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2013年3月 4日 (月)

事実は随筆よりも黄ッ! な話

   一身に華のこゝろの漲(みなぎ)りて
    髄を取りても紅に染むとふ      舞音(再掲)

   草木染めをする方(志村ふくみ氏)に、詩人の大岡信が話を聞いたところ、その道の第一人者としてなにか真理をついていたというので、感じ入って随筆に記したところが中学校の教科書にも採用されたとか、そこへんで引っかけた話を元に詠んだんですが。
   いわく、桜は花びらを使っても赤い色に染めることはできなくて、かえって、皮だの幹だのを使う、それも、春を待つ、まだ花の咲いていない枝をとるといい紅色になるという詩的な話で、こちらも浪漫を感じて歌にしたところが。

   このブログにも書いた気がしましたが、虎ちゃん小学校時代、総合学習で草木染めをやるといって、ハンカチを桜の枝で染めるという単元がありました。貰ってきた小枝をカッターナイフで鉛筆を削るように薄く削ってくるのが宿題で、必死でやってました。

   くだんの随筆のはなしを聞いていたので、でも、今はもう秋、何色になるのだろうと思っていたら、あに図らんやちょっと薄いけれどまごう事なきピンク色に染まって、早春の枝じゃなくてもいいんじゃん、ウソツキ! って、書いたんですけど。
   染め物用に早春に刈っておいて、夏中陰干しにしといた枝かも知れませんでしたね。それに、他のシーズンは違う色とは書いてない、色々試したうちのベストがそのシーズンであって、秋の桜の枝でもピンクはピンクなのかも知れませんね。ほんとおかあさんのおっちょこちょい!

   ところが、読売新聞で自叙伝のリレーをやっているような欄、今はその染め物家の方の番であったらしく、いろいろ織物、染め物に打ち込んだ話が流れて、随筆の話も頂くことがあって、書いてみたら意外と受けがよかったと今日語り出して。

   朝っぱらから「ごん、おまいだったのか」状態(いやそれはおかあさんがもの知らずでしょう)。

   そして、教科書に採用されたおかげで、感想を送ってくれた某中学校と交流が出来て、じゃあ、その中学校に行って、そこの山の桜で染めてみましょうということになったところが。

   なぜか黄色に染まってしまったと。

   しょうがないから、「これがこの山の桜の色です」で押し通すと、それはそれで純真な中学生は納得してくれたそうです。

   いやーほんと、事実は随筆よりもッ!

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