« 踊らにゃ損 | トップページ | でかい図体をしておいて »

2011年12月 8日 (木)

一期一会的なもの

   今度こそ復活! と思って夏号が来てからずっと心がけていて、次の締め切りは11月30日だというのでカレンダーに印をつけん勢いでノートなんかを整理していたのに! 
   ちょうど虎美の件で中学校に呼ばれて、歩いてる最中にちょうど思い浮かんだ叙景歌が、きれいに31文字にまとまったというのに! 
   ちゃんとおうちに帰ってくるまで覚えてて、メモを残せたのに!

   いざ11月末になって、大塚女子大学同窓会報に投稿しようとしたら、

   うちに官製葉書がなかった(はて、郵便局で売ってる葉書は今でも「官製」でいいの?)。

   あら、どうしよう、って言ってる間にメモの方もなくしてた

   嗚呼、大塚女子大学同窓会報短歌欄、今号も活田舞子(仮名)華麗に復活……成らず

   記憶を元に再現しようと思ってるんだけど、

      色を競ふ樹々の木の葉の散り果てて
         奥より出づる山茶花の紅      舞音

   風景としてはこんな感じだったんだけど、なんかこうオチが違う。どーん! と「×××なる山茶花」と言い切ってたと思うんだけどなあ。なんで思い出せないんだろう。

   こういうのはほんと良くあります。思いついたときはバシーっと決まったと思ったのに、あれ、字に起こそうと思ったらなんて言ってたか忘れた……って、ああ、情けない。四苦八苦しながら、その時の自分の連想をたどって、
   「もう落葉樹はみんな葉が落ちちゃってる、ちょっと前はきれいだったのに」
   「ああ、あんなところに山茶花がもう咲いてる、11月だもんなあ」
   「あんなところに山茶花があったなんて、夏には気がつかなかったなあ、前に落葉樹が茂ってたからなあ。落葉樹が散ったから見られたんだなあ」
   ……という連想を積み重ねて、こうなって、こうなって、と自分の思考を追っかけていって再現を試みるのです。まあ、ものが三十一文字ですから、だいたい詰めたり盛ったりしてるうちに、最初の形を辛うじて再現、もしくは、近いところでなんとかまとめることが出来るのですが。

   今回は悔いが残ります

   かすめたるなないろ軌跡を掴みかね
     しかと描けぬアウローラの貌(かほ)     舞音

   アウローラというのは暁の女神なんだそうで。夜の終わりを告げる女神であるとと同時に、芸術のインスピレーションを与える女神だとか。解りますねえ、流れ星みたいな。キラっと一瞬きれいな物が脳裏をかすめる、それを、うまく捉えて形に出来れば芸術をこの世に留めることが出来る……ってカンジ。幸運の女神は前髪だけってのと似てますかね。

   ああ、ほんとにこうしっくり来ない……でも、アウローラの歌が出来たから今回はこれで勘弁してやろう。

|

« 踊らにゃ損 | トップページ | でかい図体をしておいて »

コメント

 う~んと、読み返してみてたら下の句を思い出したんだけど、

 顕われ出づる奥の山茶花

 だったみたいよ。
 「紅」に特定してない感じだったと思って。
 さてどっちがいいかなあ「僧ハ敲ク月下ノ門」。

投稿: まいね | 2011年12月16日 (金) 03時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138427/53435625

この記事へのトラックバック一覧です: 一期一会的なもの:

« 踊らにゃ損 | トップページ | でかい図体をしておいて »