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2011年12月 5日 (月)

乙女心の受験生

   どうせ通えないんだから私立の受験はするだけ無駄とかほざいていた虎美ですが、いくら何でも併願校なしに受験に臨むのはチャレンジャーと言うことで、担任の先生にご紹介いただいたクランバハをネットで調べました。
   「最寄り駅は小田急線パシモン、徒歩12分!? そんなとこに学校あったっけ、どうしてしんけんゼミの併願校サーチで見つからなかったんだ!?」
   それは、神奈川と東京の国境線の入り交じってるところでした。そう、クランバハ女子学院の所在地は東京都町田市だったのです。もうね、ちょうど境目。
   でも、私学だから通えればどちらからも受験可能、案内には東京都立併願の場合と神奈川県立併願の場合と2本立てでタイムスケジュールが書いてありました。ナルホド。
   サイトの制服や学校の様子の画像を見ると、
   「制服可愛い! ここでもいい!」
   ……OTL。いまどきの女の子は!
   面接で、先生に、なんだかクランバハを滑り止めにしてもいい気持ちになってきましたとお伝えすると、先生ホッとした面持ちで、でも、前期流石、後期流石で盤石の布陣を指定されました。いやさ、お兄ちゃん今苦労してるから、できるんならもう少しいいとこ狙っておきたいのよ。
   「ですが、どうしても公立でないと困るのでしたら、後期は流石を押さえて置いた方が」ってさー。解るよ、でも、虎美ここで安全圏だと思ったら露骨に勉強しなくなるじゃん。
   「とりあえず、今週末学校説明会ありますから、絶対行ってきてください、ああいう私立の併願は、学校説明会くることが最低条件ですッ」
   土曜だったんですけど。
   虎美を恐る恐る送り出して、自分はお仕事行きました。
   これがまた、帰ってきた虎美、ごっきげんで、
   「クランバハ行きたい! すっごくよかった!」って。
   辻辻に案内の先生が立っておられて、道は間違いようもなく、ミッション系で、創立X周年記念があったところで、パシモンの駅を下りたらどこからでも見える大きな時計台ができたばかりでもうきれいでうっとり! だったそうです。そりゃ入学金20万も取ってればなあ。ケンちゃんのママにお尋ねしたら、この辺も結構クランバハ生多いそうで、
   「ああ、凄いところに修学旅行行くとかで、積み立て大変って聞いた」
   修学旅行はオーストラリアだそうで。うう~む。通わせられるか心配だこりゃ。
   でも、そんなに派手派手な感じの生徒もおらず、施設はきれいで、女子校だけに、監視カメラが20も付いていて、不審者対策はばっちり! と先生達胸を張っていたと虎美の報告。
   この期に及んで見学に行くのはほとんど居ないだろうと思って、心細さに途中で挫折して駅で立ち読みして帰ってくるんじゃないかと思ってたんですが、意外や、親子連れでいっぱいだったそうです。その中で一人で行ったもんだから、
   「一人で来たの? 偉いね」
   「合格できたらいいね」と、そこら中の職員さんからいいこいいこされたそうです。……よっぽど心細そうな顔をしていたのだろうか。
   「図書館も凄くて、『アニメージュ』がバックナンバーもみんな揃ってるって!」おまえは何を目的に行くのだ……。でも、行きたいと思う学校がこの期に及んででもできて良かったねと思わず抱きしめてしまいました。
   ……そんで学費はどうすんのよ。
   しっかり、特待生や奨学生の制度について聞き込んできた虎美でした。逞しいわ。

   それで、滑り止めの決まった虎美、しんけんゼミから秋の実力テストが帰ってきたら、また成績が上がっていて、「流石はもちろん、甘木も合格圏内」ってのを見て、その気になっちゃって。そりゃ、甘木なら中学校の裏だからおかあさんも安心だけどさ。あそこは一応全員4年生大学に入れるつもりでカリキュラム組んでるところだし。でも、内申が足りないので先生からはおすすめしないって言われてるし……ああ、悩ましいッ!

   そして、おかあさん腹をくくって、
   「ゲームを封印して全力でサポートするから甘木受けてみなさい」って言ってみたんだけど、
   「ええーっ、何を見てくれるわけ? いいって」
   虎美ちゃんもう入った気になっちゃってる!
   それをもうなだめすかして夕食後、二人してごろごろしながら書き取り。
   「そんなに言うなら母がおまえの漢字能力を見てやろう。ラノベのおかげでややこしい漢字の読みだけは出来るというなら書きもそれなりに出来るはずだ。
   恥ずかしい漢字の書き取りを試してやろう!」
   「ナニソレ」
   「第1問! 『いてつくやみのつめたさ』ッ」
   「イヤーッそんな恥ずかしい単語ッ」って既に「凍てつく」が書けません。
   「冷凍の『凍』ッ! 送りがなは『てつく』ッ」
   「第2問! 『てんさいしれいとう』」
   「キャーッ」
   「第3問! 『きこうし』、プリンスの方だ」
   「おかあさんヒント多すぎ」
   「こくさいじあい」
   「しょうたいせんしゅ」
   「こどくなたましい」
   「りだつ」
   「しつい」
   「こしょう」
   「かれいにふっかつ」
   「かみのりょういき」……
   ……結構書けない字も多くって、もう、
   「『てっけんせいさい』、それは鉄挙だろうがおバカッ!」

   ……やっぱり流石が似合いのレヴェルなのかも。
   そしてコートやバッグまで指定のクランバハ女子学院に、通わせることが出来るのでしょうか……。
   最終進路決定書の締め切りは水曜日です。

   

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コメント

 屹度勝つ、キットカツとふ
 チョコレート菓子頼りにする季節なり 母子 舞音
  なんか切れ目が今時のポップスのような腰折れの例。
  キットカットの2度目の「ト」は「好いとっと」の2回目の「ト」に同じらしいですな。
  うちの受験生は「ウカールがあったら買ってきて」だそうです。
 

投稿: まいね | 2011年12月 7日 (水) 19時54分

 ああっそれなのに、本日新聞発表された東京都の私立高校の入学金一覧では、4~50万のところが大半で、20万円のクランバハは庶民向けだったのでした。……あれで!?
 嗚呼、贅沢した覚えはないのに、どこにお金は消えたのでしょう……「最遊記」一気買いとか「蒼天航路」終盤から突然傾倒とか、「武装錬金」中古とはいえコンプリートとかしてたからか。反省。

投稿: まいね | 2011年12月 9日 (金) 11時36分

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