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2013年7月14日 (日)

おかあさんウォーズマンになる

   日雇い労働者をやっているおかあさんですが。
   こないだお給料を頂きに石川島の人足寄せ場町田の派遣会社に顔を出したら、もうそこは若い人達で立錐の余地もありませんでした。こんなに登録している人がいるならメイル送っても送っても仕事が回ってこないわけだわ。もっと危機感を持って問い合わせましょう。

   現場の会社の人にサインを貰ったこないだのピッキングの仕事のお仕事の証拠書類と登録した個人のIDとを一緒に提出用ファイルに入れて書類受けに入れると、
   「ただいま50分待ちです」との厳しい表示が出ていました。駅近かったんで、町田の小田急に戻って呉服売り場冷やかしてきましたけどさ。
   「ごめんなさーい。待ち合わせで30分時間が空いたから冷やかしー♪」
   もう夕方で閑散としてましたから、店員さんも笑っていろいろ出して見せてくれました。撫松庵でレースの夏帯とか、猫の模様の浴衣とか洗える夏用着物とか虎美に良さそうなの総ざらえで。
   「娘に見せたーい! パンフないの?」と言うと、
   「どうぞお写真撮って」と許可くれましたので、堂々と携帯を出して、撮りまくってきました。虎美も喜んで、おじいちゃんにお小遣いたかって絶対来年は新しい浴衣を買いたいとか燃上がってました。虎美は文化祭で茶華道部で着物を着るからね。楽しみのようです。そうだろうとも。お茶から離れると一気にお着物から遠ざかるけどね(経験者)。あーあわたしもたまにお着物着てはんなりしたい。

   さて、お時間を潰して出頭しましたら、さらに人増えてました。
   「明日人手が足りない現場があるので、身体の空いている人は給料の手渡しの時に声を掛けてください」と言われ、名前を呼ばれたときに、
   「わたしでもお役に立てるようでしたら」と申告してみると、
   「えーッ早乙女さん? 大丈夫ですか、じゃあ作業指示メイル配信しますから来たらすぐ返信返してください」とうさんくさげにしつつもお給料をむき出しでくれて、領収書とかにサインさせられました。封筒くれよ。込んでるから、若い人なんかお札鷲づかんで歩いてるのすれちがいましたよ。あぶないよ。

   さて、軍資金が入ったところで帰りに例のエチエンヌでお菓子を買うべえとノイエ・リリエンベルグ・ゲビートまで歩いたら、やってました新興菓子店! 焼き菓子の詰め合わせを選んで、お誕生日にケーキを買おうにも暑くってケーキはいいわって気分だからプリンにして、(「ぷりんす」ってかわいいお名前でした)、お会計してる間にふとお店の奥を見たら、なにやら大きなショウケースが。もう1畳分ぐらいありそうな。近寄ってみると、トリケラトプスのようです。こちらは恐竜が好きな店主さんなのかしら、お店の雰囲気に合わないわと思ってたら、「科学博物館のチョコレート展に出展していたトリケラトプスが帰ってきました!」って。あの、ヴァレンタインの頃やってた展覧会! ここが出してたんだ! チョコレートで作ったトリケラトプス! 葉書二枚分ぐらいのキャプションでメイキングもちょっと説明してあって。
   「もう一体は●●ようちえんに行っています」って!
   今書くためにちょっと調べたら、かなりこの展覧会の目玉になってたようでしたが、宣伝になるからか、エチエンヌ菓子店の名前は出てませんでした。出してもらえよ!

   ということで、腕は確かなようですよ! とむ影さん! 波多利郎さん! お楽しみに!

   ほくほくで帰ってきて、ただいま荷造り中。

   そんでもってわくわくで出かけた昨日の現場は「お中元などの配送作業補助」だったのでした。そこはさ、やや涼しい倉庫内でそうめんやらサマーギフトの箱を持ってったり包んだりと思うじゃん? 甘かった。

   マジ宅配便の仕分けセンターでした。

   今度は厚木の配送センターで、駅から30分お迎えバスに揺られて。
   「安全靴に履き替えて、ヘルメットを被ってください。軍手をはめて。手には手甲もはめて」
   隙間が空いて頭が蒸れないようになっている安全帽、カラーリングもピンクイエローサックスと可愛くなっております。これならデコってもいい感じ(数年前、ネットでアマチュアイラストレイターさんのブログで、現場に出るときに安全帽を用意するように言われて、つい出来心でデコって現場のオジサンに受けちゃったという話を引っかけた)。明るいところで見たら、ピンクって言うかブタの貯金箱色だったけどさ。
   手甲というのは、ヴィニルレザーのようなものの中に怪我しないようなにか固いものを仕込んである手のひらサイズのもので、親指部分と中指薬指部分に面ファスナのテープが輪になってついていてそこに指を入れて固定し、手首のところで同様のテープを一周させて固定するようになっていました。これで手が挟まっても怪我しないようになってるみたいですが、面ファスナーがかなり露出してるので軍手にフィットしてずれないのは良いけど、タオルハンカチとすごく仲良くなってしまって、顔を拭いたらいちいちハンカチがついてくるので大変でした。ループもいっぱい伸びちゃったしさ。

   ……ヘルメットにこの手甲……これはベアクローか。これで仮面を被ったらウォーズマンだな。

   おかあさんすっごくむずむずしたけど、周囲の平成生まれのようなアルバイトくんたちはキン肉マンなんか知らないと思うし、うちの子もたぶん知らないのでここで吐き出します。吐き出させてお願い!

   ってことで、連れて行かれたただお屋根がかかってるだけで吹きさらし、西武ドームのような倉庫で流れてくるお荷物を、番号順に行き先の車付き籠に詰める仕事をしました。ええ、マジ宅配便のお荷物です。1つ平均10キロぐらいの。

   楽しかったけど、肉体的には一番きつかったです。なんでタオルにしなかったんだろう、ちいちゃいタオルハンカチは30分でじっとり。汗だくでお化粧は崩壊。さらに5時間ぐらいしたらもう手が上がらなくなって、
   「ごめんおばちゃん限界」と、大きな荷物は男子に積み上げて貰いました。
   流れてくるお荷物は、ペットボトルの6個入りを2箱括って一山にした奴。最初はこればっかりで、何でこんなもんをお中元にするんだ、特売で千円しないだろうと、主婦っぽい相方と愚痴ってたりしました。だって、2リットルのお水って2キロでしょ? これが6本2ケースで約24キロ。レーンから籠車まで、運ぶのは一瞬、1メートルも無いとはいえ全盛期を過ぎたレディにはキツイ! 
   これは、
   「最初は大物ばかり来ますから。こういう重いものを後で積むわけに行かないでしょ」とのことだったのですが。途中から、やっぱり伊勢丹の包み紙のギフトとか、そうめんの入っているとおぼしき平たい箱も流れてくるようになりました。あと、時節柄大学の入学案内がメイル便で。うちのお兄ちゃんはまだ取り寄せてないわねーとちょっと心配になりました。
   あと、三連休前の週末と言うことで、日が陰ってくるとご旅行のカバンやゴルフバッグも。完全に日が落ちると、翌日に着かないとやばいというのかもう来なくなりました。

   17時に晩ご飯休憩が1時間あって、そのあとしばらく続きをやったあと、
   「これから女性の方にはクールを担当して貰います!」との指示が。
   次はクール便倉庫に移動です。
   「生き返ったわー」
   やることはほぼ同じ。ただ、クール用のごっつい金庫のような車に入れるということで、
   「この車1個250キロあります。絶対ここの隅のハンドルを持って動かしてください、そこ以外を持つとすれ違いざまとかに手を挟んじゃいます!
   おじさんこんなこと言っててつい角持って歩いて、挟んで指の骨折りました。骨出ちゃってて、ほら、もう曲がらないの」と、手袋取って、伸びたままの指を見せるぅ!
   「きゃー!」
   「絶対守ってくださいね!」
   「はーい!」
    百聞は一見にしかず。

   それからはいよいよ「生もの」シールの貼られた薄い箱とか、あからさまにイイお肉の入ってそうな平たい桶型の容れ物とかが流れてくるのを拾って、
   「57行ったよ!」
   「また90番来た!」などと声を掛けながらそれぞれ受け持ちの金庫に積み込んでいくのでした。
   結構流れには波があったので、
   (40番は全然こないけどなに県だろう?)とか、
   (長岡と新潟、松本と長野は同じ県でも別扱いなんだな、そこんとこは県の広さだろうか集中の度合いの違いだろうか、石川ももうちょっと能登が発展すると七尾ベースができるのだろうか)なんて思いを巡らせてみて。面白いことは面白かったです。ただ、身体がキツイだけ。

   それぞれの金庫には行き先ごとに「最終発車時刻」なんてのも貼ってあって、これが金沢行きだと21:32とか(もう下一桁まで決まってる!)なのに、三重だと22:22で、やっぱり北陸行きは関越通って北陸自動車道南下コースだから時間くうのかとしみじみ故郷の遠さを味わったりしてました。あ、真面目にお仕事はしてたんですよ。

   ちらっと時計を見たら21:20ぐらいで、おお、じゃあそろそろだなと思ってると、社員の方が大きな金庫を持ってきて、開けると保冷剤がぎっしり。これを、その最終発射時刻のはやい金庫から、一番上の段、あとで保冷剤を入れるからここにものを入れないでと言われたところにどんどん詰めていきました。ドライアイスも持ってきて、ぎっちり。まあ、季節がらそこは厳重なんでしょうね。

   そして、北陸行き金庫が列から離れてどんどん車寄せへ持って行かれる頃、
   「本日はお疲れ様でした!」と派遣の人達の点呼がはじまったのでした。
   クール倉庫から出るとやっぱりまだ外界は生暖かく、ヘルメットを外して手甲を外し安全靴を脱いで、控え室でみんな言葉もなく坐り込んでいました。

   「こないだの現場は帰りのバスに置いてかれて路線バスで帰ったんですぅ~」と泣きを入れたせいか、ちゃんと帰りは何時発のバスがどこに待っていますと指示メイルをくれました。まあ、今回は22時解散だから。こんなとこでバスないと死んじゃうから。真っ暗な配送センター外に送りバスが停まっていたのでみんなで乗り込んで、駅まで送って貰って、それでもまだ座席がみんな埋まってる小田急線の急行に乗って帰りました。えーと、サガミオーニョで坐れたかな? 全部立ってたら死んでたと思う。お腹空いたしか頭の中になかったですね。

   駅の売店もみんな閉まってて、もう、ノイエ・リリエンベルクに着いたら駅のマクドナルドに直行して、クウォーターパウンダーのセット買ってました。もう、年に一度あるかないかの贅沢! 深夜バスは30分ぐらい来ないことがあると言うから待ちながら食べるつもりだったのに、タイミング良いんだか悪いんだか、すぐに深夜循環が来たので、乗りました。流石に坐れました。

   おうちに帰ったらすぐに
   「おかあさんに席を空けなさい!」と怒鳴って、食べ始めましたけど、
   「あーやっぱりなにか買ってきてくれたー♪」と駆け寄ってきた仔猫ちゃんたちには一口もあげなかったのはやっぱり親としてまずかったでしょうかね……。

   脚にいっぱいぶつけていたので自覚があったのですが、ズボン脱いだら太腿は青たんだらけだは、手はキーボード叩く気力もなかったはで、昨日はゲームもせず12時すぎにすぐ就寝。楽しかったけどもうやりたくないわー!

   おかあさん、逃がした魚は大きかったかも。スーパーのレジ打ちというのは実は勝ち組のアルバイトかも知れません。 

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コメント

 書いた後ふと気になって調べれば、人足寄せ場があったのは「石川島」。一字違いで大違い。嗚呼恥ずかしい。訂正、訂正。

投稿: まいね | 2013年7月15日 (月) 00時34分

昨日もウォーズマンになってきました。ギフト品の包装・仕分けって嘘じゃん。ケーニヒスティーゲル・ゲゼルシャフト(口入れ屋さん、仮名)よっぽど人集めに苦労してた模様(ザックリとした最寄り駅と仕事内容だけしか最初は公開されない。受けた後で相手先情報がもらえる。まあその時点でキャンセルもできるけどさ)。
 もうお盆だからスイカとメロンばっかり流してきました。あ、あと帰省のカバンとゴルフバッグ。珍しいところでお線香とお菓子、割れ物シール付き。
 麦茶やお水のペットボトルも依然として多かったです。熱中症に注意して、どうぞふるさとで楽しい休日をお過ごし下さい。

投稿: まいね | 2013年8月13日 (火) 01時22分

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