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2013年11月21日 (木)

ベストカップル in 有名文学

   浪人中のお兄ちゃんは最近人恋しいそうで。浪人生はみんな競争相手! なんだかどうなんだか、全然クラスでも世間話をする相手がいなくてもう会話に飢えてるんだって。道理で夏以来、ご飯を食べてもすぐ自室に退散しなくて、虎美やわたしとNHKのニュースなんか見ながら漫画の話なんかしてたんですが。

   本日もそんな感じでイロイロしゃべってて。
   「大塚女子大学がどのくらいかっていうと、同窓会の座席ぎめがくじになっていて、
   『引いた籤には有名な文学作品のヒロインの名前が書いてあります! 座席の方には相手役の名が書いてありますから皆さん探してその席について下さい! みんなできますよねー!』って。
   そんで、『若紫引いた! 光源氏どこ!?』、『ロミオ~ロミオ~あなたはいづこ~?』、『エリスだ! えっと、豊太郎?』ってもう。あとはもう『お嬢さん』と『私』?」
   「凄いのはわかるけど最後のがわかんない」
   お兄ちゃん困ったように笑ってくれましたが。
   「『こころ』だよ! おまえにわかるように持ってきたのに」
   「ごめん」
   「虎美に言うなら『山月記』のだけどあの虎の人と主人公はどうしても思い出せなくってな。まあ男同士だけどな」
   「ああ、虎美にはそれでしょ」
   「……見事に腐ってちまってなあ」
   話している間に虎美帰ってきましたよ。

   一通り再生したら、虎美昂奮して言いやがりました。
   「あたしなら、李徴と袁傪!
   「即 答 し た よ こ い つ !」
   もう二人して大笑い。
   まあ、今習ったばっかってこともあったでしょうが、文芸部だけあって心にくいこんだでしょうねえ。まあ、おかあさんも自分のひみつの小説サイトのトップページでネタにしてるぐらいだけど。
   それにしても、日本文学で揃えようとしたらあと浮かばなくて。猫科の人達に聞いてみたら虎美しばらく悩んで、
   「利家とまつ?」って。石川県人として正しいけどそれ文学ちゃう
   「教科書に載るような名作というと『下人と老婆』はいくらなんでもないだろう?」
   「おかーさんそれカップルじゃない」
   「ベストセラーでいうと、『不如帰』ってのが大恋愛の夫婦の難病ネタで、結核の奥さんがたしか浪子かなんかだったと思ったけどダーリンの名前が思い出せない」
   「知らん」
   「『伊豆の踊子』は『学生さんと駒子』でいいんだっけ? 母は平安文学なのだ。近現代は弱いのだ」
   上古中古でいうとイザナギとイザナミはアリなのか。業平は高子でいいのか。ほんと悩むわ。

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2013年11月19日 (火)

遅い! 遅いって!(泣き笑い)

   忘れるとこだった!

   こないだの日曜、お兄ちゃんが携帯を開くなり、
   「永井勝った!」って呻いてました。
   「永井ってどこの永井?」もう 日本シリーズも終わり、今週末には優勝パレードが仙台であるというのに、とおかあさん冷ややか。しかしふと思い出して身を乗り出します。
   「もしかして怜様!? 今台湾でやってるんだっけ!?」
   最近は、公式戦の後、この辺の野球の好きな国が集まって、それぞれの国の一位同士で誰が一番強いかってシリーズをやってたと思います。今年は中国か韓国が来られなくって、代わりにオーストラリアが参戦ってニュースにもなってたっけ……?

   慌ててパソコンを操作して楽天の公式を呼び出しますと、そのオーストラリアはキャンベラのチームとやって勝ってました! 長谷部と小山に救援して貰って6対3!

   「今は主力いないから」とお兄ちゃん。
   「まーくんやのりもっちゃんは休ませんとな。でもなんとか先発できるようになったんだな。5回保ったんだ、よかったなあ」
   「よかったね」
   「うん」
   てなことがあって、昨日お仕事をしながらごおしちごとぶつぶつやってました。

   輝ける亜細亜の星となりにけり
     寝坊の若鷲一勝を挙ぐ      舞音

   もう若鷲って年じゃないので来季は頼れる柱になってください。お願いします。

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「月刊少女野崎くん」 ― 変人には慣れました ―

   最近レンタルコミックの広告でよく見かけるネット連載コミックです。
   「月刊少女野崎くん」椿いづみ。「俺様ティーチャー」のひとだって言われましたが、読んだ記憶はあるのにどんな話だったか思い出せない……。主人公が個性的な壮絶なギャグだったかなー。

   今度もすごいです。

   普通のカワイイ高校2年生女子である千代ちゃんは同じクラスのお醤油顔(死語!)イケメン野崎くんに片想いしてました。いざ
   「ず、ずっとファンでしたっ!」と告白すると、やや情緒にとぼしい(?)野崎くんは無表情のままややあってポン、と手を叩き、
   「どうぞ」と色紙にサインをして寄越す。「うち来る?」と怒濤のリードになんだか違和感を感じつつついていくと、漫画原稿を渡され、
   「そこ塗って」って。

   野崎くんは華麗な筆致、細やかな心理描写で人気の有名な少女漫画家だったのです!

   千代ちゃんのことは、美術部部員として丁寧な仕事ぶりからアシスタント要員としてかねてより目を付けていたというのです。ありえねえwwwwwww!

   あまりのミスマッチに突っ込む間もなく流されるヒロイン!  現実の「夢野咲子先生」は初恋もまだな無神経男だった! 身も蓋もない漫画家のあるある噺から、高校生漫画家夢野咲子先生のアシスタント人脈に話は広がって、背景効果担当の一見チャラ男、じつはシャイで人見知りのあまりにもかわいい内面を密かにヒロインのモデルにされている御子柴くん(みこりん)、王子様キャラの活躍する台本とのバーターで背景を引き受けてくれている演劇部の堀ちゃん先輩、そして芋づる式に、千代ちゃんの友達、美声なのに性格が残念な声楽部のローレライこと結月、王子様トークを普段から真顔で繰り出せる演劇部の鹿島くん(女子!)……まともなやつが出てこねえよ

   そんでもってルックスはみんなイケています。堀ちゃん先輩は背が高くない高くjない言われてますが顔はイケメンのうちにはいると思います! 鹿島くんがそれ以上なだけで(おかあさん一押し物件)。先輩は役者としては花形を諦めたらしいですが、演技力はあるし、請け負った仕事には誠実だし鹿島くんのサボりはみのがさないいい奴です(ただちょっとギャグマンガなのでバイオレンス……千秋がのだめをぶんなぐる以上のお仕置き)。鹿島くんも素直に慕ってはいますがどうも恋とは違う感じで……。それは置くにしても、みんなのいいお得物件(いや、それぞれちょっと変なところはあるにしても)なのに、

   女の子がみんな残念だよ。

   いや、千代ちゃんはまあいいだろう。でも、あまりにも他人を省みない結月といい、王子様を完璧にめざしすぎて女たらしになっちゃってる、自分が女の子だってことも忘れちゃってる感じの鹿島くんといい、なんて残念なんだ。

  大人も残念
だぞ。

   野崎くんの雑誌の先輩、女子大生漫画家の都先生だって美人で才能あるのにおっとりしすぎだし。
   前任編集者(今は都さん担当)の前野氏はいい加減だし。

   まともなのは現担当の剣さんぐらいだ。
   かれは唯一のこの漫画の理性として野崎くんの憧れの存在で、クールで入れ込まない姿勢を保っていますが、もしかして周りのひと(主に前野氏)に翻弄される存在として孤高を保ち続けるのか、さらに彼なりに変なところが出るのか!?

   展開は予断を許しません。

   ここは、単行本のあおり、「恋人にはなれていませんが変人には慣れました」がぴったり! 「ホリミヤ」も、最初はみんな普通のコだったのにそれぞれ個性的なところが出てきて、もうなんでこんなヘンなやつばっかりなんだってところで卒業を迎えてましたが、そこはそれ、「みんなちがってみんないい」な高校生活で楽しくっていいんじゃないですかね。これはギャグ作品だし。もう、ページをめくる度にゲラゲラ笑ってしまいました。もうこのまんま収拾付かなくなるまでかっ飛ばしてください。
   そしてそのかっとんだ高校生活を巧みに作品に活かしている 夢野咲子(野崎くん)! 恐ろしい子(笑)! 
   プロなんだからアシスタントのみんなにバイト料だそうね(既刊三巻までで出してる描写ないぞ!)


  

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