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2011年2月16日 (水)

てぶくろをかいに ― 高校球児篇 ―

   翼くんと素振りを始めた豹太、
   「血豆が破れた」とか今更なことを申します。
   その昔、文学少女のとっかかりとして「イワンのばか」なんかをちゃんと読んだおかあさんとしては、あれにたしか目の不自由な少女かなんかが出てきて、ひとを、見た目ではなく手を触って判断する、手にたこやらまめがあると、このひとは働き者のいいひとだと思って暖炉の前の良い席に案内するが、資本家とか貴族とかは、手にまめがない、柔らかい手をしているので怠け者と判断して下座におく、そんなエピソードがあったかと思いますが。子供のまいちゃんは、これは素晴らしいことだと思ったところが自分の手は勉強ばっかして豆がない、どうしよう、漫画家にはペンだこというものができるらしいが自分も少しは中指のわき、鉛筆を支えるあたりが固くなってきている、これをもっと大きくするために勉強しようと思って、事実中高の頃はここんとこがやや固くなってたんじゃないかなあ。あとは、中学校からバス通学したんで、教科書全部から辞書からみんな突っ込んで10センチぐらいになった学生カバンを毎日握りしめてたんで、そういうまめはできましたね、手のひらに。あとは、ノートでこすれてもう右手の小指の側面が光るほどにツルツルになってました。いやあもうガリ勉でお恥ずかしい。いやそんなでもないけど。
   ピアノの練習もようせんと肩掛けカバンでのらくら学校に行ったり行かなかったりの虎美はもうしなやかないい手をしておりますけれど。勉強しろ!

   で、話を戻して、その豆のできた高校球児が、
   「バッティング・グローヴ買おうかと思うんだけど」と申すのです。
   「だって持ってたじゃん。ユニフォームのポケットにいつも入ってる」
   「あれは守備用グローヴ
   「違うんかい!?」
   「違うの!」
   野球部ってほんと地味にお金のかかる……。
   「軍手を買ってやったろうが、筋トレでグラウンドを手押し車で歩くとき手がすりむけるといって」ああ本当に今時の子はひ弱で。
   「軍手じゃダメでしょ! 滑る」
   「母がよなべをして肉球を付けてやろう」
   「ダメだって! 指定のグローヴじゃないと試合でられない!」
   なんじゃそりゃ。それでインフルエンザの熱も下がった先週末にてぶくろを買いに行った模様。
   「このてにちょうどいいバッティング・グローヴをください
   はて、彼のちいちゃな手にあったグローヴはあったのかしら?

   今日はグラウンドの雪かきで終わったそうですが、素手でスコップを振るうと手が大変だったそうです。
   「そこは一昨日買ったバッティング・グローヴで」
   「なんで!? 軍手でしょ!」
   高校球児はホントに大変……。

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