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2012年9月 8日 (土)

リユースは楽し?

   さっき行きつけのネタサイトで楽しい話を読んだら思いだした話。

   元ネタは、学生さんが、マーブルチョコレートのケースをペンケースにしていたところが、ゼミでそれをおもむろに開こうとしたら、教授がとっても期待した顔になったそうで。ところが開けて出てきたのはまごう事なき筆記具。教授あからさまにガッカリして、周りの学生も笑いを堪える表情になったそうな。

   そう言えば、老舗のお菓子の会社といったら、その昔は和洋どちらもだいたいすてきな箱で、田舎ではお使いものにした後はありがたくペンケースになったり文箱になったりするもんだったと思うんですが。とりあえずうちの実家ではそうでした。
   母は昔、知り合いの洋裁の上手な奥様のうちに「洋裁を習いに行く」という名目で週に1度くらい通ってました。授業料を払っていたかは不明ですが、とくにカリキュラムを組んでいたとかではなく、次は娘にジャンパースカートを縫いたいんです、じゃあそれを、次はわたし冬物のスカートが欲しいのでこのバーゲン布地で、ではそれを、なんてカンジで楽しくお茶とお菓子とおしゃべりを楽しみつつお裁縫してたんじゃないかと。
   鷹揚な奥様で母とは気が合っていた模様。そちらのご主人様が金沢で結構な格式のホテルの料理長をしてたので、そのコネでそのホテルの賄いのおばちゃんとして使って貰ったり(おかげで賄いとはいえホテルレシピの料理がかなりうちにも流入してビックリ)、そのコネでそのホテルでわたしの結婚式をお友だち価格で挙げさせて貰ったり(おい)、やめてレストランを開くと皿洗いのおばちゃんとして使って貰ったり……してました。

   で、出先でお裁縫をするに当たって、どこからかお使いもので貰ったマキシム・ド・パリのクッキーかなんかの入っていたパリー(平板アクセント)の香りのする空き箱にピンクッションやら握りばさみやら糸巻きやらちょこちょこと詰めて持って行っていたという所に話は帰ってきます。テーブルにそれを広げて楽しくお裁縫と会話をしていたと思いねえ。時は平日4時近く、そちらのお宅でもお子様がご帰宅です。わたしより1学年ぐらい上のお兄ちゃん。
   「あ、どうも」と言葉少なに挨拶をしてリヴィングを通り抜けざま、マキシム・ド・パリのクッキーの箱に目を留めた!
   ……お、今日はいいものがおやつに出てる! と思ったか知れませんが、ご機嫌でその箱の蓋を取ったー! 

   入っていたのはピンクッションだったー!

   イトウタダノリ君(仮名)がっかり

   「お兄ちゃん!」
   奥様もう顔真っ赤だったそうです。

   いや。卓上のややくたびれた小箱を見てマキシム・ド・パリのクッキー箱と正しく認識できたのだから、じゅうぶんお坊ちゃんだと思いましたよ。お客様に断りもせず開けたのはともかく。

   やっぱりお菓子の箱のリユースはですかねえ。

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2012年9月 3日 (月)

甘木高校の文芸部がお絵かきも強い件について

   部活動タグ作ろうかしら。

   虎美夕べはあともうちょっとで書き上がるからと部活の宿題の小説を書くためにほぼ徹夜しやがって、本日は
   「ごめんマジ起きれない」と9時半に大名登校しやがりました。文芸部の分際でら抜き表現はいかがなものか。
   それでも部活にはちゃんと出て、猫と女の子が家族として一緒に成長していく小説を先生に提出してきた模様。
   そして、みんなの夏の成果を先生がいろいろ吟味のあと個別に呼んで指導する間の待ち時間に、
   「しりとりやろう、うるさくしないように絵しりとり!」と、虎美提案でみんなで絵しりとりをしたそうな。
   「じゃああたしから」
   「早乙女、それはうなぎじゃあない、うなぎはもっと厚みがあるべきだ」と根津君。
   そのあとは、
   「きのこ、ココナッツ、つる、ルビー(の指輪)、(魚の)干物、海苔、理科、化石、煙管、ルーレット、時計、椅子、西瓜、カマキリ、リンゴ、ゴミ、耳たぶ、フカヒレ、列島、梅干し、島、豆、メイル、ルアー、汗、洗濯機、金閣寺、時差、坂、影、月光、臼、寿司、鹿、亀、目玉、枡、雀、メス、水泳、芋、モノレール、ルーフ、プリンアラモード、土管工、兎、錐」

   さすが美術選択者もいろいろいるという文芸部、2センチ四方くらいの絵でも力作が多かったです。あ、化石はアンモナイトでした。洗濯機は昔ながらの奥にダイヤルがあるレヴェル。あ、でも蓋は二つ折りでした、さすが平成生まれ。金閣寺はちゃんと手前に池がありました。

   「みんなの絵の巧さを1割分けて貰えば人並みと痛感した」という虎美は
   「よくストッパーになった」とのこと。
   「えーなにわかんない!」という絵を多数描いて皆を固まらせたらしいです。

   「これは……モノレール?」
   「そう!」
   懸垂式のモノレールなんてどこで見たんだろうと思ったら、
   「うちに、昔あったプラレールのせいであたしにとってモノレールとはぶら下がるやつ
   嗚呼、あんまり首都圏に来たらモノレール乗らないから。

   「ヒサのやつがこの窓の中にキスするカップル書きやがって、それをみくに見られておまえなにやってんのって言われて!」
   「だからここは黒ベタに塗りつぶされているのか」
   ほんとに乙女なんだから!

   「これは『か』ではじまる…… 『下半身』か? 『ん』がついてしまう、『下腹部』? それにしては手が短い……」
   ブーメランの半分が塗りつぶされたような絵ですが……一応腕のようなものは付いている……?
   「みんなこれで判ってくれたもん!」
   「影か!?」

   たしかに虎美の画力は残念……。

   鹿の角のありえない立体感とか憧れさえ漂ってきそうなプリンアラモードの出来とか。さすが芸術の強い甘木高校と思いましたけれど。

   「そしてスーパーマリオの横にjobで『土管工』? 『配管工』だろうよ彼は!」
   「えー根津君はなんか別の概念言ってたよ『土管士』?」
   なんていうんでしょうねそれ。チャチャッ チャッチャラッ チャッ♪

   そして、
   「ドで始まるなら……ド・ベルジュラックとかド・ギースとかフランスの貴族を出せばよいのだ、適当に偉そうなオッサンを描いてヒゲを付ける」あ、シャルル・ド・ゴールもあるじゃん! あの帽子……平成生まれにはわからんか。
   「おかーさんそんなの無理!」
   いっしょになって虎美の(ほぼ唯一のお兄ちゃんが突っ込める弱点なので)絵のひどさについてギャアギャア言っていた豹太が悲鳴。
   「わからんか? じゃあジル・ド・レイでド・レイ」
   「おかあさんド・レはだめでしょ、名前になってない」
   「フランスの名字のドは貴族のシルシだ」
   「だめだって、ド、ド、ほらロシアの」
   「「ドストエフスキー?」」そこは母子同時に。
   「……暗記科目なんか嫌いだ」
   理系のおにいちゃんは泣きながら去っていきました。いや、ドストエフスキーは暗記の項目なんだろうか……おかあさん罪と罰結局読んでませんがな(それで国文科卒と言えるのか!?)

   いや、芥川とか夏目とかならまだしもドストエフスキーのそれと判る肖像をそらで描くのは大変だろう……。どんな顔、してましたっけ?


 

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