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2013年1月20日 (日)

現実は少女漫画より奇ッ!

   まいど少女漫画の話でごめんなさいよ。

   その昔の、「ツーリング・エクスプレス」河惣益巳 が本格的国際謀略物で一世を風靡していた頃と思いねえ。
   超一流スナイパーのディーン・リーガル(まあ、少女漫画界のゴルゴ13みたいなもん)が、現職フランス閣僚をねらい始めたとの情報が入って、主人公のインターポール刑事シャルルくんは大あわて。そろそろヤバイと思ってたんだ、そのヒト鷹派で有名で、当時経済摩擦をゴリゴリ起こしてたニッポンの悪口を言いまくって、フランス国民の皆さんには大人気。でも外交的にはやや危険。それがまた、恋人未満の関係のシャルルのお膝元ということで遠慮したのかなんなんだか、ディーンは珍しく狙撃を外しまくり、その放言宰相ちゃん(女性)は何度も命拾い。シャルルはその隙に暗殺の依頼元をなんとか突き止めて、依頼を取り下げて貰う方向でも動きます……てな感じだったと思うけど。
   当然、暗殺を依頼したのは日本政府じゃありません。気にくわないことをいう外国の政治家をいちいち殺してたら外交が成り立たないっての。

   ネタバレしますからごめん遊ばせ。














   

   なんと黒幕は、その放言宰相ちゃんとプライヴェイトでも関係があると噂される現職大統領! 国民の言いたいことを言ってやってガス抜きをして、自分が人気をとるのはいいとしても、閣僚として発言されて、それがフランス政府の公式な姿勢と取られては困る。何度も意見したのだが、個人的に関係があることから狎れてしまって言うことを聞かない困った仔猫ちゃんに、かなりハードなお仕置き、という落ちでした。もう、放言宰相事情を聞かされて、驕慢な態度を取ってたのが一変、青ざめて、大統領閣下のご命令に従います、と崩れ落ちたのが爽快! だったのですが。
   そういえば、そのころそういうネタがあったなあ、実際に。すぐ目立たなくなっちゃいましたけどね、その放言宰相。いえ、暗殺騒ぎはなかったと思う。やっぱ然るべき筋からたしなめられたんでしょ。

   ってことで、20年前の少女漫画で既に、閣僚として政府を代表するような政治家は個人の好みや大衆への迎合で発言を行ってはいけないということは描かれていた訳なんですけどね。

   少女漫画に描いてあるようなことも解らない人間は政治家にならないで下さい

   いやまああれはサスペンスとか男性同性愛とかを前に出したザ・花とゆめな作品で、スクール・ガールが恋にスポーツにきゅんきゅんする王道じゃないって言えば王道じゃないけど、美男美女が入り交じり花が飛んで瞳が煌めく少女漫画であることは確かですよ。

   まさか21世紀にもなって、個人の「純粋」な「思いやり」で国際政治にしゃしゃり出る元総理がいると思わなかったよ! そんで、マジで「ゴルゴ13に依頼したいぐらいの不祥事」という発言が出たとか出なかったとか。おいおい。
   あのころ、「歴史をよく解ってる」、「アジアの皆の声に耳を傾ける」ひとの訴えてることに耳を貸さなかった政権与党のおっさんたちはなんて硬直した利己的なヒトなんだろうと思ってましたが、国益とかを考えたら、立場上言ってはいけないことってあったんですね(またそういうことをオバサンになってやっと理解するお馬鹿な小娘であった事よ!)。

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コメント


いつも楽しく読ませていただいています。

うーん、今回のお話しは○山さんの「尖閣諸島は係争地域」の発言のことでしょうか?

投稿: | 2013年1月22日 (火) 09時40分

 そうそう、それそれ。やっぱわかりました?
 あそこは「揉めてますよ」と認めることすら国際的にはやっちゃいけないんだそうで。外交って難しいですね。

投稿: まいね | 2013年1月23日 (水) 23時24分

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