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2013年11月19日 (火)

「月刊少女野崎くん」 ― 変人には慣れました ―

   最近レンタルコミックの広告でよく見かけるネット連載コミックです。
   「月刊少女野崎くん」椿いづみ。「俺様ティーチャー」のひとだって言われましたが、読んだ記憶はあるのにどんな話だったか思い出せない……。主人公が個性的な壮絶なギャグだったかなー。

   今度もすごいです。

   普通のカワイイ高校2年生女子である千代ちゃんは同じクラスのお醤油顔(死語!)イケメン野崎くんに片想いしてました。いざ
   「ず、ずっとファンでしたっ!」と告白すると、やや情緒にとぼしい(?)野崎くんは無表情のままややあってポン、と手を叩き、
   「どうぞ」と色紙にサインをして寄越す。「うち来る?」と怒濤のリードになんだか違和感を感じつつついていくと、漫画原稿を渡され、
   「そこ塗って」って。

   野崎くんは華麗な筆致、細やかな心理描写で人気の有名な少女漫画家だったのです!

   千代ちゃんのことは、美術部部員として丁寧な仕事ぶりからアシスタント要員としてかねてより目を付けていたというのです。ありえねえwwwwwww!

   あまりのミスマッチに突っ込む間もなく流されるヒロイン!  現実の「夢野咲子先生」は初恋もまだな無神経男だった! 身も蓋もない漫画家のあるある噺から、高校生漫画家夢野咲子先生のアシスタント人脈に話は広がって、背景効果担当の一見チャラ男、じつはシャイで人見知りのあまりにもかわいい内面を密かにヒロインのモデルにされている御子柴くん(みこりん)、王子様キャラの活躍する台本とのバーターで背景を引き受けてくれている演劇部の堀ちゃん先輩、そして芋づる式に、千代ちゃんの友達、美声なのに性格が残念な声楽部のローレライこと結月、王子様トークを普段から真顔で繰り出せる演劇部の鹿島くん(女子!)……まともなやつが出てこねえよ

   そんでもってルックスはみんなイケています。堀ちゃん先輩は背が高くない高くjない言われてますが顔はイケメンのうちにはいると思います! 鹿島くんがそれ以上なだけで(おかあさん一押し物件)。先輩は役者としては花形を諦めたらしいですが、演技力はあるし、請け負った仕事には誠実だし鹿島くんのサボりはみのがさないいい奴です(ただちょっとギャグマンガなのでバイオレンス……千秋がのだめをぶんなぐる以上のお仕置き)。鹿島くんも素直に慕ってはいますがどうも恋とは違う感じで……。それは置くにしても、みんなのいいお得物件(いや、それぞれちょっと変なところはあるにしても)なのに、

   女の子がみんな残念だよ。

   いや、千代ちゃんはまあいいだろう。でも、あまりにも他人を省みない結月といい、王子様を完璧にめざしすぎて女たらしになっちゃってる、自分が女の子だってことも忘れちゃってる感じの鹿島くんといい、なんて残念なんだ。

  大人も残念
だぞ。

   野崎くんの雑誌の先輩、女子大生漫画家の都先生だって美人で才能あるのにおっとりしすぎだし。
   前任編集者(今は都さん担当)の前野氏はいい加減だし。

   まともなのは現担当の剣さんぐらいだ。
   かれは唯一のこの漫画の理性として野崎くんの憧れの存在で、クールで入れ込まない姿勢を保っていますが、もしかして周りのひと(主に前野氏)に翻弄される存在として孤高を保ち続けるのか、さらに彼なりに変なところが出るのか!?

   展開は予断を許しません。

   ここは、単行本のあおり、「恋人にはなれていませんが変人には慣れました」がぴったり! 「ホリミヤ」も、最初はみんな普通のコだったのにそれぞれ個性的なところが出てきて、もうなんでこんなヘンなやつばっかりなんだってところで卒業を迎えてましたが、そこはそれ、「みんなちがってみんないい」な高校生活で楽しくっていいんじゃないですかね。これはギャグ作品だし。もう、ページをめくる度にゲラゲラ笑ってしまいました。もうこのまんま収拾付かなくなるまでかっ飛ばしてください。
   そしてそのかっとんだ高校生活を巧みに作品に活かしている 夢野咲子(野崎くん)! 恐ろしい子(笑)! 
   プロなんだからアシスタントのみんなにバイト料だそうね(既刊三巻までで出してる描写ないぞ!)


  

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コメント

 そんでもって、あまりにも内弁慶というか内ドン・ファンぶりが激しくて現実が充実していないことを苦にしたみこりんは、少女漫画家夢野先生に助言を頼みつつギャルゲで乙女心に対するアプローチを学ぼうとするのですが、もうその時点でまちがっとる。
 素顔は無神経男たる野崎くんは間違った選択を続けて迷走するし。
 一晩かけてゲームでお勉強したところが、野崎くんともども登場人物に入れ込みすぎて、その子が不遇であった結末に納得できず、号泣しながら「こうなったら俺がおまえの物語を書いてやる!!!」って夢野先生その気持ちはよっくわかるけどプロがやっちゃダメーッ!!
 ……それ二次創作って言いますね。もしかしてこれも漫画家あるある噺なんだろうか?
 同人活動をやる漫画家がでるわけよねー(本当か?) 

投稿: まいね | 2013年11月20日 (水) 00時38分

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