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2013年2月22日 (金)

ブラヴォーは一拍待って?

   おかあさんまたよそ様でやらかして

   「雑学のソムリエ」、今日の更新は「フライング・ブラボー」。なんでも、クラッシックのコンサートで、曲が終わるのを待ちかねて「ブラヴォー!」と声を掛けるファンがいらっしゃる。まだ余韻に浸りたいお客もいるのに……とのこと。もしかして、それは「空気が読めてない」という意味のお話だったのかも知れませんが、わたくし、似たようなというかもっと困った実体験があったので、「ああ、経験ありますよ」と書いちゃった。だからよく読めって。あれでしょ? 映画が終わって、まだスタッフロールが流れていて場内暗い内に帰るなって話でしょ? 「ハリーポッター」の、アズカバンの囚人かな? あれは最後の最後にクスリと笑わせる、その巻を象徴する演出があったんだから。最後まで観ましょうよと言う制作側の気持ちが解ります。

   そちらを見に行っていただくと確実なのですが、「フォーレのレクィエムは、構成上ふつうのレクィエムのあとにもう一曲付いた形になっている。そして、その最後の曲の一歩前で、ブラヴォーと声が掛かってしまった。最後の曲、これがフォーレのレクィエムの白眉たるところなので、お客はずっこけてしまっただろう。わたしも一緒に聴きにいった仲間同士、困った客がいたものだ云々言ってしまった。しかし、曲の合間には拍手をしてはいけないそうだが、途中の曲にとても感動した場合など、気持ちを抑えかねて困ってしまうこともある。コンサートのお客をうまくやるのは難しい」云々と書いたのですが。
   いや、最後の音がまだ鳴っている最中のブラヴォーどころじゃなくて、曲の継続してる最中なんだからそれはもうずっこけるどころの騒ぎじゃないだろう。やっぱりマナー違反だったんでしょうかね。

   こういう例はどうなんでしょうね? おかあさんは、
   「これはうちでCDを聴いてるだけじゃあ得られない経験をした、ラッキー♪ 話のネタにもなるし」とほくほくで帰ったと思います。
   「うわっ、『楽園で』の入りにそんな雑音被せるなよ、雰囲気壊れた、金返せ」と思う程じゃあないです。そこまで濃いクラッシック・ファンじゃないなあ。合唱をやっていて、その日の舞台で披露する側のお友だちから買った千円しないようなチケットで、完璧な出来を期待していったわけでもなかったので余計にそう思うのでしょうか。
   あら? じゃあ、外国から来たとっても有名な合唱団で、指揮者もそれなり、お値段も万単位だったら怒ったかなあ?

   逆に、一年この日のために練習してきた晴れの舞台だった場合、ステージの上に乗ってる合唱団員さんにとってはもう、殺してやりたいぐらい憎いでしょうかねえ? ステージは録音して記念にとっとくものでしたし。自分たちの晴れの舞台が、そういう、アマチュア合唱ファン達の笑いのネタにされるなんて悔しいでしょうし(ごめんなさい)。

   そういうことを考えると、とっても大切な一期一会なんだから、よくよく勉強して、雰囲気を壊すことのないように気をつけて行動すべきなんでしょうかねえ?
   でもフォーレのレクィエムは、ある程度合唱曲を知ってるひとこそ引っかかるワナだ!
   まあ、レクィエムという曲のジャンル(死者のためのミサ曲)を考えたらブラヴォー! なんて掛けられないかも知れないですけど。

   じゃあ、プロフェッショナルのオーケストラ奏者や独奏者の方にとってはどうなのかしら? 

   ここの楽章確かにこの楽器の聴かせどころがあって、今日はとてもよく出来た、そこで次の楽章に入る前に「ブラヴォー!」って掛かったら……?
   「ふふん、確かに、今宵のこのコは素晴らしくよく啼いてくれたよ」とイイ気持ちなるのか、
   「まだ一楽章残ってるんだよ、焦るなよ、ぶちこわしじゃないか、こっちの集中もキレるだろ」とイヤーな気持ちになるのか。

   ちょっとお尋ねしたいところです。

   虎美の学校に限らず、学校の吹奏楽部の演奏会なんかだと、聴かせどころでソロ奏者は立ち上がって聞かせたりして、そしてその後は曲の途中でもわーっと拍手が浴びせられたりしてますけどね。そこは文化が違うのかしら?
   オペラなんかは、アリアの度に拍手がわーっと掛かるのがふつうみたいに見聞きしますけどねえ。ええ、演劇としての進行はプッツンプッツン止まってます(それもどうよ?)

   プロフェッショナルならなおさら、
   「そういうことを気になさらないで、楽しんで下されば良いんですよ」と口じゃあ言ってくれそうで。だって、それで、クラッシックのコンサートはお行儀よくしなくっちゃ! ってことになってさらに足が遠のいてしまったら……おまんまの食い上げじゃないですか。プロなのに、「ああ、邪魔です」ってハッキリ言っちゃうのって、どうかと思います。

   でもホントのことを言えば……茂木さんでしたっけ、器楽奏者のエッセイストの方にでもぶっちゃけて欲しいところです。おっちょこちょいのおかあさんはとりあえず人の話を良く読むと言うことで。

   で、自分が演奏する方だったおかあさんがお客として行くときは……音が鳴り終わってから、しばし余韻に浸った振りをして、そこからはっと我に返った如く勢いよく拍手を打ち鳴らします。その辺はもう、阿吽の呼吸で。要らん演技?
   わたし達の周りでは、「あのブラヴォーはサクラ」ってことがありました。うちの合唱団ったら選曲がマイナーすぎて、「もしかしたらアマチュアでは本邦初演?」ってこともあったらしいので、どこで終わったのかも解らない、前衛過ぎてあの和音はあれでよかったのかとっても微妙……って曲の場合、OBなんかにお願いして、あんまり出来が酷いときは止めて貰いますけど、ブラヴォーを掛けて貰う約束をしていたそうです。そういうときは、誰が拍手の口火を切るかもきっと気が揉めたことでしょう。

   あは、やっぱりクラシックのコンサートに行くのが怖くなりました?

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