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2012年7月26日 (木)

コミックは紙で読むか電子機器で読むか?

   結局「すもうねこ」はツイッターの方を毎日見に行っているのですが、もう555話を超えていることだし、いくらただで見られるといっても限度があろうと2巻に相当する「もふりより」まで買って見たんですが。848円。さすがに3大出版社の少年漫画のコミックスと同レヴェルのお値段とは行きませんな。
   それも、マイナーな出版社で、いきつけのノイエ・リリエンベルクの有隣堂書店にお取り扱いがないようなので、注文どうしようかと思ってたら、お金の振込みに行った2丁下のローソンで、レジの裏が電光掲示板になっていろいろ情報を流しておるのをぼーっと見ていたら、ローソンでも書籍の取り寄せもやっているらしく。ローソンの情報端末ロッピーは、その昔ポケモンの限定VTRを注文したときに使って一応抵抗無かったので、ものは試しと操作してみました。
   「すもうねこ」で検索して、ちゃんと「すもうねこ」と「すもうねこ もふりより」が検出できて。ちょっと失敗して調べ直したりもしましたが、慌てず騒がずちゃんと発注することができました。
   登録のメイルアドレスと電話番号を再入力して注文確定、お控えがにょろりと出たのを忘れずにとってうちへ帰りました。
   表示のあった「お届け予定日」……たしか、金曜でしたから20日、予定日は24日となってました。24日の朝にメイルチェックをすると、お引き取りできますと案内が来ていて、この番号をロッピーに入れると引換券が出るので、レジに持って行っていくださいのこと。あわててメモりましたが、気の利いた人はこの文面をプリントアウトしたり、携帯でメイルを受けてその携帯をそのまま肌身離さず持っていてロッピーも見ながら操作するんだろうなと思いましたです。
   ロッピーで、「番号をお持ちの方」という画面から入ってメモってきた番号を入れ、登録した承認番号とかを入れて確認のあと、引換券がにょろりと以下同文したのでこれを持って、ついでにポテトチップなど買ってレジへ行きますと、店員さん多少狼狽えつつ奥へ引っ込んで、エアパッキンで強化した封筒に入った商品を持ってきてくれました。この辺は、昔利用していたセブンイレブンの本屋さんと変らないです。

   ネットで通信料以外無料で見られるものをお金を出して買って読むというのはどうなのよと悩みつつ、それでも、いいと思うものに対価を払うのはオトナとして当然と思って買いました。本になっていれば、家族に見せて団欒の足しになり、お友だちに貸して布教もできる、就寝前のひととき寝っ転がって読むこともできるということで。……でもネットだと天然色なのに、単行本だとカラーは巻頭数ページなのよね。
   あとは、やっぱりまだ単行本にまとめるということが、この時代でもそれなりの評価になっているのだなと思ったりして。昔「鉄棒する漱石……」とかいう文豪達のスポーツエピソードをあつめたネットのコラムが本になったのを買ったときにも思ったような。このネットの時代でも、やっぱり作者や編集者は紙に出したいものなのだなあと。というわけでやっぱこの国では電子書籍は過半数を超えることは無かろうというのがわたしの判断です。

  なんてことを言ってたら虎美も、「ピクシヴで人気のオリジナル描きさんの短編集が出てたから買った」って、650円ほどの単行本を持ってきました。もとがピクシヴで発表した作品なのでやっぱりコマ割りとかがシンプル。素人くさい絵ですが、それはそれで味があるというか……イマドキの、ネットとかを使いこなしてるけど、人とのコミュニケーションの取り方がうまくない、繊細な少年少女をうまく描いていました。あとで自分でピクシヴに入って確かめてみたら、たしかに同じ話が公開されてました。出版化にあたって少し綺麗にした云々あとがきに書いてありましたが。……でも買って読みたいと虎美も思ったのなら、それはそれでよかったんでしょう。
   やっぱりそこは、お金を出す値があると思って出版社も話を持ちかけるんだろうな。

   ということで、お金を出して、紙に出力された漫画を買って読むという感覚がまだあるということを痛感しました。

   ところが。
   はまっております電子書籍Rentaの原稿供給源は、売れ行きの鈍った既刊なんですなあ。奥付とか見ると、2005年初版とか書いてありますし。もっと古いのもある、最近は、白泉社のコミックが参入、とかいって、「ガラスの仮面」が1話から見られるとか案内が出てました。ああいう大河はおいとく場所も大変だから、今から揃えるならそりゃ電子書籍だな。昨日お安いんで試してみた本宮ひろしの青年コミックなんか、奥付さえなかったもんな、まああのひともそんなに絵柄変わらないからここ10年くらいの作品であろうと推量。例によって初期アイディアだけで突っ走ったな、という感じの短編で、個々のエピソードは面白かったですけどね。
   この前は、「マダム・ジョーカー」の最新刊が出ていて驚倒。うっかりしていて買い漏らしたんだけど、ここまで現物で揃えたんだから注文してでも現物を買うべきか、ネットで借りられる、あとで永久レンタルに切り替えも化なら手っ取り早く借りちゃうべきかとすっごく悩んでまだ借りてないんだけど、そういう、書店での回転が速くて忘れられてるけど消え去るにはもったいない作品のリサイクルとしては電子書籍はうまい手段だよなあとも思っていて。

   

じゃあ、これから先コミックというのはどういう流れになるというのでしょう?

   古き良き時代

   大手雑誌で連載 → 単行本化 (→ 愛蔵本化 ・ 文庫化)

   ちょっと昔、バブル以降

   マイナー雑誌で連載 → 単行本化  : 判型が大きく、単価が高い

   ああそうそう、その頃、コンヴィニ本ってのが出ましたよね。

   大手雑誌で連載 → 単行本化 (著作権切れ?) → コンヴィニ本化

   現在以降

   ネット連載 → 単行本化

   雑誌連載 → 単行本化 → 電子化 ネットレンタルへ

   出版メディアがたすきがけになってもう。読む方の便宜を図っているんだか、コンテンツを無駄なく使っているんだか。次にはナニが来るのかちょっと楽しみなような不安なような。ピクシヴやお絵かき掲示板、テブロ、うごメモなどのメディアなんかを見るに、1億総漫画家的にもなってきているようなので。いやー時代は日々変っておりますな。

 

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コメント

この暑さでディスプレイ様が不調。本体はちゃんと稼働してメイルを拾ってきたりネットにつないでいつものサイトを見にいけているらしいのですが、1,2秒も表示するとブツッと音がして暗転してしまうんですね。ディスプレイの電源をオンオフすると一瞬映るんですがすぐまた死亡。しばらくパソはお休みでしょうか。昨日は夜が長かったあ。

投稿: まいね | 2012年7月28日 (土) 10時15分

 旦那様が新しいデルのディスプレイ(大きい!)を出してきてくれて取り替えたらちゃんと動くようになりました。暑さは関係なかったみたいです。おかげでパソコンの周りが片付きました。この空間をキープできるよう頑張ろう……。
 今日は禁断症状で虎ちゃんとパソを取りあっこしてました(やばいよ)。

投稿: まいね | 2012年7月29日 (日) 23時58分

電子書籍の何が良いって、場所とらないことと字が大きくなることですね。場合によっては眼鏡なしでも読めるのはありがたいです。私が使ってるのは、i-touchで読むので、コミックはe-book、小説はhontoです。
そうそう、安くなってたのでガラスの仮面買っちゃいました。場所取らなくて良いです。人に貸せないのが難点。アマゾン(英語の本)だと人に貸せるシステムがあるって聞いたけど……
今の日本では端末にDWして端末ごと貸すというやり方になるのかしら……

投稿: とむ影 | 2012年7月31日 (火) 17時49分

 そうか字が大きくなるのか。これから先それは大きなアピールポイントになるのかな? ネームの多い込み入った話好きだしな……。
 端末ごとっていうのはなんだか恐れ多い(壊したら申し訳ない)気がしてちょっと遠慮しちゃうかもだわ。やっぱり電子書籍は貸し借りには向かないですね。

投稿: まいね | 2012年8月 5日 (日) 01時15分

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