« 2011年2月20日 - 2011年2月26日 | トップページ | 2011年3月6日 - 2011年3月12日 »

2011年3月 2日 (水)

少年少女すれ違い続け

   2ちゃんの某スレッドで例によって下世話な話を読んでいたら拾った話。
   新婦は割と女性に嫌われるタイプであったらしく、ご友人とおぼしき女性が披露宴の席上で、
   「だって新婦ちゃんてば高校時代から玉の輿にのってやる! って言いまくってて、就職しても出世頭みる度にモーションをかけてて。うまく新郎さんみたいなひとを見つけてものにして! 凄いわよねえ!」って、もう、そこら中に聞こえる声で暴露したとか。それが、新郎友人からフォローが入って、以下の通り。
   「なるほど! 新婦さんがそんな積極的な方だったからこそ、この2人はうまくゴールインできたんですね。なにしろ新郎と来たら、仕事だけはできて、彼女が欲しい、カワイイ奥さんとこんな家庭を築きたいと口では偉そうにしているけれど、女性に声も掛けられない意気地なしで……」
   突然の暴露話に肝を冷やした出席者も笑いのうちに歓談を続けることができたとか。

   これを読んで、わたくし思い当たりましたのよ。
   まだ20世紀の間に読んだ本でも、イマドキの男性はもう純情が過ぎて、女性を口説くことができない、白馬に乗ったお姫様があああなたこそが運命のひと、と迎えに来てくれるのを待ってる云々書いてありました。ええ、草食系なんて言葉の欠片もない20世紀にして既にね。

   解るよ。だって、今流行ってるラノベのヒロインがみんなそんなカンジだもん。
   なんで最近は幼なじみが多いんだろうと思ったら、なんの取り柄もない(ことになっている)主人公のことを好きになってくれる理由付けが、昔から近くにいたからという時間の連続性と距離の近さでしか出せないからだな。
   うちの猫科の兄妹がはまっている「バカとテストと召喚獣」の明久にしても、おっとり姫路嬢も気の強い島田嬢も彼に小学校時代優しくされたことから彼を慕っている訳だし。この作品では明久の親友(?)坂本も、幼なじみの霧島嬢に熱烈に求婚されていて、また幼なじみかとこちらは食傷。でも、その辺は「幼なじみならしょうがない」というある意味切り札なのかもと今思いつきました。
   あと、この作品は明久の美人でグラマーな姉上といい、級友木下秀吉の双子の姉、優子嬢といい、皆独特の論理を通していて話が通じないのが共通点で、そこは思春期の女子の男子にとっての訳わからなさを表わしているのかと思っていたのですが、嫉妬よけかなと。あんな美人に熱烈に想いを寄せられていて……でも可哀相、うらやましくない、という持って行き方と思い至りました。ほんとこの話は作りがうまいですよ。カワイイ女子、面白い友人に囲まれて波瀾万丈な学園生活、男子中高生の夢! ……なんだけど、自分の身に起っちゃ嫌よというギリギリの線が。

   グウェンダル型と常々申しておりますが、美女に尻に敷かれていろいろ厄介を押しつけられる主人公は最近多いです。「涼宮ハルヒ」シリーズのキョンもそうでしょ? そして、その美女は最近集団と。キョンはとくに特技はないと常々言っていますが(伏線として過去の事件が描かれているので、もしかしてなにかハルヒが世界を動かす特殊な力を手に入れるにあたってなにかをしている可能性もありますが)、ハルヒが無意識に引き寄せた宇宙人、未来人その他イロイロの美少女達に好意を示されウハウハな話でもあります。まあ青少年が心の慰みに読むものなんだから、いいんだけどね。「とある魔術のナントカ……」も、最初数冊見せて貰いましたが、やっぱ主人公取りえなしといいつつどんどん美少女と出逢って頼りにされてたよ……。

   ほんと、無理めの美人に想いを掛けて、口説いて口説いて自分も磨いて強くなって振り向かせる話ってないわよ。 それってじゃあ昔はどんな話って、ええと……………「めぞん一刻」? 「Dr.スランプ」? いやあれはギャグだし。

   じゃあ、対する女子の方はどうよというと、王子様を待ってるのかというと、「キャンディ・キャンディ」の昔から、王子様を待ってない。自分から探しに行く。いや待て、そうじゃなくてロマンチックに運命に結ばれた相手として向こうが探し当ててくれる、……かな。「ぼくの地球を守って」は、転生しても恋に落ちる系でしたよね? あれはラヴ・ロマンスの範疇に入れていいのか。「ときめきトゥナイト」は、一部の真壁君と蘭世は過去に愛し合った恋人同士だったんじゃなかったかしら。あと一昔前の恋愛ものベストセラーってなんだろう? 「ベルサイユのばら」はオスカル様地味に逆ハーレムだった気もしますが(男性におけるハーレムの逆で、ヒロインが出てくる男性みんなに愛を捧げられてもてもてな様)、結局アンドレとくっついたと言うことは幼なじみものなのかな?
   でも、それこそいっぱいあった学園ラヴコメだと、なんの取り柄もないドジでのろまな亀が学園のプリンスと恋に落ちて結ばれるってのが主流だったような気もしますが。やっぱ、右肩上がりの時代は漫画の女子も元気あったな。「ときめきトゥナイト」も、最初はその線だったし。学園のプリンスじゃなくてシングルマザーの家庭の不良っぽい男の子だと思ったら魔界の王子様だっただけで。

   

これが90年代になっても、レディース・コミックになっても、「悪女(わる)」はその辺ちゃんと少女漫画のお作法として、なんの取り柄もない一般職OLの麻里鈴ががんばって出世してTOさんを見つける話だったなあ、最後どうなったか見損ねたけど。
   今もそうかというと、今は「のだめ」でさえ、王子様が自分を好きになってつきまとってくれる。いやつきまとってないけど、自分を評価して、無くてはならないひとだといってくれる。うらやましいね。

   でなければ。ヒロインは伝奇的なナニモノカによって既に唯一の存在で、美少年美青年が傅(かしず)いて彼女の愛もしくは特殊能力を乞うわけだ。「薔薇嬢のキス」だけかと思ったら、ネットでレンタル無料フェアやってる「薔薇の聖痕」もそんな話でしたよ(絢爛豪華で結構面白かった)。ヒロインは謎にもまれながら、真実自分の愛する相手は誰なのか、自分の心と向かい合うわけだ。うらやましい。これもまあ、中高生が夢見る世界と思えば可愛らしいものなのだけれど。

   よく考えると擦れ違っておるよな。これこれ、青少年よ、まともに向き合って恋愛しようよ。思うとおりに行かなくてきゅううっとなるのが青春だ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011年3月 1日 (火)

お犬様との暮らしはどうよ?

   最近虎美はつばさちゃんと仲良し。毎日学校の帰りに話し込んでたり、休みの日も一緒にお買い物に行ったり。つばさちゃんの愛犬パフちゃん(仮名)の話もよく出ます。
   そうそう、チワワかドーベルマンかと最初かなり悩ましかったパフちゃんですが、
   「トイマン・チェスター・テリアだって」
   「ううむ、母はそのような犬種聞いたことはないが、最近できたのかも知れぬ」
   「19万円血統書付だって」
   「勝った! おまえは23万円だ」
   おかあさんそれ出産費用ですから。赤ちゃんはお金で買えません!!
   それでウィキペディアでも探したんですが、当該犬種は見つからず、忘れた頃に、
   「なんかねー微妙に間違ってた。『トイ・マンチェスター・テリア』だって。名札が小さくて、そういうふうに改行されてただけだって」
   「なるほど」
    トイマン
    チェスター
    テリア
   ね。
   その「トイ」は「トイプードル」の「トイ」だ、きっと。ちいちゃくておもちゃみたいって意味(その考え方はやや危険?)の。マンチェスターならイギリスの地名っぽいから、これはあり得るな。
   と思っていると、それからよくそのパフちゃんが話題に上る上る。
   「パフちゃんの兄弟はみんなお菓子の名前で、パフちゃんの本名もクリーム・パフちゃんなんだって! 血統書に書いてあるんだって」
   ああ、なるほど、それはシュー・クリームですな。
   「パフちゃんはお利口で、綱を付けないとドアが開いててもお外へ出て行かないんだよ」
   さすが血統書付は違うと思っていたら。
   「今日つばさちゃんのうちに行ったらパフちゃんが悪戯してゴミ箱をひっくり返して大変なことになってた」
   「最近は暑くてパフちゃんの肉球が火傷しちゃうからお散歩は行かないんだって」って、この夏のお話。
   「パフちゃんは膝の上に乗ってきて顔を舐めてくれるんだよ」
   「今日パフちゃんがうちの中でオシッコしてて大騒ぎになっててお掃除手伝ってきた」
   ……だんだん笑い事じゃなくなってきてますが。やっぱりお利口なお犬様でもうちの中でお犬様を買うのは大変なのねえ。
   本日は、
   「今日パフちゃんがつばさちゃんのセーターの上でオシッコしちゃったからってつばさちゃんセーターなしで来てた」
   ……それはもう命に関わる悪戯じゃないかなあ? 今日いっとき雪降ってたよ? この辺。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月28日 (月)

さてどん尻にひけえしは

   最近お見限りだった小田急町田店のハーブショップから、虎美に営業のお葉書が。でも、もうインフルエンザの季節も乗り切って花粉の季節になってから、飲む「しょうが」、ジンジャーシロップのお誘いはどうかなあ? 一昨年買ってからちびちび使ってて(賞味期限は過ぎちゃってるけど)まだ残ってるから買う気はないんだけど。
   「あたし行こうかな、ホラ」と、表を見せてきます。なになに、「本状ご持参のお客様にキッチンタイマープレゼント」って、これは可愛らしい動物の形をしたデジタルタイマーですね。黄緑色はカエルさん、その横のグレイでお鼻のおおきなのはコアラさん、ピンクでお鼻がコンセントなのは豚さん。
   「にゃんこがないではないか」
   その右は、ベージュでおでこに虎縞っぽく三本線入ってますが、なんかこう猫っぽくない。お耳が丸くって。上の段にもグレイにおでこ三本線ちゃんがいますが、なんかこう、……やっぱり違うなあ。上の段の真ん中はパンダさん、右はクマさんだと思うけど。
   悩ましい。
   「ネズミじゃない?」
   虎美もうろんな顔を致します。
   「ネズミのおでこにシマがあるか」
   「でも猫じゃないよね」
   「もしや、これは虎ハム……?」と、往年のハムスターがいっぱい出てきたアニメの記憶を掘り出す掘り出す……。
   「ジャンガリアン・ハムスター、かもね」
   「それでこっちのグレイのやつは?」
   「リスさんだ!」

   小動物のデフォルメは難しいというお話でした(?)

   「やっぱり行こうっと。本状ご持参でジンジャーシロップお買い上げだとステンレスボトルプレゼントだって」
   「待て、おまえは水筒を何本持ったら気が済むのだ!」
   「だっているんだもん!」

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011年2月27日 (日)

お受け取りは慎重に

   土曜日の昼下がり、うにゃーそろそろお昼寝したいッと思っていると、インターフォンが鳴ったと思いねえ。「ヤマトです」って、
   「誰よヤマトでなんか頼んだの!」とプリプリしつつ出ると、やや気弱そうなオジさんが、発泡スチロールの大箱を抱えて立ってました。クール宅急便の生ものシールがピカーッ!
   「すいませんお忙しいところを」
   「誰から!?」と貼付の伝票を見ると、「早乙女晶子」
   「おばーちゃんだ!」そして、品物欄には、
   「タラバガニ」って!

   「おばーちゃんからが来たッ!
   ありがとーッ!」と、いきなり声も可愛くなって、ぱんっと判子をついて荷物を受け取りました。
   「お礼の電話だ電話! 虎美、封切って!」って、受話器を取って、金沢に電話を掛けて。
   「もしもし?」とエレガントな声が出るなり、
   「おかーさまッが来ましたッ! ありがとうございますッ!」と勢い込んでお礼を言ったところが、
   「うちから送った蒲鉾が着くのは明日の筈だけど」って。そういえば、早乙女のお義母様の名前は晶子じゃなくて章子……
   「虎美! 待て! それはよそのうちのだッ!

   ……梱包用のあの樹脂のテープみたいな紐はぱっつんぱっつんと切ってしまってましたが、辛うじて粘着テープはまだ手つかずでした。
   「おかーさぁん!」
   虎美も絶叫。いやおまえもちゃんと伝票確認しろよ。
   ちょっと寝ぼけてて。番地は限りなくうちと同じだった(でも具体的にどのうちかわかんない!)し。よくよく伝票を見ると、送り主も「本人」って、間違いようもなくよそんちの荷物でした。うわー。
   すぐに電話を切って、この辺のヤマトさんの営業所に電話して取りに来て貰いました。
   「すいません」
   しばらくして泣きそうな声でさっきのオジさんが取りに来ました。
   「こっちこそごめんね」って、切っちゃったテープは絶縁テープで繋いで返しました。粘着テープの封まで切ってたら取り返しのつかないことになってたよ。ご近所の早乙女晶子さん(仮名)ゴメンネ。

   えーと、お集まりの皆さんも宅配便をお受け取りになるときはお気をつけて。

   それで、毎年恒例阿部蒲鉾店謹製のお雛蒲鉾セットは今日着いたの。今年は「ぼんぼり」がいつもと違うカンジになっていて、毎年少しはリニューアルするのねと感心。

   

| | コメント (2) | トラックバック (0)

京都大学入試でネットカンニング!?

   2ちゃんで話題になっておったなあと思ったら、もう新聞沙汰にもなっていて。
   イマドキは携帯情報端末も高性能になったから、受験会場に持ち込んで、問題を入力して外部に送信し、答を教えて貰うことも可能よね、とか思ってたんですが、ホントにそれをやったらしく、現実に京都大学で入試に出された問題を、試験をやってる最中に「この問題を教えてください」と、いろんな質問に対する答を募集するサイトに投稿、まんまと回答をもらっていたそうで。
   必ずしも受験生が受験会場で投稿・回答を見て回答欄に記入したとは限らないんですが。予備校のスタッフとかが、模範解答を作成するために受験生として紛れ込んで、途中で退席することで問題文を入手するということはあるそうなので(でもそこは商売上の倫理観というか、やりすぎて出入り禁止になっても困るし、試験中に答を発表したりはしないと思います、そうでしょ?)。持って出た可能性もなきにしもあらず(=試験中に携帯を操作したり、さらにすんごいハイテクを使ったとは限らない)ですが。
   ばっか。
   そんなことをしてまで入ってどうするの。

   それにしても、僅か数分で答が書き込まれるなんて、Yahoo! 知恵袋というところもヒマ優秀な方が揃ってるんですね。まあ、土曜だったしな。そんでそこの答が京都大学の入試問題の解答として引き写して大丈夫なレヴェルと思ったわけですね、そのカンニング犯さんは。
   なんていうか日本は平和やなあ。
   意図を察して、「あなたを特定します」(これはどこかの入試問題なんじゃないの? こんなことをしていいと思っているの? あなたが誰かを突き止めて罰を受けさせますよ)と書いた人もいたらしいんですが。

   旦那様にお尋ねしたところ以下の通り。
   「旦那様が試験監督をなさった頃は携帯があまり発達してなくてようございましたね。やはり挙動不審な受験生というのはいたのでしょうか?」
   「キョロキョロしているのはいた」
   「それはやっぱり通報して?」
   「刑法犯ではないからな。単に不合格になるだけだ」
   「なるほど」
   「京大にカンニングなんかして入っても卒業できないだろう」
   さすが、仰ることが違う。
   たしかに、こんなに大ごとになったんじゃあ、たとえ合格できても二言目には口の悪い教授なんかに「きみらはどうせカンニング組だから」なんて言われちゃうんだ。周りも、「カンニング学年」って見ちゃうんだ。正規の合格者でさえそうなのに、犯人君は、一生それを背負っていくんだ。それで専門分野でめざましい業績を上げたとしても、ブラックジャックみたいなもんだ、評価されない。そんな一生良心を磨りつぶされるような生活を送るぐらいなら、正々堂々不合格なり浪人なりした方が良いと思うんだけど。
   そういう頭や倫理観がないからやっちゃったんだろうな。
   とりあえず、真面目な受験生に謝れ
   受験生を信頼して、携帯を持ち込ませてくれてた大学側に謝れ。

   それにしても、なんでもネットに流せば大丈夫、誰かが正しい答をくれるって思ってしまっているところが(自分の友達の頭のいいヤツに解いて貰う、じゃないんだもん)、この犯人さんに限らず若い人の考え方はなんか怖いわ。
   今、まともなマスコミには流れてないようですが、立教大学の学生さんが、なんかツィッターで女性に対して不謹慎な発言をしたとかで、本人を特定して、就職の内定先にまで「このひとをどう思いますか!?(=処分しろ)」と「正義の」電話を掛けてみたりという事件が起っているそうで。この前の、街を行く女性を捕まえて、イマドキ珍しい不美人だから記録に残したい、インタヴューさせろとかいって失礼な画像を撮ったとかそれをネットで流したとかで処分された学生さんも、ネットで「許してはおけない!」と運動になってしまって大ごとになったとかで。そりゃ、やった方も悪いけど、ネットの正義君たちもスゴイナア。

   よそじゃあ革命を起こすような危険な情報伝達手段になっておるのに、日本では密告・天誅のための手段ですか。まあおかあさん自分も適当なこと語ってるだけだからひとのこと言えませんけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年2月20日 - 2011年2月26日 | トップページ | 2011年3月6日 - 2011年3月12日 »