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2012年11月14日 (水)

だから調べ物は楽しい

   いつも行くところでちょっとした問題提起があったので、ちょっとお節介がてら調べ物をしました。

   ここね。雑学のソムリエ。http://tadahikostar.blog21.fc2.com/blog-entry-1001.html#commenttop

   「東大の赤門」はどうして赤いのかという疑問だったのですが。

   それは、「将軍のお姫様をお嫁さんに貰ったから」というのが3時間調べて書いて、反省しつつ一晩寝てさらにまとまった答えなんですが。だったらその答えも一晩寝かせて書けよって話です。例によってひとのブログのコメント欄をジャック。要反省。いや単純に、水銀を溶かした染料(丹)で塗ってあるからだろう。って、ダメ?

   お嫁さんに貰うためには慣例上三位に叙せられる必要があって、三位の相当官職は大納言で、水戸黄門で有名なように中納言は黄門、大納言は赤門、だから赤門……と持っていくはずが、それはガセビアだったのです!(ガセネタであるところのトリヴィア)

   大納言は中国では亜相だったのでした。べつに黄門も、中納言さんのうちの門を黄色く塗るという習俗はなく、黄色い門は宮中の門で、そういう門に侍って皇帝の執務を助ける仕事をするから、黄門(侍郎)とあだ名されただけでした。

   すんでの所で恥を世界中にさらすところだったのですが、そこはなんとか回避して。

   「赤く塗ったのは、普通に防腐と防虫だったんですかねえ?」という締まらない回答になってしまいました。

   それだけでは収まらず、「そういうお姫様のための御殿は江戸城大奥と同格だったそうですから、ここから先男子禁制、嫁ぎ先の家の指図は受けないという印だったのかも」なんて余計なことを書いてしまいました。いやそれは「わたしの意見」としてだし、書いたことを後悔はしてませんが。正確で当たり障りのない答えが知りたければウィキペディアを貼れば良いんです。
   大奥と同格というのはウィキ(以下略)にも多少書いてあったような感じですが、江戸学のバイブル三田村エンギョの全集で、職制やら、しきたりなんかは大奥と全く同様を貫いた云々と読んだ気もしますし。

   本日の話題は、嫁ぎ先まで大奥を振りかざしたという江戸城のお女中たちがよくもまあ、同じ口で、降嫁して後、なんでも御所を通したという和宮のことをあげつらえたもんだなあというところ。

   大奥ってそんなに偉かったんですか、へえ。

   あれだな、慣性の法則は組織にこそ適用される。なんでも続いていると、それをキープすることに力が費やされるのであることよ。変革には相当な力を必要とするようでございます。すげえよなあ。中学校で習うような学校の勉強は実社会には役に立たないなんて言うやつは目が曇っておるよ。この世の法則というものは一分野にのみ通用するものばかりではないのであります。

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