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2012年8月24日 (金)

三菱銀行に山羊を捧げる

   今は別の銀行口座を給与振込みに使っておりますが、まいちゃん@女子大生が初めて持った都市銀行の口座って、三菱銀行だったんじゃないかしら。

   それは、大学1年生の夏、アルバイトを始めるので、バイト代を振り込んで貰う口座を作ったのでした。大学の寮のあった板橋区○山、そこの商店街の中に、三菱銀行があったんです。大学一年の夏休み、誰も寮に残っていない孤独な8月の2週間の成果が、無事秋に振り込まれて、三菱銀行さんとのお付き合いが始まりました。当然、当時どこの都市銀行でも始まったキャラクター通帳、三菱はミッキーマウスの通帳で。昭和の頃の銀行の景品としてポピュラーだったミニーちゃんのプラスティックの貯金箱、もらいました。しばらく貯金に使ってたんじゃないかな。寮の自分の机の上に飾っておいて。

   そして、頑張って定期預金なんかも作って、自動積み立てなんかもやったりして、そういうふうに銀行とお付き合いが深まると、勧誘されるんですね。
   「マイカードをお作りになると、自動的にカードローンのご融資が受けられます」って。
   その頃はバブルでしたから、もう、銀行は隙を見つけてはお客にお金を借りさせようとしてました。こっちはがんばってアルバイトをしてましたから、借りるほどじゃあないけど、卒業して独り暮らしをしたときに何かあったら大変だから、と用心のために申し込んで、やっぱり独り暮らしでピンチな時にかなり頼ってました。今通帳見直しても、「8月分ご返済」「9月分のご返済」「臨時のご返済」……使ってない月ないじゃん(冷や汗)。
   お嫁に来てからは、旦那様から貰う生活費でなんとかするようになり、だいたい、自分に収入がないのにこんなところから借りてどうする、とマイカードは封印して十余年……。

   結婚して仙台に引っ越すときに、その他に持ってた通帳は、給与振込み(そこから払ってた保険会社の口座引き落としが付いてた)の通帳だけを残してみんな解約しちゃったのですが、三菱は流石にない街はなかろうと思って残して。そんなこと言ったら第一勧銀のない街もないけどね。宝くじはどこで売ってるというんだよ。

   そしたらそこと合併しちゃって。どうよ。まあ、三菱も定期預金はみんな解約して、もう片方の方の通帳だけを使ってましたが。
   先月ピンチだったので久し振りに出してきて使っちゃいました。定期を解約したから使えなくなっちゃってるかなーと思って、ダメ元で操作してみたら、出てくる! ありがたく2万円借りちゃいました。

   そして、お金が入ったこの水曜日(バイトはお休み)に返済にのこのこ出かけてみたのですが。

   ATMで「臨時のご返済」を選んでカードを入れると、ちゃんと手続きはできて、「あと利息105円ね」と表示と取引票が出て、じゃあ、久し振りに通帳記入しようか、ともう黄色くなったようなミニーマウスちゃんの通帳を入れると……
   「お取り扱い店にご照会下さい」って!

   もう2時半回ってましたが、番号札を取って窓口に並びました(ちゃんと奥の方のソファ、わりと空いていて1人でひとつ使えました)。

   20日過ぎてますし。ATMも混んでましたから。結構待たされて、周りにはおねえさんがいちいち跪いて、
   「本日はお待たせいたしております。お振り込みや納税の御用でお待ちでしょうか?」と確認して回ってます。これは閉店時間の3時を回るという前振りのようです。こちらもメイルチェックなんぞしながら余裕を繕って待ちます。
   「ごめんなさい、10年ぶりで通帳記入をしてみたら、窓口で相談してって言われたの」なんてとぼけてみせて。

   ようやっと呼ばれると、もう3時半でした。
   「この口座は本部移管されております。このままですと僅かに残っておりましたお利子を引き落とすための処理が来月走ってしまって、お客様がお引き落としできなかったという記録が残ってしまいます。ただちに口座復活のお手続きをなさっていただきませんと」
   ……それじゃあなんでマイカードで借り入れできたんだよ。口座の死んでる客に金貸して回収できなかったらどうするんだ、どういうチェックしてるんだ東京三菱UFJ、ぶったるんでるな(貸して貰っておいてなんだ!)じゃあわざわざ返さなければ良かったのでは……こっちも、もしかしたら口座死んでて、翌月に返済の処理ができないとヤバイと思ってわざわざ「臨時のご返済」の処理を選択したというのに。
   「……ハンコお持ちでしたらすぐお手続きにかかりますけど?」というので、
   「認めだけど、ダメ元で」と、お化粧ポーチに入れて持ち歩いている印鑑ケースを出しますと、巧い具合にこれだったらしく。
   「印鑑が一致しました!」といって、口座復活手続き依頼書を持ってきてくれました。
   「身分をご確認できるものをお持ちでしょうか?」
   「運転免許証があるわよ。過去の全部持ってるから引っ越し履歴もバッチリ!」
   窓口のおねえさん少し笑って、
   「それは結構でございます」
   ああ、住所変更まめにしといてよかった。

   待たされている間、旦那様に
   「三菱の口座が使わなかったから凍結されてました。復活の儀式を行うと言って足止めを喰らってます。もうシャッターも閉まって人質状態! 山羊を捧げないといけないかも!?」と洒落でメイルを送ったら、旦那様パニくってしまって、
   「意味が解らない!? 山羊ってなに!? どうすればいいの!?」って、うっかりバッグの底に入っちゃって着信音が聞こえなくて取れなかったらお家にまで電話を掛けたらしく、あとで虎美から、
   「おとうさんがパニくってる! おかあさんが人質になってるって! 山羊ってどういうこと!?」とメイル来てました。いやほら、復活の儀式って言ってみたらなんか伝奇小説みたいなノリで、生贄がいるなーとか妄想がほとばしっちゃってさ……。

   復活依頼書書いたらすぐに無罪放免してくれました。あ、通帳とカードは「○山支店に送ります」って取り上げられましたけどね。ああ、今週流石高校野球部ママの打ち上げあるんだ、マイカードで軍資金借りようと思ってたのにどうしよう……。
   なるたけ早く返してください。そして、あと何十万限度額あるか教えてください(豹太の受験でこの冬はお金が要るんだってば!)。そして、……三和銀行の方の通帳とどっちかに絞らなくちゃならないならはやめに教えて(これを言われるのが嫌でこの通帳は封印してたの!)。

   そのためにはやっぱり三菱銀行に山羊(定期預金)を捧げなくてはならないでしょうかねえ。

   あとでお電話がかかって、旦那様にこれこれこうと事情を説明したら、
   「返済しなければ良かったのに。振込み票が来るまで入金しちゃダメだよ」って言われて、逆にむっときてしまいました。そこはちゃんちゃんと返すから信頼がついていっぱい貸して貰えるんじゃないの……(ブチブチ)。バブルの頃にマジメに稼いでお金を積み立てておいたおかげじゃない。

   ああほんと、自転車操業って辛いわあ。

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2012年8月22日 (水)

みどりのおやゆび 我が目を疑う篇

   イーヴィヒベルクの浅茅が宿と化している早乙女家ですが、この夏、おかあさんは奮起して豹太に申しました。
   「部活も止めて暇なら草むしりをするがよい。三千円支給するから、農業高校に行った彼でもいつもお世話になっているパシモンの彼……草野君? でも呼ぶがよい」

   それが今日だったので、おかあさん昨日からアイスを調達する、バイトの虎美と同じ高校の安田君(仮名)に、高校生受けする飲物を聞いて各種買いそろえる、顔ふきタオルを玄関先に用意すると準備万端、そして、ややこしい銀行との交渉に出かけたのですが。

   ポルナレフコピペは皆さんご存知と思うのでイメージだけそれでいってください。
   注:「ポルナレフコピペ」とは、ジョジョ3部のクライマックスで、脇役ポルナレフが敵のボスDIOに出会い、仲間に入れと勧誘を受けるシーンの名台詞をコピーして、各場面に合わせて用いるお遊びです。
   要は、「信じられないものを見た、訳分かんないぜ!

   やや隅っこの方忍耐の限界だったのねという仕上がりながらうちのお庭はきれいになってました。そして、角を曲がってうちの玄関先を見たら、数人の男女が歓談していて。

   

!?

   そう、流石高校の指定ジャージをお召しの可愛らしいお嬢さんが!

   虎美と楽しくジュース飲みながら談笑していたではありませんか!?
   「おかーさんこの先輩とっても話が合う♪」
   おまえと話があってどうする!?

   豹太が女の子連れてくるなんて!

   というわけでおかあさんはすぐパソコンに飛びついて打っていたのですが、今帰ってきた虎美が、
   「草野くんの彼女めっちゃ楽しいひとだったー!」って。

   草野君の彼女だったんかい。

   ああ、おかあさんたら早とちり。ばんざーい、ナシよ。

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新米入荷してます!

   梅雨の頃九州の方が雨が大変だったときから大丈夫かと思ってたんですが、そう思うとやっぱり今年は新米遅かったですかね? 例年7月最終週には「宮崎米の新米!」とかいって旗幟が立っていて目を疑ってたと思うんですが、ええもう仙台にいた頃から。
   今年はちょ~っと遅れて8月第1週だったと思います。
   特売の目玉にしたところがうっかり「宮城県産」って誤植されてて、訂正チラシがそこら中に貼ってありました。いや、8月中から宮城産新米は無理だって。

   それでも特売の目玉は必要だし、新米出るまえに去年のお米は売り切ってしまわなきゃだしで、毎週特売にいろんな所のお米は出てました。豪州米って、メイド・イン・オーストレィリアのお米が出てたときにはビックリしましたけど。いや、漢字で書いても外国産だし。誰が買うんだと思ってて、まあわたしの知らない間に少しは売れてたみたいだけど、自分のレジに来たときには、一体どんなひとが……と思ってまじまじお客様の顔を見たら、この辺にも少しはいらっしゃるコーカソイドのひとでした。そうか、外国人なら抵抗ないか(漢字が読めないだけだったりして)。

   豪州米には負けるけど群を抜いて安かったのが「てんこもり」というブランドで、きいたことない。産地は富山でした。まあそうだな、新潟以北しかブランド米作っちゃならんということもないしな。富山県農林試験場頑張ったんだなきっと。
   「新しいのはわかんないからやめとく」と仰るお客様やっぱりいらっしゃいました。やっぱりコシヒカリは強いです。あきたこまちはなんとか定着、うちは山形にパイプがあるみたいで、スイカやらサクランボやら毎年いいのがいっぱい入りますが、はえぬきはもちろん、新作の「つや姫」も特売の目玉になってきています。
   それで、まだまだ新しい「てんこもり」、
   「どうよ?」とあるお客様がお尋ねになったので、
   「お試しですからお安くなってますけど、5年も経ったらすっごいブランドになってますよ!」とお答えしときました。自分でも買ってみましたが、……時期的なものかな、やや固かったです。以降は「お水多めで」、と一言添えるようにしました。

   そして、地味にセールスポイントなんですが、当リーリエ・マートは自家製米なんですよね。お客様がなにかを探してウロウロしておられて、
   「ないの?」ってお尋ねになるときは、だいたい米ぬかをお探しです。精米して出たイキのいい米ぬかを、ちょっと印刷したヴィニルの袋に1キロ……もないかな、持ったら軽かったです、ぐらいずつの小分けにしてお分けしているようです。大手が出してるような、カラー印刷の「ぬか漬け用ぬか」もお取り扱いありますが、鮮度が良いからリーリエぬかの方がいいみたい。でも、売れ行きに従って本部の精米所で精米したりしなかったりなのでいつ入るか判らないと。

   その日もお客様4袋もお求めで。家庭的なカンジの大奥様だったので、ああ、もうシーズンだから胡瓜でも漬けるのかなと思ってたら、
   「これ、家庭菜園のなすの根本に撒くのよ!」って。
   「はああ! そのような用途が!?」
   次の大奥様も、3つもお求めだけど、念のため、
   「やっぱりこれは豪邸を磨くためにお使いになるのですか?」なんてぼけてみたりして。 
   「まっさか(笑)!」
   「じゃあ珠の肌を磨かれる?」
   「いやーね(大笑)」
   「ぬか漬けをするのよ」って、胡瓜もお茄子もお求めでした。
   「お客様のような(エレガントな)お方でもなさるんですか!?」
   「ええもう」と、得意げなこと。
   「やっぱり買ったものとは違います?」
   「それはそうよ」とのことでした。
   まあ、今まで漬かってましたよって雰囲気のぬかの付いたお漬物も売ってますけどね、当店。
   じゃあやっぱり活きのイイぬかはお役に立ってるんでしょうか。
   ……竹の子の季節にはぬかも付けないで掘りたて竹の子売ってて気が利かない! って思ってましたけどね(仙台の地元の八木高商店は付いてた)。 

   細かいところで個性をだしてお客様にご奉仕するリーリエ・マートでした。 

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2012年8月19日 (日)

おみやげな~に?

   虎美も無事帰ってきまして、つづら(つづらちゃう!)を開けてご自宅用おみやげを出してくれましたが。

   「金沢望郷歌

   これは最近の金沢の一押しお土産だそうで。老舗の「洋菓子のボストン」が開発した、石川県コシヒカリ粉100%に加賀野菜を入れたスティック状のパウンドケーキであります。鉛筆2本分くらいに作ってあって個別包装なので食べやすいです。お味は……パウンドケーキにしては甘みも油分もあっさりめに作ってあるのでおかあさんには物足りませんが、今時のお茶菓子としてはこんなもんでしょう(要するにおかあさんは狂喜乱舞するほどとも思っていない)。

   虎美は気に入っているので、去年あたり? こんな物が出たのだけれどと早乙女おかあさんに貰ってから、お土産はこればっか持ってきやがります。昨日も、早速4,5本も持ってお友だちのうちに遊びに行ってました。

   「石川土産といえば松井サブレだろうが! とむ影さんにそろそろ本をお返ししなくちゃいけないのになぜ買ってこなかった!」
   「ごめ~ん忘れてた」
   「石川」土産というところがミソで。メジャーリーガー松井秀喜選手の地元は県下根上(ねあがり)町、平成の合併で能美市になったそうです、今調べた。金沢じゃないんだな。だから、金沢駅でも、駅ビルの華麗な商店街には入れて貰えず、駅コンコースの売店で(それでも広いスペースを取ってる)買うしかないのですが、虎美ったら金沢望郷歌しか眼中になかったらしく……。
   「もしかして、それだけ松井選手が影響力を失っているってこと?」
   「さあ?」
   松井選手引退して松井サブレがなくなったらゆつぼ本舗(サブレ製造元)潰れちゃう!?
   「そりゃ引退できんわ……」

   松井選手関係なくても(失敬!)あれはおいしいですから、パッケージと金型変えて石川県南部土産として生き残ってください! 小松空港限定の空スィートにでもなって!!

   そして、今は亡きひいおばあちゃんが遊びに行くたびに仔猫時代のうちの兄妹に食べさせてくれていた柴舟小出の「三作せんべい」(憶えていたんだな、しみじみ)が、柴舟小出社から大量に直接配送されてきました。学校に持ってくお土産はこれにしたようです。しかし、配送伝票には、「柴舟」も。
   「ああ、これは××先生に嫌がらせ
   「柴舟」は昔からあるある程度金沢土産としては有名なお菓子ですが、固めに焼いたおせんべい(米ではない。感覚としては瓦せんべいに近い)にジンジャー・アイシングを塗っていて……ショウガ辛いです。ハッキリ言うと人を選ぶお菓子です。わたしは積極的に食べたくないです。でも今ショウガ流行ってるから、かえって受けるかもしれないけどね。
   でも、みんなに嫌われてる先生だから嫌がらせにこういう品をわざわざ買ってお土産といって差し上げるという底意地の悪いことをできる虎美の根性にわたしは戦慄しました。そんでもってたぶん、ここで買ったお土産はおばあちゃんが出してるんだよな、金。

   ……親として膝詰めで説教すべきでしょうか。悩ましくってよ。

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