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2011年12月 3日 (土)

本日の手仕事ニッポン ― シニア篇 ―

   実家からまた支援物資が届いたと思いねえ。中身はおばあちゃんのおでん各アイテム1コずつジップロックに入っててひと袋が一人分×4。おかあさんありがとう。
   そして、
   「まいちゃんや、足首を冷やすといけないのでカシミアのセーターを壊して作ったレッグウォーマーを入れておきます。お仕事がんばってね」のお手紙といっしょに、これは素人目に見ても良いセーターの袖再利用レッグウォーマー
   「虎美や、おまえ、レッグウォーマー片方無くしたと言っていたな、おまえにや」
   全部言わせずに持っていった虎美の躾について考え直した方がいいかなあ。まあ、受験生優先。

   「それにしてもいいものだ。こんないいセーターなら丸のママ貰いたい物よ」と、母に電話して苦言を呈したところが、
   「あらん、それ、お友達から、胴体部分は蓑虫が付いて食われてしまったけど、活田さんならお袖だけでもなにかにするでしょう、といって貰った物やわ」って。
   うう~ん、お友達の間ではそういうことで有名なのか、うちの母。負けました。
   そして、うっかりしてカシミアのセーターを喰われてしまうのはわたしだけじゃなかったのねと少し安心。

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2011年12月 2日 (金)

本日の手仕事ニッポン

   やってきました冬将軍。
   「まったぁ?」って遅刻して、
   「うう~ん、もっとゆっくりしてくれても良かったのに」と心から言うことのできるお方はこの方以外にいますまい。特に今年は、被災地の仮設住宅なんかまだ準備が出来てないとか聞きますと、冬将軍空気読んだなと好ましく思ってましたのよ。

   「おかあさん軍手探して」
   自転車通学の豹太が泣きを入れたのは先週。ああ、うん、そろそろキツイよね。
   「一度使ったような奴は母のタンスの上にあったような気がする、今みてやろう」
   草むしりなんかで使ったようなの、洗ってとっといてあったような。
   「おう、これこれ……」と、広げてみましたら、それはお子ちゃまサイズ!
   芋掘り遠足とか、草むしりとかありますもんね、小学生時代も学校から軍手を持たせてくださいってことがありました、そう言えば。ただでさえ手の小さい両親から生まれておりますから、うちの子はなんにせよ手が小さい! 大人用を持たせて間に合わせるなんてことは出来なかったのです!

   「これは無理か?」と広げてみたらば、
   「無理!」
   ……おかあさん無駄に張り切って、それは手の甲の部分に当時流行っていたキティちゃんのアップリケが右左とも縫いつけてあったのでした。
   「おおそう言えば昔そんな悪戯をしたような……持ってく?」
   「絶対イヤ!」
   ネタとしても面白いじゃん。はいらないと思うって、それは。……入ってもまたやばいかそれは。
   「虎美に見せてやろう」
   「おかあさん、勘弁してやって」

   おかあさん昔は頑張ったよなあ。

   そして、自分のカーディガンを発掘してみたらば、去年もう鬱のどん底で、まともに生活を回していけなくなっていた状態だったらしく、適当に箱に突っ込んであったキャメル色のカーディガンは……見事に4,5箇所も虫に食われていたのでした。嗚呼、やっちゃったよ!

   泣きながらお裁縫箱を出して、らくだ色の糸がないからもう白い糸でいいやとばかりに一本どりで拙いながら穴を繕って……昔おにいちゃんのお下がりをくれてやっていた虎美のシャツの胸元にせめての彩りに付けてやってたおリボンの薔薇、処分する前に回収してたのが裁縫箱の底に残ってたのを縫い跡隠しに留めつけて。いや、そんなリボン3コも4コもついてたらおかしいって。でも気にしない。

   なんとか穴はふさげました。おリボンが足りないのと、あんまり変なところにおリボンが集中してるとヘンなので付けなかったところもありますが、まあ、うちからリーリエマートの更衣室まで着てくぶんにはいいでしょ。ちゃんとしたお出かけにはちゃんとタンスにゴンしといたカーディガンを着ればいいのよ。

   それにしても、あとの処理の大変さを思うと、やっぱり衣替えの時にきっちり防虫剤入れてしまうに越したことはないのねと深く反省しました。

   それにしても、おうちで着る用のセーターにもなんだか穴が空いていて。ここはまた手芸店に気の利いたアップリケでも調達しに行きたいな。週末はお歳暮出しのついでに町田で探してみましょうか。

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2011年11月30日 (水)

この腐登校娘がぁッ!

   虎美がブラシが見あたらないと言って、新しいブラシを買わねばならない、でも、今8度の熱で早退してきた身だし、お兄ちゃんどうせ予備校行くでしょ、駅前の100均で買ってきて、とワガママを言い放題なんですが。

   「あ、無理、その坊主頭でブラシなんて、シュールすぎる」

   恐れを知らないやつめ。

   「おまえ、いいのそういうこと言って?」と豹太はあきれ顔。
   ほんと、親の顔が見たい……進学の最終確認書を白紙で出すという暴挙をやってのけて。今までわたしは120%早乙女の子みたいな顔しておいてなんでそこで活田のおばあちゃんみたいなことを!?
   ……そしてヒマさえあればネットに繋いでアニメの美少年画像を探してはにたにたしておると。

   もう匙を投げたい気持ちになってる母でした。

   「ほんと無理だから! でもブラシがないと髪が決まらない~ッ!
   おかあさんもそう思うよねッ」

   「♪土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た~ァ」
   ……でもやっぱりおかあさんも呟いていたり。

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始末書来ました

   そんな大ごとになるとは。

   大丈夫、何を隠そうこのおかあさんは始末書の達人ッ!(cf.「武装錬金」。まんざら嘘でもないのが情けない)

   なにをやっちゃったかについては語りたくないですが。
   ……これでボーナスは無配だな。

   あんな解りにくいバーコード貼った方が悪いんだもんッ! いやほんとそのうち読めない切れたり汚れたり曲がったりしたバーコードに襲われる夢見そう(認識できないバーコードはチェッカーの敵です)。

   さーてリリエンベルク・コーポレーションの始末書の書式はどんなかなあ。いっちょ一太郎でも立ち上げてみるべえ。

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2011年11月29日 (火)

いざというときに出るのがたしなみ

   たしか「徳川の女人たち」吉屋信子で見た話。

   将軍が4代目の家綱になった頃の火事といえば、振り袖火事で良かったんでしょうか、江戸城も被災して、将軍もお女中たちもみんな西の丸かどっかに着の身着のままで焼け出され候。それでも頑張った賄い衆、なんとか御飯だけは炊いて届けたけど、お膳とかは持ち出せなかったので、ただおひつに白い御飯がどん! 

   どうするよ?

   将軍も、お上臈も、お腹ぺこぺこ、、
   「くるしゅうない、皆々食すがよい」なんて言ったんだけど、さすがに上様の御前で手づかみは、ねえ(賄いもせめてお握りにして出せ)。皆々顔を見合わせてもじもじする中、あ! と思い当たった一人のお女中が、懐に差し挟んだ懐紙を出して、それに御飯を一口分よそって、口元に持っていったと。
   それがまあなんともスマートだったんので、我も我もと真似をして、なんとか人心地付いたって。
   それで、天晴れな嗜み、と最初のお女中が直じかに褒められて、
   「そなたの機転か?」と確認されたところ、
   「今は大奥を引退された××尼様に、懐紙はどのように使っても良いと教えを受けましたので」 と言上したそうな。
   「なんと、××尼ならそう言ってもおかしくない! 嗜みのあるお方であった!」となるという、ヒロイン××尼上げなエピソードでありました。まあ、着の身着のままでも懐紙は懐に入れてるってそのお女中も偉いわよね。え? 当然?

   今で言うなら、サランラップをお皿に巻いて、洗い物を少なくしたり、炊き出しのお握り握ったりってとこよね。
   まあ、ヒロインの××尼様は学校で教わるような歴史では出てこない方だから(余りにもスキャンダラスな身の上なので)、エピソードなんかも伝わってなくて、そこら辺は吉屋氏作り放題だっただろうけど、ゆかしい嗜みと臨機応変の柔軟なお心が偲ばれるいいエピソードじゃございませんの。

   この作品では、「枕草子では青海波の模様が一番! って言われてたっけ」と、青海波の打ち掛けに釣られて女装するとか、豪華絢爛の大奥の皆さんに張り合うために、モノトーンの打ち掛けを作らせたりとか、そういうセンスの良いエピソードが満載で(たぶん「大奥」@よしながふみのモノトーンお着物の元ネタもこれだろう)、非常にうっとりしたものでした。どうせ捏造でエピソード入れるなら、これぐらいしてほしいものよ。

   大河ドラマ、最終回近くは見ましたけど。
   ほんとうに、もう、なんというか、今度から歴史物に興味のない人に脚本を書かせないでください。時代劇というのはああいう世界観の中で新しさを出すとか、その人らしさを出すというマゾ的なところを楽しんでいるので、わたし歴史は知りませんからと言って現代のふわふわした甘ったるいドラマの感覚を持ちこまれると非常に困ります。

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