« 2012年7月15日 - 2012年7月21日 | トップページ | 2012年7月29日 - 2012年8月4日 »

2012年7月26日 (木)

コミックは紙で読むか電子機器で読むか?

   結局「すもうねこ」はツイッターの方を毎日見に行っているのですが、もう555話を超えていることだし、いくらただで見られるといっても限度があろうと2巻に相当する「もふりより」まで買って見たんですが。848円。さすがに3大出版社の少年漫画のコミックスと同レヴェルのお値段とは行きませんな。
   それも、マイナーな出版社で、いきつけのノイエ・リリエンベルクの有隣堂書店にお取り扱いがないようなので、注文どうしようかと思ってたら、お金の振込みに行った2丁下のローソンで、レジの裏が電光掲示板になっていろいろ情報を流しておるのをぼーっと見ていたら、ローソンでも書籍の取り寄せもやっているらしく。ローソンの情報端末ロッピーは、その昔ポケモンの限定VTRを注文したときに使って一応抵抗無かったので、ものは試しと操作してみました。
   「すもうねこ」で検索して、ちゃんと「すもうねこ」と「すもうねこ もふりより」が検出できて。ちょっと失敗して調べ直したりもしましたが、慌てず騒がずちゃんと発注することができました。
   登録のメイルアドレスと電話番号を再入力して注文確定、お控えがにょろりと出たのを忘れずにとってうちへ帰りました。
   表示のあった「お届け予定日」……たしか、金曜でしたから20日、予定日は24日となってました。24日の朝にメイルチェックをすると、お引き取りできますと案内が来ていて、この番号をロッピーに入れると引換券が出るので、レジに持って行っていくださいのこと。あわててメモりましたが、気の利いた人はこの文面をプリントアウトしたり、携帯でメイルを受けてその携帯をそのまま肌身離さず持っていてロッピーも見ながら操作するんだろうなと思いましたです。
   ロッピーで、「番号をお持ちの方」という画面から入ってメモってきた番号を入れ、登録した承認番号とかを入れて確認のあと、引換券がにょろりと以下同文したのでこれを持って、ついでにポテトチップなど買ってレジへ行きますと、店員さん多少狼狽えつつ奥へ引っ込んで、エアパッキンで強化した封筒に入った商品を持ってきてくれました。この辺は、昔利用していたセブンイレブンの本屋さんと変らないです。

   ネットで通信料以外無料で見られるものをお金を出して買って読むというのはどうなのよと悩みつつ、それでも、いいと思うものに対価を払うのはオトナとして当然と思って買いました。本になっていれば、家族に見せて団欒の足しになり、お友だちに貸して布教もできる、就寝前のひととき寝っ転がって読むこともできるということで。……でもネットだと天然色なのに、単行本だとカラーは巻頭数ページなのよね。
   あとは、やっぱりまだ単行本にまとめるということが、この時代でもそれなりの評価になっているのだなと思ったりして。昔「鉄棒する漱石……」とかいう文豪達のスポーツエピソードをあつめたネットのコラムが本になったのを買ったときにも思ったような。このネットの時代でも、やっぱり作者や編集者は紙に出したいものなのだなあと。というわけでやっぱこの国では電子書籍は過半数を超えることは無かろうというのがわたしの判断です。

  なんてことを言ってたら虎美も、「ピクシヴで人気のオリジナル描きさんの短編集が出てたから買った」って、650円ほどの単行本を持ってきました。もとがピクシヴで発表した作品なのでやっぱりコマ割りとかがシンプル。素人くさい絵ですが、それはそれで味があるというか……イマドキの、ネットとかを使いこなしてるけど、人とのコミュニケーションの取り方がうまくない、繊細な少年少女をうまく描いていました。あとで自分でピクシヴに入って確かめてみたら、たしかに同じ話が公開されてました。出版化にあたって少し綺麗にした云々あとがきに書いてありましたが。……でも買って読みたいと虎美も思ったのなら、それはそれでよかったんでしょう。
   やっぱりそこは、お金を出す値があると思って出版社も話を持ちかけるんだろうな。

   ということで、お金を出して、紙に出力された漫画を買って読むという感覚がまだあるということを痛感しました。

   ところが。
   はまっております電子書籍Rentaの原稿供給源は、売れ行きの鈍った既刊なんですなあ。奥付とか見ると、2005年初版とか書いてありますし。もっと古いのもある、最近は、白泉社のコミックが参入、とかいって、「ガラスの仮面」が1話から見られるとか案内が出てました。ああいう大河はおいとく場所も大変だから、今から揃えるならそりゃ電子書籍だな。昨日お安いんで試してみた本宮ひろしの青年コミックなんか、奥付さえなかったもんな、まああのひともそんなに絵柄変わらないからここ10年くらいの作品であろうと推量。例によって初期アイディアだけで突っ走ったな、という感じの短編で、個々のエピソードは面白かったですけどね。
   この前は、「マダム・ジョーカー」の最新刊が出ていて驚倒。うっかりしていて買い漏らしたんだけど、ここまで現物で揃えたんだから注文してでも現物を買うべきか、ネットで借りられる、あとで永久レンタルに切り替えも化なら手っ取り早く借りちゃうべきかとすっごく悩んでまだ借りてないんだけど、そういう、書店での回転が速くて忘れられてるけど消え去るにはもったいない作品のリサイクルとしては電子書籍はうまい手段だよなあとも思っていて。

   

じゃあ、これから先コミックというのはどういう流れになるというのでしょう?

   古き良き時代

   大手雑誌で連載 → 単行本化 (→ 愛蔵本化 ・ 文庫化)

   ちょっと昔、バブル以降

   マイナー雑誌で連載 → 単行本化  : 判型が大きく、単価が高い

   ああそうそう、その頃、コンヴィニ本ってのが出ましたよね。

   大手雑誌で連載 → 単行本化 (著作権切れ?) → コンヴィニ本化

   現在以降

   ネット連載 → 単行本化

   雑誌連載 → 単行本化 → 電子化 ネットレンタルへ

   出版メディアがたすきがけになってもう。読む方の便宜を図っているんだか、コンテンツを無駄なく使っているんだか。次にはナニが来るのかちょっと楽しみなような不安なような。ピクシヴやお絵かき掲示板、テブロ、うごメモなどのメディアなんかを見るに、1億総漫画家的にもなってきているようなので。いやー時代は日々変っておりますな。

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2012年7月25日 (水)

一枚の紙切れで ― 信賞必罰な話 ―

   またしてもそこら辺で拾った話。

   とある田舎のおばかちゃん&やんちゃな高校の生徒が、ある日道で苦しんでいるおばあちゃんを介抱したそうで。少年(女?)名も告げず立ち去ったんだけども、そこはおばあちゃん命の恩人だから、恐るべき執念で覚えてた制服を頼りに学校を探し当てて、
   「おたくの生徒さんに命を救われて!」とやったらしいですね。
   話は大袈裟になって、とうとう市長から感謝状が学校宛に届いたとか。

   もう町はその話で持ちきり、今度はその学校の生徒も近辺で悪いことはできなくなっちゃって、……数年後には見事な中堅校になっちゃったとか。

   これですよ! 荒れてる学校を立ち直らせるには、何回教師を講習会に行かせるより、スクールカウンセラー投入するより、たった一枚の表彰状があればいい。見ているよ、良いことをしたら、ちゃんと認めますよという姿勢を見せる。役所が、教育委員会がやるべきなのはこれでしょ? この市長さんは、紙一枚でこの学校の、ええと40人学級で5クラス、これが10年として2000人の名誉と未来を救ったんです。
   「ああ、(悪名高い)あそこね」と言われるのと、
   「ああ、あの! 意外といいコがいるというあそこね」と言われるのでは、積極的に悪い子をするわけでもない多数の子の心持ちが違いますよね。心理学で言うとハーロー効果? なんだ、名前がつくほど昔から認識されてたんじゃん。でもそれが実際にはできないのが人間か……おかあさん勇んで編集欄開けたのにしょぼんってなっちゃったわ。

   でもまあ、ここはおばあちゃまが義理堅かったのが全てのはじまりと言うことで。
   我と思わん老婦人、老紳士は町へ出て良いことをした青少年をどんどん褒めよう! いえそこは中年や熟年でもいいんだけどさ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月24日 (火)

「花は咲く」 東北縁のみなさま

   朝はNHKがつけっぱです。「おはよう日本」の渉ちゃんこと阿部アナから始まって(震災以降自粛されていた番組最後のお見送りコール「お元気でッ!」が復活したのは嬉しかった!)、朝ドラはどれも公平に流し見、朝イチはイノハラ氏が意外にうまく朝のワイドショウを仕切っておるなと感心していたり。
   以降空白の時間が多少あって、11時前後には、震災を忘れないための短い番組があるんですよね。これも毎度手を止めて見入っていたり。
   そして流れる、震災復興応援の企画ソング。

   「花は咲く

   いい曲じゃないですか。

   中村雅俊の歌い出しに、さとう宗幸が続けて。

   「だーれかのーえがおーがみえる」というイマドキのフレージングはちょっとずっこけますが。

   たゆたうようなきれいなメロディライン、でもやっぱりイマドキのエッセンス入りで。

   「花は 花は 花は咲く」というサビは、達者なもんだと思ってたらやっぱ千昌夫で、最後西田敏行で締めるのはやっぱ政治的なもんですか(政治ちゃう)。でも震災応援で目だって頑張ってたのは西田敏行だったよね。次の選挙に西田敏行出たら小沢一郎なんかよりよっぽど票入れたいよ。でも、ホントに出たら幻滅すると思うけど。

   1人1人ガーベラを持ってただまっすぐ歌う映像も好ましくて、CD買ったら復興応援になるというので買っちゃいました。毎日NHKで聞けるし、ユーチューブでも流れてるんだけど。そこは、オトナとしてちゃんとまっとうに経済に寄与する方向で鑑賞しますよと。

   ライナーには歌ってるメンバーと順番がちゃんと載ってると期待したんで(恥ずかしながら顔と歌声だけで解らないひともいるということ)。

   CDのパッケージ、外から見える面には、ダレダレが歌っているという情報はありませんでした。その辺良心的。
   中のライナーは、厚紙を3つ折りにしただけで、内側の面に、歌詞フレーズごとにつき、誰が歌を担当したかを書いてあるだけで、あと、あれ、鈴木京香映ってなかったっけ? と隅々確かめると、コーラスだけ参加の参加者が、参加ミュージシャンのページに「花は咲くプロジェクト」五十音順・敬称略で記されていました。……そんなヘタなの? 鈴木京香。マギー審司でさえ歌ってるのに?

   仙台にいた頃からご当地芸能人として知っていた中村雅俊や杜けあきや森久美子だけじゃなく、スポーツ選手として荒川静香(出身は名古屋の方)、本田武史(メダルには恵まれなかったけど4回転時代の幕開けスケーター!)だけじゃなく、由規(ヤクルトの佐藤由規)が出ていた、しかも2フレーズも歌ってた! のにびっくり。
   そりゃーまーくんは実家大阪、ガッコはコマトマのコだもんなあ、今は楽天のエースだけど。ダルだって、高校は仙台だけど実家神戸(?)だし、ジュンナマ仙台のピッチャーは由規だ、うん。……知名度落ちる(と思う)けど。それより、生まれは違うけど縁がある、でさとう宗幸(「青葉城恋歌」。今はローカル情報番組を持ってるご当地スター。オーサカでいうやしきたかじんみたいなもんだ)から、

   

野村克也氏まで出ていたのが凄いと思って。

   だってあのひと京都の出じゃん。

   楽天の監督だっただけで。

   楽天時代だって、仙台に引っ越してきてまではなかったかも(=住んだことはない)だし。
   でもまあ、2位にしてくれたし、個人的には慕ってますけど。
   東北が大変! なにかしよう! で声が掛かった、引き受けてくれた、というからには、ご本人様も縁を感じておられるということだし。わたしは嬉しかったですよ。また、担当のフレーズが、

   「わたしはなにを残しただろう

   で、いつもテーマにしておられる、「財を残すは下、仕事を残すは中、人を残すを上とする。」と対応しているようで、しみじみしてしまいます。楽天の監督だった数年で(3年? 4年?)、それだけの親しみ、実績というか「仕事」を残されたのだとここで示されたわけです。楽天の関係者やファンを恩知らずと面白くない思いもしておられましょうが、これで少しはお心を安らげていただけたらと思いました。

   そんで、トップが中村雅俊なのは、知名度もさることながら、……出身はあの女川だったのでした。それは、トップに立つ資格あるなと思いました。資格ってなんや。ああほんと、こういうCDこそひとり100枚買うべきでしょう。いや買えんけど。一枚だけでも、買ってよかった。

   忘れてないよ。思ってるよ。頑張らなくて良いから、悪い方に思い詰めないでね。いつか、きっと笑えるようになってください。こちらも、ささやかですが、できることをさせてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月22日 (日)

「ローマ法王に米を食べさせた男」 ― 頭を使ってみましたが、なにか? ―

   ふっと書店で手にとって読み始めたら、うるっと来ちゃって、これは買ってうちで読もう、とお買い上げ。ところがうちに帰って、
   「虎美や! これを夏休みの課題図書にするがよい!」と声を掛けると、
   「ああ、……これ? うちの図書館に入ってた」
   あうん! 甘木高校図書館隅に置けないッ!

   石川県羽咋(はくい)市っていうと、能登半島付け根、石川県全体だとウェストの辺りで、金沢よりちょっと北です。能登一の宮氣多大社があって、ええと、なんやしらん、古文書にUFOみたいなものが記されていたとかいって、町おこしブームの時に「UFOの町!」つってUFO博物館みたいのを建てて頑張ってたところという認識があります。そりゃ石川県人だから。

   恥ずかしいコトするなあとか思ってたんですが、そういうの、仕掛けた公務員さんがいたんですね。近頃は、おいしいそこのお米をアピールすべくローマ法皇ゲイカにお米を献上して召し上がっていただいたとかで、また話題になっている。なんで天皇陛下に行かないのよと思ったら、行った、がしかしやっぱいろいろしがらんでいたようで「なかったことに」されたらしい。ほら、陛下はひいき力士も仰せになれないらしいから。

   どんなひとなんだろうと思ってパラパラしたら、……結構 問 題 児 だったみたいで。

   頭いいよこのひと。初っぱなから自分が上司に睨まれて、農業ナントカ科に飛ばしてやる! と恫喝される所から始まってました。おいおい、ナントカ科の方に失礼だろうって、市役所の認識はそんなもんだったらしいですな。腐っとる。とりあえず、掴みはオッケー。

   その、宇宙関連の日本初の博物館、「コスモアイル羽咋」立ち上げも、お金がないから代理店とかを通さずにどんどん体当たりでファクスを送ったり手紙を出したり、
   「香港だって100年借りたじゃん、ここは広い心でうちに100年貸してよ」ってNASAに交渉したりして、本物のロケットや帰還カプセルなど、博物館として恥ずかしくないレヴェルの陳列品をかき集めたようです。
   いやー流石です。おれたちにできないことをやってのける! そこにしびれる憧れるッ!

   ありがちな田舎の公務員さんが熱い想いと努力と善良な心で周囲の人達を動かしてナントカするジャンプ漫画みたいなノリをまるっきり外される展開に、ぐいぐい引き寄せられました。

   この高野誠鮮さんは、ジャンプキャラなら「アイシールド21」のヒルマです。敵を知り、自分を知り、現有勢力からできることを考えて考えて、一点突破で道をこじ開けるんですねえ。放送作家とかしながら東京にいたとか書いてありましたから、学生時代はいい遊び方をしたんでしょうねえ。

   農村を活性化されるために、どうかお願いします、と這いつくばって努力、努力でもってくんじゃなくて、
   「えーっ、あんた達がイヤなら泊めてやらなくて良いです、若いんだからナントカするでしょ」
   「売って欲しいならこうしてよ」と、ひとの心を読んでずるがしこく立ち回って、思う結果に持っていくところがもう爽快! いやちょっと、ちょーっとハラハラもしたかな。

   いやーこの時代に結果を出すには努力と善意だけじゃあやっぱダメなのねー。アタマだ。

   でも、昔ながらの烏帽子親制度をうまく利用して農村留学制度を作っちゃって、
   「酒の飲める女子大生を寄越してください」って言ったのには参った。男だと、オスだから、受け入れ家庭のじいちゃんもケンカをしたらつい張り合ってしまうけど、女だと、「娘がいうんだからしょうがない」ってなるって……すごいわ。あとはやっぱ、スケベ心もあるでしょ、そこは。書いてなかったけど。色っぽいことは考えてなくても、やっぱ東京の女子大生って聞くとわくわくしちゃうよね。
   宴会で毎晩盛り上がっても、翌朝ちゃんと長靴はいて畑に出てくれた女子大生ちゃんのおかげだよなあ。ついには帰るのがいやで泣いたとか、ああ、おかあさん最近こういうの弱いんだ、ここでお買い上げ決定したんだよなあ。

   悪魔のようなひとが、奇跡を起こしてる。ならおばかな一般人は、うまく転がされてろってことですかね?  いや、一緒に踊ろう。それならなんとかなりそうだ。

   あと、農家の人達の台詞が地元の方言で、ふりがなが振ってあるのがとっても懐かしくて和みました。ほんとあの辺のひとなら言いそうな言葉遣いで。いやーふりがな無くても心で理解できたわー。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

わんこ系男子

   それで高校野球篇補遺。

   「あらー延長12回までやってもろて、キノドクな。吹奏楽部のみんなには残業代だしちゃらんなん」
   ……「してやる」をつづめて「しちゃる」というのは金沢弁のええと下々の方の言葉です(がっです・おう゛・あんふぉーちゅんの隠岐の海たん篇参照)。キノドクというのはこちらが申し訳ない、もったいないという感謝の言葉です。おかあさんは「マイ・フェア・レディ」のイライザちゃんのように、競技場に行くと化けの皮剥がれる系で、金沢弁でやじり倒します。
   「こいつも引きずり下ろせー!」
   「バッター振らんでええよー! 立っとるだけで1塁いけるよー!」
   「だめやんそんな早早に打ち上げたら! もっとカウント稼いで味方のピッチ休ましちゃりー!」(バンクウルシュプルングの2番手ピッチャーは荒れ球系でした)
   ……大丈夫意味解ってる人いないから。
   毎年部長先生からは、夏の大会の壮行会のスピーチの時に
   「ヤジは慎むようにと高野連から言われています」と意味ありげな視線をもらってます。

   それはおいといて。
   3回戦の熱闘のあと、自分たちはニシゴーリさんにうちまでのせてって貰えるからいいとして、豹太は学校までチャーターバスなのよねとスタジアム外で生着替え中の我が子を見ておかあさん忽然と思い当たりました!

   豹太の自転車今パンク中で、今日も朝5時起きで歩いて学校まで行ったんだよ!

   学校からこの大荷物担いで山越えして帰るの!?

   「豹太! タクシー使いなさい、母が許す!
   豹ちゃん手を顔の前でブンブン振りました。
   「じゃあ、その着替え袋だけでも寄越しなさい、おかあさん持って帰っちゃるから!」
   再びブンブン!

   そりゃあの試合は豹太スターティング・メンバーからベンチで、三塁コーチしかしてませんが。

   男の子だなあと胸を熱くして帰ってきて、お風呂を沸かして待ってたんですが。

   帰ってこねえよ。多摩丘陵とっぷりと暮れ、遠雷の音さえ聞こえます……雨降ってきたらどうするんだよ?

   そしてメイルが入り……
   「雷が怖いのでバスに乗る系男子」って。ペンギンの絵文字つき。

   笑っちゃいましたが安心したー。

   バスでジャイラン駅まで出て、小田急線~ノイエ・リリエンベルク~バスと帰宅した模様。

   そして、その日から首都圏は急に季節が戻って、木曜にはすんごい雷雨……。

   それも漸く止んで、雨宿りのお客様も三々五々おうちにお帰りになった頃にご来店のお客様、
   「お客様、やっと雨が止んでようございましたね」とお声がけしたら、
   「犬をうちに待たせてるからすぐ帰らなきゃ。わんちゃんは雷が嫌いなのよ」って。
   「さようでございましたか。お気をつけて」

   「動物のお医者さん」にもありましたが、あれはチョビがとくに雷が嫌いというネタでもなかったんだなあ。

   「……だそうだ。うちの子は猫科だと思っていたが、お兄ちゃんはわんこ系だったんだな」と虎美に申しますと、虎の心を持つ娘は冷たく、
   「どうしてあんなものが怖いひとがいるのか分かんない」と申しました。ああ、おまえはそうだろうよ。

   ただそれだけのことでも、「雷きらいな男のひとってかわいー」とか言う方に持っていけば話題も拡がったりその場も和んだりするだろうに、どうしておまえは鎮火する方に……ブチブチ。癒やし/和み系と鎮火/フリーズ系との分水嶺はここだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年7月15日 - 2012年7月21日 | トップページ | 2012年7月29日 - 2012年8月4日 »