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2013年11月 8日 (金)

メイ曲アルバム ヴェルディのレクイエムを演歌に

   昨日の現場は寒くって、風邪をぶり返してしまいましたよ。おまけに、帰りのバスを真剣にダッシュして追ってしまったので(一緒にいたお嬢さんに脚速いんですねと言われた。ありえない!)、朝は内股の筋肉がつって眼を覚ましました。要するに一日寝てました。明日も寝て体力回復に努める模様。ほんと大変。

   ヴェルディのレクィエムをやったのは学生時代でした。あの先帝陛下不予の自粛の秋で、これを練習しても果たして発表会は開けるのかすっごく不安だったことを覚えています。ヴェルディは立派なイタリアーノでしたので、ほんと泣かせる曲づくりで、やってる間はとても楽しかったですけどね。ああいう大曲は、とくにヴェルディのは、合唱パートだけで盛り上がる部分と、ソリストが頑張る部分とが交互にあるので、練習は飛び飛びでやっといて、最終局面のリハーサルでソロの曲を聴いてへえこんなのあったんだ、と思うこともあります。モーツァルトのレクィエムは、当時お金が無くてCD買えなくて、全曲聞いたことがない状態でやってたんでコレに該当します。今でもソロ部分はおぼつかないです(オイ)。ヴェルディの方はまだ、自分でCD聴いて練習もしてたんで、ソロパート歌える方かも知れません。

   そう、歌えるんだ、ソロも

   本来のパートはアルトなんで、覚えるべきはアルトなのかも知れませんが、ヴェル・レクのアルトソロなんて地味なところなんで。そりゃ歌えと言われれば歌いますが、ソプラノや合唱部分との掛け合いを楽しむ曲作りの所なんじゃなかったかな、1人で歌っても面白くないです。歌えるのはテノール・ソロ。

   Ingemisco の部分はもうそらでいけますね。

   続唱と呼ばれるレクィエムの華の部分、最後の審判の日がやってくるぞ、神様スゲー! 悔い改めますからお許しを、というような歌詞が続いてソロも大活躍する部分のクライマックス、テノールが悔い改めるところです。

   わたしは自らの過ちを嘆き……とはじまり、多少神をヨイショしながらわたしを地獄に落としたりしないでネとお願いする実にキリスト教らしい歌です。これがまた、オペラアリアばりに朗々とやってくれるので、聴きながらいつも突っ込んでやりたいと思いつつうっとりしてます。

   これに、演歌のような歌詞をつけちゃう。だいじょうぶ、ヴェルディ節だから。けっこうフィットしました。

   言ってみれば、たやすいこと
   終わった恋など 胸の奥心の内 洗い流すさ

   夏の夜 眠れぬままに 白むまで語り明かした
   時は秋 熱は去り 呼び返せぬあの思い出

   長い夜 持てあまし 温もりの記憶は薄れ
   切なく 夜を過ごす

   忘れようとしても 忘れられぬ その瞳 そのしぐさ
   今あなたにもう一度 夢の中でも逢いたい
   あの思い出胸に返せよ

   口では軽く 言ってはみても 忘れられぬあの女(ひと)

   最初強がってはじまっても、どんどん崩れてゆくところがヘタレ。たいして悩まないで歌詞を振れたのは、身に覚えがあったからでしょうか、覚えてないわーたしか銀行の合唱団の頃には宴会芸として歌ってたから、その頃には歌詞は固まってましたね。こんなものを宴会芸にするな(いや、結構宴会でクラッシックを変な歌詞で歌うってのやってたかも、あの頃)。

   「なーあぁつーのーよー眠れぬーまーまにー」のところ(原詞ではQui mariam absolvisti,)では小節を回して欲しいし、 「時はー秋、熱はー去り」と上がって下がる上昇音型からすこーんと抜ける高音部(同, Mihi quoque spemdedisti~ )、これは氷川きよしに歌って貰いたいなーと常々思っとります。「あーのおもーいでー」からのクライマックスは高いソ (G) まで持っていくのでホント楽しみです (statuens in parte Deus)。いや、きよし以外にはやってほしくない。

   いやほんとどう見ても演歌だよこれ。
   ああ、「きよしとこの夜」があったら一度お願いしたかったのに。惜しい番組を無くした。意外と平原綾香が既に歌詞を付けてアルバムかなんかに入れてるかも知れませんけど(彼女も「木星」に限らず適当にどのクラシックにも歌詞を付けちゃう人らしい)。

   続く「Conftatis maledictis~」は、もう20年思い出しては頑張ってるけど気の利いた歌詞がいかないので、ほんとこれは出会いのものだと思います。元の歌詞でちゃんと歌えるようになってないからなんでしょうか。これはバリトンソロなので音域的にわたしはきついです。

   「つーみの重さに怯ーえ 伏ーして控える我を 主ーは許し給ーうや?」と、ターンタタッカタッカターンターン♪ というこの付点のリズムは王の登場を表わすお約束なんだそうで。そういうあたりも解って聴くとおもしろいですが。頑張っても豪傑訳にしかなりませんでした。もう日常にロマンスが足りないのかしら?   

   

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