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2012年2月11日 (土)

節分商戦始末記

   オチが付いたから書きましょう。

   それは松が取れた頃、まだ七草を売ってた1月の5,6日でした。お正月ものの売り場は一掃され、次に並んだ季節商品は節分の豆! ここからはもうスーパーは年中行事スケジュールがタイトです!
   それからしばらくして、「恵方巻予約受付」のチラシが配布され、15日には受付が始まりました。と、同時に本部からのノルマが発表され、ノルマが達成できた支店には表彰と賞金、と人参が。そしてさらに、売り場に具体的に吊すものとして、抱き枕大のヴィニルでできたおおきな恵方巻が! 呆れて見てたら、翌日ぐらいには総菜部の誇る美男美女の2人が協力してお総菜売り場の天井からぶら下げてました。
   及ばずながら協力しましょ、と、サラダ巻やマグロ巻、上恵方巻などをそれぞれ1本ずつ注文書に書き込んだんですが、イロイロ取り込んでて、お店に持っていったのはギリギリ30日、締め切り間際でした。
   「店長! すいませんもうお帰りですか? 恵方巻の申込はどちらへ?」
   いちどうちに帰ってからだったから、7時回ってましたかね? コート姿の店長をを捕まえたんですが、顔にはありありと帰りたいって書いてありました。空気読めないおかあさん、ごくごくたまにそういうことの出来るときもあります。
   「明日にしましょうか?」
   「……明日ならポイント10倍つくから」
   阿吽の呼吸で翌日延ばしにしました。
   31日は早めに入って、古参の大お姉様に手続きをして貰いました。31日はポイント10倍デー(お店での買い物金額に応じてポイントがつき、たまるとお買い物券になる、そのポイントが通常の10倍つくサーヴィスの日)だったので、儲けた! そして、迎えた2月3日!

   前の日に、次長がこそこそ貼りだしてた案内文に、
   「鬼が来ます! 11時と2時の2回、リーリエマート・イーヴィヒベルク支店に鬼が来ます。鬼と握手をすると、お多福さんからお菓子が貰えます!」とあったので、店長鬼になるんだな、サンタだけじゃないのか、ご苦労だなと思ってたんですが。
   ……虎美の受験の項で書いたと思いますが、実際鬼になったのは鮮魚のお兄さんでした。全身青のタイツに黄色い虎縞の短パン、アフロの青いカツラにはツノ角2本で青鬼どん♪(cf.「赤鬼と青鬼のタンゴ」)ちゃんと赤い、すりこぎほどの金棒つきで。
   店長逃げたな。
   てっきりじっさいやらされるのは次長さんだと思ったんですけど。
   お多福さんは主任さんだったんですが。こちらは、お祭りで売ってるようなヴィニルのお面を頭につけてるだけでした。
   そして、チラシに書いてあった店頭での豚汁のお振舞いは、どうやらお味噌の業者さんにやらせてたらしくって。見慣れない男性が一人で声をからして呼び込みしてました。
   「すいませーん、1時からはいるパートのものなんですが、やっぱり福引きの時みたいに、お店のものは貰っちゃダメなの?」って聞いてみたら(秋のバスツアーとか、お米プレゼントの抽選会とか、パートも社員も応募不可っていわれたんです)、
   「そういうことは言われてませんよ」って、
   「まだお鍋にもうひとつあるんです。これ捌けないと帰れないんですわたし」っておっしゃるから、有り難くご馳走になりました。
   「って、ケンちゃんママも貰ってきたらー?」と、ついでにお向かいのいつものパン屋さんに言ったら、
   「あらー、朝から見てたんですけど。こっちまで持ってきてくれないかしらとかいって」なんて、ママさんうらやましそうに言うもんだから、
   「なんだーそうか! お店開けられないもんね」と、二つ返事でまた道をノコノコ渡って、
   「お向かいのパン屋さんにも上げてくれる?」と、トレイまで借り出してパパ店長の分まで貰って載せて、配達。
   「って言ってますからどうぞお客様も食べてやって」と、パン屋さんに来てたお客様にまで押し売り。
   うちで寝込んでた虎美にまでもってってやって。

   ちゃんと1時から仕事に入りましたよ。
   2時に出た鬼は、青果チーフでした。お多福さんも、パートの古参のお姉様になってました。
   「鬼が出ますから、どうぞ2時まで帰らないでお待ちください」なんて言ったものだから、けっこうお客様いらしてて、鬼さんいろんなところでお客様にきゃーきゃー言われてました。

   恵方巻も結構出ました。もう、お総菜売り場の前の床にはコンパスが描いてあって、「今年の恵方は北北西!」って、方向もバッチリ! 
   引換券をお持ちのお客様には、準備済みの手提げを出してきてお渡ししてたようですが、ふつうにいらしたお客様も、その場で選んで、海鮮とか、7種の具の入った恵方巻きとか、もうそんなに入らないわというお年を召した方はハーフのものとか、かなりお買い求めいただきました。
   それで、ハーフを予約したんだけど、実際の大きさを見たら、うちはとてもこれじゃ足りないわ、とおかあさん帰るときに売り場に見に行って買い足そうとしたら、
   ……総菜部張り切っちゃったみたいで、まだ相当売れ残ってました
   うわー、もう5時なのにこんなに売れ残ってどうするのよ。
   総菜部の誇る北村一輝似のお兄さんが、沈痛な顔をして割り引きシールを貼ってました。
   「あたしいつもの海老フライ巻きも欲しかったなー」とつとめて能天気に語りかけましたが、
   「やるつもりだッたんスけど、恵方巻作ってたら時間無かったです」
   やや怒りを抑えたしゃべりでしたね。本部の指示で、とは言ってたかなー。
   さすがに空気を読んでそれ以上は話しかけず、これにも貼ってよと図々しいことも言わずに売れ残り海鮮巻き、パッケージが潰れちゃってるのをひとつふたつ選んで籠に入れました。

   それでもみんなでバリバリ黙々食べて、お豆は撒かないでぼりぼり食べて、その日は早乙女家楽しく過ごしました。

   ところが、
   「ねえ、節分で撒くのって落花生じゃないの?」とお兄ちゃんが言い出して、リヴィングは阿鼻叫喚。
   「それは仙台だけ!
   わたくしは、最初仙台の幼稚園で落花生を撒いてたのはおこちゃまだったから大豆がまだ固くて食べづらいのと、撒いたのを拾って食べると衛生上悪いから、殻に入ってる落花生が都合がいいということからだと思って、幼稚園だけのアイディアだと思ってたんですが、どうも違うようで。
   仙台は、節分には落花生を撒くんだそうです。
   金沢では、ふつうに煎り大豆だったと思いますが。
   かえって、落花生や、ほかの美味しいナッツでは鬼は喜んで食べてしまう、あの固い大豆でなくては鬼をやっつけることが出来ないと教わったような……。
   しかしながら、仙台で育って、親がそういう蘊蓄を教えなかった(要反省)豹太は、節分と言ったら落花生だと思っていたようです。
   虎美は「しばわんこ」で学習したので炒り豆だと思ってたようですが。
   「お兄ちゃん恥ずかしい!」
   いや、ここで判明して良かったよかえって。
   「落花生食べたい」
   しおしおと申しますので、週明け、もう売り場が片付けられたリーリエマートで探して探して買って参りました。
   ぺろっと食べちゃったみたいよ。

   そして、週明け、事務所の恵方巻売り上げコンテストの掲示には、ボールペンで「180コ、進捗率前年比168%達成!」と書き込みがしてあったのでした。こんな、ノルマぴったりの数字ってことは、店長ギリギリのところで自腹を切って数字合わせしたんだなあと思いましたです。それでも、
   「良かったですね!」とはお声がけしてたんですが。

   結果が全部出揃った第2週、順位が発表になって、1位は惜しくもよその店に取られましたが、我がイーヴィヒベルク支店は2位! 賞金7000円をゲットしました!
   ……賞金7000円ってのはどうよ? 全員に金一封くれるのかしら? 店長だけ? 店全体に7000円だと山分けしたら幾らかしら? って思ってると、昨日、

   「恵方巻のコンテストで2位だったので賞金が入りました。店長が皆さんにジュースを驕りますから退勤の時にひとり1本もってってください。タイムカードのところにチェック表ありますから、お値段とチェック書き込んでいってください」って。

   ジュース1本か。
   まあおかあさん販売促進にはなんにもしてないし。

   虎美がちょうど熱出して寝込んでたから(受験前なのに!)、ポカリ欲しかったけど、ポカリはジュース(100円もしくは105円)より高かったので(当店平常価格で108円)、遠慮して虎美の好きな三ツ矢サイダー98円にしておきました。

   というわけで、リーリエマートの節分商戦はこのように終わりました。
   ヴァレンタインももう同時進行でやってて、ここ数日はラッピングのお品やら、板チョコが少しずつですが出ています。この週末に作るんだなあと、もう露骨に顔を綻ばせてレジを通しています。

   季節を肌で感じることが出来て、実に楽しいお仕事をさせて貰っています。

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2012年2月10日 (金)

骨までしゃぶりつくすハーレクィン

   例によって、ストレス解消はラブロマンス一気読み、ハーレクィンは乙女心を掴んで離さない、逆におかあさんは話を作るのがヘタ、ならばハーレクィン・ロマンスに話の構成を学んでみようじゃないですか。電子レンタル、期限が来たら跡形もなく消えるんだから、300円元取らなくっちゃ!

   お題は「愛が試される城 古城の恋人達Ⅰ」作者はロビン・ドナルド、作画担当は岡田純子。作者は知りませんが、漫画家さんは知ってます。80年代にプリンセス系でラヴコメ描いてたよ。まつげバサバサの少女漫画絵で、ルネサンスものも見た覚えがあるから、ドレスやお城も描ける人だったと思います(いやお城はアシスタントか)。そういう人がハーレクィンの絵師に向いてます。

   あらすじはこんな感じ、レンタルコミックのサイトにあるのを引っ張ってくると、
   「古城の改装の仕事を請けたサラは、現場のイリュリア公国に向かった。この公国の王子のゲイブとサラは、かつて婚約していた。しかし、ゲイブが彼女に貸した家宝のネックレスが紛失してしまい、サラはその犯人と決めつけられて婚約は破棄された。王子と一介のデザイナーではもう会う機会も無いと思っていたサラ だったが、彼女を待っていたのは、忘れもしないゲイブだった。そして彼は冷徹な眼をして、紛失したネックレスを返すまで城から出さないと宣言した!」だってさ。
   手に職のある若い女性と、架空の王国の王族である若く容姿と地位に恵まれた男性。過去に恋愛関係にあって、些細なしかし致命的な行き違いで2人は離別した。偶然(男性側にとっては必然?)2人は再会し、愛は燃え上がるものの、過去の問題が解決しないので素直になれない2人、葛藤を超えて問題解決に臨み、解決とともに2人は愛を誓い合う、てなパターンよ(解っているのになぜ読む!?)

   話の流れを整理すると。
   起:
   「あのネックレスは必ず取り戻す あれは我が家に代々伝わる家宝なのだ」
   憂い顔の男性のモノローグから始まります。2人の離別の理由が早速提示されます。家宝のネックレスがヒロインに疑いが掛かるかたちで失われ、そのために彼女は愛を失ったわけです。男性はヒロインの相手役、ゲイブ。頭の固い、プライドが高くて大切なものをちゃんと大切に出来ない典型的ハーレクィン・ヒーローです。
   タイトル頁の後、絵はサラに。ヘリが飛んでいて、彼女は機中の人。こちらもモノローグで、一年前の婚約破棄で恋も社会的信用も失ったことが語られます。そのために仕事に明け暮れる日々だったこと、やや不利な条件(もと婚約者ゲイブの故国の城)ながらこの仕事を受けざるを得なかった事情が語られます。現場に着くと、古めかしく異様な雰囲気の城。怖じけるところを、雇い主はアメリカ人だし、仕事とプライヴェイトは別と割り切ろうとするサラに、声が掛かります。
   「恋より金とはきみらしいな サラ」
   アメリカ人雇い主は替え玉で、城の持ち主は元婚約者のゲイブ本人、1年経っても故買市場に出てこなかったネックレスの行方をサラに吐かせるために、インテリア・デザイナーの仕事と偽ってサラを呼び寄せたのでした。会話の間に去る迎えのヘリ。サラは古城の虜となってしまうのでした……。
   登場人物カップルの提示、2人の関係が示されます。
   彼らの離別の理由が示され、解決すべき案件が示されます。
   「紛失したネックレスを返還すること」要は、
   「ネックレス事件の真相を解明すること」

   彼らの心の立場も同時に示されます。
   「ゲイブはわたしを信じてくれなかった。そこに愛がなかったから」
   サラの方の事件の総括は上記の通り。そりゃ傷付くな。
   彼女がわの解決の鍵は、変わらぬ愛があることをゲイブ側から見せること、無実の証明と謝罪、ですかね。
   ゲイブ側は、まだ彼女を疑っている、ネックレスを取り戻したいのは、家宝だからにすぎず、よりを戻すきっかけを探しているともとれます。サラが金目当ての女で、脅しに負けたり代金に釣られてネックレスを返したらさらに逆上しそうな気がしますね。

   承:

   以前にはなかった心の交流を経て2人の心は近づいてゆく。
   問題の解決への糸口が提示される。
   ネックレスの伝説が詳細に示され、彼の一族の結婚には障害がつきものと暗示される。
   心の交流というか、身体の交流というか(苦笑)。どうやらふたりはお互いの身体が忘れられなかったらしい。ゲイブの方はとくに、未練が出てきたようで、うなされる彼女に添い寝したり、予定を早めて帰城したりと彼女にあからさまにつきまといはじめますね。

   転:

   業を煮やしたヒーローがわからの再求婚。ネックレスを返させるための最終手段といいつつ、単にまた寝たらやはり離れがたくなったから(ひどすぎる)。さらに、「さっきので妊娠したかも知れないから責任取る」!
   ヒロインは傷つけられ(しかしヒーロー側には愛があることが判明)、決定的に二人の仲は破綻する。   

   まちがっとる。思いっきりまちがっとる。こんなひとの心の読めない男が領主とか公爵様とかで大丈夫なんだろうか。

   結:
   
   ヒロインの罵倒で自分の過ちに気づいたヒーローが、鍵を握る人物にすがる。と、真実は明かされ、ヒロインの冤罪は晴れる。改めて(はじめて?)ヒーローはヒロインに愛を誓い2人はハッピーエンド。

   ……書き出してみたらしょうもなかった。

   彼女(と信頼のおける古参のメイド)しか暗証番号を知らない金庫に入れたネックレスが無くなったって、そんな解りやすい盗みをする奴があるか!? メイドの方にも聞けよ! 一度信頼を置いたら決して疑わない雇い主ってそれは有り難いけど、そんな中へひとりで嫁ぐヒロインは大丈夫? ちょっと小ずるい小姑いたらまたいびり出されるよ。

   そういうでかい家の結婚問題なら、彼女の出自なんかを気にする親戚連中とか、彼的に眼中にない女性とかが彼女を陥れるために企んだ罠だったり(ハーレクインでなくたって!)しますが、その線は思いつかない単純なヒーローなんですねきっと。

   「城主は僕だ 僕が掟だ
   出ました、キメぜりふ。
   ハーレクインの魅力はぐいぐい引っ張ってゆくリーダーシップのあるヒーローでしょう。それがおいおいにして方向性が間違っているからドタバタするんですけどね。やっぱアメリカも男が弱くなってるんだなあ、だから、読み物の中ででも強くて引っ張っていってくれるヒーローが求められるんじゃないかしら、え? 違う?

   そんでもって、男は結局トーヘンボクだから、その持てるものを有効利用してやって楽しい人生を送るためには女性の方から相手を良く理解して歩み寄ってやらなくちゃということをハーレクインは提示しているのかも知れません。

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2012年2月 6日 (月)

「平清盛」 #5 お茶の間で見られない大河

   NHKスタジオパークで歴代大河のお宝映像を見て帰ってきて、大河視聴の意欲を盛り上げてきたおかあさんです。

   やっぱり大河は日本の誇る歴史ドラマだわーと、TVの前に陣取って今週も見ます、今回は清盛君が海賊退治のようです。
   「海賊」と聞くと「追捕(ついぶ)」と続くのを予想してしまうのですが、作品中では「海賊追討」と言ってました。たぶん歴史用語的には、「追捕使」なんて役職が律令制であるらしいんで、どっか歴史関係で引っかけて覚えてたようです。お小さい方もご覧になるので、TVでは「追討」にしてるんでしょうか。とりあえず、ATOKでは「ついぶ」では変換してくれませんが、追討は第2候補ながら出てきます。「追捕」と「追討」ではどう違うかって、捕まえて裁判を受けさせるか、問答無用で討っちゃうかのちがいですかね ? そこまで厳密な語意の違いからではなく、比較的一般的な単語だから耳で聞いて解るってのが大きいのかな。

   ああそうそう、忠盛さんちはまた子供が生まれたそうです。名前は平五郎。「3人目なのに五郎なの?」と弟の平次くん(今は家盛)はいぶかしげ。宗子ママは「3と4はよそんちにいるのよ」と意味ありげに忠盛パパをみやると、なんか居心地悪そうに目を逸らす。そういうベタな芝居がうまい貴一。ふうん、愛人さんもいるのね、それなりに。
   お庭で素振りをしてその家族団らんに入れないでいる清盛に、おまえも抱いてやれとやっとパパから声がかかります。一度となく遠慮する清盛、やっぱりこの家はおまえの家ではないのか。微妙だよなあ。乳兄弟とか、乳母子(めのとご)とか、そういう幼なじみ兼側近ってのは付けて貰ってないんですかね? 時代ものだとアリだよね? 腹心で、苦労を分かち合って。ほんと、心の兄弟。そう、勝っちにとってのロクちゃんのような(一昨年の大河参照)。あ、とりあえずバイジャクの家貞くんは後見なんだそうです。いや、そういうオトナじゃなくて。小十郎じゃなくて成宗よ(今度は「独眼竜政宗」参照)。スズキ丸くんがそうなのかな? もういないの?
   最近の大河では必ずいた、主人公の庶民的なお友だちスタンスのひとって、あれはやっぱり意味があって存在してたんですねえ。オトナの論理に傷付く主人公の心をぶちまける相手になってくれて、視聴者に心情を伝わらせる糸電話役になっていたんですね。
   まあ、そんなの無くても清盛くんは今日も吼えたりして気持ちをぶちまけてくれるわけですが。

   今週は猫出てきたから点が甘いよ。

   北面の武士としてのお仕事中、猫を捕まえたところが、そこへストーカーw義朝がやってきて、絡んでくる。それをみて、華麗なるデビューを先週飾った佐藤GOウエスト義清が家へ誘ってもっと感情を出せ、と友情ぽいことしてくれる。そして、三者三様の「野望」をいだいているのがわかる。同時代に若者だった有名人3人の青春ドラマふうな絡みが意外と面白かったかな。ゲンミツには史実ではこんなに交流してないのかも知れませんが、そこは、「新選組!」でもあったじゃない、ぎりぎりフィクションならやってもいいウソのうちじゃないかなあ。

   とむ影さんから「北面野武士って何人ぐらいいたんでしょう?」との素朴な疑問を振られて、おかあさん適当に「さあ、20人? 100人?」て答えちゃいましたけど(その適当さをなんとかしろ)。
   令外の官(りょうげのかん:律令に定められていない、平安期に必要に応じておかれた役職。テストに出ます。あと、令外の官の実例は蔵人とか、検非違使とか)ですんで、定員とかの規定はとりあえず法制上はないです。ウィキペディアは、1118年時点で1000人超えてたとかいう実例を引いてきました。なんか、軍事貴族(いわゆる血まみれ系の源氏や平家、西行みたいな藤原氏系もいたらしい)が一族まるまるやってたのもあって、人数は意外といたらしいですね。スポーツ・チーム程度の規模のエリート・ガードだと思ってたわたしがバカでした。でも、それの筆頭ってなら、パパも清盛もすごい! ってことになりますね。

   って、眼を離した隙に、ロイヤルパートは凄いことになってました。また璋子ちゃんが鳥羽院を傷つけたらしく、今日は雨の中狂乱してました。吼えてた? 
   「もう、この院がおいたわしくてならん。はやりのネトラレを大河でやるとは今年のNHKはスゴイ
   早乙女家のリヴィングには豹太が御飯食べに下りてきてました。虎美はパソに向かって、ながら視聴。ネトラレてのは、「寝取られ」。今どきはなんでも省略、簡略化して、言葉の持つ意味やらイメージをおかるく、取り上げやすくしちゃうのはいいのか悪いのか。とりあえず、愛する女性が他の男に操を奪われてしまう状況として、簡単に類型化され、そういう趣向もあると認識されるほどに身近な感じに一部世界ではなっています。流行りかどうかは知らんけど。
   母は仔猫ちゃん達に解説しつつ画面を見やると。
   そこへ通りかかる第3の美女(ちょ、1はともかく2は誰やねん?)。美福門院得子ちゃんです。帝(ってことは崇徳帝)への入内を打診されている姫君ですが、
   「同じことをやってやる!」と言ったかどうか。
   まさか、上皇が、NHK大河で、やるとは思いませんでした。

   「おい、寝取られ返しだ。これは凄い。お茶の間で見られない大河だ」

   凍り付いたリヴィングを解凍するために、おかあさん空気読まない風を装って暢気な声を上げましたです。

   いや、ここ最近のご清潔な大河をぶっ壊してくれて面白かったですけど。かならずしもわたくしがどろどろした愛欲の世界を大河ドラマに求めているとか言うんじゃなくて。

   たしか雨のお庭で押し倒しておったはずなのに、ことが終わると(ちゃんと自分で服を調えている院~ッ! ああいうひとは事後も人に服を調えて貰うもんだと思ってました)、ちゃんと室内にいる、院も、得子ちゃんも白絹の小袖(下着!)姿で、白がまばゆい! 
   「入内のこと、無いと思え」云々、これであなたは帝の元へは行けない身とええと、……完遂宣言? ところが、途中、抵抗をやめた得子ちゃんも然る者、
   「これで終わりですか?」と意味ありげな目つきで挑発。
   鬱屈した想いを帝のものになるはずだった女(=自分)にぶつけて終わり、ではなく、永続的なことにしてしまえ、というのです。貴男の心の傷は解る、それを、この身で受け止めさせて欲しい、と。
   ずっと、自分のものにならぬ璋子ちゃんばかりを追っていた院は、まともに向き合ってくれる女性と出逢ってしまったのでした。

   「もっと、汚してください」だっけ?
   きぃええ! 言ったよこのお姫様!
   「そなた……」
   あっけにとられながら、その首をおずおずと抱き寄せる院、もう目が離せなくて!

   「ああ、もう、清盛はどうでもいいッ! この可哀相な院だけ見るッ

   2ちゃんでスレッド立ってました。「鳥羽上皇は寝取られカワイソス」って。みんな心を一つにしている(笑)。

   えーと、主人公の方は、賑々しく海賊退治に出発していきました。なんか、オジサンから苦い本音をぶつけられて嫌な想いもしたらしいよ。
   留守宅では、弟が、なんでお兄ちゃんがいるうちにお嫁に来たんだよと突っ込んで宗子ママに聞いてました。和久井映見は全部聞いて、そういう貴一パパの妻になりたいと思った、とか語ってましたかね。可哀相だた惚れたてことよ。憐情は恋情が眷属なり。沙翁:サー・ウィリアム・シェイクスピアも言ってます。たぶん、泣きながら自分を押し倒した院に身を任せちゃった得子ちゃんも、似たような感じだったんじゃないの?

   そういう感じで、乱れまくっとる平安の世も末感がよくでておる「平清盛」、もう、はまったら抜けない泥沼感でございます。だがそれがいい。

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2012年2月 5日 (日)

突発受験ママオフ!

   とむ影さんがお嬢さんの受験の付き添いで上京されたので、戦いを終えられるのを待つ間にご一緒してきました。

   だって、受験というストレス下のにゃいーう゛なお嬢さん達を抱える親は、余計なことをやると逆鱗に触れてしまうんですもの!
   (トラバ先参照のこと。お嬢さんのお友だちのお母様は、地方受験会場であるところの仙台で待ち時間にちょっとお買い物をしたところが、気が立っていたお嬢さんに言葉を選ばぬ罵倒を受けたとか)
   解るわあ。
   せっかく街まで出たんだからお買い物したいじゃん。ホテルで待ってるのも気が揉めるし(朝でチェックアウトかも知れないし! 親だって美術館巡りとかもできる心理状態じゃないし。ブランドの服買いあさってたとかだとちょっと神経疑うけど、これからおうちへ帰るんだったらちょっとデパ地下でひと品ぐらい調達してラクしたいでしょう!)

   というわけで、試験が終わるまでの時間つぶしにお付き合いして、受験生を持つ親としての心構えについて話し合う……という大義名分でお茶してきました。
   とかいって、とむ影さんのお目当てはパルコパート1で開催中というウルトラQの展覧会だそうで、渋谷はお庭と言いつつもう分かんなくなってますよとハチ公前で待ち合わせ……。

   久し振りのハチ公は両前脚が待ち合わせの人に撫でられてすり切れて光ってました! 人気者は辛いよ。

   無事合流して、パルコへご案内するつもりでしたが……ちょっと迷っちゃったかなーパルコもいっぱいありますからねー当時で4ぐらいまであったんじゃないかな。まあ、なんとかたどり着きました。
   やってましたウルトラQの展覧会(?)、絵師の方がDVDボックスなどに描かれたイラストの展示を中心に、ソフビ人形やTシャツ、ストラップなどお宝を販売してました。
   「カネゴンのTシャツが旦那のリクエストなんだけど」
   「手ぬぐいがあればわたしもお土産にしたいです」と、ウルトラマンは丸目だけどセブンは切れ上がったキツネ顔だからセブンの方が好きだとか、ウルトラ怪獣図鑑があったのでこういう怪獣は番組で直接見たわけではないが全部名前が言えるとか盛り上がってきました。
   「寒い系の怪獣っていろいろいますね」と、ウーに続いてペギラの絵を見ながら。今回の寒波は東北はそうでもないようです、たいへんなのは金沢などうちの実家の方。
   「やはり暖房設備が普及するまでは命の危険があったから?」
   今はかえって熱波系が多いんでしょうか、それとも、電力を作っても作っても喰われて末端で停電パニックを起こす系?

   その後、ちょっと歩いてゆっくり食事でも、と歩いている間にNHKの方へ迷い出て、この際だからスタジオパークでも見ますか、と200円払って入場。

   入ってすぐのギャラリーで大河の写真展やってました(とりあえず、登場人物の紹介的な、主要人物の大きなバストショット写真を順に展示してあるだけ)。あとは、人物関係図を貼りだしてあったかな。やっぱり伊東院がすごかったで意見は一致。

   あとは順路に従って「ガッテン!」の豆知識のようなものを見たり、子供の見学者向けのニュース番組を自分で作ってみたり等の体験コーナーは華麗に通過して、大河ドラマなどの撮影で使っているスタジオを見ることのできる覗き窓の廊下へ(今日は撮影はおやすみ)。歴代大河の名場面集などが順番に映し出される画面の前で、延々、この大河の時は幾つだったとか、これは登場人物が好きだったとか、これは2ちゃんの大河スレでは佳作と名高いやら、この女優はちゃんと年を重ねても大河に出続けていて偉いとか語り尽くして、先を急ぐ見学者の皆さんの邪魔をしていました。
   「山河燃ゆ」のクライマックスシーンでは、見ていなかったにしても、だいたいの筋の情報はあったのでもらい泣きしたりして(たしか、太平洋戦争期、日系の兄弟で、兄松本幸四郎、弟西田敏行が敵味方に分かれ、戦場でまみえてしまう! 「撃つな、あれは弟だ」にもう爆泣)
   「絶対血を分けた兄弟に見えないって」
   突っ込みも入れましたけど、そこは当然。
   NHKの歴代子供番組の映像集の前でも、以下同文。
   のっぽさんが20年続いていたのは今考えてもオドロキとか、この体操のお兄さんはこの時点ですでにオジサンだとか、ゆうこおねえさんはしんけんゼミこともちゃれんじでリサイクルされているとかけんたろうお兄さんはもう出られないだろうとか。勝手なことをしゃべり散らして(ごめんなさい)。

   お土産の売店では、大河ドラマ50周年記念で、どーも君がそれぞれの主人公の扮装をした絵柄を缶にプリントしたクッキーが出ていました。「江」ではどーも君が江で、うさじいが赤い鎧を着て長刀を持っていたので茶々であろうと思われ、
   「じゃあこのひょろりとした尼姿のキャラクターがお初ちゃん?」
   「尼としてしかキャラ立ちしてないのか」
   「あとはお菓子を食べ散らかすだけで」
   「嫌すぎる」と言い交わしたりして。
   この3人娘の絵柄はストラップなど他のアイテムにも使われてましたが、あんまり有り難くないなあ。
   絵をつくづく見れば、眼帯をしているからこれは「独眼竜政宗」の年かなと思いきや「風林火山」だったりして、いろいろ差を付けるのに苦労したと思われます。忠臣蔵も3回ほど、太閤記も3回ほどやってるしなあ。中身はヨックモック製で缶はあとあとまで使えるとすれば900円なら買いだったかなあ、ちょっと後悔。

   食堂の方では、今年の大河、「平清盛」にあてこんで、「伊勢の鯖節で出汁を取った清盛ラーメン」が出てました。
   「(パッケージの絵が)イケメンになってますね」とむ影さんはゴキゲンのようですが、お荷物になるからお買い上げにはならなかったもよう。わたしが、送料を節約するのじゃとばかりにアルト・リリエンベルクまで出て買ったお土産やらへうげもの14巻やら逢うなりいろいろお持たせしたものだから(反省しろ)。

   それから、あとあと虎美に自慢するためにネットで検索したらけっこう有名なカフェであったところの適当に入ったお店でソバ粉のガレットのランチを食べ、産まれてはじめてタピオカ入りの飲み物を飲んでたまげ
   「これは食べちゃって良いものなの? ほら、結婚式の潮汁の蛤といっしょで、食べないのが暗黙の了解とかで、
   あの客タピオカくったよ……
   とかあとでお店の人に言われない?」としょうもないことを言って笑われ。
   美味しかったです。なんというか、食感が官能的ですよね。

   受験生の娘はともかく、お兄ちゃんが身なりに構わない話で、
   「トナカイの柄のフリース買ったら着てくれたんだけど、うちじゃあそのフリース、もう『鹿』で通ってて」と言ったら、
   「馬の模様の隣に並んじゃダメよって言わなくちゃ!」って!
   「最悪、その時は馬より前に出るようにって!」×馬鹿 ○鹿馬 ってことーッ!?
   のけぞって笑ってしまいました。

   てなわけで楽しい時間は矢のように過ぎ、試験終わったよというメイルが入った3時ちょっと前に渋谷駅で解散しました。

   とむ影さんまたいらしてね~今度はサクラサイタW祝賀オフしましょう!

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