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2013年2月 8日 (金)

遅刻の客

   待ちかねし春告げ草に競いけむ
     杉の花粉の里に至れり     舞音

   今週頭ぐらいに角のお宅の紅梅ちゃんは咲いていた模様。今日グッと近くに寄ってみてみたらもう満開でした。うちは白雲太夫ちゃんさえやっと蕾がほころんだところなのに! なぜ!?
   お客様とも今年は遅いですねえと話していたんですが、やっぱり寒かったって事ですかね。
   お近くのお客様のお庭ではそろそろ開花宣言が出ていた模様。一昨日はなんと、そこらで折ってきたと花泥棒なお客様がいらっしゃいました。さすがに咎めることも出来ず、「花泥棒は罪にならないんですよねー」と調子を合わせてしまった自分のバカバカ。きっと人様のお庭ではなく去年わたしが虎美の入学手続きに行く途中ふらふらと道を誤ったところのその辺の崖に咲いていたあの木の枝だと思うことにします。きっとそうよ。
   うちもきっと昨日辺りには白雲太夫ちゃんが咲いていたと思うんだけど、忙しくってみてこられなくて。そんで今朝は予報が雪だしなあ。

   それより花粉が飛んできてるらしいのが鬱ッ! あなたはまだ咲かなくていいのッ!

   あ、梅の雅な別名は「春告げ」で良いそうです。木じゃん。どうして千年あまり誰もそこに突っ込まなかったのかわたしは声を大にして問いたい!(心配になって調べ直したけどやっぱりだった! ので訂正して追記)

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2013年2月 7日 (木)

「メイド イン ジャパン」 立ち上がれ!

   最初流し見のつもりが、1月の第1回放送があまりにも良い出来でつり込まれるように視て、先週の第2回はTVの前に陣取ってまともに視て(!)。

   

   今週末最終回です! NHKドラマ「メイド イン ジャパン」! 見逃すな!

   高度成長期から日本の家電業界を引っ張ってきたタクミ電機ははもう実は瀕死、創業者会長の岸部一徳に呼び出されたもとやりての営業マン今は落ち目、の唐沢寿明は会社がもうメインバンクにも切られ、倒産間際であることを知らされます。期限はあと3ヶ月。特命で各部署から能力はあるがはみ出している人材を引っ張ってきて、会社再建の極秘プロジェクトがはじまります。
   そもそも会社が落ち目になったのは、当節のキラーアイテム、リチウムイオン電池の開発で後塵を拝してしまったこと。そのために長年の顧客の自動車メイカー(こっちもハイブリッド化のために必死)から切られてしまったからで、リチウムイオン電池の契約を取り返せればきっと失地回復、会社も生き延びられる……調べていくと、との契約を取られた中国の新興電気メイカーの当該商品の技術は、どうやらタクミが開発していた技術の盗用らしいと判ります。交渉に勇躍中国に飛んだ唐沢他プロジェクトチームの皆は、それがタクミをリストラされた技術者(高橋克実)がもたらした技術と知るのです。裏切り者と詰め寄る唐沢に、彼はタクミからは一切設計図などは持ち出していない、頭の中にあったノウハウから作り上げたものだと言いつのります! 
   リチウムイオン電池の開発は、あの失われた10年の苦労してきた家電メイカーには負担だった、生き残りのために不採算部門のそれを切ったのは他ならぬ唐沢寿明本人だった! 
   中国の会社は当然うちの技術だと言い張る。外国企業との合併での生き残り策も行き詰まり、最後の手段として高橋克実を訴えることで電池の技術が会社にあることを示し、自動車メイカーとの契約を取り返すことになります。自分が切った技術者に復讐される唐沢(=日本企業)! 唐沢の家庭では自らも、ないがしろにしていた妻に離婚を切り出され、二重写しのスタンスに唐沢は苦悩するのでした!

   会社は生き残れるのか、家族は再び1つにまとまることができるのか、リストラした技術者に報いることはもうできないのか。

   物語の行く先がこんなに気に掛るドラマは珍しいですよ。

   2年前から準備していたとかで、もう今の社会をこんなにハッキリ描き出している作品はないでしょうというできばえ。それがまた、れいの不具合ばっかりという新しい旅客機のボーイング787ちゃんのこないだやばかったところがメイド・イン・ジャパンのリチウムイオン電池だったとかで、もう図ったようにタイムリー。脚本の井上由美子は神か。

   その高橋克実は拾ってもらった中国のメイカーと蜜月かというと、また違って。根っから技術者な高橋は、その電池に不具合があることを知り、会社がそれを隠して対応をしようとしないことに苛立っていた描写があるので、どうも、最後にはやっぱりメイド・イン・ジャパンの良心がどうとかいって帰ってきてくれるんじゃないかと甘い期待をしてしまいますが、現実はもっと厳しい、持ち出した技術を吸い尽くされた日本人技術者は中国や韓国からは使い捨てにされて漂流しているという話なんかも仄聞しますんで、さあ、どうなるのか。

   見逃せないぞ、最終回!

   まあ、出来は良いんですが、開局60周年記念とかでNHKが力入れすぎで、番組の宣伝がもうイヤ! と言うほどはいるので、ちょっといや~んな気持ちにもなるんですよね。まあ、ドラマには罪はない。最終回は2月9日(土)21:00~22:13 NHK総合です。第2回の再放送は9日の午後、各地それぞれの時間帯にやりますんでご確認の上お試しあれ。

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2013年2月 5日 (火)

「独裁グリムワール」 主人公になろう

   やべえ面白すぎ。一晩で1500円使った……。

   レンタルコミックの新刊を求めてアクセスしたらば、少年漫画カテゴリのトップに並んでいたのが表題作。なんかファンタジーであろうとお試し本を開けてみると、そこは「本当はこわいグリム童話」の世界だった……?

   「独裁グリムワール」狩野アユミだそうです。メディアファクトリーってことはガンガン系?

   御伽グリムというまんまな名前の主人公は自分が何者なのかも解らないまま逢ったことのない父の指示で引っ越し、転校。丘の上の幽霊屋敷と呼ばれている新居に入れば、地下室から自分を呼ぶものがいる。声に導かれるままに古ぼけた本を開き、現われた魔物と闘おうとすると、暖炉の中から優美な騎士が現われて、彼に味方した! ガラスの靴を履いた姿に思わず「シンデレラ?」ともとの童話を言い当てると、彼(!)は認め、襲い来るのは童話の悪魔、それを倒すにはもとの童話という「正体」を言い当ててその古い本、グリム童話の原本に封印すること、と教えてくれるのです! グリム兄弟の子孫である彼こそがそれを行える唯一の魔法使いであると。

   これはおもしろいぜ!

   「カードキャプターさくら」とか「タブロウ・ゲート」みたいな魔物封印系に「本当は怖いグリム童話」系の融合です。事情でいろんなところを転々として育ったグリムは関西弁男子。不羈の精神と寂しさを人一倍理解する優しい心で童話の悪魔と新しい学校のいじめられっ子ちゃんたちをどんどん攻略して、自分の出生の秘密に挑んでいくのでした。これも、青春のヤマアラシちゃんたちの心の葛藤が描かれていて、遠慮して言いたいことも言い合えない、聞きたいことも聞かない息苦しさから自由になろう、傷付いたとしてももっと近づきたい、という少年少女の一歩踏み出すところが見所です。

   ドM美形のシンデレラ(男)がそもそも事情持ちなので裏切ったり出もどったりするのがめまぐるしいジェットコースターです。物語の悪魔たちが煽り通り「美形!」なので目にとっても楽しいですが、これどこが少年向けなんだろう? ああ、少女向けなら解毒のための男同士の口移しシーンは堂々とサーヴィス・シーン(そんなサーヴィス要らん)として描いてただろうな。隠していたのが少年向けレーベルってことか(遠い目)。各物語の悪魔の性格付けはほどほどにアレンジが効いていて、でもちょ、それどんな超解釈!? ってほどでもなく楽しめました。やっぱシンデレラはきれい好きドM、白雪姫はナルシストで毒フェチ、長靴を履いた猫は調子いい。そこは先行の童話キャラものと変わらないです。ああ、「ルートヴィヒ革命」とか、「月光条例」の最初の方とか、読み返したくなってきました。って、童話キャラものってジャンルもうすっかりできてるのねえ(あとは「桃組+戦記」とか、「王子と魔女と姫君と」?)。

   3巻であっさりお話は終わったのでお財布にも良かったです。虎美が起きたら見せるんだー♪ 

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2013年2月 4日 (月)

歌舞伎座建て直し中の歌舞伎界がまがごと続きな件について

   ……もとの歌舞伎座を取り壊すときになんか触れてはいけないヤバイ物をやっちゃったんじゃないのか、もうこれはお祓いをするべきなんじゃないかとか素で言っちゃうおかあさんは残念な人。ひごろオカルトとか鼻で笑ってるくせにこういうことをぺろっと垂れ流しちゃう。近親者には失礼、でも、ホント続いてるでしょう? 素人でも心配ですよ。

   カンクローのうちはこないだ勘三郎になってた(?)あのひとが逝ってしまったし、團十郎まで今逝って。そんでその息子はやらかしてるし。「孝行できませんでした」と言ったとか記事で読みましたが、「親不孝でしただろ」とその場で突っ込みましたわたし。じゃあ幸四郎のところは安泰かというとたしかお兄ちゃんがスッポンから落ちたとか言ってませんでした去年?

   大 丈 夫 か 梨 園 

   猿之助のところは、もう義絶状態で歌舞伎の舞台を踏むことはなかろうと言われていたあの大河ドラマの秘蔵っ子香川照之が帰ってきてなんや聞いたことのない名(不勉強)を継いだとか言ってましたが、だからといって大車輪の活躍とは言えないかんじのようで……とかくあの世界は難しい。

   新装開店なったらいつかは虎美でも連れて行ってみたいと思ってるんですから、それまでちゃんと隆盛でいてよ、歌舞伎界。

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