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2011年5月24日 (火)

まだ見ぬ方の書店尋ねん

   せっかく汗かいて夏物出したのに、また雨が降って寒くって。まあこのまま夏に突入されても困るし。体調管理注意して、我慢我慢。
   気候が良くなってきますと、やっぱり自転車通学は快適。その昔は金沢の市の東南部の丘陵地にあった学校に通っておりましたので、校門を出たらそのまま大して漕がずに自宅までいけました。

   銀輪の校門抜けてかろやかに
      流るゝ髪を染める赤い陽    舞音

   帰宅部なんだからそこでまっすぐ帰ればいいのに、ハンドルを左に切って、敢えて郊外は石川郡との境目辺りまで遠征したりして。田んぼが住宅地に蚕食されていく様を睥睨しながら合唱組曲なんぞを熱唱しつつサイクリング。途中で書店なんか見つけては冷やかして。
   当時はコミックの単行本にヴィニルがかかっていなかったよき時代でありました。いろいろ立ち読みしました。出版社さんごめんなさい(書店にも謝れ)。フレンド系はあんまり読まないけど大和和紀だけは読むとか、なかよしのミステリ系のまんがも意外といけるとか。買うことにしている作品が出たときにはそういう日頃お世話になってるところで分散させて買ってましたから。もう、小遣いはほとんど本に消えてましたね、あの頃は。食べに入るような所もないし、一人で行動してましたから、入っても恥ずかしいし。うちに帰れば一人だし(はて、弟はどうしてたのであろう?)。
   金沢の南半分の書店はだいたい行ったことがあったのでは、いやそこまではいかないか……。

   西行には、去年訪れた目印がここにこうあるが、そこではなく、敢えて今年は違う道を行って違う桜を見ようか、なんて歌があったかと思いますが。

   吉野山 去年の枝折りの 道かえて
         まだ見ぬかたの  花をたずねん

   それは、立ち読みを長時間してるというのもありますが、いつもいつも同じ書店ではつまらない、ご迷惑。違う書店にはもっと面白い本が置いてあるのではないか、マイナーな出版社の雑誌、市内では売り切れてしまった人気の本の在庫があるのではないか、そんなことを思っては、いつもの道を逸れて知らない街を自転車で流したものでした。

   ……ああ、迷子好きなのはこういう過去があってのことだったのね。

   今は、小さな書店は軒並み店じまいして、大手の郊外型書店ばかりになってるんですって? 仙台では前のおうちの近くにあったTSUTAYAさえ撤退したとこの震災で調べてみて知りました(毎月ン千円買ってた早乙女家が引っ越して来店しなくなったからだったりして、まさか)。
   今の高校生はこういう楽しみないのかしら。うちのお兄ちゃんはいったいどこで朝読書用の本を買ってるのかしら……?

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