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2013年4月 5日 (金)

 地味にへこむ話 ヴァージョン2 嗚呼「田代湖殺人事件」

   どうもインフルエンザだったらしいです。といっても、仕事も立て込んでいて、処方されていた花粉症の漢方薬と、ぎっくり腰だったんですって、じゃあ痛み止め兼用で消炎鎮痛剤多めに出しときましょうってもらっといた薬で乗り切って、週明けに丸中医院に顔を出したら、
   「ママに伝染されたんですな。午前中お兄ちゃんが来て。見事にB型でした。かれには熱冷まししかあげてないので帰りに薬局にお兄ちゃん呼んで薬剤師さんの目の前で薬飲んでってください」って。
   「ああ、ママはもう治ってるから。じゃあ使った分頭痛薬また出しましょう」てさ。ああ、道理で咳も鼻も疼痛もあったよ。こんなに温かくなってからインフルのわけないって言われて医者に行かなかったわたしがいけない。

   なんとかぎりぎり原稿は間に合わせました。jほんと毎年滑り込みですいません。

   最後、れいによって徹夜になりながら、さて、原稿は添付で送るとして、参考資料類をまとめてゆうちょメイルで送るとして、こんだけでよかったかなと送ってきたときの一覧を見ると、「納品用CDーR」って。ああ、虎美に開けてもらったら空だったやつ。納品用ってことは、これに焼いて送るの!? やったことないよ! その時明け方の3時。草木も虎美も眠ってます!

   起きてきた旦那様に頼もうとしたら、「時間ないッ」って。「うちでCDーRの書き込みなんてしたこと無い」って仰る。泣きながら、一応その空CD-R食わせてみて、出た画面にドラッグ&ドロップで持っていったら「書き込みの準備が出来ました」「書き込みますか?」と聞いてきたのでイエスと答えてなんとか処理を行ってもらえたので、祈りを込めつつ送ったら、「ちゃんと読めました」とお返事がありました。ああ、毎度綱渡りよのう(おかあさん配付された資料はちゃんと読みましょう)。

   ……なんてことをしていると、4月になってから! とあと送りにしていたことが次々に襲いかかってきたのでした。

   遠い親戚の活田光矢氏のご機嫌伺いをかねがね老父に頼まれておったのですが、虎美が文芸部で全国大会に出ることになったのを幸い、
   「誰に似たのか豚娘も文学を志しておるようでございます、伯父様ぜひみてやってくださいませ」云々書いて、これでお茶でも驕ってもらえれば御の字と思っていたら、暇してる俳人、すぐさま返事がありました。例によって気取った文章は判読が難しく。

   「突然のお申し越しに若干狼狽気味。その筋についての目も、腕も自負していますが肝腎の顔がさっぱりでご依頼に存分お応えできるかを憂慮」って、顔?

   いや、オジサン! 誰もオジサンのコネでデビューさしてやってくれとまでは図々しいこと考えてないから!

   どっちかっていうと、お互いあの一族の中で苦労したと思うけど、あなたのその浪漫主義はちゃんとここに引き継がれてるから、あなたは血を分けた子を遺すことができなくて老境を迎え、少しは心残りもあろうけれど、そこはわたしたちが良くも悪くもうけついでいくから、心配せずに彼岸のことを考えてもイイですよというような気持ちであったのに。

   いっくらなんでもそこまで図々しくないですよわたし。いや、ここへきて親娘してケーキぐらいたかろうとは思ってるけど(オイ)。

   いやだわあ。

   アトーダ先生のエッセイとかでは、やっぱり小説家志望くんとかからちょっとしたコネを使って、あの筋この筋から、読んでやってくれ(そしてあわよくばひきたててやってくれ)と原稿を頼まれたりするらしいことを書いてありました。
   「田代湖殺人事件」も、そういうイントロで。だから期待せずに嫌々読んでみたら、これが1行読んでだめだと解る怪作。「民雄のうちのアノちうのを見た」だったかな。日本語として既にやばい。どの文も、ぎこちなくて、読んでいて気持ち悪い。とてもプロレヴェルとは言えない。アトーダ先生、時間の無駄、と思っていい加減に読んでこれはデビューはおぼつかないだろうと返事、原稿は取り紛れて返さないまま無くしちゃった……。アマチュア作家の某くん、それを聞いて意気消沈、筆を折ったんだったか死んじゃったんだったか。ところが、後年、ふとした弾みでそのぎこちない短編には全編仕掛けがしてあったことに気がついて! クライマックスはたしか、シンプルに「田代湖で殺した」。ヒロインの名前は小池恵子。嗚呼わたしまけましたわ!

    全編、とある表現技巧で通された小説だったのです! 

    もう一度全文を吟味しようにも、あとのまつり、幻の怪作はどこに行ったのか解らない……といった作品だったと思います。「田代湖殺人事件」はその作中作。イントロと、少しの例だけとはいえアトーダ先生がんばりましたね。覚えてた(部分を中心になんとか再生した)私もがんばった。それにしても、小説家ってこういう有象無象にたかられる大変なお仕事なんですね。

    いや、虎美ちゃんには正々堂々電撃かなんかにトライしてもらいたいもんです。でも、せいぜいまだ30枚書いてどや顔してるレヴェルなので、とりえあえず100枚書けるようになって貰いたいもんです。電撃の規定は300枚かな、ははは、ガンバ。

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