« 三菱銀行に山羊を捧げる | トップページ | リユースは楽し? »

2012年9月 3日 (月)

甘木高校の文芸部がお絵かきも強い件について

   部活動タグ作ろうかしら。

   虎美夕べはあともうちょっとで書き上がるからと部活の宿題の小説を書くためにほぼ徹夜しやがって、本日は
   「ごめんマジ起きれない」と9時半に大名登校しやがりました。文芸部の分際でら抜き表現はいかがなものか。
   それでも部活にはちゃんと出て、猫と女の子が家族として一緒に成長していく小説を先生に提出してきた模様。
   そして、みんなの夏の成果を先生がいろいろ吟味のあと個別に呼んで指導する間の待ち時間に、
   「しりとりやろう、うるさくしないように絵しりとり!」と、虎美提案でみんなで絵しりとりをしたそうな。
   「じゃああたしから」
   「早乙女、それはうなぎじゃあない、うなぎはもっと厚みがあるべきだ」と根津君。
   そのあとは、
   「きのこ、ココナッツ、つる、ルビー(の指輪)、(魚の)干物、海苔、理科、化石、煙管、ルーレット、時計、椅子、西瓜、カマキリ、リンゴ、ゴミ、耳たぶ、フカヒレ、列島、梅干し、島、豆、メイル、ルアー、汗、洗濯機、金閣寺、時差、坂、影、月光、臼、寿司、鹿、亀、目玉、枡、雀、メス、水泳、芋、モノレール、ルーフ、プリンアラモード、土管工、兎、錐」

   さすが美術選択者もいろいろいるという文芸部、2センチ四方くらいの絵でも力作が多かったです。あ、化石はアンモナイトでした。洗濯機は昔ながらの奥にダイヤルがあるレヴェル。あ、でも蓋は二つ折りでした、さすが平成生まれ。金閣寺はちゃんと手前に池がありました。

   「みんなの絵の巧さを1割分けて貰えば人並みと痛感した」という虎美は
   「よくストッパーになった」とのこと。
   「えーなにわかんない!」という絵を多数描いて皆を固まらせたらしいです。

   「これは……モノレール?」
   「そう!」
   懸垂式のモノレールなんてどこで見たんだろうと思ったら、
   「うちに、昔あったプラレールのせいであたしにとってモノレールとはぶら下がるやつ
   嗚呼、あんまり首都圏に来たらモノレール乗らないから。

   「ヒサのやつがこの窓の中にキスするカップル書きやがって、それをみくに見られておまえなにやってんのって言われて!」
   「だからここは黒ベタに塗りつぶされているのか」
   ほんとに乙女なんだから!

   「これは『か』ではじまる…… 『下半身』か? 『ん』がついてしまう、『下腹部』? それにしては手が短い……」
   ブーメランの半分が塗りつぶされたような絵ですが……一応腕のようなものは付いている……?
   「みんなこれで判ってくれたもん!」
   「影か!?」

   たしかに虎美の画力は残念……。

   鹿の角のありえない立体感とか憧れさえ漂ってきそうなプリンアラモードの出来とか。さすが芸術の強い甘木高校と思いましたけれど。

   「そしてスーパーマリオの横にjobで『土管工』? 『配管工』だろうよ彼は!」
   「えー根津君はなんか別の概念言ってたよ『土管士』?」
   なんていうんでしょうねそれ。チャチャッ チャッチャラッ チャッ♪

   そして、
   「ドで始まるなら……ド・ベルジュラックとかド・ギースとかフランスの貴族を出せばよいのだ、適当に偉そうなオッサンを描いてヒゲを付ける」あ、シャルル・ド・ゴールもあるじゃん! あの帽子……平成生まれにはわからんか。
   「おかーさんそんなの無理!」
   いっしょになって虎美の(ほぼ唯一のお兄ちゃんが突っ込める弱点なので)絵のひどさについてギャアギャア言っていた豹太が悲鳴。
   「わからんか? じゃあジル・ド・レイでド・レイ」
   「おかあさんド・レはだめでしょ、名前になってない」
   「フランスの名字のドは貴族のシルシだ」
   「だめだって、ド、ド、ほらロシアの」
   「「ドストエフスキー?」」そこは母子同時に。
   「……暗記科目なんか嫌いだ」
   理系のおにいちゃんは泣きながら去っていきました。いや、ドストエフスキーは暗記の項目なんだろうか……おかあさん罪と罰結局読んでませんがな(それで国文科卒と言えるのか!?)

   いや、芥川とか夏目とかならまだしもドストエフスキーのそれと判る肖像をそらで描くのは大変だろう……。どんな顔、してましたっけ?


 

|

« 三菱銀行に山羊を捧げる | トップページ | リユースは楽し? »

コメント

 根津君は今時珍しい昭和の文学少年のようで、「パソコン打つのがとっても苦手みたいで、1文字1文字両手一本ずつで背を丸めて打ってて憔悴しきってた」と虎美(その「憔悴」は「消耗」じゃないのかと小一時間辞書を引きながら論争した。疲れてやつれるのは「憔悴」でいいらしい)。虎美は流石にタッチタイプは無理だけど、さくさく打てるそうで。
「月曜なんか、ワードの機能について聞かれたからみくさんも召喚してみっちり教えてあげた」……女子高生にワードの使い方を教わる文学少年……。かれは小学生の使うようなマス目の印刷してある「学習帳」に原稿を書いてきて、先生に見せるために原稿用紙に清書しているそうです。「根津君の写経」と虎美は言っているそうな。それ写経ちゃうやん。そんでまた字が綺麗だそうで。いや、小説ってのはそもそもそうやって書くもんでしょ。根津君ガンバレ。おばちゃんが応援してやる。
 それでワードを打ってるってのは、部の会誌の入稿や、最近はデータで投稿する懸賞が多いので、その為だそうです。時代は変ったな。出力して投稿だとポストを経由するので余裕を見なくてはならないけれど、メイルを使ってデータ入稿だとギリギリまで検討できるからいいんだそうで。
 そして根津君は小説書きに特化しすぎて(?)俳句が苦手なんだそうで。「もっと表現に凝らせろ……」とブツブツいってるそうです。
 俳句が得意なのはシグリン。
 もうすっかり文芸部の男子2人は虎美の観察対象となっているようです。
 楽しそうでいいなあ。

投稿: まいね | 2012年9月 6日 (木) 00時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/55575167

この記事へのトラックバック一覧です: 甘木高校の文芸部がお絵かきも強い件について:

« 三菱銀行に山羊を捧げる | トップページ | リユースは楽し? »