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2012年2月 3日 (金)

春遠かるべし

   不合格以来持病の胃痛が悪化して転げ回っている虎美ですが。
   とうとう昨日は、
   「お腹の中でなにかが出てる……!」と呻きだし。救急車を呼ぶまでは行かないものの、のたうち回っておりました。
   当然今日はおやすみで。

   8時も回って、先生になんて言おう、今日は私立の出願日じゃなかったかなーと思ってたら、来ました、虎美の担任のS先生から電話。
   「今日は私立に出願に行く予定だったのですが」
   「ああーっ先生済みません、さりながら虎美は昨夜救急車を呼ぼうかというくらいの胃痛で……」
   「お母様行っていただけますか?」って、へ?
   「調査書と願書と受験料を持っていかねばならぬのでは?」
   「ええ。調査書と願書は学校にあります」
   「では先生がクランバハの方にお持ちいただけるので?」
   「職員室のSの机の上に置いておきます。留守番の先生にお話を通しておきますので、お母様が取りに来ていただいて、持って行っていただいて良いですか?」
   「はい、そのように致します」
   「お母様は身分を証明なさるものをお持ちになってください」

   慌てて支度して、御飯も食べないでゴルドベルク中に参りました。9時34分着。主任の先生が待っていてくださって、願書と調査書を出してくれました。
   「受験票は持って帰って本人に渡してください。
   受験料の領収書はおうちで補完してください。
   調査書の受領証は学校までお持ちください。受験番号は学校の方でも控えさせていただきます。それではお気を付けて」
   「行って参ります」

   そこからバス通りに出て、時間が余って気がはやったのでバス停もうひとつ先まで移動して乗りました。駅まで。ノイエ・リリエンベルクの駅に着く前にお腹がすいてきたので、駅の小田急がやってる便利小売店でお兄ちゃんが最近小腹が空いたときに食べてるというシリアルバーの「一本満足」を買ってかじりながら電車を待ちました。……人身事故で遅れてるんだもんな、小田急。
   一駅の隣、パシモンで下りたは良いけど、おかあさんクランバハ行ったことないんだよね……虎ちゃんが出がけに受験の要項をわたしてくれて、詳しい道案内が書いてあったんだけども。パシモンを下りたら時計台が見えますって、ないじゃん時計台! おかあさん今日も仕事13時入りなんですけど……。迷子になってる余裕ない!
   気合いで川の方、川の方と道を探し、なんとか迷わずに目印のリンネル川に巡り会い、そこから遊歩道沿いに歩くと見えてきましためるへん! な時計台。
   ……これはすごいかも。
   あとは恥ずかしげもなくピンクの表紙の要項を持ったままノコノコ歩きますと、……お母様といっしょに願書を出してきたとおぼしき中学生達が三々五々歩いてくるのと擦れ違います。この道あってる。心を励まして更にノコノコ歩いて、大きな通りを渡りますと、もう、「クランバハ女子学院こちら」と看板が出てます! そして、「入学願書提出はこちら ← 事務室」と同じ文面の立て看板が点々と配置されており、安心、安心。

   クランバハたしかに華麗な校舎でした。うわ~乙女の夢。

   誘導されるままに麗しい構内をうろうろして、反対側の門が目の前に。
   「なんや、通過して外にでてしもうたやないの」と思わずひとりごつと、矢印は急角度になって、脇の建物を指していたのでした。ああ、正門はこっちだったって奴ね。
   もう7,8人、中学生達が並んでいて、オバチャンはコートを脱いで威儀を正し、免許証も出して準備。

   「次の方」

   「ああっおゆるしくださいッ! 娘は昨夜胃をいためてたおれてしまったんですッ! 学校の方の指示で、わたくしが手続きをして参るようにとのことで、以て参った次第でございますうッ! ここに免許証がございますッ!」
   ……非常時の演技(過剰)には自信があります。

   「それは大変でしたね、では必要な書類をこちらへ」
   わりとれーせーで丁寧な応対でした。
   「それではお大事に」
   「ああっありがとうございますッ、ご免くださいませッ」と何度も頭を下げて事務室を後にしながら、「おお、このステンドグラスは一見の価値がある」とばかりに写メってきたおかあさんでした。でも、外から撮ったから光が反射してきれいに撮れなかったの。

   それからまた来た道を帰り、電車に乗ってノイエ・リリエンベルクへ。せっかくだからと駅前の銀行でお金をおろしてたら携帯が鳴って。
   「ゴルドベルク中のSですが」
   「ああッ先生! ちゃんと行って参りました、今ノイエ・リリエンベルクです。今から学校へ参ります」
   「それがですね、公立の後期日程の受験料の領収証を回収する期限も今日なんです」ああ、水木の二日間で必ず振り込んでくださいって言ってたなあ、そういえば。
   「ええッ、当然振り込んで本人に渡してございますッ」
   「お母様それも持ってきてください」
   ……学校に行くバスのる前で良かったよ。

   それでもしっかり小田急のオサレスーパーのモロゾフで虎美にプリンと旦那様にチョコレートを買って帰るおかあさんでした。 

   バスを下りてリーリエマートの前を通ると、ちょうど節分のイヴェントで鬼の扮装をした鮮魚の若い衆とおかめのお面をつけた主任さんがお菓子を配って歩いていたので、
   「娘が倒れたんですぅ!」と報告、
   「おや」
   「ってことでクランバハに願書出しに行ってきました。受け取りを学校に持ってくんでこれからまた出ます、もしかして入りが遅れるかも知れません」
   「解りました」
   ってやって、後顧の憂いを無くしてうちに帰り着いたら、うち鍵掛かってて。
   虎美自力で医者に行ったみたいです。
   かるくパンを食べて、虎美のカバンから振込み証を探し出して、行きにはうっかり忘れてた内履きを持って(校内にはいるためのIDはちゃんと持った!)、ゴルドベルク中に行ってきました。
   S先生は授業中でしたが、やはり留守番の先生が出てくれて、受領証を切り取ってあとは返してくれました。

   よろよろとうちに帰って、あんぱんだけ食べて仕事に出ましたよ。お時間は
   「まだ早いです」と主任さんに止められるくらい、いつもより10分ぐらい早く入れました。

   虎美、お願いだから頑張って、でも、死ぬまでは頑張らなくて良いです。

   「おまえが受験に失敗したら、虎美の名を返上して貰う。これは、お兄ちゃんを超えたということからドラミにひっかけた名前なんだから。受験に失敗するようなやつはもっと恥ずかしい名前を付けてもらう」

   「えーなんて名前にするの?」

   「不寝美(ねずみ)」

   「ギャー!」

   そのかわり、合格したらアルティメット虎美ジブリールと進化させてやろう。

   お医者から帰ってきた虎美、明日は胃カメラ飲むそうです。ほんと、頼むよ。

   我が家の春はまだまだ遠いみたいです。

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コメント

虎ちゃんも、お母さんも大変でしたね。
神経性の胃炎なのかな

私が胃痛の時は、お腹をホカロンで暖めると大抵良くなるのですが…、繊細な受験生はそんなに単純にはいかないかな?
どうかお大事になさってください。

投稿: 姫 | 2012年2月 3日 (金) 23時46分

 ゆうべは「ナイト・ミュージアム」見て手を打って笑ってた虎美ですが。
 胃カメラは「上手に飲めましたよ」だそうで、なんの傷も炎症もないきれいな胃の天然色写真見せて貰っちゃいました。……今の胃カメラって凄いんですね。オリンパス復活せよ! 
 おかあさんは久し振りにいっぱい歩いて向こうずねと太腿が筋肉痛です。
 姫ちゃんご心配掛けてすいません。うちもやってますが、ホカロンはやっぱり効くのねー。

投稿: まいね | 2012年2月 4日 (土) 19時37分

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