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2011年10月 9日 (日)

「めだかボックス」って……

   正直2巻ぐらいからもうついて行けてないんだけど、今月出た12巻は面白かった。

   めだかというのは1年生にして生徒会長になったパーフェクトな美少女の名前で、学園をよりよくするために彼女が設置した目安箱が「めだかボックス」……という生徒会が頑張る学園ものだったのはほんの数話でした……「スケットダンス」とかぶるじゃんと思ったけどね、そりゃね。数話で方向転換したのはやっぱりそれを考えたのか、それとも猫を被っていたのか、学園で秘密裏に行われていた特殊な能力をもつ生徒を育成しようとかいうあやしげな計画を阻止しようというバトルものになっていったようで……原作西尾維新で。なんかおどろおどろしい特殊能力や、それを操る敵がなんとも反社会的なことを垂れ流すのが苦痛で(だからこそそれに勝利するときのカタルシスが大きい?)、虎美は喜んで読んでましたが付き合わされるおかあさんはホント、1回読めばもうたくさんだったのですが。もうね、おかあさんあんまり登場人物が大けがしたり心を抉るような恐ろしいこと言われたりする話を読むのは辛いんだわ。

   前の巻の内容まるきり忘れてるんでなんですが、次代の生徒会役員を育成するために、夏休みの学校開放イヴェントを利用して集まった中学生をテストするシリーズにはいってたんだと思いますが。
   その、各委員長を試験官として総動員して行われるテストが面白かったです。
   「ハンター×ハンター」のハンター試験や、「幽遊白書」の四次元屋敷篇、「封神演義」の対孫天君戦のように、頭を使ったバトルが逆転に次ぐ逆転だったり、思わぬ所を突いたりしていて非常にわくわくしましたです……もしかして、今まで読んだ中で一番。
   最初の問題が暗号で、一人それを解けた子がいると、べつに協力してはいけないというルールはないから、と挑戦者たる中学生たちがみんなその子に付いていったのはまだ解る! 彼女たちに対する対抗者として参加することになっためだかちゃんの部下である現役生徒会役員達も、
   「先輩達もどうぞ」と言われて、功利的なメンバーはプライドを棚上げしてついて行っちゃうし、意地でも行かない子は自分で解こうとしちゃうし、先の先まで考えて自力解決を目指す子もいる、といった展開には唸らされました。

   原作者西尾維新の本領ってのは一体どっちなんでしょう?
   あ、絵はキラキラしていて作品世界にあってると思います。敵も味方も個性的な美男美女揃いで。これを面白いと思えないのは……やっぱりもう中2じゃないからかなあ?

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コメント

 いや~15巻も凄かったですよ。めだかちゃんと善吉くんのまさかの対立はもう真剣にど~でもいいですが、その裏で、仲裁のために球磨川が委員会連合に勝負を持ちかけ、そのオセロ風にアレンジした7並べ「ブラッディセブン」(「赤黒七並べ」にこのふりがなを当てるところがまたそういうラノベ風!)が面白かった! ギリギリのペテンでルールを有利にすり替える大逆転とか、まさかこのひとが! という黒幕とか。
 大筋でおおがかりなバトルをやっていればわき筋でこういう動きのない頭脳戦をやってても大丈夫とジャンプの漫画のパターンを見きっての構成としたら、たいしたものであります、西尾維新。

投稿: まいね | 2012年4月 8日 (日) 21時50分

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