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2012年1月12日 (木)

おかあさんは怒っているんだよ

   残しおくココナツがけのドーナツを
    好物と知りて喰らひしは誰         舞音

   駅前のミスタードーナツが福袋をまだ売っていて、毛布やカレンダーが付いて、ドーナツ8コ引換券入りで千円というので買って、勇んでおうちに帰ったのは昨日。猫科の人達とアニメを見ながらわーい♪ と食べて、一つ残ったのは朝ご飯、とわくわく箱を開けたのは今日のもう10時……。一個残ってました。トラクターのタイヤのような、ええと、フレンチクルーラーが。

   ココナツチョコレートはおかあさんの好物だと知ってなぜ食った!

   君たちはオールドファッション族でしょお~~~~~~!?
   ちゃんとプレインもチョコがけも蜂蜜がけも買っといたじゃん! なんでわざわざ人の好物を食べるのよぉ~~~~~!?

   あとはハニーチュロとフレンチクルーラー。チュロは昨日食べたんでした。おや?

   オールドファッション族3人なのに、3/8もそれ以外買ったら、オールドファッション以外を食べる人が出ますね……だってそんな、ほんとにオールドファションしか食べないとは思わなくて……

   虎美がこれを背後から覗いて、
   「わたしはポンデリングも食べた」と申告してきました。おお、ハーフ&ハーフだったのか(何買ったか自分でも思い出せなかった)。それではフレンチクルーラーもポンデリングも苦手な人はココナツチョコレートに行くな……。

   今度はオールドファッションを人数分買うことにします。そして好物はすぐに食べる!

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2012年1月 9日 (月)

「平清盛」! 今年の大河はよい大河……?

   何ヶ月ぶりの「大河」カテゴリでございます。「天地人」は途中で空気化。「龍馬伝」は虎美に視聴を拒否されて1、2度しか見ておらず、「江」は蕁麻疹が出るほど毛嫌いしてたので、もう「大河」カテゴリ消しちゃおうかと思ってたんですが。
   とりあえず消さなかったってコトで察してください。今年はいいかも!
   以下、暇な方だけどうぞ。

   平清盛は題材として面白いんじゃないでしょうか。戦国と幕末しか最近なかったですからね。吉屋信子様の「女人平家」以来、意外と平清盛ってそんなに悪いやつじゃなかったんじゃないかと思い始めておりますし。最近の研究でも、復権してきてますよね? 大陸との交流を図ったとかで。

   今回はドラマストーリーも買わずに虚心で臨みましたよ、初回。

   出だしは1185年でした。最近は鎌倉幕府のはじまりはこの年となってるそうです。年号暗記は「イイクニ作ろう鎌倉幕府」じゃなくて、「イイハコつくろう~」。国から箱へ、ランクダウンですね(違う)。なんでこの年なんだろう、地頭を置くことを許されたからだっけ? と思ったら、鎌倉でお寺の柱を立てる記念の日の式典に出ていた頼朝に、知らせが届きます、「壇ノ浦にてお味方大勝利、平家は滅亡!」ああ、それでこの年が起点なんだ……。
  吉報に勇み立つ源氏の郎党、口汚く敵、平清盛を罵る声に、つい、頼朝はたしなめる声を上げてしまいます、「違う! 清盛が居たから武士はここまで来られたのだ」
   偉大なる敵として過去を回想する頼朝が、物語の語り手のようです……。
   ここんとこ、知らせを持ってくるのは北条政子なんですが、眉毛がなくて、うわー今回は服装考証しっかりするんだなーと思いましたです。毛皮の行縢(むかばき、自動的に変換してくれたよ)っていうんですか、袴の上に垂らす毛皮のカヴァーリングを穿いてて、うわー地方武士のお転婆姫様なんだなーってカンジ。頼朝も、今セットしたばっか! って往年の時代劇のありえない美々しさとは一線を画した汚しっぷりで、ああ、鎌倉武士なんだなーと一目で理解しました。今年はこの線で行くのね。

   時代が変わります。盗賊退治に駆り出されている平氏一門。へえ、中井貴一がパパなんだ? 若呼ばわりされてますが、中井貴一の実年齢で武家の若君はきついな。そんで、キレイにおひげ剃って着飾ってるならまだしも、無精髭に時代を出した(着古し感を出すためにストーンウオッシュしたとかどっかで苦労話拾ったよ)お衣装では、むさいです。厳しい。とても、法皇のご寵愛の女性を賜る(これくらいの歴史ネタはお勉強しなくても入ってます)ようなキラキラしさはないよ……。

   盗賊にはおまえも血にまみれる仕事、と問題発言され、意気揚々と都に凱旋しても貴族には「血まみれで出歩くな」と顔をしかめられ、若き貴一パパはしょんぼりしています。武士が血まみれで悪いか! と川で水浴びしてますと、行き倒れの若い女を拾うんですな。それが舞子ちゃん。白河院の子を宿して追われていると源氏の為義が世間話に教えてくれた噂の白拍子でした。もしや、と振り返ってみたらもう産んでるし! 厩で! おまえはキリストか!? 出産したてで頭に血が上っている舞子ちゃんは心中しそうになるし、「母なら自分が死んでも子を守れ!」とかつい言っちゃって、若き貴一パパはお尋ね者の母子を匿うことになっちゃうのでした……。

   どうよこの新設定?

   「だめだ今年もスイーツ!
   おかあさんTVの前から去りそうになりましたけど。

   伊東四朗の白河院が凄かった。ラスボス感ハンパないカンジいえ、その、「物語の最大の敵であるような尋常でない威圧感が出ていました」。
   養女であるところの時の天皇の妃が体調不良なのは、この舞子が身ごもっている子のせいで、これは王家に禍をなす子であるという陰陽師の進言により、舞子は追われたそうなのですが。いやそれべつに理由あるだろ。日本史の周知のタブー、「白河院は自分の養女に手を付けていて、それを孫の妃にした、でもその後でも続いていて、鳥羽天皇の子、崇徳天皇は実は白河院の子である」。この大河でもバリバリにそれを押さえて進行してます。
   登場シーンから、寝込んだままの妃(待賢門院璋子)に手ずから花を折る帝がもういいひと丸出し。でも水仙はどうかな、病人には匂いがきつくないかな?
   ところが、数年して、おまえの所も子供がいい時分になったから退位ね、と伊東院が宣告にくる。平安中期から、天皇は幼稚園児ぐらいでなるもの、ハイティーンで退位、あと自由の身、ということになっています。政治はじいちゃんがしてくれます。藤原時平とか道長の頃は母方の藤原氏が、この伊東院の頃からは、父方の、今まで藤原氏に牛耳られていた天皇家の方が。自分もそうやって、まだパパも若い頃から天皇にして貰った鳥羽帝ですが(まだ今上! でもめんどくさいから諡号つかっちゃう!)、いやーんな気持ちが萌しています。そこへ、その今即位を決められた親王がご機嫌伺いにやってくるのです。
   「手習いがうまくできたからパパにおみせしたいの」
   「くるしゅうない、おいで」と許すと、親王はまっすぐひいじいちゃんである伊東院に行っちゃった! 子供ってザンコクに正直ですね。
   噂は本当であったか!
   帝は蒼白。周囲はオロオロ。伊東院はしれっとしています。
   そのあと、帝は虚心に花を摘んでいます、今度はなんやしらん菊科の花ですね。そこへ、薄暗い室内で、璋子ちゃんが坐ってます……背後に伊東院いますね。後ろから抱いてる。「わしのたまこ……」静かな、しかし、執着の籠もったいやらしいヒヒ爺声です。そして、そっとその手が胸元に入る……と同時に横抱きに押し倒す! おおーッ! と思うと場面は切り替わり、いいひと鳥羽帝が花を引きちぎる乱心シーンへ……。

   ギリギリながらすごい狂気の伝わるシーンでした。性暴力シーンを極力排除するお行儀の良い最近のNHKが良くやったと思いましたよ。

   そんで、いろいろあって引き取られた清盛(平の長男:太郎であるから平太と幼名を付けられた模様……白拍子なのに子の付く名前とか、この脚本家はネーミングセンスがイマイチ)は出生の秘密を知り、「強くなれ」とパパに言われて立つ……といったところ(おかあさんはしょりすぎ)。

   貴一パパは舞子ちゃんにきついことを言われ、それでも舞子ちゃんに惚れて「妻に貰いたい」と申し出る所まで行ったのに、世間的には「院に取り入るために院の隠し子を貰った」なんて言われる。目の前でその舞子ちゃんを院の指図で殺されたのに!(血を忌む前振りがあったのにそれはどうよとわたしは全身で突っ込んだ)。それでも平太を実の子として7つまで育ててきたのに、そこまで言われるか。継母宗子がいかんかったな。次男の平次が怪我したからって露骨に「何をした!?」って、おまえ、今の今まで実の兄弟として仲良く育っておって害意のないのを知らなかったのか。継母というのはそこまで目が曇るものなのか。世の中のママ母の方に失礼であろう。

   そこを、「惚れた女の産んだ子だからおれの子」とかスィーツな理由付けをせず、「平家の子として貰ったからおまえは平家の子、今のおまえは平家に飼われる犬にすぎない、強くなれ」と言える貴一パパ=平忠盛はうまいと思いましたけどね。

   そして、耳を疑った予告編の「海賊王におれはなる」台詞が出るのですが(正確にはそのまんまではないらしいのですが)。

   ところどころ引っかかるところはあるにせよ、伊東四朗と中井貴一が頑張ってるので次も見ようかなと。

   ただ、前半までは「今年の大河の脚本家は歴史を知らないと時代考証担当が泣いた」というネットの噂もむべなるかなと肯いてたんですけどね。そこら中で、日本の時代劇で「王家」って言葉はどうよという突っ込みがあったらしいですな。研究者業界ではアリらしいです。そう言われると許したくなるおかあさんは権威主義と。

   細かいことですが、松田聖子と双六遊びをしているとき、
   「次に平太が12を出せば勝てるよ」とパパが言った後、平太がホントに6のゾロ目を出して勝ってしまうシーンがありましたが、そこで、
   「舞子は双六がうまかった」とか言うなら、
   「畳六(じょうろく! = 6のゾロ目来い)」と言って欲しかったかなあ。これ、双六でのキメぜりふっぽいそうですから。

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