趣味の金魚草育てに引っかけた歌詞の歌になっているのです。だから毎日放送ネット(「世界ふしぎ発見」と同じ)なのかよ!?
   「あの草なんだか泳げそう」って……。「花も実もある金魚が咲くでしょう」って……! Bメロが全然違う雰囲気だからギリギリセー……フ? ニコニコ動画で、このエンディングだけの画像は早速著作権者からクレイムがついて消されたそうです。「鬼灯の冷徹」の第一話まるまるとしてなら今でも見られます。今も見ながら書いてます。いやーすげえなこりゃ。本歌と重ねて検証した画像もどっかにあって(虎美が見せてくれた)、見事にハモっていたとか。昔懐かし「ピアニシモでささやいて」で、ヒロインの作った歌を盗まれてあろうことはもと親友のライヴァル(大手事務所所属)が自作として発表して、逆に発売の遅れたヒロインの方に盗作疑惑がかかってしまうというエピソードを思い出しますな。盗まれた側としてはさらにその曲にぴったり重なるインストゥルメンタルの曲を出して「これは作った本人にしか作れない」と言わしめて盗作疑惑を払拭したんですよ。なつかしい。

   ほんと、いろいろ日本は無駄に才能のある人が各方面いろいろいて凄いですなあ。

   あ、そんで鬼灯様のライヴァル、中国の霊獣白澤様(人間形態はのほほんとした東アジア顔:のっぺりしていて眼が細い)も首尾一貫した女たらしでいい性格してますが、漢方薬局を経営しているという物語の設定上、いつも三角巾に白衣なんです。虎美がそれの真似(てゆーかコスプレ)をしたがるのが乙女としてちょっとどうよと思いました。……最近顔丸くなってきたから妙に似ていて複雑

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コメント

 今更ニコニコ動画で一話以降のアニメを見る

 関連動画で「鬼灯の冷徹のキャラたちがカラオケにいったら」という、同じ声優さん達が他の番組の役で歌ったキャラソンを編集した物を聞く(白澤役の遊佐さんは「絶対可憐チルドレン」の兵部、など)

 鬼灯様役の安元洋貴さんが歌う「ヘタリア」のキャラソン(ドイツ役)に蕩ける

 ついでにファンサーヴィス(?)でカヴァーした「ゆるゆり」のオープニング「ゆるりらら大事件」とやらを聞いて大爆笑

 中毒性のあるソレにはまって休日ずっとヘヴィ・ローテーション
イマココ
 安元さん最高です。

投稿: まいね | 2014年2月16日 (日) 21時54分

 時代に即した刑をと地獄の再編を敢行中(象に薬物を使って人を襲わしめた罪かなんかの地獄をリストラして獄卒であった象を配置換えした)の鬼灯様には「子供を虐待して死に至らしめた親」の地獄(の責め苦)をもっと厳正化して欲しいと思う今日この頃。ホントひでえわ。

投稿: まいね | 2014年2月18日 (火) 09時53分

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