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2011年10月15日 (土)

銀座みやげ

   国分町の帝王から銀座のジェントルマンに進化した旦那様でございます。最近は朝帰りには「これ」とお土産をお持ちになったりして。これがまた、マルセイのバターサンドやら、かをりのレーズンサンドやら。
   「なんです?」
   「知らんが、お土産ってくれた」
   旦那様どれほどの豪遊をしているんですか。
   「銀座のママのお気遣いというやつですか? 
   『これ、奥様に』」トしなを作って。
   奥様って柄じゃないですが。ありがたくご馳走になりました。

   本日は目覚めたら真っ赤な薔薇の花が一輪。
   いやちょっとこれはスペシャルだぞ、結婚記念日じゃないし、なんだっけ、なんも記念日じゃないと思うけど、なんかわるいことしたっけ!? と硬直していると、起きてきた旦那様、いつもの通り、
   「これ」
   「やはりママから?」
   「なんか知らん。持ってきた客がいたらしい、みんなに配ってた」
   「ああーッ、真っ赤な薔薇を50本ほど花束にして、
   『ママ、これをキミに』って客ホントにいるんだ!?」
   「しらんッ」
   ああ、今までのお菓子類も、好かんタコから貢がれたものの再利用だったのですね! それをリサイクルして留守宅にゴマをするとはさすが銀座!
   「それを『持ってくまっし』と言われて」と旦那様、金沢弁出てますけど。
   「銀座のクラブのママが『持ってくまっし』なんて言いますか! 『白いばら』ですか!?」
   そういう名前のクラブ(?)だと、47都道府県すべての出身のホステスさんをそろえていてお国の話題でもりあがれるんだそうな。
   そこでおあつまりの皆さんは、元横綱千代の富士の九重親方が銀座のクラブに出かけて、渋く、
   「金沢出身の女(ひと)を呼んで」とキメて言うのを想像してみてください……。
   朝からキャーキャー言っちゃった。
   虎美は、
   「ええーッおとうさんこれ持って帰ってきたの!? 恥ずかしすぎる!」と別件で吼えていました。まあ、確かに、花束をばらしたものなので、何の包装もされてませんでしたが。

   さすが銀座の花屋さんのお花、茎が50センチもあって、2リットル入りのお水のペットボトルに挿してもまだ半分以上首が出ていて、虎ちゃん感嘆してました。

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仙台の教育委員会は○○

   震災以来、前住んでた場所のことが気になってローカル情報サイトをちょくちょく見に行っています。これはそこ情報。

   仙台市の頭が固くってどうしようもないというのは昔から言われていたんですが。
   具体的には、仙台のガッカリスポット、青葉城址。なんとわたしが修学旅行で行った80年代から、「(なんにもないところだから)もっと他の所も回った方が良い」と、自由行動計画書を出したときに言われた気がします。
   ものが城跡だから、たしかにそんなに具体的なものがあるわけはないのですが(元から天守閣はないし)、大名庭園とかさ、ちょっとしたやぐらとかさ、あればいいのに、有名な伊達政宗騎馬像の他は、展望台になっていて仙台市街が見下ろせるぐらいなんですが、これが、見下ろせない。立地的にはできるはずですが、樹木がうっそうとしておって、視界を妨げておるんですな。ただただもっさりとした里山が見えるだけ。なんでも、史跡? お山全体が文化財指定かなんかを受けておるから手を付けられないそうな。
   ええーッ、嘘ッ! 
   正当な保全のための樹木の伐採ぐらいしてもいいでしょう!?
   そんなこと言ったら、姫路城だって大仏殿だって、補修できないことになっちゃうよ?
   まあその硬直化した対応のために青葉城址=青葉山は仙台市内(駅からバス15分)にもかかわらず熊の出るような自然に溢れた杜の都の文字通りシンボルとして存在し続けている訳なのですが。うん、空気は良いよ。花粉の季節はどうか知らないけど。

   で、震災を経て、築411年のあの石垣壊れちゃって。
   観光名所でかつ、あの青葉城址を抜けて仙台市街へ下りるルートは隣山からの市街地への主要道路だったので、なんとその隣山の住宅地は仙台市街へ出るルートを塞がれておる状態だったそうな。
   震災当日は、山を繋ぐ橋が落ちたとか不確実な情報が流れて(すいません、わたしも八木山橋が落ちたらしいってここで書いちゃいました)、心配したんですが、橋はちょっとすごい状態(段差ができていた!)になっていて渡るには度胸が必要だったものの落ちてはいなかったようです。問題は、山城である青葉城の石垣を巡るように登ってゆくルートの脇に立っていた石垣が所々崩落したため、危険で通れなくなった部分があるということでした。今は徒歩なら大丈夫、と現状を記録した写真がそのサイトでは時々上がっていますが。
   いや、Y山の住人の方々は生活道路として車で通りたいんで。とにかくマチナカへ買い出しその他のために出たい、リュックしょって歩いてでも通るという時期ではもうなくて、通勤通学のために震災前と同じスピードと頻度で通りたいんだって。
   自動車で通れるようにしてくださいよというのがY山の皆さんの切なる願いだったと思うんですが。とりあえず、既存の迂回ルート(がけの上の料亭の庭の巨石が転げ落ちて下の老舗旅館を潰したとか)は4月には開通していて、そちら経由で下りること自体はできてるらしいです。渋滞してるだろうなあ。そっちルートも、城下町ならではの妙な曲がり角がいっぱいで、ふつうにしてても混雑の源だったから(片平の消防署の角!)。
   それにしたって、青葉山には仙台城址と並ぶ重要施設、東北大の工学部キャンパスもあるんですから。
   工学部って今年も講義してるよね……?

   それで、ようやっと仙台市教育委員会から青葉城址ルートの整備計画が出たと思ったら!(復興担当窓口が教育委員会って所が凄い!)
   3年後完成予定って!
   Y山のひとに3年も我慢せよと?
   ただでさえ成熟した住宅地で、もうどんどん若い人いなくなってるのに、道が通る頃には住人消えてるって!
   そりゃ400年前の史跡ですけど! 
   実利優先で補修して文化財指定外されても観光地として困るけど!

   硬直化しておる仙台市教育委員会はやっぱあほちゃうかと。

   ついでに。

   ……やっぱ地下鉄作っといて良かったじゃん。
   (注:仙台は既存の地下鉄南北線の他に、東西を結ぶ路線をバブルの頃から計画中で、西側は青葉山を越えてY山の動物園前が終点だったかと。それは冬期に凍結した山道をバイク通学して毎年相当数の学生が事故る東北大工学部・東北工大の悲願だったりもします。バブル崩壊を経て経済規模の縮小した仙台にはもう要らないのでは、工事のためにケヤキ並木を切るな云々と麓の理性的な市民は東西線には批判的な模様。それでも工事は着々と進められ、震災の影響も少なく、震災後も工事は再開されておるとか。)
   先に地下鉄の方が開業するかもしれん(ハッ! それを見越した怠業?)。

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2011年10月13日 (木)

「オリンポスの咎人」 ― レディース・ファンタジー ―

   毎度新刊が入る度に見に行っている電子貸本「Renta」のサイトです。ハーレクィンのコミックがお気に入りで、中でも、出る度に借りているのはこの「オリンポスの咎人」シリーズ。作者はジーナ・ショウォルターだそうです。作画は各部ごとに違っています。
   ギリシャ神話の世界観、あの、人間の災厄を閉じこめた箱を開けたのは女性だというやつを、女戦士パンドラだけが警護の任に当たっていることに嫉妬した戦士達の裏切りによるパンドラ殺害、結果、災厄の解放、ということにしています。どんなフェミニズムの八つ当たりだ。でもこれはなかなか設定としては面白いです。
   かくて、解放された災厄は戦士達の身体に入り込み、逆にその世界最強の力でもって人間世界で暴れ回ってしまい、彼らはその罰としてオリンポスを追われたというわけ。それで、「オリンポスの咎人」。もともと神の戦士である彼らは時を経て反省、己が身に宿した災厄を飼い慣らして力を外に出さないようにすることを覚え、なんとかこれらを封印し直し、天界に復帰する(? それとも永遠の安息に付く? そこはちょっと忘れました)べくいろいろ活動している模様。時は現代です。
   ただ、「ハンター」という対抗組織があって、過去の大災厄の原因を彼ら戦士達だと知っている知識ある人間の集団で、彼らに復讐し、身に宿した災厄ごと彼らを葬るべく手段を選ばず彼らに襲いかかってくるのが悩みの種。恐ろしいことをしでかした自分が死ぬのは構わないが、それで解放された災厄がこの世界にどんな悪影響を与えるか解らないのに、と、正当防衛以上の義務感で彼らはハンターから身を守るべく闘っています。
   人間が自分たちを恨むのは解るが、もう災厄を自由にさせて迷惑を掛けるつもりがないのに自分を殺そうとするのは困る。だいいち自分が死ねば災厄が解き放たれてしまうと言うのに無茶だ、それに、ハンターたちは手段を選ばず、一般人を平気で死なせたりしているのが人道上許せない……。謎のハンター組織ですが、どうも黒幕がいるようで、それが、なんと発端の事件の時にパンドラ殺しを提案した元凶の仲間であるらしい……。
   物語を読み進めるごとに大きな謎が解かれていって惹きつけられます

   ラヴストーリーとしては、この永遠の罪を背負った戦士達が、当然美マッチョのイケメンでたまらないところへ、毎度永遠の孤独を癒やしてくれるパートナーとなる恋人と出会って恋に落ちるのがもううっとりです。その彼女たちも、ひとの心の声が聞こえる超能力者のアシュリン、真実を見通しそれを絵で描くことのできるダニカ、冥府の看守だった父より力を受け継いだ災厄の女神アニヤ、ハーピー族の娘で翼を持つ魔物を体内に宿すグウェン……と、彼らの力になれる力をそれぞれ持ってます。謎を解いて世界を大きく変えるときが近づいている……という壮大なファンタジーになるのでしょう。

   巻末の作画担当漫画家さんのコメントによると、官能描写は結構濃いらしいですが、コミック版は結構漫画家さんによってはカットしてある模様。小説版も1冊は読んでみましたが、たしかにまあ、大人の女性が読む分にはこのぐらい書いてあってもいいかな程度の濃さでしたかね。ハードカヴァーなら今時の日本文学もこれくらい書いてあるんじゃないかな、よう知らんけど。例によっていろいろ刈り込んであるので、活字版で原作を読んでみても面白いかも。

   というわけで、毎度楽しみに読んでいます。各番人さんは原作中結構ルックスについては書き込んでありますが、作画担当さんにより、微妙に顔が違っているのが残念と言えば残念。そこは共通のキャラ設定で通せよ、シリーズで読んでるこっちが混乱するから(Ⅳ部のヒーロー、疑惑の番人、サビンはドレッドなのかどうなのか!?)。
   好みとしては、やっぱり岩崎陽子(Ⅲ部 ルシアンを担当)は安定してます。彼女の絵で全部出し直して欲しいです。
   それにしても、戦士同士のカップル(? とりあず女性が想いを掛けている)、病のトリンと悲嘆のカメオ(唯一の女性)の恋は実るのか……やはりプラトニックなのかのう。トリンは災厄の性質上ひとに触れないから(だから永遠に欲求不満らしい。お気の毒)。
   永遠のパートナーを得てゆく主役級の戦士達に対し、地味に脇役は失恋もしているようで、淫欲のパリスはⅢ部でルシアンがグランドロマンをやってる間にハンターの女性に恋して結ばれず相手の死で終わったらしいです。可哀相。
   さて、戦士達は何人いるんだっけ、あと何話で物語が完結するか、楽しみです。

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2011年10月11日 (火)

銘菓を口で説明しよう

   職場では孤高を保っておるおかあさんです。ああッその話題に混ぜて欲しいッ! 

   今日の所は、社員さんのお若い方が、親戚の喜び事で仙台に行くらしいとのこと、
   「萩の月買ってきてあげますよ」
   「萩の月、ナニソレ?」
   「ええーッ、萩の月知らないんですか、仙台銘菓です」
   前に仙台に住んでたとかいう世間話すらしていない早乙女さんは、話に入れずにじっとレジに向かって立ちつつ聞き耳を立てていました。
   「なんかスポンジのお菓子ですよ」
   「岩手のままどおるもおいしいわよね」
   (ままどおるは福島は郡山! 岩手じゃないーッ!)←おかあさんの心の声
   「あら、ままどおるは確か福島よ」と、脇から訂正が入ります。
   (そうそう!)
   「それでままどおるってどんなお菓子なんです?」
   「……それはええと、甘いのよ」
   (おいおい)。
   「甘いって、ふつうお菓子は甘いでしょう。お砂糖なんですか」
   このお嬢さんは結構ものいいがぶっきらぼうな方です。
   「違うんだけど……甘いとしか言いようがない
   こちらのおねえさんはちょっと甘いものに対してどん欲さが足りないかなあ。
   「沖縄のちんすこうみたいな……」

   (ちがうーッ!!)

   おかあさん横で聞きながらやきもき。
   ……栗饅頭……とはちがうんだけど、形態的に、あんな感じ、皮が饅頭とは違って焼いてあって固い感じで、中の餡が水分が飛んでいてしっかりしていてちょっとお茶がないとうっと来る感じ……あれは白餡なんだろうか、たしか牛乳が入っていてだからおかあさんの味みたいなイメージのコマーシャルをしているんじゃなかったかしら。形はフィンガービスケットを太めに平たくしたような感じ、あ、そうだ! 東京銘菓か博多銘菓かで論争のあるあの「ひよこ」! あれを平たくただ棒状にしたような形状とお菓子としての成り立ちだ!

   納得できる答を導き出せて、おかあさん地味にゴキゲン、それでは、と「萩の月」について思いを巡らせます。
   赤ちゃんの握り拳ほどのドーム型の形のスポンジケーキで、中にはカスタードクリームがぎっしり詰まっている、シュークリームのように。スポンジはふわふわで、クリームはすき間なくぎっしり詰まっているので一個で満足感がある……。スポンジとクリームがココアの姉妹品「萩の調」もある……。ぐらいで。関東では「鎌倉カスター」っていうのものがより歴史のある類似品であるかも知れない……こちらは「ジョジョの奇妙な冒険」で見て、これは「萩の月」を、場所を仙台だと特定されないためにわざと違えて描いた架空のお菓子だと信じていたぐらい……。あるんですね、鎌倉に。すいません。

   それでは「松井サブレ」はというと。
   形としては、大人が両方の中指と親指で作った輪のような形と大きさをしたサブレです。サブレというのはさくさくとしたクッキーのことで、これは有名な鳩サブレよりは固くないです。手で割るにしても、直接噛んじゃうにしても、子どもさんでもそこまで真剣にならなくても砕けます。むしろ、地元の丸いもやらアーモンドの粉が入っているので、割れやすいです。
   「松井」サブレというだけあって、その表面には一枚一枚、松井選手が2頭身にディフォルメされた似顔絵が浮き彫りになっています。ただそれだけのお菓子。素材が吟味されているので、松井選手に思い入れなくただ焼き菓子として食べて十分美味しいです。

   これはなかなか表現力の勉強になるかなあ……。
   それで、この連休仙台に行った旦那様のお土産はカラスコずんだパイでした。パイ生地をスライスして砂糖を振って焼いた焼き菓子、生地に最近注目されてるずんだ(枝豆を磨りつぶしたもの)をまぜこんであるらしいです。東北楽天ゴールデンイーグルスの非公認マスコット・カラスコ(まだ健在だったのか!)は単にパッケージに描いてあるだけです。ずんだが出しゃばらず、平均点な味です。当地へお越しの際はどうぞ。

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2011年10月 9日 (日)

「めだかボックス」って……

   正直2巻ぐらいからもうついて行けてないんだけど、今月出た12巻は面白かった。

   めだかというのは1年生にして生徒会長になったパーフェクトな美少女の名前で、学園をよりよくするために彼女が設置した目安箱が「めだかボックス」……という生徒会が頑張る学園ものだったのはほんの数話でした……「スケットダンス」とかぶるじゃんと思ったけどね、そりゃね。数話で方向転換したのはやっぱりそれを考えたのか、それとも猫を被っていたのか、学園で秘密裏に行われていた特殊な能力をもつ生徒を育成しようとかいうあやしげな計画を阻止しようというバトルものになっていったようで……原作西尾維新で。なんかおどろおどろしい特殊能力や、それを操る敵がなんとも反社会的なことを垂れ流すのが苦痛で(だからこそそれに勝利するときのカタルシスが大きい?)、虎美は喜んで読んでましたが付き合わされるおかあさんはホント、1回読めばもうたくさんだったのですが。もうね、おかあさんあんまり登場人物が大けがしたり心を抉るような恐ろしいこと言われたりする話を読むのは辛いんだわ。

   前の巻の内容まるきり忘れてるんでなんですが、次代の生徒会役員を育成するために、夏休みの学校開放イヴェントを利用して集まった中学生をテストするシリーズにはいってたんだと思いますが。
   その、各委員長を試験官として総動員して行われるテストが面白かったです。
   「ハンター×ハンター」のハンター試験や、「幽遊白書」の四次元屋敷篇、「封神演義」の対孫天君戦のように、頭を使ったバトルが逆転に次ぐ逆転だったり、思わぬ所を突いたりしていて非常にわくわくしましたです……もしかして、今まで読んだ中で一番。
   最初の問題が暗号で、一人それを解けた子がいると、べつに協力してはいけないというルールはないから、と挑戦者たる中学生たちがみんなその子に付いていったのはまだ解る! 彼女たちに対する対抗者として参加することになっためだかちゃんの部下である現役生徒会役員達も、
   「先輩達もどうぞ」と言われて、功利的なメンバーはプライドを棚上げしてついて行っちゃうし、意地でも行かない子は自分で解こうとしちゃうし、先の先まで考えて自力解決を目指す子もいる、といった展開には唸らされました。

   原作者西尾維新の本領ってのは一体どっちなんでしょう?
   あ、絵はキラキラしていて作品世界にあってると思います。敵も味方も個性的な美男美女揃いで。これを面白いと思えないのは……やっぱりもう中2じゃないからかなあ?

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