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2010年12月11日 (土)

ジャイキリ効果

   「ジャイアント・キリング」でサッカーの戦術に目覚めたうちの猫科の兄妹(運動神経は貧弱)は、体育の時間のサッカーでそれを応用して結果を出しているらしいです。
   先生! そこを評価してやって!
   うちに帰ってきて口々に母に向かってそれを自慢する中高生ってのもカワイイよなあ。

   豹太はヘタなりに自分でも動いて最小限のアシストをしたりしてるようですが、虎美に至っては、
   「右が開いてる、上がって」
   「真ん中左、○○ちゃんに出してあげて」と、自分は動かないでジーノ・ポジション(ジーノという選手は才能はあるがめんどくさがりやで、一度センターバックを任されたとき自分では口で指示を出すだけで動かなかった)だそうな。
   ……引きこもりすぎで、考えたことを行動に移す体力がないのは解るけどさ……そんな虎美の言うとおり動いてくれる級友の皆さんに感謝

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回帰熱再び

   ってタイトルはどうよ、馬から落ちて落馬的じゃん?

   大学の恩師の退官記念本を読んで、ブラームスの歌曲を和歌に翻案するのはどうよという無理難題にトライしたのが「回帰熱」の項だったと思ったのですが。

   ブラームスに洗脳されたとは言っても、やった曲全部好きなわけじゃなくて、「リーベスリーダー・ヴァルツァー」でも、ホップの蔓がどうとかという第5曲は調がマイナーなせいかイマイチだなーとか思ってたんですが。
   ちょっと今考えてる話が高校生ぐらいの女の子で、恋人と離れてると切ない、なんて場面だったので、ああ、なるほど「支柱なしのホップがだれ~んとなるように、女の子も恋人と離れてるとしゃきっとしない」わけよねーと22年目にしてしみじみするわけですね。いやほんとこんな歌詞だったんだってば。
   なんでも若いうちはかじっておいて腹の内に貯めておくべきですな、あとで出してきてかみ直してしみじみ……ってかい!?

   じゃあ、最後のオチの18曲はどうだったかというと、

   小鳥が飛び立って藪がざわめいた
   同じようにわたしの心もざわめいた
   恋の喜び、悲しみを思って
   恋人よ、あなたを思い起こして

   もう過去になっちゃってますねー。
   恋の喜び、悲しみ、のところはLではじまる単語を並べて(Liebe Lust Leide)、しかもそれが樹木がしなるさまを音で描くようにメロディもリズムもうねっておるわけです。ご丁寧にリフレインして。もともとリズムはワルツだし。それが、追憶の不整脈を思わせていてもう神のしわざ! 「喜び」はLustですから、たんなる楽しみじゃなく官能の「悦び」なんだと思いますね、そういう言葉選びの細部までもう深読みし放題で。

   それを和歌にするとこうだ!

   鳥の立つ笹藪我が身ようち伏して
       揺るるみだれるものを思ひて       舞音

   和歌の伝統だと恋の悩みを表現する植物は「風に揺れる葛の葉」がトラディショナルなんだと思いますが。葉が裏返って、白っぽい裏の方が見えることを「裏見」→「恨み」として恨んでるイメージを出すのに使うことが多いです。この歌(原詩)は恨むと言うより少しの風にも揺れ動くっていう方がメインのイメージですね。それを、泣いて身もだえして黒髪が乱れるまで持ってくると和歌っぽい伝統に引っ張ってこれたかなという力業でした。雅語では「ものを思う」で恋に悩むことを表わします。恋愛至上主義にもほどがあるぞ平安時代!

   いかがでしょう?

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2010年12月 6日 (月)

白雪姫ちゃんご用心

   それはちゃんとお弁当を作り猫科の人たちを学校へ追いやり、二度寝もせずちゃんと洗濯機も回してゴミも出した爽やかな月曜の朝のことでした。

   「奥さん、おたくもどう? 青森のリンゴだよ」
   軽トラックが追い越しざまに声を掛けてきたのです。いや、声を掛けたのは運転手さんだけどさ。
   「えー? りんご?」
   折しもとむ影さんに楽しい飾り切りを教わった所でした(今日じゃないのよ)。
   おかあさん顔に出るんだなあ。
   「今、先のキノシタさん(仮名)のとこに行ってくるから、帰りに寄るから。いろんな種類あるし量り売りもするよ」
   そういうことなら少し買いましょうか。
   って、おうちに入って、そのままお蒲団直行のつもり(やっぱり!?)だったのに、しょうがないか、洗濯機が止まるのを待ちながら多少ネットでもして待ちましょう。って、それから1時間ぐらい来なくって。うわーん、たしかその日限りなく徹夜だったのに。もう、目がしばしばしてズゥウンと痛みさえ感じ始めた頃、インターホンが鳴りました♪

   お財布持って出たら、軽トラの荷台には茶箱にぎっしりのリンゴ。
   「ちょっと、茶箱にいっぱいは無理よう」
   どこに置くんだ。
   実家からジャガイモやタマネギが送られてくる度に廊下に積み上げて、使い切れなくて大変なことになっていつも旦那様に叱られているのです。
   「じゃ、量り売りで。こっちがフジ、こっちが王林」って、2種類だけなの? もっとよりどりできると思った。
   「黄色いのはいいわ。フジだけひと袋」ったら、おじさん大きめのレジ袋にひょいひょいっと10コほど詰めて、バネばかりで計って、
   「2000円」って。
   ちょっとそれはいいお値段じゃない?
   まあ、産直で美味しいのかも知れない、と思ってしおしおと言われたとおりお札を出して、うちに持って入って廊下の涼しいとこに転がしておきました。

   帰ってきて、虎美にリンゴがあるから自力で剥いて食べなさいと言いましたところ、喜んで剥いて食べる食べる。
   「……どうだ、うまいか?」
   「まーね」って。
   確かにしゃりしゃりと新鮮で甘みもちょうど良かったのですが。

   「実は」と軽トラのオジサンからほぼ押し売りされたことを白状しますと、
   「だめじゃない!」と叱られてしまいました。
   「いつものリンゴはリーリエマートで幾らなの!?」
   「5コぐらいで¥398……」
   「これ幾ら払ったの!?」
   「……………2000円」
   「幾つ入ってたの?」
   「その袋の中だから自分で数えて」
   ええと、5つぐらい食べちゃって、今日数えたら8コ残ってたかな……。
   「ダメでしょ! 知らないひとが持ってきたリンゴなんて、毒が入ってるかも知れないでしょ!」 

   あーえーと、それもそうね。

   お集まりの皆さんは、移動販売にはご注意ください……?

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2010年12月 5日 (日)

コードネームはカルーア・ミルク

   こないだイトーヨーカドーのチラシを吟味していた虎美が、
   「ネコミミパーカだって! 買って!」と吼えたので、そろそろ上に羽織るものが必要であろうという判断の下に買いに行きました。本人は試験を前にして熱出して転がってたので、うちでお留守番。
   「サイズは160、黒ね! 黒お願い!」
   はいはいとでかけて11月末発売のコミックをごっそり買いそろえ(「誰も寝てはならぬ」の猫関係エピソードだけの特別編集まで買った!)、さてご用を果たさねばと1階婦人服売り場へ。クリスマスシーズンを前に秋物一掃大売り出しに入っております。温かそうなジャケット、セーター、フリースのジャケット……おかあさんあのトナカイさん柄のフリース欲しいかも。なんですか、こないだ読売新聞の家庭面で今年はノルディック柄が来てるといってましたもん。クリスマスというか北欧っぽい模様のアイテムはひとつは持っておきたいかなーって。……手にずっしり下がっております大量のご本を買っちゃったのでガマンしました。
   って、ないじゃん。ファーの付いたパーカとかジャケットはあったんですが、肝腎のネコミミのついたパーカって無かったです。どんどん冷や汗が出てきました。もう、しょうがない、恥を忍んでレジのおねえさんに……
   「あの、娘に頼まれたんですけどッ」って、声うわずってますがな。そりゃそうだ、アラフォーのおばさんがネコミミの付いたパーカ着るか(でもちょっと見るだけ見てみたい)。
   「猫のお耳のついたパーカがバーゲンで出てるらしいんだけどどこかしら? チラシには載ってたのよ、左の下の方」
   「ネコミミ……あったかしら。いつのチラシでしょう?」
   「金曜日だったかしら」
   もうおかあさん汗まみれ。だってホントに載ってたもん! 現物の写真は無かったみたいだけど。買って帰らないと虎ちゃんに怒られるー!
   「ありませんけど」
   おねえさん2人がかりでチラシをひっくり返して見るみる!
   うわーん恥ずかしい! そこでおかあさんひらめいた!
   「サイズは160って言ってたから、子供服かも知れないわ!」
   「ああ、じゃあ、子供服のフロアに聞いてみます」と、1人が内線を取り上げて、ちょうどその時に、
   「ああ、ここ」とおかあさんは該当の商品の記事をみつけたのでした。
   ブランド名が「mcシスター」って、あれは、ローティーン向けのなんというかちゃらちゃらした金具やらビーズやらをつけた派手派手しいブランドじゃあ……?
   「ございます。3階へどうぞ」
   「ありがとう!」と言いおいて3階に向かいました。たしかに、ありました。でも、胸元にそのブランドロゴが銀色のプリントで入った以外はそんなに派手派手しいこともなく、ポケットの周りにフェイクと言うもおこがましいふわふわのぬいぐるみっぽい生地の飾りがついて、フードのヒモ部分の端にやや大きめのポンポン(ピンポン球より大きい程度、テニスボールまで行かない)が付いて、フードにぬいぐるみのような猫の耳が付いてた程度で。
   一応虎美にはその場で携帯から確認を入れましたが。
   「mcシスターだけど大丈夫?」
   「べつにいい」
   「大きなポンポンが付いてるが」
   「いいって」
   確認したからね、したからね! と買って帰ると、喜んでくれました。

   で、それを昨日虎美がゴキゲンで着用しまして。下半身もその前に買ったストレッチジーンズで。
   「やだ、今日はあたし黒づくめだわ」
   「黒づくめって……名探偵コナンの犯罪組織みたいな。お酒の名前のコードネームつけてやろうか」
   「いやーん……じゃあ、カルーア・ミルクで」って、ノリノリやないかい。
   「生意気なッ!」

   ……「名探偵コナン」に出てくる敵の組織はみんな黒づくめの服を着ていて、出てくる悪い人たちはみんなジンだのベルモットだのお酒の名前をコードネームにしてるんですよね。おや、カクテルじゃなくてお酒じしんだったわ。じゃあ、虎美ちゃんはカルーア・ミルクじゃなくてもっときつくて和風のにしましょうか。それにしてもまだ仔猫だと思っていたのに、
「カルーア・ミルク」なんてすぐ口から出るなんて(それでもどんなものかは知らなかったようだが)。

   えーとおかあさんお酒の方は全然で……石川県の子だから天狗舞にしておけ。

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