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2011年7月15日 (金)

ウルトラヴァイオレット許すまじ!

   今さっき虎美の三者面談に行って帰ってきたら!
   半袖から出る腕の辺り、肘から下、尺骨のところね、小米を振ったように汗をかいていて、いやだわわたしったらってぬぐおうとしたら、水気がない!?

   

小米を振ったような水ぶくれの帯ができていました!

   いやだあ~~~~~~! またここだけパンサー柄になるのかしら! 水曜は汗しとどになりながらも長袖ブルゾンを脱がないで自衛したのに! 開会式のせいね!

   もう若くないのに。ああ、ウルトラヴァイオレット光線許すまじ!(自衛しないあんたがいけません)

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思わぬ所から

   仕事に疲れて、小説の方は、アイディアは出てくるものの、字にしているヒマがないおかあさんです。ネットの海をたゆたうものの、ただきれいな絵、気の利いたショートコミックを見て心慰めるだけの日々……。いやおかあさん最近更新頻度高いって。

   そういうひとの集まりのサイトに行って、好きな作品をテーマにした絵で検索していると、面白い作品を引っかけて。こういうのは、今時は気軽に「面白い!」とか、「上手な絵ですね!」と感想を気軽に言うことが出来るようになってます。本名で名乗りを上げるのはちょっと危険だし、相手も重く受け止めますので、そこはそれ、無記名で。もちろん、ネット上のハンドルネームで行うこともできます。
   わりと気軽に「そこは盲点だった!」とか、「なにこれ可愛い!」とコメントをつけてくる性格で、その線で少し顔見知り程度(顔は知らない、ええと、ハンドル見知り?)のお友達も出来たりして。
   そういうところから、今度は、「今度夜にこの作品の萌えについて語り合いませんか!?」という掲示が出ていたりすると、参加して濃い話でもりあがったりするわけです。今はアマチュア漫画家さん多いですから、字でやりとりするより、絵でやっちゃう。たとえばこんなに暑い日は、あの作品の皆さんはあんな服では暑いでしょう云々と、ビシッと決めてるイケメンが汗かいてだらだらしてる絵から始まって、辛辣だったり萌えもえだったりする美麗イラストが目の前で描かれていって、感心したり、笑い狂ったりして楽しい時間を過ごせたりするのですが。絵心のある高校生達が、自習時間にうるさくしないようノートの端っこで悪戯がきを応酬してたみたいなのを、ネット上でやるわけ。ほんと、科学技術の進歩ってスゴイナア。

   そこまで行かなくても、こないだ気の利いた絵が公開されていて、「これは凄いな」とこっちも記名でコメントをつけて、返事が返ってきてるかなとまた見に行ったら、自分を無名の1ファンじゃなくて、「まいね」というハンドルの人間とちゃんとわかっていて、
   「まいねさん○○のシリーズまた書いてください」って。

   これは思わぬところから。

   ちゃんと、「舞音秘密」のまいねだと解ってて、あそこに置いてあるしょうもないはなしの中で、いちばんしょうもないというかエロティックなシリーズを読んどいてリクエストですかい。……恥ずかしいけど嬉しい。
   でもそういうのは、こっちも感想用のフォームを置いてるのでそこから言ってくださいよ、最近反応ないなと思ってへこんでるのに。とくにそのシリーズは、エロティックな話だったせいか無反応で、おもいっきり後悔してたのに。
   まあ、反応があっただけましか。

   枇杷の実に撓う小枝の塀を越え
      思わぬ陰に雨宿りする      舞音

   他のシーズンではここに枝はなくって、ここんちのこのポイントでは雨宿りできなかったんですけど、丁度実がなっていて、さすがに今時ひとんちの生り物を取る奴もいなくって、たわわな枝が塀からこっちにしなだれて来ちゃってて、なんとか雨宿りできたんです、てな歌なんですが、わかんねーよそれって、補作されちゃって。いやたぶん、じっさい雨宿りはしてないと思う。あら、こんなに枝が伸びて……って思っただけだったかと。

   枇杷の実に撓う小枝の塀を越え
      思わぬ陰あり 雨宿りする

   掲載されたときにはこんな感じにされてました。なににって大塚女子大学同窓会報。ちょっとしたラッキー、喜びも、ひとに伝えて理解していただくのは大変

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2011年7月13日 (水)

本日の一発ネタ 

   梅雨明け早早体調を崩して寝込んでおります虎美、
   「頭から熱が取れないの」と泣きを入れます。

   「ゴブにしろ」
   だいたい虎美は髪が長すぎます。

   「ボブ?

   「五分刈りだよ」

   「いやー!」

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余りにも早い夏の終わり

   負けちゃいました。
   いいとこまで行ったんだけどなあ。
   対戦相手はティーファーズムプフ。湘南の方の強豪校らしいです。
   会場は等々力球場だったので、溝の口の近くのひとと路線バスで向かいました。
   「なによう、そのTシャツの袖まくりは? 外せないお洒落のポイントなわけ?」と、先に来ていたニシゴーリママに突っ込むと、
   「違うのよ」と、お袖を延ばしてみたらば、せっかく誂えた応援Tシャツは石高校の父母会ネイム入りの筈が、「石高校野球部」になってて……だめじゃん。いや遠目にはわかんないけどね、遠目にはね。

   分解して縮めて持ってきた応援幟旗の竿をみんなして延して組み立てます。
   「やらせてー♪」と手を挙げますと、なかなかこれが難しい。竿の先がキャップが外れるようになっていて、そこに横棒を格納できるようになってるんです! まずそれを取り出して短いうちに幟旗の乳(旗などの、竿を通すべき輪になっている飛び出た部分……と「トリヴィアの泉」でやってた)を通しちゃいます。ところが、この伸縮できるようになってる竿は、真ん中にねじって調節部分があるので太くなってるのです。だから、乳がギリギリサイズだと、その部分を通せなくて、詰まってしまうのです!
   「いやーん、全部通しちゃったら途中で止まっちゃうじゃん!」という悲鳴がそこら中で。おかあさんも、張り切って全部通したらにっちもさっちもいかなくなって。
   「マリーちゃんそれやり直しな」
   むきー!
   みんな暑いのに頭から湯気を出しながらやり直しましてました。
   高校野球の応援幟旗は下2つを調節ねじの下に入れる程度でいいようです。
   というわけで、幟旗完成。
   各家庭から供出したクーラーボックスに、各自が作ってきたり買ってきた氷をぶち込んで、飲み物を冷やします。今日も熱中症警報出てますからスポーツドリンクとお茶をたっぷり。とくに、友情応援のスクールバンドの皆さんは、金物を持ちますから念入りに身体の中から冷やしてもらいます。
   そうこうしている間に前の試合が終わり、入場になりました。
   後攻め流石高校は1塁がわ。みんなで重たいクーラーボックスを手分けして入場します。両翼93メートルの等々力球場は生意気に人工芝でした。
   ……うわーこれはうちの学校のパンキョウ201号室だな。
   スタジアムをコンサートホールにたとえることにしているおかあさんも、これはたとえる対象に困る。グラウンドは近いし椅子はプラスチックのベンチだし(お尻が焼けた!)、ファウルボールを避けるネットはないし。ええと、臨場感アリアリで高校野球っぽくてようございました。
   もうノックが始まっていて、目と鼻の先では可愛いバッテリーちゃんたちが投球練習をしておって、いい音をさせているのがよく解って、ああ、「おお振り」3巻で西浦高校のみんなが春季大会の観戦に行って、榛名と遭遇するエピソード、トップレヴェルの投手を目の辺りにして息を呑むってやつの感覚を肌で感じられました。

   相手のティーファーズムプフ、事前配布の資料ではエースの名前がテオ小林(仮名)って、キラキラネームなの? ハーフなの? ってちょっと期待してましたが、ハーフなんだそうで、背が高く、結構評判の良いピッチャーだったみたいです。ただ、立ち上がりが微妙だったので、そんなに圧倒されてなかったような……。
   「ねえ、負けてなくない?」
   「だよね?」
   点こそは入らないものの、毎回ちゃんちゃんとランナーを出せていたのでした。それに対して、我らがエースのMくんは快調、快調♪
   「さくさく過ぎや! ちょっと遊んでやりー! うちのブラバンが休む間がないやないの!」と、おかあさんのヤジ応援も余裕。
   解説しよう! 地方大会レヴェルでは仁義かなんか知りませんが、ブラバンの応援は攻撃時だけで、相手の攻撃の間はこちらは休憩して邪魔をしないんですね。知らなかったなあ。というわけで、こちらが守っている表の攻撃の間は、ブラバンのお嬢さん(お兄さんもいた)達は休憩時間で、汗をぬぐったり喉を潤したり楽器のメンテをしておったり、次の攻撃の回の選手のテーマの楽譜の準備をしておったりするのであります。ああ、そう、出ると負けの流石高校でも、選手それぞれに打撃テーマがあって、好きな曲のワンフレーズを鳴らした後で、「かっせ! かっせ! 流石! かっとばせー! ○○!」と応援して貰えるのです。まあ、「ブラバン甲子園」でおなじみの曲ばかりでしたけどね。
   「おれまで希望を聞かれちゃった」と、そういえば数日前、豹太が照れくさそうな顔をしていました。
   「アニメオタクとバレバレの痛い曲をリクエストしてどん引きされるがよい」
   「いやそれは……でもハルヒなんかもうそんなレヴェルに入らないし」
   「おまえが見ているようなものではなにがあるのだ、いや、聞きたくない……」
   「でも、ブラバンの方で出来る曲を出してきて、その中から選択なんだよ」
   なんだ、道理で。……それならなおさら「ハルヒダンス」をリクエストしてやって笑いを呼べばよいのに。ま、とにかく今日は豹太の出番はなかったので。

   さて、超日本人級投手ということでコールド警報が出されていて、9回まで保たないんじゃ、といわれていたのに、蓋を開けてみれば福本解説でいうところの、
   「たこやきやね」というゼロの並んだスコアボードになっていました。
   ところが4回裏、長打が偶然続き、あれよあれよと、
   「1点取ったあ!」
   「楊枝がついてもうたね」(福本解説ふうに)
   そのあとまたたこ焼きが並んで、これはロールシャッハ・テストのように線対称なスコアができるのでは……と期待し始めた8回表、突然エースのMくんが乱れたのでした。
   エースで3番のテオ小林(仮名)、自分の手で得点を叩き出して、あっという間に逆転。おかあさんが、
   「NOW! MAKE IT SO DRAMATIC!!(メークドラマや!)」
   と絶叫して9回裏2死2、3塁まで追い上げたのも虚しく、試合は終わってしまったのでした。
   わーっと双方のベンチから選手が出てきて真ん中に整列して礼! サイレンが鳴って、校歌が流れて旗が揚がって。
   こないだおかあさん虎美ちゃんが作った千羽鶴も、向こうさんに行ってしまいました。それからは協力して撤収、ブラバンにお礼を行ったり、選手達がおかあさん達に応援ありがとうございましたと整列して挨拶したり、向こうさんとまた栄誉をたたえ合ったり、うちの鶴を甲子園に連れてってくださいとか定型文の社交辞令を掛けたり。

   そんなこんなで帰ってきたらもう日が暮れてました。

   面白かったけど、まあ、もうひとつ2つ勝っても良かったかもね。

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「下流の宴」 ― 偉いのはどっち? ―

   

NHK火曜夜10時のドラマ枠はなんというか大きいおねえさんというよりオバサンにさしかかった女性対象枠のようで、毎度問題作を取り上げていて凄いですよね。ニュースを見終わった後からという時間帯でついずるずる行ってしまって、「八日目の蝉」も「セカンド・バージン」も、「マドンナ・ヴェルデ」も見てしまって、「下流の宴」も見てます。虎美に至ってはさらに「別居離婚」? も何となく見ていたとか。
   毎度、そういう大きなおねえさんの問題点を大胆に抉っていって、見ていて冷や冷やしたり、見事に煽られて不愉快というか辛かったり、それでもついつい最終回までには引き込まれて真剣に見入ってしまうのでした。

   「下流の宴」は、もともとそういう話の作りのうまい林真理子原作だったものだから。もう、ヒロインである由美子(?)の考え方にいちいち神経を逆撫でされて、「何このひと!」と、もう腹が立って腹が立って! でも見ないではいられない! これがマリコ・クオリティ! 「不機嫌な果実」でもいいように転がされたというのに!
   なぜか虎美も加わって、
   「なんなのこのオバサン!」
   「バブルの頃若くてきれいだとこんな感じに勘違いしたんだろうか……母は違うぞ、残念だった組だ」
   と2人してはまっています。

   こないだはとうとう結末が知りたくて、原作本を立ち読みして来ちゃった。そう来るか。ああ、「不機嫌な果実」の結末もそんなカンジだったよ。子供は万能のおもちゃじゃないよう! 可哀相!

   あ、一応あらすじ。
   バブルの勝ち組(?)であるところの由美子さんは、早稲田の理工かどっかを出て一流会社の部長さんであるダーリンを捕まえ、一男一女に恵まれて幸せな奥様生活を送っていると思いきや、お姉ちゃんはこのご時世せっかく決まった就職を「あんな地味な会社イヤ!」と断ってきて、一流企業に出入りしたいと派遣社員になっちゃうし、ぼくちゃんは私立の一貫校に入れたところが高校から不登校になっちゃうしと実は悩み多き生活。今はフリーターになってるぼくちゃん(名前は翔)が、フリーター仲間の女の子と結婚したいと言い出してもう天地がひっくり返るほどの大ショック!
   沖縄の出で、離婚して再婚してと複雑な家庭で飲み屋をやって母親は彼女を育てたと聞くと、上昇志向(?)持ちの由美子さんはもう頭っから彼女をうちとは家柄が違うと斬って捨てるのです。それが、「下流のひとだから」といういいぐさ。由美子さんは、幼いときに亡くなったパパがお医者様で、未亡人のママが死にものぐるいで働いて大学に行かせて貰ったらしいのですが、そこらへん、おばあちゃんたらプライドの持たせ方を間違ったらしく、「うちは死んだ父がお医者様」という間違った選民意識を持っているのが根本的な痛いところ。医者がエリートなんて、ホント、バブル期までだよね。この時もそれをうっかり口に出したものだから、気の強い翔ちゃんの彼女(タマオちゃん)に、
   「お医者ってそんなに偉いんですか!? じゃあ、あたしが医大に合格したら翔ちゃんとの結婚許して貰えます!?」って言われちゃう。
   売り言葉に買い言葉、タマオちゃんは入試のカリスマに教えを請い、愛とプライドを賭けて受験戦争に身を投じるのでした。

   おねえちゃんの方も、おまえそんな理由で派遣社員になって、と冷や冷やしてるとうまく一流会社に潜り込んで、派遣なのに(というと差別になりますかね?)正式採用の女性に混じって天ぷら学生のように(たとえが古い!) その「エリート様」とお近づきになろうとする、たくましい。そんで奇跡のようにいいエリート様を引っかけたと思ったら!

   ほんと、目が離せない。

   このまま、由美子さんが、おねえちゃん(カナちゃん)がぎゃふんと言えばこちらは満足するのか、そういう自分がなにやら薄ら寒い、どういう終わりを迎えれば自分が満足するのか、ついつい自分に問いかけてしまう、ほんとに自分の内面にまで食い込んでくる怪作、名作なわけですよ。

   虎美は自分と引き比べて翔に感情移入をしているようですが、いや、その翔にしてからが、自分の妻に迎えようという女性をそこまで言われて怒れない、タマオがプライドにかけて受験勉強をしていくのにどんどん引いてゆくさまがもう情けない、草食系にもほどがある、けっ飛ばしてやりたいのですが、これもバブリーな親に育てられた被害者なのかと思うと、もう、自分たちが間違ってた感にどーんと押しつぶされそうになります。蹴飛ばしてやりたい同じエネルギーが自分の心を抉るぅ。

   前の「マドンナ・ヴェルデ」もとうとう虎美自分で買ってきて、夏休みの読書の課題図書にするつもりだったようで、結局もう読んじゃったらしいですが、
   「凄かった。随分ドラマと違ってる。あの女最低」と。
   「それって、りえちゃん(ヒロインみどりさんの娘であるところの女医)?」
   「かなり子供を産むためにあくどいことをしてた」
   ……あくどいことの中身は割愛しますよ。
   「お茶の間にドラマを流すためにかなりNHKがんばってマイルドにしたらしいな」

   「下流の宴」も、マイルド化されてるのでしょうか。じゃあ、ご家庭のママさんが見てホッとするような結末が用意されてるかも知れません。あれだけ「マドンナ・ヴェルデ」にはまれたのはそのアレンジのおかげだったりして。「下流の宴」のこの引きの強さも、エライのは林真理子じゃなくてNHKドラマ・スタッフなんだったりして。ドラマ版の最終回が楽しみです。

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2011年7月10日 (日)

開会式(事実上初)

   本日は神奈川県高校野球県大会開会式でした。
   去年は豹太は骨折していて参加できなかったので、今年が初めての入場行進です。野球部のご父兄達も息子の勇姿を見に勇んで出かけます……。会場は横浜スタジアム、最寄り駅は京浜東北線関内駅。
   「登戸9時!」と、にゃんぶ線沿線が多い流石高校野球部父母会に連絡が入ります。ところが、
   「今年は節電のため開会が1時間早まったみたい。登戸8時で」
   登戸ならうちから小田急で4つめですね。大丈夫……?(でもやっぱり日曜はもっと朝寝してたいなー)
   それが、どんどん変わって、前日には、
   「川崎8時半!」 
   待って! 川崎は京浜東北との合流地点ですが、随分先だよ……?
   Yahoo!の乗り換え案内さんにお尋ねしますと、
   「ノイエ・リリエンベルク。7時40分発の急行に乗ってください」
   ……休日の朝寝よさようなら。7時10分は乗り遅れて、25分のバスで駅に行きました。

   そういえば、よその野球に強い学校に行ったママさんが、前日から泊まり込みだといってたのは、彼女の(息子さんの)学校が遠くにあるからだと思ってたんですが……。

   ふらふら川崎の改札を出て歩いていたところをがっしと高瀬さんのママに腕を掴まれて、
   「マリーちゃんダメよ! 待ち合わせは改札の中!」
   ……舞子さん(仮名)なんか変なあだ名ついちゃってますけどそこはまた後日。
   無事合流しまして、関内着。そこのおにぎりやさんでゴハン調達。駅舎を出ますとすぐに横浜スタジアムであります。
   ……既にもう行列がついてました。シート敷いて、ピクニック用椅子置いて。縦長のあの「本日特売」の幟旗のかたちの「進撃! ○○高校!」とか、「県立○○高校父母会」と書いてある応援旗がそれぞれの集団の脇に立ってるんですね。一目瞭然。あと、応援のための揃いのTシャツ着てます。うちも作りましたけど。ブルーで、「GO ! SASUGA! 流石高校野球部父母会」って入ってる奴。
   もう梅雨明け2日目のギラギラの太陽で、自動車学校やら朝日新聞やらが配ってる団扇をみんなして手を出してもらって涼を取ってました。
   高校野球の父母会って大変なんだなあ。
   入場券買う列と、開門を待つ列に別れて並んで、入場券(500円)を買ってきてもらって10時開場で入場。父母会ならただなのは「おお振り」世界だけだったのか。

   ゲートを入るともう客席はびっちり各校の応援団が席を取ってました。縄を張る、「○○高校」と書いた紙を席の上に置く、「小人数だからどこにでも坐れるわよ」と言っていた流石高校一行はもう真っ青、上がったり下がったりして席を探し、よその大手の学校が押さえたけれどもう必要ないと思って解放したところをすかさず貰い受けて、なんとか20人分を押さえました。
   「氷ミカン買ってくる! マリーちゃん席とっといて」
   横浜スタジアム名物だそうです。かき氷に缶詰のミカンをおたまにひとすくい程度乗せて、缶詰ミカンのシロップを掛けたもの。かき氷シロップほど味も色もどぎつくなくあっさりといい感じでした。夏の試合観戦のお供にお似合い。350円也。

   そして開会式を待つこと2時間。とうとう行進が始まりました。客席にはみっちりご父兄が陣取り、今までそこここに上がっていた校名の幟旗(合流の目印)も、外して視界を妨げないようになっています。ここんとこ皆さんキッチリしてますね。日傘もここからは自粛。ああ! おかあさん探し当てた帽子は経年劣化で大変なことになってたので、今日は日傘だけだったのに! ブルゾンをひっかぶりました。
   神奈川県高校吹奏楽連合会(? といったような名前)による演奏が始まります。この曲なんてタイトルなんでしょうね、高校野球でよくかかる、「栄冠は君に輝く」じゃなくて、行進曲の方。今日もいい響きです。
   校名のプラカードを持った選手に先導されて、ベンチ入り選手が行進します。2軍、3軍のあるような学校ではユニフォームに着替えたそういう選手達がスタンドで拍手してます。
   「一度もグラウンドに立てない選手がいるところもいますが、うちはその点全員行進できます」って、部長先生言ってたなあ。まあ、そのかわりうちは公式戦一度も勝てない可能性もありますが。
   フェンスの右中間のところが開いて出入り口になっていて、そこから出た選手達はライト線に沿って行進し、一塁と本塁の間で2段階に右折して、今度はレフト線に沿って行進していきます(ちょっとれいの東川ミステリ「殺意は必ず三度ある」を思い出してた)。この曲がり角辺りにカメラが待っていて、そこでバックスクリーンの電光掲示板に映り(たぶん中継のテレビ神奈川にも映ってた)、校名紹介のアナウンスが入ります。レフトの奥に到達したところで右に折れ、バックスクリーン前最深部でまた右折、真ん中を進んで2塁ベース辺りで止まり、第2シード校(直前の春期大会で良い成績を収めた学校が1回戦免除などの優遇措置を得る、それがシード)までがそこへ並びます。以下の一般校は同様に進んで、その後方で真ん中からグラウンドを埋めていきます……。
   去年はきれいに扇形の半径と円周の接点を結んだ線上に並びきったと思ったのに、今年はなぜか横に膨らんで、どんどんレフト線が狭くなっていきます。行進してくる新しい学校と、バックスクリーンから入ってきて横に並ぶ先に入場した学校とがすれ違えなくなってきて……
   「ちょっと、あんたらもっと詰めまっし! 横に膨れすぎ!」
   おかあさんついついスタンドから声を掛けてしまいます。
   「無理! もう無理! あんたらちゃんと並ばんかいね! ちょっと横へ詰めまっしね!」
   首都圏のぼくちゃんたちには理解できなかったと思います。金沢弁丸出し。
   大会役員さん達も出て、交通整理して無理矢理に詰め込んだみたいです。参加校は去年と同じ数だったと思ったんだけど(記念の小冊子は選手に配布、まだ見せてもらってません)。

   すごいのは、この辺でお勉強が出来る学校として有名なハマーは、プラカードをちゃんと客席に、見えるように構えていて、わざとなのかしら、と思っていたら、おかあさん達の前を通り過ぎたらピッと方向を変えて、進行方向を向くようにして歩きだして、これは解っていてやっていた、さすがハマー! と唸らされたこと。
   「というわけだ、さすがだなハマーは」と帰ってきて豹太に申しましたところ、
   「そういうふうに全員教わるんだけどね」と、クールなお答え。
   「というと、おまえのところはおばかちゃんだから出来なかったと」
   「まあそういうこと」
   ……まあ、ハマーのプラカード係くんがお利口ということに代わりはないかと。

   あとは、大会委員長やら朝日新聞のお偉いさんやら、こないだ成り立ての県知事さんやらがスピーチをして、選手宣誓をして、大会歌を歌って終わり(国旗掲揚、優勝旗返還、功労者表彰もありました)。

   なんでこんだけにこんなに暑い想いをするのかなーとちょっとへたばりましたけど。行進を見るのは好きで楽しいけど、そのために2時間待ちで灼熱地獄に耐えるのはちょっと費用対効果がないような……(高校野球観戦に向いてない?)
   「あ、マリーちゃん寝てる!」
   帰りの京浜東北線の中で意識が遠くなりました。

   「おかあさん、来たことでその日の夜御飯が作れなかったり寝込んだりするんなら見に来なくていいから
   真っ赤に腫れ上がった顔は化粧水パック、両腕には保冷剤をタオルを巻いて固定して寝込んだ姿を見て豹太がぼそりと言いました。
   うーん、どうしよう?

   とりあえず再掲。

   球児らの行進するに立ち混じる
      吾子見る夏になりにけるかも         舞音

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