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2012年1月 7日 (土)

歳末特別支援兵器長物壱号改

   ……って、兵器ちゃう。

   リーリエマート、当イーヴィヒベルク店では、お買い上げのお品物の袋詰めはセルフではなく、キャッシャーの手すきの人とか専用の大お姉様(今年定年らしい)がいて、エコバッグご利用の方にはお手持ちの袋に、そうでないお客様にはリーリエマートやCGCグループのロゴ入りポリエチレン袋にお品物をお詰めしてお渡ししています。それは、ひと手間多くサーヴィスをやって差別化しておるわけではどうもないようで。よその支店ではちゃんと品物を詰めるセルフの作業台を用意して、お詰めして貰ってるわけで。……どうも、あまりにもコンパクトなしつらえの当店では作業台スペースを十分に取れないので、狭い作業台にお客様をご案内したらごった返してしまうのを、熟練の店員が芸術的なテクニックで瞬く間にお詰めすることですぐさまお客様をさばく、といった方針のようで。人員削減のせいか、その熟練の大お姉様が「卒業」したのか、去年からひとつ、袋詰めのついてないセルフレジができちゃいましたけどね。

   そういうわけで、いろんなお品物をお客様にスマートにおもち帰りいただくために、通常の形とサイズの袋の他に、いろいろ御用意がございます。
   平たいトレイに盛りつけたお刺身やオードブル、お弁当なんかをそのままお持ち帰りいただくための平たい浅い袋、箱入りのトマトや果物をお持ち帰りいただくための、それよりややしっかりした、ええと、折り紙のお財布(金包み?)みたいな形態の袋。袋というより、ポリエチレンの風呂敷の両端をもう接着してあって、真ん中の合わせ目からお品物を入れると、そこが既に切れていて持ち手になってる形の袋。
   そして、この秋から実戦配備された(戦争ちゃう!)、長物壱号!(勝手に名前を付けるな!) 直径は牛乳パックぐらい。高さもそれより10センチぐらい高い程度。まちが付いていて、筒状の物を入れるに良いかたちです。なんに使うんだろうと思ってたら、先輩が、お大根を入れてお付けしてました!

   お大根!

   お大根様はほんとサッカー(袋詰めする人のこと)泣かせです。ある程度の重さもかさもあるので、食パンといっしょにしちゃ潰しちゃう、寝かして入れるにしてはLサイズでも足りないし。立てたらやっぱりはみ出るし。いろいろお聞きしたところ、ある程度隅に隙間を開けて詰めておいて、最後に、テトリスで長い棒のパーツで4層イッキに消す時みたいにぐさッ! と挿すのが定石のようです。それでも、そんなにいつもいつもお買い上げのお品がいっぱいあるとも限らないし。

   そういうときに、この長物壱号くんが役に立つのです。

   ある程度お品物を詰め終わって、あらあら、お大根が残っちゃったわ、どうしましょう、なんて双方(お客様もこちらも)顔に出たとき、その後に、
   「秘密兵器がございます!」と人差し指をピッと立てて、袋の入った棚からこれを出してきて、
   「じゃーん!」とお大根を詰めて、
   「これでスマートに持って行っていただけます!」とやると、だいたいお客様喜んでいただけます(マジメにやれ!)。

   こないだ(年内)マデノコージさんが来たときもこれやって、
   「これワイン用じゃないの?」とあっさり突っ込まれたんですけど。
   「昨日はバゲットこれでもってってもらいました」
   ……臨機応変で。うん、たぶん一升瓶突っ込んだこともあったと思う。にっこにこのおかめ顔で、
   「どうぞこれでお持ちください! お気を付けて!」って言ったら逆らうお客様いらっしゃいませんよ?

   でも、30日ぐらいに、とっても大きなお大根の大特売やったときは、いつもは茎の所3センチだけ残して切っちゃってある葉っぱも、もしゃもしゃ付いたままで、
   「切ってちょうだい」って、お客様邪魔にしてもうレジカウンターのところで備え付けの包丁でがっつんがっつん落として、
   「葉っぱもちょうだいな」って、しっかりそちらもお持ち帰りしちゃう(要らないわと仰るかたもいらっしゃいます)。落とした葉っぱもポリエチレン袋に入れていっしょにお詰めします。ええ、牛蒡なんかもご希望があれば切ってお詰めしますし、お葱も。パイナップルは葉っぱむしって本体だけお持ち帰りもできます。もう、お客様は神様です。
   長物壱号くんはその日も大活躍したんですが、
   「相済みません葉っぱが出ちゃいますぅ!」
   葉っぱをそのままお持ち帰りご希望の方だと、長物壱号くんはせいぜい50センチなんで、葉っぱがはみ出るんですね。気の利いたアルバイトちゃんだ(わたしより専任だ)と、出た方にもちゃんとポリ袋被せてお渡しするんですが、こっちはまだまだ見習いバッジが取れてない、初めての年越しでそんな余裕ありません!

   そしたら、隣のブースに入ってた豹太のお友達の帝釈くん!(去年からバイトしてるので経験豊富!)さらにカウンター下から新兵器を出したじゃないですか!
   シルヴァーメタリックに輝くその威容! 長物壱号くんより更に長くて、松飾りを入れるにも十分な長さ!(90センチほどもあったような)

  長物壱号改
と呼ばせていただきました。

   長物壱号改くんもがんばってくれて、お大根はもう100本ほども売り倒して、リーリエマート・イーヴィヒベルク店は新年を迎えたのでしたが。

   今日もお大根大売り出しで。それに、泥つきおネギも目玉商品。Lサイズ袋に入りきらないわーじゃあ今年もお願いしちゃおかなーと振り向いて、棚の目当ての場所を探したら、もう入ってない!

   「あのスペシャル袋もうないんですか?」(さすがにお仕事の最中に勝手なネーミングで呼ぶことはしません)
   「もうないわー」と、大お姉様。
   「これでもってってください」と、つれないしぐさでふつうのL袋を出してくれました。
   長物壱号くんはまだ配備されてるようですが、いかんせん、牛乳パックサイズでは、お大根はともかく泥付きおネギは無理です。

   寂しい。

  長物壱号改くんありがとう。また次の季節にもよろしく。

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2012年1月 6日 (金)

新年会:勉強になるなる

   ええと、正月三が日も過ぎ、皆さんお仕事も無事始まったことと思います。
   リリエンベルク・コーポレーションでも新年会がありました。忘年会は逃げて、新年会も出欠用紙に即断で印を書き込んだんですが、主任さんから打診を受けまして、これは出ないとヤバイ? と恐る恐る出ることにしました。今日の日中、わりとヒマだったので、横のブースのレジの、秋から入っておられるパートの方に聞いてみたら、
   「わたしは行かないですよ」って。おや? お酒が出るからバイトちゃんたちもみんな行かないようで(もしかしてアルバイトは対象外?)、これは壁の花決定、ひとりぼっちの寂しいパーティかなーと覚悟を決めて行ってきましたが。

   会場に入ると、すぐ受付係をやってた主任さんに声を掛けられ、ビンゴ・ゲームのカードを渡されて、支店別にテーブルがあるのでそこへ行ってくださいとのこと。照明が暗かったのでよく解らなかったものの(横にいた大恩あるトレーナーの大お姉様に至っては声でそれと解ったものの、顔が解らなかったのでご挨拶しないで通り過ぎちゃって、あとで冷や汗かいたほど)、なんか髪がいつもと違ってる……?

   荷物を置くスペースが隅に作ってあるので、コートだけ置いてきて、テーブルに戻ると、やはり、洒落たパンツスーツのおねえさんが支店のテーブルに居るのですが、それが、アッシュブロンドのシャギーの入ったボブ……(ずいぶん前のアニメ、「とんがり帽子のメモル」のマリエルというヒロインのような……なんてタトエだ)。こんな派手なひとうちの店にいませんよ……? しかし、聞こえてくる声は主任さん?
   「主任さん……髪が、その、随分お派手になっているようですが、定時に上がってからなにかで染められたんですか?」
   「ウィッグ取っただけです」ああ、やっぱりその甘さを極力廃したしゃべりは主任さん!! お化粧もビッチリキメていらっしゃる! なんですかそのくるりんとしたまつげは!?
   ウィッグって、取ったって、あのいつもの、アニメキャラみたいに前髪がキッチリMの字をを作って房になってるな、ロック・バンドのコンサートに行くのが趣味みたいなことを細々世間話でもれ聞くから、そういう趣味の人なりの譲れないファッションのポイントなんだろうかと思ってたあの髪はカツラだったんですか!?
   ……そんでその頭で新年会通してて、ビンゴで3等(?)、ニコンのディジタル・カメラ当てて壇上で受賞スピーチまでにこやかにやってて店長や社長に何も言われないってコトは、もう広く知られてるってコトですか!?

   はんぱねえぜリーリエ・コーポレーション!

   こういう楽しい会社とご縁が出来たことを喜ばずにおれません。もうね、2ちゃんとかで見る、目がぽぽーんと飛び出るアスキーアートを自分の身で体験しました。

   勤続表彰やら、目標達成優良部門やらの表彰があったり、支店対抗カラオケ合戦があったり、ふつうにビンゴ大会があったり。とても面白かったです。
   ……AKBってホント流行ってるんだなあ、全5支店のちいさい企業で、2つの支店の出し物がAKBでした。ええと、流石高校前支店の、優良キャッシャーとして表彰されていたどうも人気キャッシャーさんとおぼしき若いおねえさんが同期らしきもう1人のお嬢さんと「ポニーテールとシュシュ」を歌ってて、どうも片方はあんまりよく知らないみたいでおぼつかないカンジなのが、ああ、若手の女子社員にそういうタレント的なことを要求する日本企業の困ったところ、21世紀になっても変わってないのねーと思ってみましたけど、もうひとつの、ケーニヒスキルヒェ支店は店長以下10名で実に楽しそうに「ヘビーローテーション」を歌ってくれました。「もう酔ってるんですいません!」と、第一声から店長さん思いっきり音を外していて、みんな大爆笑で盛り上がりました。あと、本店はチョンマゲカツラにキラキラちゃんちゃんこ付きで「マツケンサンバ」だったり。それでも、当イーヴィヒベルク支店の青果チーフが大賞持っていきましたけど。去年の次長から2年連続の快挙だそうで。
   ……手を叩いてるだけでとっても楽しかったです。
   そうそう、クリスマスにはサンタにされたうちの次長、真っ青のジャケットに顔よりでかい蝶ネクタイで名探偵コナンのような恰好になって、カラオケとビンゴの司会をやらされてました。やっぱり耳まで真っ赤でした。これは可愛いと言っても怒られないでしょう。

   開始時間まで、リーリエマート/リリエンベルク・コーポレーションも加盟している地方の中小スーパーの協力団体、CGCに加盟している被災地のスーパーさんが、いかに震災以来がんばって地元のみなさまのお役に立ってきたかのレポートのような映像を流していたので、つい真剣に見てしまって、陸前高田のマイヤ、登米のウジエスーパー、どちらも立派でもらい泣きしてしまってました。あれを見られただけでも行った意味がありました。マイヤとウジエの社長さん、社員さんパートさん、ありがとう。これからもどうぞベストを尽くしてください。お疲れの出ませんように。

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2012年1月 4日 (水)

21世紀のお正月 CM篇

   お正月ぼーっとTVを見てたら。
   お正月CMといったら、もう、「お正月を映そう♪ フジカラー」としか思ってなくて。最近は、箱根駅伝を見てるものだから、サッポロビールですか、「乾杯をもっと××(うろ覚え)」とか、「ハートビート・モータース・ミツビシ」とか(もう提供やめたんですか?)を思い出しますが。

   今年も樹木希林さんが出てきたなーと思ってたら、化粧品のPRをしだして。あれれ、会社違うの? と思ってるとやっぱりフジフイルム。もう誰も現像するカメラで写真撮らないから、フジフイルムもフイルムのCMじゃないんです。薬品から派生してか、化粧品分野に行っちゃって。

   なんて21世紀らしいコマーシャルだろうとしみじみしちゃいました。

   それにしても今年の東洋大は頑張りすぎ。奇跡のような暴走。そんなに悪いタイムでもないのにどんどん繰り上げ(トップのチームから20分? 決まった時間遅れるとランナーが来てなくても次の走者が強制的にスタートさせられる)になる他の大学が可哀相でした。

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2012年1月 2日 (月)

遙かなるネズミの国

   今TVを見ていた虎美が唐突に、
   「ディズニーランドって幾つあるの?」と聞いてきました。
   「ええと、東京と、フランスと中国、あとアメリカに2つほど」
   指折り数えるおかあさんであります。
   「全部行くと願いが叶うんだよ」と横から豹太。
   「ということは7つ?」

   今調べました。中国は香港の他に上海に建設中。アメリカのは大きくはカリフォルニアとフロリダに2箇所、その中もいろいろ別れていてフロリダの方は4つほどに別れているとか……知らんってもう!

   「ネズミに興味はないがあのスタッフ(キャスト)のプロ根性は実際見てみたい」と、震災総括番組で、震災当日いかにお客様の安全のために働いたかをやっていたのを見て、虎美が言いました。うちの子は硬派、というかオタク。
   「どうせ受験が終わったらお友達から誘われるだろう」
   「ナイナイ」
   友達もオタクだからと言いたげですが。豹太は合格した春休み、塾のみんなと行ったんだよなあ。念のためおかあさん予算を計上しておきますか。


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本年は頑張ります

   昼近くまで誰も起きてこなかったんだけども。

   あ、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

   年内から金沢早乙女家に電話して、あの秘伝のするめ出汁の取り方についてお尋ねしたのですが、
   「あれは早乙女家オリジナルだから真似なくてよし。むしろ作るな」ということだったので、ありがたく活田家のお正月を偲んでS&Bおでんの素をお湯に溶いて活田家から届いたおもちをぶち込みました。いろいろ調べると、するめ出汁は石川県小松市周辺、昆布だしオンリーは金沢市周辺のお雑煮だそうです。かつお味じゃないんじゃん。……まあ気にするな。一応みんな文句を言わずに食べてくれました。

   地震の後やっと下りてきた虎美を初詣に引っ張り出しました。
   「お兄ちゃんの実績があるからシュマルブルク神社」
   2丁ほど下ったヴェスティクターア小学校の手前にある神社です。石段がヤバイ! 
   「前回裏口から帰ろうとして迷子になった。……ショートカットできれば以後はかどるかと思って」
   「おかーさんってば! やめて! そう言うコトしないでちゃんと来た方向から帰ろうよ!」
   でも、あまりにも急な石段で、途中おかあさんが挫折して遅れはじめたのを見てちょっと引いてくれたみたい。帰りはその「裏口」から帰ることに同意してくれました。

   お昼に先に起きてすぐ行ってきた豹太、
   「屋台? そんなの出てるわけないでしょ」とクールに虎美の夢を壊してくれました。
   「おかーさんがバリバリに出るって言った! え~ん、あたし縁日フードたべたい!」
   ……嗚呼。虎美をなんとかうちから引きずり出したいという親心を理解しない豹太のおばか。……いえ、ウソはいけません。たしかに、なんにも出てませんでした。おかしいなあ、秋祭りの時だったっけかなあ……(記憶も減退しておるな)。

   とりあえずお参りして、学業成就のお守りを買って、おみくじを引いてきました。

   遠く向こうの丘を望むと、そこはコーリン・テンプル。五重塔が有名なお寺です。うちからノイエ・リリエンベルクに出るときに一度下がって上がりますが、その上がった頂上を占めるお寺です。幼稚園もあるんだったっけ。
   「あたし本当はコーリン・テンプルの方に行きたかったのよね」と虎美。おかあさんも、今年はそっちに行ってみたかったんだけど、実績(と土地鑑)があるのは神社の方で。
   「とりあえず、コンヴィニが近いのはこっちだ」と、まずローソンを目指します。年賀状使い切っちゃったから、お返しするのにまだ数枚必要で。
   ついでに、買ったはずなのに、袋詰めするときに忘れて来ちゃったらしくて昨日家捜ししたのに見つからなかった柿ピーのかわりにポテトチップを買いました。なんかしょっぱいスナックが食べたかったんだよう!
   そこで虎美はお友達に遭遇して、年始の挨拶をしていました。やっぱり年賀状とか買いに来たみたい。解る解る。

   「コーリン・テンプル行くのか? これから山上るの大変だぞ?」と、母はもうやる気を失ってます。出がけに着てきたおばあちゃんの援助物資、リサイクルでゲットしたカウチン・セーターがHPを削りまくっているのです。
   これが、大きい、重い!
   段ボールを開けた虎美が悲鳴を上げ、豹太がぶるって逃げたぐらい重いのです。
   「鎧なのこれ!? 着けてトレーニングすると能力値が上がるの? それで、決戦の前に脱ぐと身軽になるの!?」
   「おばあちゃんがせっかく贈ってくれたものになんてことを! ……しかしでかいなこれは」
   カウチン・セーターって実物手に取ったことなかったんで知らなかったです。こんなにゴツイものだとは。まあ、北欧の寒風から身を守るんだから当然か。そんで、あのガタイのいい人々だと軽々着こなせるんだろうな……。

   リヴィングの端っこに引っかけてあったんですが、夜中まで特番をみて遊んでた虎美が、肌寒さのあまりちょっと羽織ってみたら……
   「おかーさん、亀あったかいよ!」
   ……亀の甲羅にされてますがな。

   ということなので、おかあさんはカウチン・セーターを着てでかけてみたのでした。脱線終わり。

   着てみると確かに温かい、これはいいものだ、とのこのこ歩いておったのですが、20分も歩いて最後には石段をええと建物として3階建て分ぐらいも上ったあとではもう息も絶え絶え。軽く汗もかいてきて。でも、脱いじゃったら重くてかさばって持って歩けない! 着て歩くしかないのです。拷問か。

   虎美、親の気も知らずゴキゲンで先導します。
   「コーリン・テンプルは2,3回行ったことあるんだ、写生とかで」
   「ほほう。公立に行っておいて良かったな」
   地元ですからね。やっぱり、地域の神社仏閣にはある程度詳しくないと。
   「大通りを行ってもいいんだけど、たしかここの角を曲がって上がるとすぐなの」
   「知らんがな」
   帰りたいオーラを無意識に出している母を無視して虎ちゃんずんずん歩いていきます。ああーッそっちは母も分け入ったことのない未開拓ゾーン……。待てよ、あのパステルな色分けの建物は見覚えが? あからさまに可愛い色合いと模様のマイクロバスも複数駐まってるし! どうみてもお寺さん附属幼稚園!
   「そういえば、小学校の地域のパトロールで来たかも」
   「ええーっそんなのあったの?」
   「母はPTA当番にはまじめだからな」
   そういえば、裏のキタガワさんのママとお寺さんの周りを一周して帰ったような。虎美が登校拒否してた小5のころだからなあ。遠い過去ですね。
   登ってゆくと、虚空を指さす創立者の銅像が建っている幼稚園の入り口があり、さらに曲がると、コーリン・テンプルの山門があったのでした。

   「三角形の紋は北条だ、ここは後北条氏ゆかりの寺なのだろうか、神奈川だけに……帰ったらウィキペディア様に聞いてみよう」
   とくに関連性があるとは書いてなかったです。開基は戦国時代で意外と古かったです。
   「知らないけど。あ! ここ災害避難指定場所だって」
   「ここまで上がれば津浪は来ないだろうさすがに」
   「津浪関係ないでしょ」
   「お寺さんは葬式や法事で人が集まる施設があるから、多くの人を収容できると言うことだろう。大人数に対応した食器や煮炊きの設備とかもありそうだし」
   仙台のJ寺では、薪で焚く釜が現役で、幼稚園のお泊まり会ではそれで御飯炊いて出してましたからね。こっちも幼稚園あるしなあ。小さい子に対応できそう。なんにせよ、やっぱりお寺というのはそういう性格を持った施設ですよね。いざというときに頼りにしよう。

   禅宗らしく、墓地の真ん中も通りましたけど、やっぱ宗派が違うとお墓のしつらえも違います。アニメで見るサザエさんちもたしか真宗のお墓とは様式が違ってて、なんでうちは「日本の主流派」じゃないんだろうと昔から地味に不思議に思ってました。具体的には、墓石の真正面に「○○家之墓」と彫ってある。真宗だと、「南無阿弥陀仏」です。各家の名前は、その下の石に横書きで入ります。墓誌(薄い板に埋葬されてる人の名前を刻んである)も、よっぽどいいうちじゃないと立ててないような……いやまて、早乙女家にはあるしなあ、活田家がド貧乏だったからかなあ。卒塔婆もあんまりみたことなかったなあ、なんてことを母が考えているのに虎美は勝手知ったるといった感じでどんどん奥へ進んでいって、目玉の五重塔の前へ行って、5,6人、この辺の人が詣でている順番待ちをしています。そう、5,6人。
   うちの子は、金沢では西金沢のご近所神社、こちらではシュマルブルクと歩いていけるところにしか詣でてないので、初詣というのはこういう手近の穴場で寂しく済ますものと思ってるみたいで……実家で父が車を出して、氣多大社(ええと、能登の入り口、羽咋辺りにある一の宮、主な効能は縁結び?)とか、白山比咩神社(加賀一の宮、白山のククリヒメが祭神……やっぱり御利益は縁結び)とかまで繰り出していたわたくしは、なんだか不憫。でも、活田家はガチ優等生でしたから、初詣の帰りにたこ焼きとか綿飴なんか買ったりしませんでしたけどねッ。

   そして、完全に顎が出た母の手を取って引きずりつつ、虎美は道を案内して、
   「ここからうちの近くのバス停に出るの。ほら7丁目」と、意気揚々と帰ってきたのでありました。

   ああ、おみくじは小吉で。

   学問: 基礎をしっかり

   やっぱり神様は解っていらっしゃる。

   本年は頑張りますよ(といいつつ帰ってきたら疲労で寝込んでしまいました)。

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